『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』不朽の名作ができるまでの裏話、映画作りにかける情熱に感動!

出典:https://www.playpilot.com/

映画史に残る不朽の名作『ゴッドファーザー』ができるまでの裏話や、ハリウッドの裏事情を描いた超おもしろい秀作ドラマ!本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』あらすじ

アルバート・ラディはランド研究所のプログラマーだが、ある出会いがきっかけでテレビドラマのプロデュースをすることになる。

テレビ界でキャリアを積んだ後映画界へ活動の場を移し、パラマウントのエヴァンスに売り込みプロデューサーとして働くことに。

ラディの初めてのプロデュース作が『ゴッドファーザー』に決まるが、監督やキャスト決めに難航し秘書のベティの働きが大きな助けとなる。

ニューヨークでの撮影許可を巡りイタリア系マフィアから反対されてしまい、ラディはマフィアのコロンブス・ファミリーのボス、ジョーと話をして協力を取り付けることに成功。

パラマウントや親会社のガルフ&ウェスタンからキャスティングに口を出され、予算の問題やマフィアの対立に巻き込まれるなどさまざまな問題が立ちはだかる。

『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』を視聴した感想

ものすごくおもしろくて、筆者のなかではかなりハイスコアで大絶賛!ゴッドファーザーが完成するまでの裏話やハリウッドの業界裏が分かるのがおもしろく、映画ってこうやってできるんだ!と興味津々でした。

改めてプロデューサーが、映画製作で果たす役割の大きさが分かったのもよかったです。

ゴッドファーザーの製作に関わる映画会社の関係者、監督、俳優が織りなすドラマが、映画製作と進行してテンポよく進んで飽きさせません。

映画に反対するマフィアとの関わりもおもしろく、エンターテイメントとして最高の仕上がりになっています。

ゴッドファーザーに出演するマーロン・ブランド役が、『グレイズアナトミー』のジャスティン・チェンバースなのが笑いましたが、特徴をよく捉えていて意外にハマっていました。

配役の絶妙さも見事で、コッポラ監督役もソックリ(笑)。70年代の映画やスターの名前がたくさん出てくるので、アラフィフ以上の洋画ファンはさらに楽しめるはず。

映画作りにかける情熱がひしひしと伝わる熱いドラマは、多くの人を魅了するのではないでしょうか。

『ゴッドファーザー』を観ていなくても楽しめますが、やはり視聴している方が数倍楽しめるので先に映画を観ることを強くお勧めします。

どちらにしても映画史に残る名作なので、『ゴッドファーザー』をこの機会に観ておくのもいいですね♪


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『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』キャスト

アルバート・ラディ(マイルズ・テラー)

元はプログラマーでテレビ業界からキャリアをスタートさせ、ゴッドファーザーのプロデューサーに抜擢される。映画製作を通して、マフィアのコロンボと親しくなっていく。

ボブ・エヴァンス(マシュー・グッド)

パラマウント映画の製作トップ兼プロデューサーで、女優のアリ・マッグローの夫。良い脚本を見つける能力にたけ、カリスマ性を備えている。

フランシス・フォード・コッポラ( ダン・フォグラー)

ゴッドファーザーの監督に選ばれる映画監督。芸術性にこだわり妥協しない性格で、いい作品を作りたいという彼の熱意が時々無茶ぶりとして現れる。

ベティ・マッカート(ジュノー・テンプル)

ラディの秘書で、秘書以上の仕事を任されラディをサポートする。派手で人目を引くルックスだが、度胸と頭脳を持ち合わせている自立した女性。

ジョゼフ・コロンボ(ジョヴァンニ・リビシ)

ニューヨークの五大マフィアのボスで、ゴッドファーザーの映画製作をサポートしラディと親しくなる。イタリア系アメリカ人市民連盟を発足させる。

チャールズ・ブルードーン( バーン・ゴーマン)

パラマウント映画の親会社ガルフ&ウェスタンの会長。利益重視で鼻持ちならない人物だが、映画が人々にもたらす満足感にも共感している。

バリー・ラピダス(コリン・ハンクス)

ガルフ&ウェスタンの幹部で、エヴァンスのライバル。エヴァンスのやり方に異を唱え、利益重視のステレオタイプ的な映画作りをしようとする。

 

『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』見どころ・解説・考察

名作ができるまでの裏話

『ゴッドファーザー』はアメリカの作家マリオ・プーゾ原作のベストセラー小説です。それをパラマウントが映画化することになり、完成するまでのすったもんだを興味深く描いて見応えたっぷり。

アカデミー賞で作品賞を受賞した不朽の名作ですが、製作予算が少ない低予算映画だったと知ってビックリ。

映画史に残る名作がまさかの生みの苦しみを味わうことになりますが、そこで生まれるドラマが最高におもしろい!

