Apple TV+『フォー・オール・マンカインド』シーズン3 アメリカは火星を目指す!熾烈な火星レースがスタート

出典:https://film-book.com/

もしも人類初の月面着陸をしたのがソビエトだったら…、という設定で始まる歴史改変SFドラマ。シーズン3は舞台が火星へと移り、さらに濃いドラマに仕上がっています。シーズン3のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!(シーズン3のネタバレはありませんが、これまでのシーズンのあらすじなど多少のネタバレを含むため要注意。)



『フォー・オール・マンカインド』シーズン3あらすじ

舞台は1990年代。月での探索と研究が落ち着き、アメリカは火星への有人探査計画を進めていく。カレンは宇宙旅行会社ポラリスの共同経営者となり、初めての宇宙ホテルをオープンさせる。

ヘリオス・エアロスペースの創設者デヴ・アイエサは、カレンと火星へ行くフェニックス号を共同開発することになる。

NASAが開発した火星探査シャトル「ソジャーナ」の船長を誰にするかを巡り、モリーとマーゴが対立してしまう。

エドの養女ケリーは南極で生物の研究をしていたが、エドはケリーに一緒に火星探査へ行かないかと誘う。宇宙飛行士になったダニーは両親が月で亡くなって以来、精神的にアンバランスになっていた。

NASAの「ソジャーナ」のクルーメンバー選出が思わぬ結果となり、エドとダニーは決断を迫られる。エレンは上院議員となり大統領選に挑み、夫のラリーはエレンをサポートする。

マーゴはセルゲイと技術面での情報交換を続けていたが、そのことが思ってもみない事態を招く。NASA、ソビエト、ヘリオスが火星計画のしのぎを削り、熾烈な火星レースが始まる。

シーズン2のキャスト&レビューはこちらをチェック↓

『フォー・オール・マンカインド』シーズン3を視聴した感想

シーズン3は月から火星へと舞台が移り、さらにスケールアップした壮大かつ濃い人間ドラマに胸が熱くなること間違いなし。

シーズン1からまったくペースを落とさず、怒号のように続く宇宙計画が見応えたっぷりで最高におもしろい!

1990年代へとタイムジャンプし、登場人物たちのキャリアが変わったり、結婚や再婚をして新しい家族ができたりと大きな変化があるのも見どころです。

シーズン3はゴードーの息子ダニーとエドの養女ケリーのキャリアにも焦点が当てられ、さまざまな人間ドラマが絡んで最後までイッキ見してしまいます。

1話が約60分ですが、長さを全く感じさせないテンポの良さと絶妙なストーリーが素晴らしく、最終話の言葉を失ってしまう展開もすごかった!

筆者のなかでは人生のトップ10ドラマにぜひ入れたい!というくらいの高評価で、全てのクオリティが高くて超絶おもしろい傑作ドラマです。

特に火星のシーンはまるで本当に火星にいるかのようなリアリティのある映像が素晴らしく、Apple TV+の映像美の高さに思わずほれ込んでしまうほど。

重厚で見応えのあるおもしろいドラマを観たい、という方にイチオシのドラマです♪


『フォー・オール・マンカインド』シーズン3の新キャスト

デヴ・アイエサ(エディ・カテギ)

ヘリオス・エアロスペースの創設者。ケニア出身のアメリカ育ちの技術者で、火星へ行く有人探査船フェニックスを開発する。

アレクセイ・ポルトフ(Pawel Szajda)

火星計画に参加するソビエトの宇宙飛行士。マルス69で火星を目指すが、思わぬトラブルに見舞われる。

ウィル・タイラー(ロバート・ベイリー・ジュニア)

NASAの宇宙飛行士で、火星探査船「ソジャーナ」のクルーメンバー。ある発言が物議を醸し、スキャンダルになってしまう。

アンバー・スティーヴンス(マデリーン・べルター二)

ゴードーの息子ダニーと結婚する。ダニーが仕事で不在の間、ダニーの弟ジミーと同居し面倒を見る。

『フォー・オール・マンカインド』シーズン3見どころ

火星レース

シーズン3の見どころは何と言っても火星レース。シーズン1&2はソビエトとアメリカの月レースが描かれましたが、火星へのレースもものすごく熱い!

