日本の芸能界に比べると、意外にモデル出身の俳優が少ないハリウッド。今回は高い演技力を求められる生き馬の目を抜くハリウッドで活躍する、トップ・モデル出身の人気女優10人を紹介します。人気モデルなの知らなかった~、という俳優がいるかもしれませんよ♪
トップ・モデルから人気俳優になった女優達
華やかなファッション界からハリウッドへ女優として転身するのは、モデルにとって理想のキャリアです。しかしながら高い演技力を求められるハリウッドでは、何百というオーディションを勝ち抜いてやっと小さな役がもらえる厳しい世界。
ファッション・モデルだからと言ってすぐに映画やドラマに出演できるだけではなく、トップ・モデルから人気女優になるのは至難の業。
今回はハイブランドのランウェイに登場し、人気ブランドの広告塔を務めたり人気ファッション誌のカバーを飾ったトップモデル出身で、俳優としての地位を確立した人気女優を10人紹介します♪
ダイアン・クルーガー
ドイツ出身のダイアン・クルーガーは、かつてマーク・ジェイコブスやドルチェ&ガッバーナなどの有名ブランドのランウェイを歩くトップモデルとして活躍していました。
ヴォーグやマリ・クレールなどのファッション誌の表紙を飾る売れっ子モデルでしたが、女優を目指しパリのフロラン演劇学校で演技を学びます。
2001年の短編映画『Point de lendemain』で映画デビューした後は、2004年の『トロイ』『ナショナル・トレジャー』と大作映画に立て続けに大きな役で出演。
その後も役に恵まれ『イングロリアス・バスターズ』『アンノウン』『ザ・ホスト 美しき侵略者』などの大ヒット作に出演し、人気女優の地位を獲得しました。
レベッカ・ローミン
『X-MEN』のミスティーク役で知られるレベッカ・ローミンは、女優になる前はトップ・モデルとしてクリスチャン・ディオール、トミー・ヒルフィガー、ヴィクトリアズ・シークレットなどのモデルを務めました。
有名ファッション誌エルの表紙を飾るなど、グラマラスなルックスでアメリカを代表するスーパーモデルとして活躍。
モデルから徐々に女優業にシフトしていき、2000年の『X-MEN』のミスティーク役でブレイクし、その後も『X-MEN』シリーズ計4作品に出演。
映画以外にも大ヒット・ドラマ『アグリー・ベティ』にメインキャストとして出演し、『NTSF:SD:SUV』『ライブラリアンズ』などドラマでも活躍しています。
ミラ・ジョボヴィッチ
11歳の時にロシアのエリート・モデルと契約し、ミラノやパリのコレクションのランウェイで活躍します。
化粧品ブランド・ロレアルのイメージモデルを務め、クリスチャン・ディオール、カルバン・クライン、ヴェルサーチなどのキャンペーンでモデルとして登場しトップ・モデルとしてキャリアを築きます。
女優業を本格化させるためモデルを休業し、1988年の映画『トゥー・ムーン』で女優デビュー。1991年の『ブルーラグーン』で主演を務め、『チャーリー』『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』などの大作映画に立て続けに出演します。
2002年の『バイオハザード』のアリス・アバーナシー役が当たり役となり、『バイオハザード』シリーズでは計6作品に出演し順調なキャリアを築いています。
ファムケ・ヤンセン
女優として活躍する前は、イヴ・サンローラン、シャネル、ヴィクトリアズ・シークレットなどのブランドでモデルを務めるトップ・モデルとして活躍。
1990年代初めにモデルを引退して女優業に活動の場を移し、1992年の映画『海辺の殺人者』で女優デビュー。1995年の『007 ゴールデンアイ』でセクシーな暗殺者を演じ、ボンドガールのイザベラ・スコルプコより強い印象を残しました。
その後は『X-MEN』のジーン・グレイ役を演じ、『X-MEN』シリーズ計5作品で同役を演じています。
『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』『ヘムロック・グローヴ』『ボクらを見る目』などドラマでも活躍し、出演作が途切れることなく映画やドラマで活躍中。
オルガ・キュリレンコ
ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコは、177cmの身長にエキゾチックなルックスでモデルとして活躍。
