Apple TV+『フォー・オール・マンカインド』シーズン2も傑作!核戦争の一歩手前の危機…、月と地球で起こる最高のヒューマン・ドラマ

出典:https://www.gridam.com/

もしも人類初の月面着陸をしたのがソビエトだったら…、という設定で始まる歴史改変SFドラマ。地球と月で起こるドラマをシンクロさせて描く、観だしたらイッキ見必至の超おもしろい傑作ドラマです。シーズン2のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!(シーズン2のネタバレはありませんが、シーズン1のあらすじなど多少のネタバレを含むため要注意。)



『フォー・オール・マンカインド』シーズン2あらすじ

舞台はシーズン1から9年後にタイムジャンプし、1980年代に突入。エドとカレンは息子のシェーンの死を乗り越え、ベトナムの孤児ケリーを養女に迎えていた。

エドはNASAの室長になり、新人宇宙飛行士の育成にあたっている。9年前エド、ダニ、ゴードーが築いた月面基地ジェームス・タウンはさらに拡張し、多くの宇宙飛行士が研究のため滞在していた。

NASAでは新型のスペースシャトル「パスファインダー」が飛行予定で、エド、ダニ、ゴードーは再び月へ行くことを考え始める。

レーガン大統領はアメリカとソビエトの友好的な宇宙開発をアピールするため、アポロ・ソユーズ計画をNASAに命じる。

アポロ・ソユーズ計画が進められるなか、ソビエトによる民間機追撃事故が起き状況は一変。ソビエトの万が一の襲撃に備え、月面基地での武装化が決まり銃が月へ運び込まれる。

月の採掘現場を巡る問題が思ってもみない時点へと発展し、アメリカとソビエトは核戦争の一歩手前の一触即発の事態に陥ってしまう。

シーズン1のキャスト&レビューはこちらをチェック↓

『フォー・オール・マンカインド』シーズン2を視聴した感想

シーズン1も超おもしろかったですが、シーズン2はそれをさらに超える傑作!

NASAの宇宙計画、アメリカとソビエトの冷戦、アポロ・ソユーズ計画、月面基地の武装化と、ハラハラどきどきの展開が怒号のように起き、手に汗握るストーリーから目が離せません。

さらに夫婦の亀裂や親子の絆など、宇宙で起こる出来事に人間ドラマを上手く絡めて見応えのある素晴らしいヒューマン・ドラマに仕上がっています。

NASAや宇宙に興味が全くない人でも、観だしたら一気に引き込まれること間違いなし。宇宙飛行士は命がけの仕事なんだな…、と改めて考えさせられ最終話は涙なしには見られません。

宇宙計画は政治と切っても切れない関係で、冷戦のさなかで核戦争の一歩手前まで行くスリリングな展開がリアルで恐ろしい。宇宙への夢にかけた壮大な計画と、胸熱の人間ドラマは多くの人を魅了するはずです。


『フォー・オール・マンカインド』シーズン2の新キャスト

ケリー・ボールドウィン(シンシー・ウー)

エドとカレンの幼女になるベトナム人少女。高校3年生でこれからの進路について悩んでいる。

アレイダ・ロサレス(コラル・ペーニャ)

メキシコからやって来た不法移民で、NASAで働くことを夢見ている。かつてマーゴに助けを求めるが断られ、それ以後辛い人生を送って来た。

ダニー・スティーブンス(ケイシー・W・ジョンソン)

ゴードーとトレイシーの長男。海軍兵学校へ通っているが、夏休み中は地元へ戻りアウトポストでアルバイトしている。

ジミー・スティーブンス(デヴィッド・チャンドラー)

ゴードーとトレイシーの次男。ゲームが好きで家に引きこもっていることが多い。

ネルソン・ブラッドフォード(ジョン・マーシャル・ジョーンズ)

NASAで働く少将。月面基地ジェームズ・タウンの武装化を推奨する。

セルゲイ・ニコロフ(ピョートル・アダムチク)

アポロ・ソユーズ計画のソビエト側の責任者。計画を進める間にマーゴと親しくなる。

 

『フォー・オール・マンカインド』シーズン2見どころ・解説・考察

核戦争へのカウントダウン⁉


ソビエトに人類初の月面着陸を先に越され屈辱を味わったアメリカは、月面基地ジェームズ・タウンで月の探索と研究を進めます。

アメリカとソビエトの月レースはますます過熱し、月面でのスパイ行為や月の採掘現場の領地争いなど新たな問題も浮上することに。

冷戦真っ只中に両国の友好関係をアピールするアポロ・ソユーズ計画が進められますが、さまざまな出来事が起こり核戦争の一歩手前の危機に見舞われます。

ケネディ大統領時代のキューバ危機を彷彿とさせる、アメリカとソビエトの争いがハラハラどきどき!

宇宙計画と政治が絡み合い、それに巻き込まれるNASAや宇宙センターの人々の決死の行動と判断が最高にスリリングです。

シーズン2も人間ドラマが熱い!

シーズン2も地球と月で描かれる人間ドラマが最高に熱くて、目が離せません。一人息子を失ったエドとカレンはベトナム人少女を養女に迎えますが、夫婦関係に変化が起きていきます。

ゴードーの家族にもさまざまな変化があり、子供達やメキシコ人少女アレイダも成長し物語に大きく関わっていくのが見どころです。

登場人物がすごく多いのに各登場人物にうまくスポットを当てて、テンポよく物語を運んでいくストーリーテリングが最高に素晴らしい。

最終話は涙なしには見られない展開で、重厚で見応えのある人間ドラマにどっぷりとハマること間違いなし♪

女性たちの活躍

シーズン1では女性宇宙飛行士育成が重要な物語として描かれましたが、シーズン2では女性宇宙飛行士のダニ、エレン、トレーシー、モリーのその後もしっかりと描かれています。

宇宙飛行士を経験して、さらに成長した彼女たちの活躍が最高にカッコいい!

宇宙飛行士ではありませんが、NASAの管制官だったマーゴ、主婦だったエドの妻カレンにも大きな変化がありそれぞれの活躍ぶりがとっても素敵。

本作は女性の活躍をたっぷり見られるのが魅力で、男社会の宇宙開発事業のなかで女性が活躍し躍進していく姿が爽快です。

テクノロジーが進化した80年代

シーズン2は80年代が舞台になっていますが、実際の80年代よりテクノロジーが進化している世界が何だかおもしろい。

大きな違いはないものの80年代にはなかった電気自動車やノート・パソコンなどが存在し、デザインがレトロなのが何だかおしゃれ。

月にいる宇宙飛行士との連絡も、家族の家にテレビ電話があって好きな時に話せるのがとっても便利。実際とは異なる、テクノロジーが進化した80年代の世界観が独特です。


『フォー・オール・マンカインド』シーズン2のネット上での評判は?

『フォー・オール・マンカインド』シーズン2まとめ

『フォー・オール・マンカインド』は本当におもしろい!個人的にはApple TV+が誇る最高傑作だと思います。

カテゴリーとしてはSFドラマになるのかもしれませんが、SFに興味がない海外ドラマファンの方にも絶対に観てほしい見応えたっぷりのドラマです。Apple TV+に加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

 

 

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