Disneyプラスで配信中の、ニューヨークが舞台のおしゃれな恋愛ドラマ。自分の恋愛がうまくいかない原因を、歴代の失恋TOP5を振り返りながら探っていく失恋物語。音楽ネタ満載で洋楽ファンにおすすめ♪ 本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで紹介します。
『ハイ・フィデリティ』あらすじ
ロブはニューヨークで中古レコード店を営む、29歳の独身女性。美人だが恋愛がうまくいかず、かつて婚約していたマックとの恋愛を今も引きずっている。
クライブという男性とデートするが、まだ次の恋愛の準備ができていなかったとロブは後悔する。ロンドンに引っ越したマックがニューヨークに戻って来て、街中で偶然出会う。
マックと再会し気持ちが揺れるなか、ロブは自分の恋愛がうまくいかない原因を探すため過去の恋人達に連絡を取る。
ロブはクライブやミュージシャンのリアムなど他の男性とも出かけるが、マックへの想いがなかなか吹っ切れずにいた…。
『ハイ・フィデリティ』を視聴した感想
本作はニック・ホーンビーの小説を基に、2000年にジョン・キューザック主演で映画化されています。ドラマ版もなかなかおもしろかったですが、映画版が最高過ぎたためドラマ版の評価は少し低め。
ジョン・キューザックの3枚目ぶりがちょうどよかったのに、ドラマ版の主役ゾーイ・クラヴィッツは美人過ぎて少ししっくりこなかったかも…。
個人的には男性目線の恋愛ものは少ないため、映画版同様に男性が主人公の恋愛ドラマが観たかった!というのが正直な感想です。
それでもドラマ全体に音楽ネタを散りばめて、登場人物達が音楽のうんちくを語るのがおもしろかったし、ドラマのテイスト自体はおしゃれでオフビートな感じがよかったです。
1話30分程度と観やすいし、サクッと楽しめる恋愛ドラマを観たい方におすすめです♪
『ハイ・フィデリティ』キャスト
ロブ(ゾーイ・クラヴィッツ)
ブルックリンで中古レコード店を経営している。現在恋人はおらず、過去の恋人マックへの想いをいまだに引きずっている。
サイモン(デヴィッド・H・ホームズ)
ロブの元恋人で現在はゲイをカミングアウト。ロブのレコード店で働き、ロブとは何でも話せる親友同士。
シェリース( ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)
ロブのレコード店の店員で、プライベートでも仲良しでよく一緒に遊びに行く。バンドを組むのが夢。
クライド( ジェイク・レイシー)
ロブとデートして好きになり、真剣に付き合いたいと思っているが友達どまり。子供向けのロッククライミングのクラスで、ボランティアをしている。
マック(キングズリー・ベン=アディル)
ロブの元婚約者で、ロンドンに引っ越したが最近ニューヨークに戻ってきた。ロブと再会し彼女の心をかき乱す。
キャメロン(レインボー・フランクス)
ロブの兄で、もうすぐ子供が生まれる。マックと別れて以来ロブを心配し、デートをするようにアドバイスする。
『ハイ・フィデリティ』見どころ
NYが舞台のおしゃれな恋愛ドラマ
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舞台はニューヨークのブルックリンにあるレコード店「チャンピオンシップ・ヴァイナル」。ニューヨークのハイエンドな雰囲気ではなく、下町感たっぷりのブルックリンが舞台なのがいい!
