
出典:https://www.tvinsider.com/
『ダウントン・アビー』のクリエイターが手掛ける、19世紀のニューヨークの上流社会を舞台にしたヒューマン・ドラマ。『ダウントン・アビー』ファンはハマること間違いなしの、華やかな社交界を舞台に愛憎渦巻くドラマに仕上がっています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』あらすじ
マリアン・ブルックはペンシルバニア州で暮らしていたが、父親が亡くなり全財産を失いニューヨークにいる叔母の元で暮らすことになる。
ニューヨークへ行く途中汽車の切符が入った鞄を盗まれ、黒人女性のペギーに助けてもらう。そのことがきっかけでペギーはヴァン・ライン家に滞在し、マリアンとペギーは親しくなっていく。
ヴァン・ライン家の向かいにラッセル家が豪邸を立てるが、新参者を嫌う上流階級の古参組はラッセル家を冷遇する。
鉄道会社を経営するジョージ・ラッセルは市会議員達と争い、妻のバーサはニューヨークの上流社会へ入るべくあらゆる策を講じる。
マリアンは同郷の弁護士レイクスに見初められ、レイクスとの将来についてペギーに相談する。
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』を視聴した感想
『ダウントン・アビー』のクリエイターによるドラマだけあり、アメリカ版『ダウントン・アビー』のような仕上がりですごくおもしろかったです!
19世紀のニューヨークの華やかな社交界を舞台に、愛憎渦巻く濃い人間ドラマに仕上がっています。恋愛ドラマというより上流社会での対立や家族関係をじっくり描いていて、使用人たちの物語もおもしろい。
黒人女性ペギーの物語も興味深く、当時の人種問題や階級社会に焦点を当てているのも見どころです。当時の上流階級のドレスを見るのも楽しみの一つで、建築やアンティークもとっても素敵。
女性だけでなく男性も楽しめるドラマで、『ダウントンアビー』のファンはもちろん時代劇が好きな方にもおすすめです。
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『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』キャスト
マリアン・ブルック(ルイーザ・ジェイコブソン)
父親を亡くし財産を失い、叔母達と暮らすためニューヨークへ移住する。華やかなニューヨークの生活に戸惑いながらも、自分の居場所を見つけていく。
アグネス・ヴァン・ライン (クリスティーン・バランスキー)
マリアンの叔母で富豪の未亡人。ニューヨークの邸宅で妹のエイダと暮らし、マリアンを引き取ることになる。頑固で融通が利かない性格だが、人を見る目には長けている。
エイダ・ブルック(シンシア・ニクソン )
マリアンの叔母でアグネスの妹。未婚のまま姉の家に同居しているが、やさしい性格で飼い犬のパンプキンを溺愛している。
ペギー・スコット(デネー・ベントン)
マリアンがニューヨークへ向かう途中、困っているところを助けてくれる黒人女性。作家志望でアグネスの秘書として働くことになる。
バーサ・ラッセル( キャリー・クーン )
アグネスの向かいに豪邸を建てたラッセル家の夫人。ニューヨークの上流社会に入ろうとするが、新参者を嫌う古参組に相手にされずに屈辱を味わう。
ジョージ・ラッセル( モーガン・スペクター)
バーサの夫で鉄道会社の経営者。短い期間で巨万の富を築いたことから、成り上がりだと周りに思われている。
ラリー・ラッセル ( ハリー・リチャードソン)
バーサとジョージの息子で銀行家。ジョージの会社の跡継ぎだが、建築に興味を持っている。
グラディス・ラッセル ( タイッサ・ファーミガ )
バーサとジョージの娘で、ラリーの妹。社交界デビューを控えているため、自由に外出させてもらえないことに苛立っている。
トム・レイクス ( トーマス・コッケレル)
マリアンの亡父の遺産管理を手伝った弁護士。マリアンのためにニューヨークに移住し、上流社会の人達と交流する。
オスカー・ヴァン・ライン : ブレイク・リットソン)
アグネスの息子で同性愛者。理想の生活を送るため、富豪の令嬢と結婚しようとグラディスに目をつける。
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』見どころ・解説・考察
19世紀のニューヨーク
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舞台は1882年のニューヨークで、まだ発展途上のニューヨークを垣間見れるのも本作の見どころのひとつです。
自由の女神はまだリバティ島には設置されておらず、トーマス・エジソンが電気を発明し点灯式が行われるなど、当時の様子がよく分かるのがおもしろい。
19世紀の上流階級の女性のドレスが豪華で素晴らしく、文化だけでなく当時のしきたりや習慣についても描かれています。
上流階級の家に仕える待女や召使の数がすごく、女性はコルセットを着用するため待女の助けがないと服を着るのも一苦労…。
140年前の暮らしと現在を比べながら観ると、さらにおもしろいのではないでしょうか。
上流社会での対立