ソビエト以外にアメリカの民間企業ヘリオスもレースに加わることになり、NASA、ソビエト、ヘリオスが火星への有人探査計画でしのぎを削ることになります。

火星へ行くシャトルの開発、メンバーの選出、火星に行くまで&到着してからのトラブル…、と怒号のように手に汗握るドラマが続き気持ちが落ち着くことがない。

火星への有人探査は新たなコロニーを作るためですが、火星に住みたいか?と聞かれたら筆者は絶対に住みたくないです!

乾いた茶色い景色を見ているだけでも気が滅入りそう…。ヘリオスのデヴが思い描く火星コロニーは木や植物が育つ緑のある世界なので、将来的には見栄えのいい世界になるのかもしれませんが。

実際にコロニーができるとしたら?と、想像しながら見るのもおもしろいですね。

マーゴとセルゲイの関係

シーズン2から気になって仕方がなかったのが、マーゴとセルゲイの関係。仕事一筋で恋バナが全くないマーゴですが、ロシアの技術者セルゲイとアポロ・ソユース計画を進めるうちに何だかいい雰囲気になっていきます。

お互い友情以上の気持ちはあるものの、ライバル同士の国の技術者ということで一歩踏み込めません。

さらにソビエト側はマーゴから、ロケット開発に有益な情報を得ようとセルゲイにマーゴを利用するようけしかけます。

技術者としてアドバイスしたことが、スパイ行為のようになっていることにマーゴは気付かず、後で大きな問題になっていくことに。

マーゴとセルゲイの関係にも影響することになり、二人の関係がどうなるのかにも注目です。

ダニーの闇と優等生のケリー

これまで爽やかイケメンな印象だったダニーですが、ゴードーの息子らしく相当なこじらせ男子だということが判明していきます。

シーズン2ではあろうことかエドの妻カレンと浮気する展開となり驚きましたが、遊びだったカレンとは裏腹にダニーの気持ちはかなり真剣。

1990年代に入り白髪に小じわが増えたおばさんになったカレンを、今も思い続ける一途なところが結構怖い。

ゴードーと同じく精神的にアンバランスになっていく過程がハラハラさせ、ダニーの闇が描かれているのに注目です。

一方エドの養女ケリーは親の期待に応える優等生で、傲慢な性格のエドも娘が可愛くてメロメロ。

ダニーの闇と優等生のケリーの対比が印象的ですが、後半は今まで優等生だったケリーにとんでもない展開が待っています。

それぞれの変化


1980年代から1990年代へと時代が変わり、登場人物たちにも大きな変化が訪れます。特にアウトポストでビジネスセンスを磨いたカレンと、女性宇宙飛行士のエレンがキャリア的に大躍進。

エドにもキャリアの転機があり、プライベートでも大きな変化が…。ダニも夫が自殺してから私生活で変化があるなど、それぞれのキャリアとプライベートの変化に驚くこと間違いなし。

結婚、再婚、離婚とみんな私生活も忙しいですが、同性愛者同士で偽装結婚をしたエレンとラリーが、一番長続きしていい夫婦関係を築いているのが何とも皮肉です。

1990年代の世界

シーズン2では電気自動車やノートパソコンが登場するなど、実際の80年代よりテクノロジーが進化した世界が描かれました。

それでもそこまで大きな変化は感じなかったものの、シーズン3では宇宙ホテルが登場するなどまるで近未来のような世界に変貌。

もちろん現代では火星へのコロニー計画を実現させるテクノロジーはありませんが、ドラマ内では90年代で火星への有人探査が実現します。

はるかに進化している90年代が興味深く、この世界観のまま2020年代になったら世界はどんな風になっているのだろうと想像を掻き立てられます。


シーズン4の製作は?

Apple TV+はシーズン4の更新をサンディエゴ・コミコンで発表し、シーズン4の製作が2022年8月に開始される予定であることも明らかにされました。

すべてが順調に進むと仮定すれば、2023年冬にシーズン4が配信される可能性があるとのことです。また情報が分かり次第追記したいと思います。

『フォー・オール・マンカインド』シーズン3のネット上での評判は?

『フォー・オール・マンカインド』シーズン3まとめ

毎回シーズンラストはすごいクリフハンガーで終わるので、シーズン4がもう待ちきれません!本当に予測できないストーリーで、続きがめちゃくちゃ気になります。

筆者イチオシの傑作ドラマで、宇宙に興味がない方やSFファンでなくても絶対に楽しめるはず。Apple TV+に加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