Netflix『ザ・クラウン 』シーズン5 スキャンダルと問題だらけの王室…、さまざまな想いが交差する 

出典:https://theplaylist.net/

待望のシーズン5が配信開始!ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚破綻、君主制への批判など王室のスキャンダルと事件を、人間ドラマを絡めながら描いています。王室の人間模様から目が離せない、シーズン5のキャストや見どころをネタバレなしで早速チェック!



『ザ・クラウン 』シーズン5のあらすじ

舞台は1990年代、チャールズ皇太子とダイアナ妃は第2のハネムーンと謳い家族でバカンスへ出かけるが、夫婦関係は冷めきっていた。

喧嘩が絶えない二人は別居を考えるが、エリザベス女王は未来の王であるチャールズの結婚破綻をなかなか受け入れずに別居に反対する。

保守党から選ばれたメ―ジャー首相は女王と対面するが、贅沢な王室の暮らしと君主制への批判から王族のヨット、ブリタニア号の修理費について意見が分かれる。

ダイアナ妃は王室の自分への扱いを本やインタビューで暴露し、王室を完全に敵に回してしまう。王室のスキャンダルと問題が次々と勃発し、イギリス国民は古い君主制について疑問を感じていくことになる。

シーズン5のキャスト&レビューはこちら ↓

『ザ・クラウン 』シーズン5を観た感想

エリザベス女王が今年9月に死去されたことから、シーズン5の関心はかなり高まっていたし筆者もすごく楽しみにしていました。

特にシーズン4は熱い人間ドラマを描いた傑作シーズンだっただけに、期待度が高かったのですが…。シーズン5はビックリするくらいつまらなくて、正直がっかりでした。

ダイアナ妃とチャールズ皇太子の離婚といった、一番王室で関心が高かった問題を扱っているのに何だか散漫とした印象で何かが足りなかった気がします。

全体的に王室のスキャンダルを切って貼ってつなげただけという感じで、人間ドラマが薄かったように感じました。

ダイアナ妃とチャールズ皇太子の亀裂以外にさまざまな物語が描かれるのですが、ドラマ全体の求心力となるものがなく各物語の繋がりが弱かったように思います。

後半は少し盛り返した印象ですが、色々な物語を描き過ぎたせいですべての物語が薄い印象になったのは否めません。

ダイアナ妃を演じたエリザエス・デビッキは驚くほどダイアナ妃に似ていて、特徴的な上目使いや話し方や立ち振る舞いなど、見事にダイアナ妃になりきっていたのには拍手を送りたいです。

シーズン6はいよいよあの大事故が描かれるはずで、シーズン5は少しがっかりの仕上がりでしたがシーズン6に期待したいと思います。


『ザ・クラウン 』シーズン5のキャスト

舞台は1990年代へタイムジャンプし、シーズン4から主要キャストがすべて一新されました。シーズン4の新キャストを紹介します♪

エリザベス女王(イメルダ・スタウントン)

時代と共に古い君主制への風当たりが強くなるなか、次々と起こるスキャンダルや問題に頭を悩ませる。

フィリップ殿下(ジョナサン・プライス)

新しく始めた趣味の馬車レースに没頭するあまり、女王との間に距離ができてしまう。

チャールズ皇太子(ドミニク・ウェスト)

ダイアナ妃との結婚生活は破綻しているにも関わらず、未来の王としてエリザベス女王から離婚を認められず悩むことになる。

ダイアナ妃(エリザベス・デビッキ)

王室への自分の扱いを本やインタビューで語り、王室を完全に敵に回してしまう。周りから理解を得られず、孤独に苛まれる。

マーガレット王女(レスリー・マンヴィル)

かつての恋人ピーター・タウンゼントと再会し、彼への想いと結婚を反対したエリザベス女王に複雑な気持ちを抱く。

ジョン・メージャー首相(ジョニー・リー・ミラー)

労働階級出身の保守党の新首相。贅沢な王室の暮らしに疑問を感じつつも、エリザベス女王のよき相談相手となる。

カミラ・パーカー・ボウルズ(オリヴィア・ウィリアムズ)

チャールズ皇太子との関係がスキャンダルになるが、皇太子への真剣な想いは変わらず彼をサポートする。

モハメド・アルファイド(サリーム・ダウ)

エジプト出身の大富豪。イギリス王室に憧れ、ハロッズを買収し元国王のエドワードが暮らしたお城の修理を手掛け王室に近づこうとする。

ドディ・アルファイド(ハリド・アブダラ)

モハメドの息子で映画関係の仕事をしているが、父親の財力を頼りにしている。

『ザ・クラウン 』シーズン5の見どころ

シリーズ中で一番印象の弱いシーズンに…


シーズン5はチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚問題をがっつり描くのかと思いきや、前半はあまり二人の問題が主軸で描かれなかったのが驚きでした。