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本作の大軸が上流社会での対立。マリアンの叔母であるアグネスのヴァン・ライン家、鉄道成金のラッセル家、ジョージと仕事で揉めるモーリス家など、名家同士が愛憎渦巻くドラマを繰り広げます。
新参者を嫌う上流社会に入り込もうとするラッセル家は、成り上がり者を嫌うヴァン・ライン家から認められず、お向かい同士なのに交流が進まないまま。
マリアンが二つの家の掛け渡し役になろうとするも、なかなか上手くいきません。
当時の古い考え方は現代に住む私たちから見ると、何でこんなことで⁉と理解に苦しむこともあり、時代の流れを感じるのも逆におもしろい。
女性同士のいざこざだけでなく、鉄道会社を経営するジョージと市議会議員とのいざこざなど、ビジネス面のバトルも描かれています。
マリアンとペギーの友情
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名家の対立と愛憎劇を中心に描いていますが、マリアンと黒人女性のペギーの爽やかな友情物語のおかげで、本作はドロドロとした印象になっていないのが魅力です。
19世紀はまだ黒人差別の激しい時代ですが、人種と階級の差を超えた二人の友情がとっても素敵。
マリアンは時々勘違いな行動や言動でペギーを困惑させることもありますが、恋バナで盛り上がったり将来の夢を語ったりと深い絆を築いていきます。
作家志望のペギーは夢を実現すべく行動していく自立心旺盛な女性で、マリアンがペギーに感化されていくところも見どころです。
マリアンとレイクスの恋
名家の婿探しと嫁探しが少し描かれていますが、どちらかというと恋愛話は控え目です。そのなかでも気になるのが、マリアンと同郷の弁護士レイクスとの関係。
父親を亡くしたマリアンを心配し、ニューヨークまで会いに来たレイクスはかなりマリアンに熱を上げています。
弁護士という立派な仕事をしているのにも関わらず、マリアンの叔母アグネスは彼のことを気に入らない様子。
ぐいぐいと積極的にアプローチするレイクスに最初は戸惑うマリアンですが、二人の関係がどうなるかにも注目です。
使用人たちの物語
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『ダウントンアビー』でも上流階級の人間ドラマに加え、使用人たちのドラマもしっかり描かれていましたが、本作もしかり。
ヴァン・ライン家とラッセル家の使用人たちの物語がおもしろく、家が向かい同士なので両家の使用人が交流したりゴシップに華を咲かせたりと笑えるシーンも多く登場します。
筆者は使用人たちが一緒にテーブルを囲んでご飯を食べ、仕事やお屋敷などについておしゃべりするシーンがとっても好き♪
使用人たちの人生、悩み、問題にも焦点を当てているところも本作の魅力のひとつです。
シーズン2の製作は?
HBOは2022年2月にシーズン2への更新を発表しており、新シーズンの撮影は2022年5月に開始されています。
エグゼクティブ・プロデューサーのギャレス・ニームはRadio Times紙に、「実は我々は常にシーズン2の準備を進めているんだ。更新されると分かった瞬間から、カメラを回し始めなければならないから、準備しないといけないんだ。」と語っています。
ドラマ・シリーズは更新の有無が分かる前から、新シーズンのために動かないといけないんですね。シーズン2は2023年に配信される予定とのことです。
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』のネット上での評判は?
ギルデッド・エイジ ニューヨーク黄金時代 S1(終) HBOMaxオリジナルドラマ。おもしろかった!ミニシリーズじゃなくてよかった。バーサとアグネス、オスカーとグラディス、マリアンとラリー?、ペギーもワトソンもまだまふぁやること沢山あるからね。キャリー・クーン&クリスティーン・バランスキー👏 pic.twitter.com/yjz5QAaHbl
— JUN (@akr991002) September 4, 2022
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』
1800年代中盤のニューヨーク、上流階級の人々と使用人たち
クリエイター被りということもあり、どう見ても『ダウントンアビー』のアメリカ版(好き)
主人公以外の女性の9割がめっちゃ気が強い(好き) pic.twitter.com/mB1tUETk31
— 上村由紀子🌹ライター(演劇・ミュージカル・劇場・ドラマ考察) (@makigami_p) June 13, 2022
『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』まとめ
現代とは全く違う社会で描かれる人間ドラマは、すごく興味深くておもしろかったです。上流社会の愛憎劇ながらそこまでドロドロとしておらず、純粋に名家の対立や人間関係を楽しめます。
『ダウントンアビー』のファンの方はもちろん、時代劇やヒューマン・ドラマが好きな方にぜひおすすめです。U-NEXTに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪
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