問題だらけのレストランで人生の再出発をしようとする、一流シェフの奮闘を描いたコメディ・ドラマ。リアルな人間模様に笑いが止まらない、超おもしろいおすすめドラマです。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!Disneyプラスで配信中♪
『一流シェフのファミリーレストラン』あらすじ
カーミーはシカゴのリバーノースにあるレストラン「オリジナル・ビーフ」で働くシェフ。かつては一流レストランで活躍していたが、兄のマイケルが残したレストランを立て直すため奔走することになる。
シドニーはシェフとして輝かしい功績のあるカーミーの元で働きたいと、副料理長の面接を受けに来る。
兄の親友リッチーはレストランでレジ係とその他の雑用をこなしているが、口が悪く喧嘩っ早いうえシドニーと衝突してばかり。
レストランで次々と問題が勃発するが、シドニーとカーミーの立て直し計画が上手くいき、レストランは少しずつ秩序を取り戻していく。
『一流シェフのファミリーレストラン』を視聴した感想
このドラマは本当にめちゃくちゃおもしろかったです!今年視聴した新作ドラマのトップ10に絶対入るくらい、自分の好みドストライクでした。
アメリカが舞台なのにイギリス・ドラマのような作りがすごくよくて、リアルな人間模様が見応えたっぷり。
厨房での臨場感、スピード感、カメラワークが最高で、最初から最後まで突っ走るような疾走感に溢れています。
次々と勃発する問題がおもしろすぎて笑いっぱなしで、特に第7話のカオスな展開はまさに神回でした。
カーミー役のジェレミー・アレン・ホワイトとリッチー役のエボン・モス=バクラックがハマり役で、二人の演技が素晴らしい!喧嘩のシーンは本当に喧嘩しているくらいリアルで、演技に見えないほど。
カーミーの抱える問題、レストランの人間関係、兄マイケルの問題が、キッチンでの出来事を絡みながらテンポよく進んでいきます。ラストのビックリ展開もすごすぎて、あっけにとられてしまうはず。
原題の『The Bear』の意味が、ドラマ全体に散りばめられていたのもよかったです。Disneyプラスに加入したらぜひ観てほしい、超おすすめドラマですよ♪
『一流シェフのファミリーレストラン』キャスト
カーミー(ジェレミー・アレン・ホワイト)
一流レストランで働いていたが、兄のレストランを立て直すためシェフとして働くことになる。個性の強い従業員達をまとめ、メニューを改善し店をよくしようと奔走する。
リッチー(エボン・モス=バクラック)
カーミーの兄マイケルの親友で、レストランのレジ係と雑用を担当。口が悪くキレやすいが、レストランのことを誰よりも大事に思っている。
シドニー(アイオウ・エディバリー)
カーミーのシェフとしての才能に感銘し、副料理長として働くことになる。せっかちだがレストランをよりよくする提案書を作り、店に秩序をもたらす。
ティナ(ライザ・コロン・ザヤス)
レストランで働くベテラン・シェフ。新入りのシドニーに指図されるのが気に入らず最初はいじわるするが、次第にシドニーの能力を認めていく。
マーカス(ライオネル・ボイス)
レストランのベイキング担当。カーミーに影響されてケーキやドーナツ作りに魅了され、デザート作りの研究を重ねていく。
『一流シェフのファミリーレストラン』見どころ・解説・考察
問題だらけのレストラン
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兄のマイケルが残したレストランは経営が火の車で、店も汚く従業員の秩序もまったくなっていません。業者の支払いも滞っているうえ、店の修繕費もかさばるばかり。
笑えてくるくらい次々と問題が勃発して、まさにレストランはカオス状態です。
店をよりよくするために奔走するカーミーはメニューの改善や従業員の教育だけでなく、長時間労働の後に帳簿とにらめっこして店を救うための方法を思案することに。
最初は足並みが揃わなかったレストランのみんなですが、次第にカーミーの熱意に影響されて成長していく過程が見どころです。
シカゴの下町レストラン
カーミーの働くレストランは、サンドイッチがメインのカジュアルなレストラン。シカゴでもガラがいいとは言えないエリアで、客が注文を待っている間に喧嘩が起きることもしょっちゅうです。
レストランの従業員も口が悪くてFワード連発ですが、みんな根っこはあったかいところが何とも人情溢れています。
そんなカジュアルなレストランで提供されるカーミーの作る一流の味が、店の雰囲気とミスマッチなところがまたいいんですよね♪
カーミーとレストランの仲間たち
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ベイキング担当のマーカスはカーミーに影響されてデザート作りに夢中になり、よりおいしいケーキやドーナツを作ろうと没頭していきます。
最初は新入りのシドニーに指図されるのが気に入らなかったベテランのティナも、シドニーの仕事ぶりに感化されていくことに。
レストランの仲間たちそれぞれがお互いに影響を与え合い、店が少しずつきれいになり秩序を取り戻していく過程がおもしろい。
カーミーが試行錯誤して失敗を繰り返しながら、店のシステムとチームワークを作り上げていくのも見どころのひとつです。
臨場感のある演出
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本作は料理も主役のひとつで、食材やシェフの手元を臨場感のあるカメラワークで追い、食材を切る音、肉を焼く音、オーダーを確認する声といった視覚と聴覚に訴える演出が刺激的です。
臨場感とスピード感が狭い厨房で起こるカオス状態をうまく描いていて、テンポのいいストーリーと見事に絡んでいきます。
登場する料理がとってもおいしそうで、お腹がすいているときに観ると何か食べてしまいそうになるかも⁉
シーズン2の製作は?
FXとHuluは初回放送からわずか3週間後に、シーズン2が決定したことを発表しました。シーズン2のストーリーは最終話のラストで明確に予告されているので、視聴者はカーミー達の次なるステップをある程度予想しながら待つことができます。
『一流シェフのファミリーレストラン』のネット上での評判は?
一流シェフのファミリーレストラン S1視聴開始!冒頭から原題のThe Bear登場。シカゴにジェレミー・アレン・ホワイトがいるだけで感涙モノだし、天才肌で優秀なのにうまくいかず葛藤する繊細な苦労人の姿はリップを思い出す。超楽しみにしてたので大事に観たいけど面白くて止められない! #海外ドラマ pic.twitter.com/nidciB7H0W
— ドスティ (@drinkbarkamo) August 31, 2022
ディズニープラス『一流シェフのファミリーレストラン』a.k.a.「The Bear」鑑賞開始。シカゴの下町で兄が遺した食堂を再建しようとする元一流シェフの弟…という前置きをすっ飛ばして、猛スピードで厨房という「戦場」の最前線に呑まれる序盤から、早くも只者でない予感が。これ食欲の刺激も半端ない! pic.twitter.com/RWrkADXfMV
— Takeman (@takeman75) August 31, 2022
『一流シェフのファミリーレストラン』まとめ
すごくおもしろくて大満足でした!テンポの良さ、ストーリーのおもしろさ、臨場感とスピード感、キャストの演技と、どれをとっても傑出した仕上がりです。
その上あのエンディング!と、意外性もばっちりで個人的には100点満点をあげたいです。自分の好みドストライクで、すっかりハマってしまいました。
アメリカが舞台なのに、米国ドラマにありがちなベタな展開やドラマあるあるが全くなく、どこかイギリスっぽいドラマの仕上がりがすごくよかったです。
Disneyプラスに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