『ホット・ゾーン』エボラウイルスの脅威を描いた、超恐ろしい社会派ドラマ

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リチャード・プレストンのノンフィクション小説を基に製作された、事実に着想を得た社会派ドラマ。アメリカでエボラウイルスが発見され、感染拡大を食い止めるため奔走するスリリングな展開が恐ろしい!本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで紹介します。『ホット・ゾーン』はDisneyプラスで配信中!



『ホット・ゾーン』あらすじ

1989年、アメリカ合衆国ヴァージニア州レストンの研究施設で、サルが大量死する。調査を担当したUSAMRIID(アメリカ陸軍感染症医学研究所)のナンシー・ジャックスは、サルの死因がエボラ出血熱であることを突きとめる。

ナンシーは1970年代にアフリカのザイールでエボラ出血熱を調査した、ウェイド・カーターに協力を依頼する。

カーターと共にザイールでエボラ出血熱を調査したトラヴィス・ローズはCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の局長となっていたが、ナンシーとカーターの時期尚早な判断に難色を示す。

ローズとナンシーは感染拡大を食い止める対処法で意見が対立してしまうが、感染はサルから人へと広がっていた…。

『ホット・ゾーン』を視聴した感想

アメリカでエボラウイルスが発見された事実すら知らなかったので、本作を視聴して本当に驚きました。

最初から最後まで本当に恐ろしくて正直最後まで観る自信がなくなるくらいの恐怖を感じ、HBO製作ドラマ『チェルノブイリ』を観たときのような衝撃を受けました。

新型コロナウィルスのパンデミックを経験したからこそ、改めてウイルスの怖さを実感するのではないでしょうか。

エボラ出血熱は致死率が高く、発見から50年近く経っても治療法もワクチンもない本当に恐ろしいウイルスです。

こんな殺人ウイルスがコロナのように拡大したら…と想像するだけで本当に恐ろしく、それこそ世紀末のようになるのは間違いありません。

ウイルスと戦う陸軍やCDCの役割や、アウトブレイクが起きたときの対処法などが描かれているのも興味深かったです。パンデミックを経験したからこそ、ぜひ観ておきたいおすすめの社会派ドラマです。


『ホット・ゾーン』キャスト

ナンシー・ジャックス(ジュリアナ・マルグリーズ)

USAMRIIDの獣医病理学者。サルの集団死を調査しエボラ出血熱が原因だと突きとめる。夫のジェリーと二人の子供と暮らし、父親は癌を患っている。

ウェイド・カーター(リアム・カニンガム)

70年代にアフリカでエボラ出血熱を調査した専門家。ナンシーの依頼で調査に加わり、因縁の相手トラヴィス・ローズと再会する。

ジェリー・ジャックス(ノア・エメリッヒ)

ナンシーの夫でUSAMRIIDに勤務。ナンシーのことを愛し、危険な調査はしてほしくないと説得し自ら危険な任務を引き受ける。

トラヴィス・ローズ(ジェームズ・ダーシー)

カーターと共にアフリカでエボラ出血熱を調査し、現在はCDCの局長を務めている。感染拡大措置について、ナンシーとカーターと意見が対立してしまう。

ピーター・ジャーリング(トファー・グレイス)

USAMRIIDに勤務する、ナンシーの同僚のウイルス学者。エボラ出血熱だと主張するナンシーの意見を受け入れず、意見が対立する。

ウォルター・ハンボルト(ロバード・ショーン・レナード)

レストンの研究施設の責任者。サルの大量死でUSAMRIIDに協力することになるが、事態を表沙汰にしたくないと秘密裏に調査をすることを依頼する。

 

『ホット・ゾーン』見どころ

リアルな実録ドラマ

出典:https://www.usatoday.com/

本作は1994年に出版された、リチャード・プレストンのノンフィクション小説を基に製作されています。

1989年にバージニア州レストンで実際に起きた実話で、エボラ出血熱がアメリカで発見された事実と感染拡大を食い止めるために活躍した人達を描いたスリリングなドラマです。

主人公のナンシーや夫のジャックスなど登場人物の多くが実在した人物で、当時の様子を明確かつリアルに描いて見応えたっぷりです。

怖すぎるけれどやっぱり観てしまう、テンポの良さと説得力のある展開から目が離せません。

ウィルスの恐ろしさ

治療法もワクチンもない致死率の高いエボラ出血熱についてを描き、その恐ろしさと猛威を理解できるドラマに仕上がっています。

特にアフリカでのシーンは本当に恐ろしくて、途中で観るのがつらくなってしまったほど。

新型コロナウイルスのパンデミックを経験する前と後では全く見方が変わるのでは?と言うくらい、パンデミックを経験したからこそウイルスの恐ろしさが身に染みます。

本作ではウイルスの変異についても描かれ、新型コロナウイルスでもアルファ株、ベータ株、オミクロン株とウイルスが変異していくのを実際に見ているからこそ説得力があります。

まだ未知のウイルスが将来登場する可能性もあり、パンデミックの知識と経験を忘れないようにしなければ…と改めて思わされるドラマです。

関係者のウイルスに対する温度差

本作を観て驚くのがUSAMRIID、CDC、政府の中でも、ウイルスに対する危機管理意識の温度差が大きいこと。

当時はエボラ出血熱に対する情報が少ないためかウイルスに対する危機感が薄く、アフリカから遠く離れたアメリカということもありナンシーとカーター以外はあまり危機感を抱いていないのが正直恐ろしかったです。

世界的なパンデミックがまだなかった時代だからこその違いが興味深く、パンデミックを経験した視聴者からすると信じられない!と思わず声を上げてしまうかもしれません。

恐怖のウイルスの可能性が浮上しても、政府機関の上の事情などいちいち政治が絡んでくるのもまどろっこしく感じてしまいます。


シーズン2の製作は?

アメリカでは2021年に、『ホットゾーン』のシーズン2となる『アンスラックス』が配信されています。シーズン1のストーリーは完結しており、シーズン2では別の実話を基にしたアンソロジーシリーズになっています。

2001年に起きた炭疽菌のバイオテロを描き、主演はダニエル・デイ・キムとトニー・ゴールドウィン。

タイトルのアンスラックスとは炭疽菌のことで、911テロの直後に起きた、アメリカのテレビ局や出版社などに炭疽菌が入った容器を送りつけ5名が死亡したバイオテロ事件を描いています。

日本ではシーズン2が2022年2月に、ナショナルジオグラフィックで配信されました。シーズン2がDisneyプラスでも配信されますように!

『ホット・ゾーン』のネット上での評判は?

『ホット・ゾーン』まとめ

ものすごく怖かったですが、観てよかったと思える見応えのあるドラマでした。コロナ禍の今だからこそぜひ観ておきたいタイムリーな内容で、重厚でシリアスな海外社会派ドラマが好きな方にもおすすめです。

Disneyプラスに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください!