『ベター・コール・ソウル』シーズン6第11話:ついにあの二人が登場!本家と前日譚がクロスオーバーし、最終話へと突き進む…

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ついにファイナルシーズンに突入した『ベター・コール・ソウル』。大ヒット作『ブレイキング・バッド』の前日譚ドラマは、シーズンを重ねるごとに本家へと近づいていくのも見どころです。シーズン6はNetflixにて毎週火曜日に配信されます。第11話のあらすじや見どころを早速チェック!(エピソードの解説などネタバレを含むため、シーズン6を視聴されてから読むことをおすすめします。)



『ベター・コール・ソウル』シーズン6第11話あらすじ

ソウルは弁護士事務所の元秘書フランチェスカと電話で話し、アルバカーキでの近況を教えてもらう。

フランチェスカはスカイラーやジェシーについて話し、キムから電話があったことを伝える。ソウルはフロリダのキムが働いているはずのスプリンクラー会社に電話をかける。

ソウルはウォルターとジェシーに誘拐され、砂漠に連れていかれた夜のことを思い返す。

もう会うことはないとジェフに告げたソウルだったが、再びジェフに会いに行き個人情報を盗んで金儲けする詐欺に誘う。

計画はうまくいきソウルたちは大金を稼ぐが、ガンの闘病中の男性がターゲットになったことで、ジェフと友人は躊躇して計画を止めるがソウルは計画実行のため男性の家へ向かう。

『ベター・コール・ソウル』シーズン6第10話のレビューはこちらをチェック↓

シーズン6第11話の見どころ&考察(※第11話とシーズン6のネタバレを含むため要注意)

第11話のタイトル『ブレイキング・バッド』の意味

ついに第11話でウォルターとジェシーが登場し、『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話とリンクする構成になっています。第11話のタイトルには2つの意味があるという考察を、米サイトSCREENRANTから紹介します。

第11話でソウルがウォルターとジェシーに誘拐され砂漠に連れて行かれるシーンは、『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話を再現しており、このエピソードのタイトルが『ベター・コール・ソウル(邦題:ソウルに電話しよう!)』です。

『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話の続きを、今回の第11話で描くことで本家と前日譚が完全にクロスオーバーすることになります。

本家のエピソード・タイトルが『ベター・コール・ソウル』、前日譚が『ブレイキング・バッド』とタイトルを対比させることで、2つのドラマの繋がりを際立たせています。

ジェシーがソウルにラロは誰なのかと尋ねるシーンは、特に本家と前日譚のつながりを強く示しており、ソウルがラロの死を信じておらず彼がどれだけラロを恐れているかを浮き彫りにしています。(参照:シーズン6第8話で『ブレイキング・バッド』のあるシーンを説明

『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話はソウルがウォルターと話をするため仕事場である高校へ行くシーンで終わっており、今回の第11話もソウルが高校へ行くシーンで終了しています。

もう一つのタイトルの意味は前回ソウルから二度とジェフとは組まないとはっきりと宣言したはずなのに、再びソウルはジェフに会いに行き個人情報盗難詐欺に誘います。

自分からこれで終わりだと言ったはずなのに、再びソウルの中で詐欺師の魂が呼び起されスリッピング・ジミーの本質が現れることに。

ガン治療中のターゲットに遭遇した際、ジェフと友人は病人をだますことに躊躇し手を引きますが、ソウルは自ら彼の家へ向かいます。

ここで線引きできているジェフ達と違い、ソウルはターゲットの状況を考慮せず一線を越えるのです。

『ブレイキング・バッド』のタイトルはウォルトとジェシーの登場を示すだけでなく、『ブレイキング・バッド』へのオマージュを込め、ソウルがついに悪の道に踏み出すさらに深い意味を持たせていると言えます。

対照的な二人組

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第11話でソウルはジェフ達との個人情報盗難詐欺に乗り出すさなかに、ウォルターとジェシーに初めて会った時のことを回想します。

ソウルは病人からはお金を奪わないと線引きするジェフ達を、ヤワなコソ泥と見限り自ら病人の家へ向かいます。

一方ソウルの回想シーンではキャンピングカーでメス製作を行うウォルターとジェシーに大きな可能性を見出し、マイクに調査させウォルターとジェシーの素性を突き止めます。

その後ソウルは『ブレイキング・バッド』シーズン2第8話で、高校へウォルターにわざわざ会いに行きビジネスの話を持ち掛けることに。

第11話ではソウルを失望させる二人組と、感嘆させる二人組を対照的に描いているのも興味深いです。

ソウルはキムと電話で会話したのか?

ソウルは元秘書のフランチェスカと電話でアルバカーキの近況について話を聞きますが、そこでフランチェスカがキムから連絡があったことを話します。キムはフランチェスカを心配して連絡し、ソウルが生きているかどうかも聞いたとのこと。

その後ソウルはフロリダに電話をかけますが電話の後ソウルは激怒して電話を叩きつけ、電話ボックスのガラスを蹴り破って大荒れ状態に。

このシーンでキムとソウルが話をしたのかは謎のままですが、ハイゼンベルクと組んでいたと知ったキムがソウルについてどう思っているのか、果たして彼と話したいのかどうかも不明です。

キムが話すのを拒否したためスプリンクラー会社の従業員と言い合いになったのか、キムと話をして二度と連絡しないように言われたのか?

キムと久しぶりに話をしたとすれば、ソウルが怒って感情的になるとは考えにくいのですが…。何がソウルをそこまで怒らせたのか、電話ボックスでの会話が何であったのか、あと残り2話で明らかになるのを待つしかないようです。


『ベター・コール・ソウル』がさらにおもしろくなるトリビア

『ベター・コール・ソウル』をより深く理解するためのトリビアを、米サイトSCREENRANTから紹介します!

シーズン6第10話がタイトルパターンを破った理由

『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』のクリエイターである、ヴィンス・ギリガンとピーター・グールドは、細部への視覚的なこだわりと綿密なストーリー・テリングで有名です。

彼らのこだわりはエピソード・タイトルにも表れており、時には組み合わせてパターンを形成することがあります。

シーズン1では第5話以外すべてのエピソードが “o “で終わっており、シーズン4~5では “Something Beautiful”, “Something Stupid”, “Something Unforgivable “というように、Somethingで始まるタイトルを使っているものが多い。

シーズン6では第1話〜第9話までが全て”Wine and Roses” “Carrot and Stick”という風に”and “でつなげたタイトルになっていましたが、第10話は”Nippy”になっています。

このパターンを崩したのは、第10話はこれまでの9話分からいかにきれいな区切りをつけるべきかを意味しているのです。

第9話まではソウルの前日譚の最終章であり、第10話ではカラーからモノクロに代わるジーンの物語に移行します。

第10話はジーン・タカヴィクと『ブレイキング・バッド』のその後を描いた、エピローグまたはミニシーズンの始まりと見ることもできます。

第10話のイントロ部分では、通常のオープニングをVHSテープが停止したときに表示されるブルースクリーンに代えていることでも第9話までの違いを明らかにしています。

日本版はタイトルが邦題になっているため気付きにくいですが、タイトルにも大きな意味を持たせるとはクリエイターのこだわりのスゴさを感じさせますよね。

ジーン・タカヴィク編の正確な時間軸が判明

シーズン6第10話で描かれた詳細のおかげで、『ベター・コール・ソウル』のジーンの物語がいつ起こるのか、『ブレイキング・バッド』の後どのくらいで起こるのか、正確に知ることができるようになりました。

第10話でソウルがシナボンを警備員に差し入れするシーンで、ネブラスカのフットボールチーム「コーンハスカーズ」に関する二人の会話で判明します。

最初の会話で警備員はチームがランク外のテキサスチームに負けたことに言及しますが、このシーンはこの試合の翌週、10月23日のオクラホマ州立大学の試合の前に行われたはずです。

