映画やドラマで日本人俳優が英語を話すシーンを観ると、これって英語のセリフが上手いだけ?それとも本当に英語力があるの?と疑問に思うことがありますよね。今回は海外諾否んでも活躍している、英語の上手い日本人俳優を17人選出してみました。
日本人俳優の海外進出
動画配信サービスが当たり前になり、Netflix、Amazon、Huluなど各局がオリジナルドラマを制作しだしたことで、数多くのドラマが作られるようになりました。
ドラマの数が増えた分俳優にもチャンスが巡ってきて、日本人俳優の海外進出の足がかりにもなっています。
英語のセリフが上手いだけではなく、実際に英語でコミュニケーションが取れるしっかりとした英語力のある俳優を紹介します!
小林直己
EXILEのパフォーマーで、Netflix制作の映画『アースクエイクバード』にカメラマン役として出演。
主人公の女性二人と三角関係になる役を演じています。海外進出を見据えて英会話学校に通ったり、発音指導のコーチにつくなど猛勉強されたのだとか。
海外のオーディションを受けまくり、見事『アースクエイクバード』で役を獲得しました。帰国子女でもなく長期の海外留学経験もないのに、なめらかな発音と流暢な会話は見事です。
この役の評判は上々で、ハリウッドが注目するアジア人男優の一人になったのではないでしょうか。
185cmの高身長にハリウッドウケする切れ長の目元で、ミステリアスな役が似合うセクシーさがたまりませんね。
忽那 汐里
日系オーストラリア人3世で、全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞して芸能界入り。
さまざまなドラマや映画に出演して人気女優になるも、海外に活動の拠点を移します。Netflix制作の『アウトサイダー』でジャレッド・レトと、日米合作映画『オー・ルーシー!』ではジョシュ・ハートネットと共演。
『デッドプール2』に出演した後は、 Netflix制作の映画『マーダー・ミステリー』でジェニファー・アニストンとアダム・サンドラーと共演し重要な役を演じています。
Apple TV+で配信中のドラマ『Invasion』にも出演。菊地凛子に次いで、海外で活躍されている日本人女優ではないでしょうか。
オーストラリア育ちだけあってネイティブ仕込みのきれいな発音で、これからも海外でのさらなる活躍が期待できそうです!
ディーンフジオカ
朝ドラ『あさが来た』の五代友厚役で、大ブレイクしたのは記憶に新しいですね。海外で活動してその後に日本で俳優活動をするようになった、逆輸入俳優の先駆け的存在。
日本語の他に英語・中国語・広東語・インドネシア語を操るマルチリンガルです。シアトルの大学を卒業後香港でモデル活動をした後、台湾でドラマや映画に出演。
カナダのドラマ『荒野のピンカートン探偵社』で準レギュラーの役を演じ、計7話に出演しています。英語も流暢ながら中国語も本当に上手で、端正なルックスと共に惚れ惚れしてしまいます!
新田真剣佑
千葉真一の息子として知られ、高校卒業までハリウッドで過ごした生粋のアメリカ育ち。アメリカでショートフィルムなどに出演した後、日本に活動の場を移してドラマや映画に出演しています。
2013年公開の映画『パシフィック・リム: アップライジング』でハリウッド映画には出演済み。
2020年に所属事務所のトップコートと契約を終了し、海外を中心に活動することを発表。Netflix製作の『ONE PIECE』で、ロロノア・ゾロ役を演じることが決定しています。
古川 雄輝
7歳からカナダで8年間、ニューヨークで3年間暮らし計11年間を海外で過ごした帰国子女。
慶應義塾大学理工学部に通った知性派で、主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が中国で大ヒットして中国での人気は相当なもの。
日英合作舞台『家康と按針』ではセリフの半分が英語という設定に挑戦して、ロンドン公演で海外デビューを果たしています。
ぜひ英語力を活かして、海外ドラマや映画にもっと出演して欲しいです。長い期間を海外で暮らした流暢な英語は、聞いていて安心できますね。
山久智久
Huluで放映された日欧共同制作の『THE HEAD』に出演して話題になりました。ドラマの中でもきれいな発音の、流暢な英語を披露しています。
英語はテキストやネイティブスピーカーの友人と話したりと、独学で勉強したそうです。
『大人のkiss 英語』という番組の企画で、映画のPRで来日したアンジェリーナ・ジョリーにインタビューしたのも大きなニュースになりました。独学でここまで話せるようになるというのが本当にすごいです。
現在はジャニーズ事務所を退所し、海外で映画『The Man from Toronto』に出演しウッディ・ハレルソンとケビン・ハードと共演。
4月7日から放送されるWOWOWとHBOが共同制作した、マイケル・マン監督のドラマ『トウキョウ・バイス』にも出演。これからも本格的に海外進出に向けてがんばってほしいですね。
鈴木亮平
個人的に一番ハリウッド進出して欲しいと思っている俳優。数多くのドラマや映画で活躍する人気俳優で、大河ドラマ『西郷どん』で主役の西郷隆盛を演じました。
身長186cmにハリウッド好みのアジア系のルックス、鍛え抜かれたボディはもう絶対ハリウッドで活躍できるはず!
