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『プロジェクト・ブルーブック』は、実在した博士とプロジェクトを基に製作されたSFドラマ。UFOと宇宙人の存在に迫る、好奇心を掻き立てられる仕上がりです。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで紹介します!
『プロジェクト・ブルーブック』シーズン1あらすじ
天文物理学者のハイネック博士は、空軍からUFO目撃情報を調査する「プロジェクト・ブルーブック」の調査員を依頼される。
空軍パイロットのクイン大尉とコンビを組み、UFOの目撃情報があるとその土地へ赴き調査を行う。
二人の仕事はUFOや宇宙人の目撃情報を合理的に説明することで、ソ連の秘密兵器や気象状況が結論となって発表されることがほとんどだった。
二人は各地でさまざまな調査を行ううちに、気象状況やソ連の仕業では片づけられない事態を目にし地球外生命体の可能性を信じるようになっていく。
『プロジェクト・ブルーブック』シーズン1を視聴した感想
地球上の誰しもが疑問を抱くのが、地球外生命体の存在の有無。本作はUFOや宇宙人について調べる実在したプロジェクトを基に製作され、人間の興味を搔き立てる仕上がりになっています。
UFO物と言えば『Xファイル』が有名ですが、宇宙人の存在を信じてやまない奇人変人モルダーが主人公の『Xファイル』とは異なり、本作の主役二人は地球外生命体に対してかなり懐疑的なところが逆におもしろい。
『Xファイル』のまじめ版という感じで、実際の資料を基にSF仕立てにおもしろく作成したストーリー展開になっています。
UFO物やSFドラマが好きな方におすすめで、興味深い内容で最後まで飽きさせません。
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『プロジェクト・ブルーブック』シーズン1キャスト
ジョーゼフ・アレン・ハイネック博士 (エイダン・ギレン)
空軍からの依頼でUFO目撃情報を調査する、「プロジェクト・ブルーブック」の調査員を依頼される天文物理学者。最初はUFOや宇宙人の存在に対して懐疑的であったが、調査を進めるうちに存在を信じるようになる。
マイケル・J・クイン大尉(マイケル・マラーキー)
ハイネック博士とコンビを組む空軍パイロット。博士同様最初はUFOの存在に否定的だったが、次第に考えを変えていく。
ミミ・ハイネック (ローラ・メネル)
ハイネック博士の妻。プロジェクトに参加するようになってから、出張で留守にしがちの夫に対し不満を募らせる。新しく知り合ったスージーと親しくなる。
スージー・ミラー (クセニア・ソロ)
ハイネック博士を調べるため、ミミに近づき親しくなり軍事情報を集めているKGB工作員。ミミとの友情が本物になるにつれて、スパイ活動が心苦しくなっていく。
ジェームズ・ハーディング将軍(ニール・マクドノー)
プロジェクト・ブルーブックの共同創設者で軍の高官。ハイネック博士とクイン大尉に対し、機密情報を隠蔽するなど信用できない人物。
謎の帽子の男(イアン・トレイシー)
ハイネック博士の前に時々現れる謎の人物。博士に秘密の情報を渡すなど、たびたび調査のヒントを与える。
『プロジェクト・ブルーブック』シーズン1見どころ
実在の人物&プロジェクト
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本作の主役ハイネック博士は実在した人物で、UFO調査研究団体であるUFO研究センターを設立し、1952年に「プロジェクト・ブルーブック」の顧問になっています。
ドラマ同様に博士本人も当初は地球外生命体に対しては否定的だったものの、調査をするうちに肯定派になりUFO研究家の第一人者として活躍します。
スティーヴン・スピルバーグが映画『未知との遭遇』の脚本を書く際に、博士の最初のUFO研究書「The UFO Experience: A Scientific Inquiry」を参考にした話は有名です。
クイン大尉はプロジェクトの初代ディレクターで、米国空軍のエドワード・ルッペルト大尉がモデルになっています。
ハイネック博士&クイン大尉
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ハイネック博士とクイン大尉は、どちらも真面目で堅物。『Xファイル』のように変人モルダーと真面目で宇宙人の存在に否定的なスカリーという凸凹コンビとは違い、二人とも当初はUFOや宇宙人を信じていません。
二人とも真面目過ぎるのが少し面白味にか欠けるでのすが、そんな二人が調査をするうちに地球外生命体の存在を否定できなくなり肯定派へと傾いていく展開がおもしろい。
いい意味でルールを破り軌道を外していく過程が、ドラマを盛り上げていきます。生きる世界が全く違う二人が、UFO調査を通して信頼関係を築いていくところも見応えたっぷりです。
ソ連との冷戦時代
ドラマの舞台となる50年代はアメリカとソ連の冷戦時代。UFOの目撃情報が出るたびにソ連の秘密兵器や陰謀だと、ソ連が引き合いに出されます。
当時はソ連による核攻撃の危険もあり、米国民がソ連の脅威に怯えていた様子が伺えます。逆に怪しいものは全てソ連のせいにされ、地球外生命体の可能性を否定するような結果を招いてしまう事態にもなっています。
レトロな雰囲気満載
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本作は50年代のファッションがレトロ感たっぷりで、ハイネック博士の妻ミミとKGB工作員のスージーのファッションやヘアスタイルがとっても素敵。
車や工作員が使う当時の最先端のガジェットも、レトロな雰囲気満載です。
50年代の雰囲気を楽しめると同時に、当時の人々が地球外生命体を信じることがモラルに反することであったという事実が描かれているのも興味をそそります。
50年代は保守的な時代でUFOや宇宙人を信じるのは倫理や宗教理念に反するもので、目撃情報を語るものは村八分に合うなど当時の様子が分かるのもおもしろい。
ファッション、文化、歴史など、トータルで50年代という時代を描いています。
『プロジェクト・ブルーブック』のネット上での評判は?
ネットフリックス「UFO極秘プロジェクト」エピソード1のプロジェクトブルーブックからもう既に激アツだわ……。ロズウェル、ケネスアーノルド、アダムスキー、超重要UFO事件「1952年ワシントンUFO乱舞」と政府の隠蔽 やばい pic.twitter.com/QTjVGuRpjP
— 角由紀子 (@sumichel0903) August 7, 2021
「プロジェクト・ブルーブック」シーズン1観終わる。毎回UFO現象をアレン・ハイネック博士が合理的に解き明かして行くも不思議は残る、とのお約束が楽しい。「、、だーから!宇宙人の仕業に決まってんだろがよおっ!!わかってんだろがよおっ!」とハイネック博士ついに切れるとこ観たかった2に期待。
— 大槻ケンヂ・オーケン (@OfficialOken) January 25, 2021
『プロジェクト・ブルーブック』シーズン1まとめ
ストーリーに特にひねりがあるわけではありませんが、政府の隠蔽や謎の組織などUFOドラマに欠かせない展開が登場し楽しませてくれます。
堅物コンビがいい意味で軌道を外していくのもおもしろく、『Xファイル』などのUFOものや海外SFドラマが好きな方におすすめです!