前半はフィリップ殿下と友人のペニーと馬車レース、マーガレット王女とピーター・タウンゼントとの再会、王室で起きた事件やモハメド・アルファイドについての物語が描かれました。

正直これは描く必要があったのか?という印象で、そのため詰め込み過ぎて各エピソードの人間ドラマが薄く、シーズン全体が散漫な印象になってしまったように感じます。

シーズン4は若く結婚したばかりのチャールズ皇太子とダイアナ妃、サッチャー首相と女王の確執ががっつりと描かれ見応えたっぷりでした。

シーズン5は主軸になる物語がなかったのが、弱い印象になってしまった理由かもしれません。

チャールズ皇太子&ダイアナ妃の結婚破綻

 

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視聴者としてシーズン5で一番見たかったのが、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚の破綻についてだと思います。

アラフィフの筆者は当時のスキャンダルや王室問題をよく覚えていることもあり、かなり興味を持って視聴しました。

二人の結婚破綻が本格的に描かれるのが中盤を過ぎてからで、エンジンがかかるのが遅かった印象です。

その分後半は盛り返した印象で、やはりチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚についてがシーズン5の一番の見どころになっています。

ダイアナ妃の行動

シーズン5を視聴して驚いたのが、筆者が抱いていたダイアナ妃のイメージと全然違ったこと。

当時日本で伝えられていたダイアナ妃の情報やイメージは、チャリティに熱心で明るく強く人々の憧れの的というもの。

ところがシーズン5で描かれているダイアナ妃は、弱く傷つきやすくかなり未熟な人という印象で驚きを隠せませんでした。もちろん本作で描かれているダイアナ妃が、本当の姿だとは限りませんが…。

ハリー王子はまだ小さいですがウィリアム王子はイートン校に通う年齢になり、母親の行動やスキャンダルに敏感になる年頃です。

嫌でもテレビや新聞で報じられるのを目にしてしまうため、ダイアナ妃はまず母親として子供たちが傷つかないように行動するべきだったのでは…?と感じてしまいました。

自分の気持ちを世間に分かってほしいという気持ちは分かるけれど、そのことで誰が傷つきどういう結果になるのか考えて行動できなかったのか?

ダイアナ妃の未熟で身勝手な行動が、現在王室を騒がせているメーガン妃とダブってしまいました。

君主制に対する批判

 

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シリーズを通して登場するのが、君主制に対する疑問や批判です。王室は税金を納めず国民の血税で豪華なお城、ヨット、バカンスなどが賄われているため、国民の王室への批判が大きくなっていきます。

それを象徴するような出来事がシーズン5で起き、観ている視聴者も君主制についていろいろと考えさせられるはず。

かといって王室のないイギリスは何もないのと同じという意見もあり、王室がイギリスの象徴となっているのは確かです。

そんな君主制に対する批判から王室を救おうと、チャールズ皇太子が新しい王室へと変えていこうと改革に乗り出します。

古い王室から新しい時代に沿った王室へと、少しずつ変化していく過程も見どころのひとつです。


『ザ・クラウン 』シーズン6について

シーズン6の撮影は2022年の秋からすでに始まっており、同シリーズが2023年末までに次のシーズンで戻ってくる可能性が高いことを示唆しています。

シーズン6は1990年代後半~~2000年代前半を描く予定で、1997年8月31日にパリでダイアナ妃が交通事故に遭うまでの出来事が取り上げられると思われます。

ダイアナ妃役のエリザベス・デビッキは、ダイアナ妃の死は繊細に描かれ交通事故そのものは画面には描かれないと認めています。

その代わりシーズン6では、ダイアナ妃の最期の日々とその死の余波に焦点が当てられるとのこと。ショーランナーのピーター・モーガンは、シーズン6ではストーリーを現代に引き伸ばそうとはせず、あくまで時代半ばを丹念に取り上げると明かしています。

シーズン5は同シリーズの最終回となる予定でしたが、クリエイターたちがシリーズの終盤に取り上げたいストーリーの複雑さについて議論し始めたとき、あと2シーズンが必要であるとの結論に達しました。

その結果当初の計画は中止となり、シーズン6が最終シーズンになることが決まったそうです。

『ザ・クラウン 』シーズン5のネット上での評判は?

『ザ・クラウン 』シーズン5まとめ

シリーズ中では一番残念なシーズンでしたが、90年代に王室で起きた出来事を知ることができたのは興味深かったです。

ダイアナ妃のイメージが崩れ去ってしまったのもショックで、違う意味で印象に残るシーズンだったようにも思います。

シーズン6が最終シーズンになることが報じられているので、シーズン6を楽しみに待ちたいと思います♪

 

参照記事:Everything We Know About The Crown Season 6