Netflixドラマ『ステイ・クロース』過去の秘密が暴かれていく、先の読めない良質のサスペンス・ミステリー

出典:https://www.heavenofhorror.com/

『ステイ・クロース』は、ハーラン・コーベンの小説を基に製作されたサスペンス・ミステリー。予測不可能な展開に、視聴者は惑わされっぱなし!最後まで展開が読めないストーリーは、観だしたら止まりません。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック♪



『ステイ・クロース』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2021年12月31日
ジャンル:サスペンス、ミステリー
製作国:イギリス
話数:全8話、1話約45分
日本語吹き替え:なし

『ステイ・クロース』あらすじ

メーガンは事実婚のパートナーのデイヴと、3人の子供と一緒に幸せに暮らしている。

ある日メーガンは家の玄関の前にカードが置かれているのを見つけ、カードには彼女が知られたくない過去の秘密を示す言葉が書かれていた。

カールトン・フリンがヴァイパーズというクラブを出た後行方不明になり、ブルーム刑事とカートライト刑事が捜査に当たる。

ブルーム刑事は17年前に失踪したスチュワート・グリーンと、カールトンが失踪した日が同じ4月16日であることから関連性を疑う。

パパラッチ・カメラマンのレイは17年前に突然失踪した恋人のことを忘れられないまま、ずっと引きずり前に進めないでいた。

レイはその恋人が昔働いていたヴァイパースの近くで撮影した写真に、行方不明のカールトンが写っていることに気付く。

メーガンは過去に秘密を抱え家族にも隠していたが、カールトン失踪事件の日から歯車が狂いだし自分の過去が次第に明るみになっていく…。

『ステイ・クロース』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア92% 視聴者スコア53%
IMDb:6.9(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★★☆☆

すごくおもしろかったです!ハーラン・コーベンの原作をドラマ化した『ザ・ストレンジャーズ』と、少しストーリー構成が似ていました。

最初に一気にいろいろな出来事が起こり、一見関連性がないように見えることが最後にひとつにつながっていきます。

ストーリーがかなり入り組んでいますが、最後になるほど!となる楽しみが待っていて予測不可能な展開がおもしろい。

エピソードを重ねるごとに謎が次第に明らかになっていく、良質のサスペンス・ミステリーです。

サイコパスなのになぜかミュージカル展開になる探偵二人組が登場したりと、サスペンスに似つかわしくない不思議な展開もありましたが(笑)。

ラストにまさかのビックリのオチがつくので、最後まで見逃せません!全8話と短いので、サクッと観られるのも魅力です。


『ステイ・クロース』キャスト

メーガン・ピアース(クシュ・ジャンボ)

事実婚のデイヴとの間に3人の子供がいて、結婚式の準備中。過去に秘密があり、そのことがメーガンを苦しめ家族を巻き込んでしまう。

レイ・レヴィーン(リチャード・アーミティッジ)

パパラッチ・カメラマンをしながら、食いつないでいる写真家。17年前に失踪した恋人のことを忘れられず、過去に捕らわれたままになっている。

ブルーム刑事(ジェームズ・ネスビット)

カールトン失踪事件と、17年前のグリーン失踪事件を関連付ける刑事。僅かな手掛かりから捜査を進め、核心に迫っていく。

ロレイン(サラ・パリッシュ)

ヴァイパーズのオーナー。ひとり身でバーの従業員を家族のように思い、大切にしている。ブルーム刑事と親しくなっていく。

デイヴ(ダニエル・フランシス)

メーガンのパートナー。家族を愛するよき家庭人だが、メーガンが過去について話したがらないことを気にかけている。

ケイリー(べサニー・アントニア)

メーガンとデイヴの長女で高校生。母親が何か隠していることに感づいて、友人のビーと共にメーガンを尾行して追跡アプリを使って調べる。

ハリー(エディー・イザード)

メーガンの古い友人で弁護士で、彼女の過去を知っている人物。窮地に陥るメーガンを助けてアドバイスする。

『ステイ・クロース』見どころ

交差するそれぞれの過去

本作の見どころは何と言っても、登場人物達が抱える過去の秘密。その秘密が徐々に明かされるにつれ、繋がりが分かっていくミステリー展開がおもしろい。

人は誰しも秘密のひとつやふたつは抱えているもの…、ただそれが家族を危険にさらす秘密であれば一大事になってしまいます。

メーガンは自分の過去が多くの殺人事件を引き起こすきっかけになり、巻き込まれるように事件の渦中に放り込まれることに。

家族をも巻き込み危険な目に合わせてしまう、彼女の秘密とは一体何なのか?なかなか答えが見えてこない、ハラハラどきどきの展開に目が釘付けです。

予測不可能なサスペンス・ミステリー

序盤に支離滅裂にいろいろな出来事が起こりますが、それが次第に関連していることが分かっていく緻密な展開がスリリングです。

張り巡らされた伏線が見事で、それぞれのサブプロットがひとつになっていく展開はパズルのピースを埋めていくような感覚。

ラストにすごいオチが待っているし、最後までぜひ視聴してほしい良質のサスペンス・ミステリーです。

事件の犯人は?

ハーラン・コーベンの作品は登場人物みんなが怪しく見えて、犯人が最後まで全く分からないのが魅力です。

本作も最後の最後まで犯人とその目的が分からないまま、グイグイと物語に引き込まれていきます。

筆者も最後まで17年前の事件と現在起こっている事件がどういう繋がりがあるのか、犯人が誰なのかさっぱり分かりませんでした。

途中で犯人の予測がついてしまうのはミステリーとしては失格なので、本作は期待を裏切らない仕上がりです。

男の恋愛は永久保存

登場人物のひとりレイは、パパラッチ・カメラマンで何とか食いつないでいる落ちぶれた人物です。

彼がこうなってしまったのは、昔の恋人キャシーが原因。心から愛した女性が突然いなくなり、キャシーを忘れられないまま17年の月日が経つことに。

大切な人との関係が理由が分からないまま尻切れトンボになってしまい思い悩むのは分かるものの、とにかくレイの執着心がすごくて圧倒されてしまいます。

まさに「男の恋愛は永久保存」の見本のような人物で、それとは裏腹に「女の恋愛は上書き保存」な展開との対比が興味深い。

一途に恋人を想い続けるレイの気持ちが、事件を大きく動かすと言っても過言ではありません。


『ステイ・クロース』のネット上での評判は?

『ステイ・クロース』まとめ

ハーラン・コーベンのドラマは最後まで犯人が分からない、予測不可能な展開が本当におもしろい。

Netflixは『SAFE 埋もれた秘密』『ザ・ストレンジャーズ』『ステイ・クロース』など、ハーラン・コーベン原作のドラマが多くどれもおすすめです。Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

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