Apple TV+『フォー・オール・マンカインド』シーズン1 もし月面着陸第1号がソビエトだったら…?米ソ宇宙開発競争を巡る傑作ドラマ

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1969年、人類初の月面着陸をしたのはソビエトだった!衝撃的な冒頭から始まる、もしも…だったら的な歴史改変SFドラマ。地球と月で起こるドラマをシンクロさせて描く、観だしたらイッキ見必至の超おもしろい傑作ドラマです。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!



『フォー・オール・マンカインド』シーズン1あらすじ

1969年、ソビエトはアメリカに先立って月面着陸に成功した。アポロ10号の船長で月面着陸のチャンスを逃したエド・ボールドウィンは、ソビエトに先を越されて悔しい思いをする。

ソビエトの宇宙開発に打ち勝つため、アメリカ政府はNASAに無理難題を強いてソビエトに勝つための宇宙開発計画を進めようとする。

そのひとつが女性宇宙飛行士の育成で、NASAは候補者の女性を集め宇宙へ飛び立つ女性宇宙飛行士の訓練を開始する。NASAは政府の意向で月に宇宙基地を作り、氷を探す計画も進めていく。

『フォー・オール・マンカインド』シーズン1を視聴した感想

観ようと思いつつずっとマイリストに入れっぱなしだったのですが、こんなにおもしろいならもっと早く観ておけばよかったー!とすごい後悔。超絶おもしろくてイッキ見でした。

もし人類初の月面着陸がソビエトだったら…?という”歴史のもしも“を描いた歴史改変SFドラマです。

宇宙開発に携わる人々を月と地球という二つの舞台で描く壮大な物語と、圧倒的な映像美が圧巻で本当に素晴らしい。ストーリー的にも映像的にもこのクオリティの高さは、絶対国内ドラマではムリ!と思ってしまいます。

Apple TV+の底力を感じさせる、力量に溢れた仕上がりです。

登場人物が多く主軸の宇宙開発から外れた寄り道エピソードもいくつか登場しますが、うまく物語とシンクロして全く飽きることなく最後まで引き付けて止みません。

SFドラマを過去の映像と絡ませて描くドキュメンタリーぽい仕上がりもよく、見応えのある海外ドラマが好きな方にぜひおすすめです。


『フォー・オール・マンカインド』シーズン1キャスト

エド・ボールドウィン(ヨエル・キナマン)

海軍出身のパイロットで、アポロ10号で月探査へ行った宇宙飛行士。NASAでは優秀な仕事ぶりが認められているが、一人息子のシェーンとうまく関われないことが悩み。

ゴードー・スティーブンス(マイケル・ドーマン)

エドの同僚で、海軍出身の宇宙飛行士。酒と女にだらしないところがある。

カレン・ボールドウィン(シャンテル・ヴァンサンテン)

エドの妻で主婦。家を留守にすることが多くワンオペ育児中だが、夫の仕事に理解を示している。

トレイシー・スティーブンス(マイケル・ドーマン)

ゴードーの妻で元パイロット。結婚後パイロットを辞めたが、NASAの女性宇宙飛行士計画の訓練に参加する。

モリー・コッブ(ソーニャ・ヴァルゲル)

飛行経験の長い女性パイロット。女性宇宙飛行士育成のマーキュリー計画の元メンバー。

ダニエル・プール(クリス・マーシャル)

NASAの職員。NASAの女性宇宙飛行士計画の訓練に参加する。

エレン・ウィルソン(ジョディ・バルフォー)

NASAの女性宇宙飛行士計画の訓練に参加するパイロット。ある秘密を抱えている。

マーゴ・ マディソン(レン・シュミット)

NASAの女性技師。NASAのロケット技師フォン・ブラウン博士とは、幼少期の頃からの知り合い。

アレイダ・ロサレス(コラル・ペーニャ)

メキシコからアメリカへやって来た少女。父親はNASAで掃除夫をしている。

『フォー・オール・マンカインド』シーズン1見どころ

最高におもしろい歴史改変SFドラマ

人類初の月面着陸を成功させたのはアメリカですが、本作はそれがもしソビエトだったら?という設定で物語が始まります。

冷戦真っ只中の60年代後半〜70年代を舞台に、米ソの月レースを描いた歴史改変SFドラマになっています。

SFドラマと言っても登場人物の物語をしっかりと描いていて、ヒューマン・ドラマとしてのおもしろさも一級です。

当時の映像や音声などを組み合わせ、さも実際に起きたようなドキュメンタリーぽい構成になっているのも見どころのひとつ。

シーズン1は激動の70年代を舞台に、ベトナム戦争やウーマンリブ運動なども織り交ぜながら、その時代に生きる人々の葛藤もしっかり描いているのも魅力です。

アメリカとソビエトの月レース

本作はアメリカとソビエトの熾烈な月レースを描き、ソビエトに先を越されてばかりのアメリカ政府がソビエトに勝つために、NASAに無理難題を押し付けてきます。

本来ならば宇宙という未知の世界だからこそ、安全第一で万全な体制で臨まないといけないわけです。

それがソビエトに勝つために計画を急がされ、危険極まりない賭けに出ることもあり観ているこっちはハラハラどきどき…。

宇宙とはこんなにも人間の興味を引くものなのか、と改めて宇宙開発や宇宙工学のすごさを目のあたりにして感動を覚えるはず。

今までまったく宇宙に興味がなかった筆者も、本作をきっかけにすっかり宇宙や銀河系に魅せられてしまいました。

さまざまな人間ドラマ

物語の軸はNASAでの宇宙開発とそれに関わる人々や家族、月へ行く宇宙飛行士の活動と宇宙での物語の構成になっています。

宇宙開発のおもしろさはもちろん、そこで生まれる人間ドラマがとっても深い!月と地球で起こるドラマを交互に描き、さまざまな人間ドラマを映し出していきます。

ベトナム戦争やウーマンリブなどさまざまなことが起こる激動の70年代を舞台に、色濃く描かれる人間ドラマが胸アツで最高におもしろい!

女性宇宙飛行士

ソビエトに負けまいと、アメリカ政府は女性宇宙飛行士の育成を行う計画を発表します。

シーズン1で重要な物語として描かれるのが女性宇宙飛行士の物語で、女性が宇宙飛行士になることで生まれる軋轢や問題をうまく切り取って描いています。

女性が宇宙に飛び立ち活躍することで、多くの女性を勇気づけていく過程が感動的。女性の活躍とその裏で起こる問題を、バランスよく描いているのが見事です。

謎のメキシコ人少女

物語にときどき登場するのが、謎のメキシコ人の少女アレイダ。小さい頃から火に興味を持ち、ロケットに魅せられていく過程が興味を引きます。

この少女が今後どう関わってくるのかが謎で、成長して宇宙飛行士になるのか、他のことに関わるのか…?シーズン1では分からずじまいで、今後この少女がどういうふうに関わってくるのか興味津々です。


『フォー・オール・マンカインド』シーズン1のネット上での評判は?

『フォー・オール・マンカインド』シーズン1まとめ

イッキ見してしまうほどのおもしろさで、筆者のなかではかなりの高得点で大満足でした。1話約60分と長めですが、全く長さを感じないほどギュッとおもしさが凝縮されています。

歴史的もしもを描いたSFドラマはヒューマン・ドラマとしても見応えがあり、月でのシーンは本物のようなリアルな映像が圧巻です。

重厚でおもしろい海外ドラマが観たいという方にぜひおすすめで、Apple TV+に加入されている方はぜひチェックしてみてください♪