16歳の時にフランスに渡り数々のコレクションのランウェイに登場し、ヴォーグやエルなどの有名ファッション誌の表紙を飾りました。
トップ・モデルとしての地位を確立した後、2005年のフランス映画『薬指の標本』で映画デビュー。2008年に『007 慰めの報酬』でボンドガールに抜擢され、『スパイレジェント』『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』などの話題作に出演。
英語、スペイン語、フランス語など6ヶ国後を操るマルチリンガルで、国際女優として活躍しています。
モニカ・ベルッチ
「イタリアの宝石」と称されているモニカ・ベルッチは、世界的に活躍する国際女優としてハリウッドでもひっぱりだこ。
学費を稼ぐためにモデルを始め、1988年にエリート・モデルと契約。イタリア、パリ、ニューヨークのコレクションのランウェイを歩き、ドルチェ&ガッバーナをはじめ多くの人気ブランドのモデルとして活躍し有名ファッション誌の表紙を飾りました。
イタリア映画でスクリーンデビューした後、『ブラム・ストーカーのドラキュラ』でハリウッドに進出。その後イタリア映画やハリウッド映画など、国際女優として多くの作品に出演しています。
2008年の『007 スペクター』ではボンドガールを務め、女優として不動の地位を築きました。
キャメロン・ディアス
16歳の時大手モデル・エージェントのエリートモデルと契約し、モデルとして活動を開始。
カルバン・クラインやリーバイスなどの広告に出演し、人気ティーン・ファッション誌『Seventeen』のモデルとして活躍しました。
1994年にマスクのヒロイン役のオーディションに合格し、ジム・キャリーと共演。『彼女は最高』『フィーリング・ミネソタ』『ベスト・フレンズ・ウェディング』などのヒット作に立て続けに出演し、1998年の『メリーに首ったけ』が1億ドル以上の大ヒット作になり人気を不動のものにします。
その後も数多くの大ヒット作に出演し、アメリカを代表する人気女優の一人になりました。
ガル・ガドット
イスラエル出身のガル・ガドットは、2004年にミス・イスラエルの栄冠を手にしイスラエルの衣料品会社Castroのモデルを務めました。
ジャガーなどの国際キャンペーンの顔として活躍し、コスモポリタンやグラマーなどのファッション誌にも登場しモデルとして成功を収めます。
2007年の『Bubot』でテレビドラマにデビューした後、2009年の『ワイルド・スピード MAX』で映画デビューしその後も『ワイルド・スピード』シリーズに出演。
『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』などの大ヒット作に出演し、世界で最も稼ぐ女優の一人となりました。
ユマ・サーマン
女優になる前は181㎝の身長を活かし、モデルとして活躍していたユマ・サーマン。15歳でモデル・エージェントと契約し、ファッションモデルとしてキャリアをスタートさせます。
クリスチャン・ディオール、ルイ・ヴィトン、ジバンシィなどの有名ブランドでモデルを務め、1985年と1986年には英国版『ヴォーグ』の表紙を飾りました。
1987年の映画『ミッドナイト・ガール』で女優デビューし、その後は『バロン』『危険な関係』『愛という名の疑惑』などに立て続けに出演し順調にキャリアを築きます。
1994年のクエンティン・タランティーノ監督作『パルプ・フィクション』の大ヒットで時の人となり、それ以来ハリウッドを代表する女優の一人として活躍しています。
ジャニュアリー・ジョーンズ
全7シーズン放送された大ヒット・シリーズ、『マッドメン』のベティ・ドレイパー役で知られるジャニュアリー・ジョーンズ。
女優になる前はモデルとして活躍し、アバクロンビー&フィッチ、ヴェルサーチ、ケラスターゼなどのブランドでモデルを務めました。
女優業を開始してからはテレビや映画で脇役を演じ、2007年からスタートした『マッドメン』で大ブレイク。
その後は2015年~2018年に放送された『The Last Man on Earth』に計63話出演し、『The Politician』『Spinning Out』などドラマを中心に順調なキャリアを築いています。