きらびやかなガールズドラマとは違った雰囲気を楽しめて、下町に暮らすニューヨーカー達のリアルライフを垣間見れるのがおもしろい。
ロブが経営する中古レコード店をはじめ、ロブ達がたむろすバーやカフェなど飾らない雰囲気がいいんですよね。
ロブの着こなすファッションもすぐに真似できそうなコーディネートが多く、全体的にオフビートな仕上がりがたまりません。
音楽ネタ
ロブ、サイモン、シェリースはレコード店に勤めるだけあって、音楽の知識が豊富。最初から最後まで音楽ネタのオンパレードで、洋楽ファンならそのうんちくを聞いてるだけでおもしろい。
本作のテーマは「失恋TOP5を振り返る」ですが、失恋だけでなく「~のTOP5は何?」と音楽でもTOP5ネタを連発します。ドラマ全編でかかる音楽も粋な選曲で、ドラマの雰囲気をさらに盛り上げます。
ロブ&サイモンの友情
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本作ですごくよかったのがロブとサイモンの友情。二人は元恋人同士ですが、サイモンがゲイだと気付いたことから関係が終わり今は何でも話せる親友同士に。
仕事でもプライベートでも一緒に過ごし、何でも話せる異性の友達がいるのがうらやましい。
元恋人のサイモンとの関係はロブのトラウマになってもおかしくないはずですが、それを乗り越えて固い絆で結ばれた二人の友情が素敵です。
映画版と見比べてみよう!
映画版とドラマ版は多くの点でクロスオーバーしているので、見比べてみるとおもしろい!主人公は映画版が男性でドラマ版は女性ですが、名前が同じロブ。女性でロブ?と最初は思いましたが、ロビンの愛称でロブと呼ばれている設定です。
ゾーイ・クラヴィッツの母親のリサ・ボネットが映画版にミュージシャン役で出演しており、そのつながりでゾーイが主役に決まったのでしょうか…?
主人公が画面に語りかける設定や、台詞やシーンも同じものが多く共通点がたくさん!ディッキーズの同じTシャツを着ているシーンも登場し、主人公がファッションにあまり頓着しないところも同じです。
異なる点は主役が男性→女性に変更され、映画版でジャック・ブラックが演じた店員バリーは、ドラマ版ではシェリースと有色人種の女性になっています。
サイモンがゲイという設定も現代らしく、ドラマ版の方が全体的に多様性を意識した仕上がりになっているのもポイントです。
シーズン2の製作は?
『ハイ・フィデリティ』のラストはシーズン2がありそうな終わり方でしたが、残念ながらシーズン1で打ち切りになることが発表されています。
ロブの恋愛がこれからどうなるのか思わず予測したくなるラストだったので、続きが観たい!というファンも多かったはず。
打ち切りについて主演のゾーイ・クラヴィッツは、「Huluには他にも有色人種の女性が主役のドラマがたくさんあるし。」と皮肉を込めたコメントをしています。
『ハイ・フィデリティ』のネット上での評判は?
今夜からゾーイ・クラヴィッツ主演のドラマ『ハイ・フィデリティ』観始めたけど最高すぎるだろ!
まずゾーイの役がNYのレコ屋のオーナーで絶賛失恋中ってのがイイ。毎回引用されるポップミュージックのセンスに悶絶するし、NYのライブハウスやクラブがリアルに描かれてるのも楽しい!! pic.twitter.com/W1LP22xefR— suzu (@nezimaki49081) November 4, 2020
ドラマ版『ハイ・フィデリティ』をやっと観た!映画版主人公の非モテ感が強く印象に残ってたから、めちゃクールで美人な主人公が恋愛下手というのに序盤は違和感を感じたけど、まぁ性格に難ありで途中からはドラマ版の方が好きになった。会話に混ざりたくなる音楽ネタも多いし使用楽曲もセンス良し。 pic.twitter.com/GgxZ8vALHP
— やまねだよ (@ymndayo) December 31, 2021
『ハイ・フィデリティ』まとめ
なかなかおもしろかったですが筆者は映画版の大ファンで、やっぱり比べてしまったのが難でした…。映画版を視聴していない方が、まっさらな状態で楽しめるかもしれません。
全体的に音楽ネタ満載のオフビートな仕上がりが良かったし、洋楽が好きな方や恋愛ドラマが好きな方におすすめです。Disneyプラスに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