その後ハスカーズは連勝を続けますが、現実には11月20日のテキサスA&M戦に敗れて終わります。つまりジェフとソウルのデパート強盗は、ソウルが初めてシナボンを警備員に届けてから1ヶ月もしないうちに行われたことになります。

ネブラスカは2010年以降Big12から離脱し、同じ相手と対戦することはないためこれらのシーンは2010年より後の年に行われることはあり得なかったのです。

また会話の中で「マルティネス」(新人クォーターバックのテイラー・マルティネス)が登場することから、ジーンの時間軸が2010年秋であることがさらに確認されました。

ジーンの時間軸は『ブレイキング・バッド』から何年後?

その他にもモール強盗計画が2010年10月であることを示す詳細があり、ソウルが警備員と話しているときに新聞のスポーツ記事を眺めているシーンでは、MLBのALDSへの言及も2010年10月に位置づけています。

ジェフが盗むエアジョーダンも2010年モデルで、街中に雪が積もっていることから10月上旬というのは考えにくいかもしれませんが、2010年にネブラスカ州では異例の早さで初雪を降らせており、この年の初雪は10月10日です。

この日付のおもしろいところは、ソウルを『ブレイキング・バッド』の世界の時間軸との関連に置くところです。

『ブレイキング・バッド』は2008年から2010年にかけての出来事であり、シリーズフィナーレの時間軸は2010年9月7日になっています。

シーズン6第10話で明らかになった時間軸の最も大きな影響は、ソウルがオマハでの平凡な生活を数ヶ月送っただけで、元の生活に戻らざるを得なくなったことです。

ジーンにはジェフを陥れる現実的な理由がありましたが、犯罪を計画するときはよりカリスマ的で生き生きしていることがこのエピソードで明らかになっています。

このように『ベター・コール・ソウル』の時間軸を理解することは、ソウルの性格、そしてジーンとしての新しい生活が、最終的にソウル自身をほとんど変えることがなかったことを理解するのに役立つのです。


ウォルターとジェシーの銅像の除幕式

7月29日にニューメキシコ州アルバカーキで、ウォルターとジェシーの銅像の公式除幕式が開かれました。ハンク・シュレイダー役のディーン・ノリスが、アルバカーキで再会した『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』チームのビデオを投稿しています。

この像は両番組の制作会社であるソニー・ピクチャーズが、ドラマの舞台であるアルバカーキ市に寄贈したものです。クリエイターのヴィンス・ギリガンが、彫刻家トレヴァー・グローヴが作ったウォルターの蝋人形を見てブロンズ像の制作を依頼したそうです。

写真で見る限り等身大よりはかなり大きいサイズで、綿密な仕上がりが素晴らしいく本人にソックリ!

アルバカーキ・コンベンション・センターでお披露目され、ブライアン・クランストン、アーロン・ポールのほか、クリエイターのヴィンス・ギリガンとピーター・グールド、レア・シーホーン、マイケル・マンド、パトリック・フェビアンが出席し、『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』の同窓会のようなイベントになりました。

 

『ベター・コール・ソウル』のネット上での評判は?

シーズン6第11話を視聴した感想

ついに本家と前日譚がしっかりとクロスオーバーし、最高におもしろかったです。神回の連続であと2話でどうなっていくのか、ハラハラどきどき。

やっぱりウォルターとジェシーの登場には、感極まるものがありました!もう一度『ブレイキング・バッド』をリピート視聴したくなりましたね♪本家と前日譚共に、最高傑作のドラマなのは間違いありません。

 

参照記事:
Why Better Call Saul Season 6, Episode 10 Breaks Its Title Pattern
Better Call Saul Confirms Exactly When Gene’s Timeline Is Set
The REAL Meaning Behind Better Call Saul’s “Breaking Bad” Episode Title