『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』天才芸術家の人生をミステリアスに描く歴史ドラマ♪

出典:https://www.primevideo.com/

ルネサンス時代のイタリアを舞台に、天才レオナルド・ダ・ヴィンチの半生と殺人事件を絡めて描く歴史ミステリー。ダ・ヴィンチの人生と作品の製作工程と共に、彼が殺人の罪に問われるミステリアスなドラマに仕上がっています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』あらすじ

レオナルド・ダ・ヴィンチはカテリーナという女性を殺害した罪で逮捕され、ステファノ・ジラルディに取り調べを受ける。

16年前のフィレンツェ、レオナルドは芸術家ヴェロッキオに弟子入りし工房で働き始め、絵のモデルのカテリーナと出会う。

意気投合した二人は親しくなり絆を築き、レオナルドは芸術家としても認められていく。フィレンツェからミラノへ行き、ルドヴィゴ・スフォルツァのもとで働き始め『最後の晩餐』を手掛けることになる。

レオナルドは芸術家として高い評価を受けていくが、芸術家と技師として政治や戦争に利用されることに嫌気がさしていく。

フィレンツェに戻ったレオナルドは久しぶりにカテリーナと再会し、モナリザのモデルとなる女性の肖像画を依頼される。ルドヴィゴの家臣サンセヴェリーノが、レオナルドへ会いにフィレンツェを訪れるがある疑いを抱く…。

『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』を視聴した感想

レオナルド・ダ・ヴィンチの人生に殺人ミステリーを合わせた異色作で、すごくおもしろくてイッキ見でした。誰もが知る芸術家ですが、彼の人生や作品の裏話などは知らなかったのですごく興味深かったです。

決して恵まれた生い立ちではなく孤独な天才という言葉がぴったりですが、彼の作品にかける情熱の凄さは感動すら覚えます。

レオナルドの人生と彼の作品が出来上がるまでの二つの構成だけでも充分おもしろいのですが、さらにカテリーナとの関係、彼女を殺害した殺人ミステリーが絡んで見応えたっぷりです。

全8話に見どころをぎゅっと詰め込んでいても、散漫な印象にならずすっきりとまとまっているのも素晴らしい。

上質の歴史ミステリーは一見の価値ありで、ダ・ヴィンチのファンはもちろん、そうでない方も楽しめるドラマに仕上がっていますよ。


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『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』キャスト

レオナルド・ダ・ヴィンチ(エイダン・ターナー)

ルネッサンス期の天才芸術家。絵画、彫刻だけでなく、技師と発明家としても才能を発揮する。孤独な子供時代を過ごしたため、父親との間に確執がある。

カテリーナ(マティルダ・デ・アンジェリス)

絵のモデルとしてヴェロッキオの工房で働いていたとき、レオナルドと知り合う。貧しいが賢く利発な女性で、ベンチ家に出入りするベルナルドに見初められ貧困層から抜け出す。

ステファノ・ジラルディ(フレディ・ハイモア)

カテリーナ殺害の容疑者として、レオナルドを取り調べする取調官。レオナルドの才能に感銘を受け、彼が犯人ではないことを願う。

ルドヴィコ・スフォルツァ(ジェームズ・ダーシー)

ミラノのスフォルツァ家の当主。レオナルドの才能を信じ『最後の晩餐』を依頼するが、実権を握るためにあることを画策しレオナルドの信頼を失う。

トンマーゾ(アレッサドロ・スペルドゥーティ)

ヴェロッキオの弟子で、レオナルドと一緒に働く仲間。レオナルドの才能に嫉妬し彼の成功を邪魔しようとしたが、後に反省し行動を改める。

サライ(カルロス・クエヴァス)

レオナルドとミラノで知り合った絵のモデル。盗み癖があるが芸術を学びたいとレオナルドに弟子入りする。

ヴェロッキオ (ジャンカルロ・ジャンニーニ)

フィレンツェの芸術家でレオナルドの師匠。一番最初にレオナルドの才能に気付き、一番弟子に迎え入れる。

 

『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』見どころ・解説・考察

レオナルド・ダ・ヴィンチの人生

レオナルド・ダ・ヴィンチは多くの傑作を残した芸術家としてだけでなく、建築家、技師、発明家としても才能を発揮したルネッサンスを代表する天才です。

誰もが知る芸術家ですが、意外に彼の人生は知らないという方も多いのではないでしょうか。彼の孤独な生い立ち、創作への熱意、芸術家としての苦悩を描き、彼の作品ができるまでの工程が分かるのもおもしろい。

筆者も本作を観て初めてダ・ヴィンチの人生を知り、もっと知りたいとすごく興味が湧きました。

本作を観終えた後ダ・ヴィンチのウィキペディアを読んだのですが、彼の人生はドラマで描かれているのと一致しておりかなり事実に忠実に製作されたようです。

歴史に名を残す天才芸術家の半生はおもしろくないわけがなく、ダ・ヴィンチの人生に殺人ミステリーを絡めて描き、壮大なスケールかつミステリアスな作品に仕上がっています。

ダ・ヴィンチの作品

本作はレオナルドの人生を描くと共に、彼の残した傑作の数々が登場します。

『モナリザ』『最後の晩餐』はもちろん、レオナルドが初めて認められた絵画『キリストの洗礼』、『ジネヴラ・デ・べンチの肖像画』、未完のままの『東方三博士の礼拝』『スフォルツァの騎馬像』といった作品に関する舞台裏が、ドラマチックに描かれ見応えたっぷり。

レオナルドの作品と向き合う想いがひしひしと伝わり、作品が仕上がっていく工程は思わずどきどきしてしまうほど。

芸術だけでなく技師としてレオナルドが新しい技術を発明していくのもおもしろく、当時のエンジニアリングの技術に大きな影響を与えていきます。

天才とはこういう人のことを言うんだろうな、と本作を観ることでレオナルドの凄さが分かるはず。彼の人生ドラマと合わせて、彼の生み出す作品がどういう風に仕上がっていくのかも興味深いです。

レオナルド&カテリーナ


レオナルドの人生で登場するカテリーナという女性との関係が、物語の重要な軸になっています。

強い絆で結ばれお互いを必要としているのに、セクシャリティ、政治、創作活動といった問題が二人の間に立ちはだかることに…。

生涯のソウルメイトとも呼べるような二人の関係ですが、レオナルドはカテリーナ殺害の容疑で逮捕されてしまいます。二人の物語の背後には一体何があったのか?

家族に恵まれなかったレオナルドが、真実の愛を求めていたことがカテリーナとの関係を通してひしひしと伝わってきます。

殺人ミステリー

本作の異色な点は、ダ・ヴィンチの人生に殺人ミステリーを絡めて描いているところ。冒頭から取調官のジェラルディが、カテリーナ殺害の罪に問われたレオナルドや彼と親しい人物に話を聞いていく構成になっています。

本当にレオナルドが彼女を殺害したのか、二人に何があったのか…⁉殺人事件の部分はフィクションですが、このパートが物語全体にミステリアスな雰囲気を与え視聴者を最後まで引っ張っていきます。


『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』のネット上での評判は?

『レオナルド ~知られざる天才の肖像~』まとめ

ドラマを視聴した後は、すっかりダ・ヴィンチのファンになってしまいました!天才とはこういう人のことを言うんだなと、彼の芸術家として技師としての才能の素晴らしさに感嘆してしまうはず。

天才芸術家の半生に殺人ミステリーを合わせた異色の構成もおもしろく、上質の歴史ミステリーに仕上がっています。歴史ドラマや、見応えのあるヒューマン・ドラマが好きな方にぜひおすすめです!

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