東京外国語大学卒で英検1級、世界遺産検定1級を持つ知性派で、中学・高校でオーストラリアやアメリカで短期留学したそうです。
帰国子女ではないのに、この英語力と発音は素晴らしい。HBO MaxとWOWOWが共同製作しマイケル・マンが監督を務める大作ドラマ、『トウキョウ・バイス』への出演が決定しています。これからハリウッドで活躍して欲しいイチオシ俳優です。
小澤征悦
父は世界的な指揮者の小澤征爾。サンフランシスコ出身で4歳で日本に移住し、ボストン大学の演劇科に1年間留学経験があります。
留学経験が1年で発音がなめらかな流暢な英語を話されています。小澤征爾を父に持つことから、世界的な有名人とも日頃から交流があったのかもしれませんね。
2016年に映画『ザ・フォレスト』でハリウッドデビューを果たしています。
平 岳大
名優平幹二朗を父に持ち、数々のドラマや映画に出演しています。
Netflixで放映中のイギリスBBC制作の『義理/恥』(GIRI/HAJI)を観るまでは、こんなに英語が上手だと知らず驚きました。
『義理/恥』の役はオーディションで獲得したそうです。高校の頃にアメリカに留学し、アメリカの名門ブラウン大学を卒業した後名門のコロンビア大学院で学んだ超知性派。
ボキャブラリーが豊富で知性を感じさせる英語が印象的です。
加瀬亮
7歳までアメリカのワシントン州で暮らし、北野武監督の映画『アウトレイジビヨンド』で見事な英語を披露したのが話題になりました。
その後もクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』やガス・ヴァン・サント監督の『永遠の僕たち』などのハリウッド作品に出演。
幼少期をアメリカで過ごしたものの、すぐに英語を忘れてしまったことからまた猛勉強したそうです。とても発音がきれいで丁寧な英語が印象的です。
木村佳乃
イギリス・ロンドン生まれで3歳までロンドンで過ごし、中学生の時に2年間ニューヨークで暮らしています。
アメリカでスクールキャンプに2か月間単独で参加して、英語漬けの日々を送ったのが英語が話せるようになった秘訣だそうです。
英検準1級を取得している才女で、ドラマ『ホーム・スイート東京』でバイリンガルの日本人妻の役で流暢な英語を披露しています。
2008年に公開された映画『ブラインドネス』で海外作品デビューを果たしました。海外での生活は短期間ながら、現在も英語力をキープしてるがのすごいです。
伊勢谷友介
異母兄がデザイナーの山本寛斎で、3浪4浪が当たり前の東京藝術大学を現役合格したのは有名です。
学生時代にファッションモデルとしてデビューし、その後俳優に転身して映画やドラマで活躍。
12歳の頃から英語教室に通い、ニューヨーク大学に短期留学していたため英語が堪能。スムースでスピード感のある英語が特徴で、木村佳乃と共演した映画『ブラインドネス』で海外デビューしています。
大麻所持で逮捕されたニュースが、大々的に報じられたのは記憶に新しいです。
芸能界引退の危機に直面していますが、端正なルックスと高い英語力を活かしてこれからは海外で活動するのもありかもしれません。
菊地凛子
ハリウッド映画『バベル』のオーディションに合格してハリウッドデビュー。日本でも無名の女優だったことから、大きな話題になりました。
『パシフィック・リム』や『47 RONIN』に出演しています。英語は2年間ほどで話せるようになったようで、その間猛勉強したのではないでしょうか。
インタビューでは短期間で習得したとは思えない、流暢な英語を話されていて驚きました。
映画監督のスパイク・ジョーンズの恋人だった時期もあり、恋愛を通じても英語力を身に付けたのかもしれませんね。
真田広之
ハリウッドで活躍する代表的な日本人俳優の一人。39歳の時に英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演の『リア王』に、唯一の日本人キャストとして出演しました。
その後『ラスト・サムライ』に出演し、『ラッシュアワー3』や『ウルヴァリン:SAMURAI』、ドラマの『LOST』『リベンジ』『ウエストワールド』などのハリウッド作品に出演しています。
30代後半で本格的に海外進出して英語を習得したのがすごいですよね。丁寧な発音でとてもきれいな英語を話されています。
渡辺謙
日本人俳優で、ハリウッドで市民権を得ている人と言えばこの方しかいません!
『ラスト・サムライ 』でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、その後も『バットマン ビギンズ 』『SAYURI 』『硫黄島からの手紙 』『インセプション』など数多くのハリウッド作品に出演しています。
渡辺謙さんのすごいところは40代を過ぎてから英語を勉強したこと。年取ってから英語を習得するのはとても大変ですから、相当な努力をされたのではないでしょうか。
「ドラマメソッド」と呼ばれる、会話を主体にした英語劇を中心に勉強されたそうです。俳優だからこそ、英語劇を通じて勉強する方法が合っていたのかもしれません。
HBO MaxとWOWOWが共同製作しマイケル・マンが監督を務める大作ドラマ、『トウキョウ・バイス』への出演が決定しています。
まとめ
日本人俳優で英語が上手い人はやはり帰国子女が多いですね。なかには長期の海外留学の経験がなくとも、独学で勉強して海外作品の役を獲得した方もいます。
帰国子女でも英語を使わなくなると忘れてしまうので、勉強しなおしたり英語を使い続けて語学力をキープする努力を重ねているのでしょう。
真田広之さんが英語は筋肉と同じで使い続けないと衰える、と言っていました。とてもいい例えで、納得です!日々の努力があるからこそ、世界で活躍できるに違いありませんね!