さまざまな問題に翻弄されながらも、映画に携わるメンバーがひとつのファミリーのようになっていく過程に感動してしまいます。

ハリウッドの業界裏がおもしろい!

『ゴッドファーザー』の舞台裏が分かるのはもちろん、ハリウッドの業界裏が分かるのが興味深いです。

プロデューサーという仕事、作品の資金繰り、映画会社幹部や俳優への根回しなど、映画製作に関わるネタが満載なのがおもしろい。

映画会社の買収話が持ち上がったりと、次から次へと問題がノンストップで勃発します。

特に『ゴッドファーザー』はマフィアが主役なので、ニューヨークのマフィアに反対され、マフィアの抗争に巻き込まれるなど映画さながらの展開になっていきます。

フランク・シナトラのマフィアの癒着も描かれ、70年代のハリウッドの業界裏を堪能できます。

『ある愛の詩』『ペーパームーン』『ゲッタウェイ』『チャイナタウン』など、70年代を代表するヒット作が登場するのもおもしろい。映画好きの方やハリウッドの業界裏に興味がある方は、絶対楽しめると思います。

ラディの映画にかける熱意

本作は『ゴッドファーザー』に賭けるプロデューサーのラディの熱意が本当にすごくて、全編を通して彼の意気込みと熱さが伝わってきます。

彼のブレない信念が映画を成功へと導いたのは間違いなく、マフィアの抗争に巻き込まれながらも絶対に映画を完成させる!という決心を称賛したくなります。

こんなに情熱を傾けられるものを持っている人はすごいなと思わせる、ラディの映画製作にかける想いが半端なくかっこいい!

秘書のベティの魅力

 

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ラディの右腕として活躍するのが秘書のベティで、電話番や資料の整理以上のことをやってのけ、もはや副プロデューサーと言っていい存在です。

金髪にスタイル抜群の美人で一見軽そうに見えるものの、芯の通った性格と見事な仕事ぶりで周りを認めさせていきます。

だからといって近寄りがたい雰囲気ではなく、サバサバとした性格にユーモアのセンスを兼ね備え、ガルフ&ウェスタンの会長にも気に入られています。

同じ女性が憧れてしまうような自立した女性で、ベティがカッコいい!という女性視聴者はたくさんいるのではないでしょうか。

長い間時間を過ごしても男女の関係になることなく、プラトニックな絆を育むベティとラディの関係もとっても素敵♪

ラディ&コロンボ

『ゴッドファーザー』製作に深く関わるのが、ニューヨークのマフィア、ジョー・コロンボです。

マフィアが主役の『ゴッドファーザー』はイタリア系移民やマフィアから反発を買い、ニューヨークで撮影できないように圧力が掛かります。

コロンボはラディの熱意に共感しニューヨークで撮影できるように取り計らい、二人の関係はビジネスを超えた友人関係へと発展することに。

コロンボとラディの物語もおもしろく、本作の見どころのひとつになっています。

ジョー・コロンボは実在する?

ジョー・コロンボは実在の人物で、ニューヨーク五大マフィア、コロンボ・ファミリーのボスとして知られています。

本作に描かれているように『ゴッドファーザー』に携わったのか気になり調べたところ、多少の脚色はあると思われるもののドラマで描かれているのはほぼ事実のようです。

1970年代初め、マリオ・プーゾの小説をもとに製作中だった映画『ゴッドファーザー』を、製作中止に追い込もうと配下を使って撮影の妨害やストーカー行為を繰り返した。

プロデューサーら製作側との話し合いの末、マフィアという言葉を使わないという条件で撮影を認めた。

以来、一家のメンバーが撮影現場に頻繁に現れるようになり、撮影にも協力するなど支援者に転じた。(引用元:ジョゼフ・コロンボ ウィキペディア



『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』のネット上での評判は?

『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』まとめ

今年視聴した新作ドラマのトップ10に入れたいくらいの秀作ドラマで、本当におもしろくイッキ見でした!『ゴッドファーザー』をもう一度視聴したくなります♪

名作ができるまでの裏話やハリウッドの業界裏ネタが最高におもしろく、それに絡む人間ドラマも見応えがあり見事なエンターテイメントに仕上がっています。

『ゴッドファーザー』を観ていなくても楽しめるので、U-NEXTに加入されている方はぜひチェックしてみてください!

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