Netflixドラマ『ウェンズデー』ネヴァーモア学園を舞台に、謎のモンスターを追う学園ミステリー!

出典:https://www.tvinsider.com/

ティム・バートン監督による、大ヒット映画『アダムス・ファミリー』のスピンオフ・ドラマ。アダムス家の長女ウェンズデーが主役のダークでユニークな、青春ミステリー・ホラーのような仕上がりです。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『ウェンズデー』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年11月23日
ジャンル:ホラー、ミステリー、サスペンス、青春ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全8話、1話約45分
日本語吹き替え:あり

『ウェンズデー』あらすじ

ウェンズデーは学校で問題を起こし、両親の母校であるネヴァーモア学園に転校する。ネヴァーモア学園は吸血鬼、人狼、セイレーンといった、人間とは違う生徒が多く通う特殊な学校だった。

ウェンズデーは学校寮でイーニッドと同室になり、アーティストのゼイヴィアや養蜂クラブのユージーンなど一風変わった友人ができていく。

町のコーヒーショップで働くタイラーに興味を持たれたウェンズデーは、自分の意思に反して学園や町の人々と交流していくことになる。

町では謎の連続殺人事件が起こり、タイラーの父のガルピン保安官が捜査に当たっていた。

ウェンズデーは偶然恐ろしいモンスターを目撃し、モンスターが連続殺人事件の犯人と見たウェンズデーは独自に調査を開始する。

『ウェンズデー』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア71% 視聴者スコア86%
IMDb:8.1(10点中)
総合評価:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★☆☆☆

ティム・バートン監督作ということでかなり期待度高かったのですが、それほどでもなかったかなという印象でした。

バートン監督らしいファンタジックかつダークなユーモアをプラスした世界観は健在でしたが、何かグイっと引き込む要素が足りなかった気がします。

ウェンズデーの学園生活を描く青春ドラマに、ホラーとミステリーを加えたストーリーになっていましたが、ミステリー部分がすごく弱かったです。

推理が苦手な筆者でも中盤で展開が読めてしまい、想像通り思ったまんまのラストで驚きがありませんでした。

冷酷で他人に流されないウェンズデーが、学園生活を通して知らず知らずのうちに友情を育んでいく青春ドラマとしてはおもしろかったです。

登場人物もユニークで個性的だったし、そこはさすがティム・バートンという感じでキャラクター作りはすごくよかったと思います。

途中で離脱することなく最後まで観てしまうところが、バートン監督の世界観たる所以かもしれません。

ダークでユニークな設定がツボにハマるし、ウェンズデーを演じるジェナ・オルテガが本当にハマり役でピッタリ!この配役には拍手を送りたいです。


『ウェンズデー』キャスト

ウェンズデー・アダムス(ジェナ・オルテガ)

アダムス家の長女。情に流されない冷酷ともいえる性格で、問題を起こして何度も学校を転校する。ネヴァーモア学園での生活を通して、人間的に少しずつ成長していく。

モーティシア・アダムス(キャサリン・ゼダ・ジョーンズ)

ウェンズデーの母親。ウェンズデーとよく口論になってしまい、娘からいろいろと誤解されている。昔ネヴァーモア学園に通っていた。

ゴメス・アダムス(ルイス・ガスマン)

ウェンズデーの父親。モーティシアとネヴァーモア学園で出会い、今も妻に夢中で頭が上がらない。

タイラー・ガルピン(ハンター・ドゥーハン)

ガルピン保安官の息子で父親と二人暮らし。町のカフェの店員で、普通の子と違うウェンズデーに興味を持つ。

ゼイヴィア(パーシー・ハインズ・ホワイト)

有能なアーティストで、学校の女王蜂ビアンカの元恋人。ウェンズデーの危機を救ったことで、親しくなっていく。

イーニッド・シンクレア(エマ・マイヤーズ)

ウェンズデーと学園寮で同室になるルームメイト。カラフルでキュートなものが好きで、ウェンズデーとは全てが対照的。

ハンド

アダムス家にいる手で、ウェンズデーの見張り役としてネヴァーモア学園に同行する。

ラリッサ・ウィームズ(グェンドリン・クリスティー)

ネヴァーモア学園の学長。モーティシアとゴメズとは同級生で、二人が過去に起こした事件を知っている。

マリリン・ソーンヒル(クリスティーナ・リッチ)

ネヴァーモア学園の寮母で、生物の教師。ウェンズデーが学校になじむよう、気を使ってくれる存在。

ガルピン保安官(ジェイミー・マクシェーン)

町で起こる謎の連続殺人事件を追う保安官。タイラーの父親で、親子関係はあまりうまくいっていない。

ビアンカ・バークレー(ジョイ・サンデー)

歌で人を操るセイレーンで、ゼイヴィアの元恋人。ゼイヴィアとウェンズデーが親しくなるのをよく思っていない。

ヴァレリー・キンボット博士(リキ・リンドホーム)

ウェンズデーのセラピスト。気難しいウェンズデーから、うまく話を引き出す手腕を持ち合わせている。

 

『ウェンズデー』見どころ・解説・考察

ネヴァーモア学園での生活

舞台となるネヴァーモア学園は普通の人間以外にも、超能力者、人狼、吸血鬼、セイレーンなど、普通ではない能力を持つ生徒が通う特殊な学校です。

普通の学校で変人扱いされて浮きまくっていたウェンズデーも、ネヴァーモア学園ではなじんでいる様子。少しハリーポッターのような設定で、ウェンズデーが送る普通とは違う学園生活がとってもおもしろい。

ダンスパーティーなども催されますが、本作らしい一味違う展開になるのが見逃せません。ウェンズデーはツンツンした棘のある性格なのに、なぜかイケメン男子にモテてしまう展開もいい♪

映画版とドラマ版


映画版の『アダムス・ファミリー』は子供も楽しめるファミリー・コメディでしたが、『ウェンズデー』はまったく内容が異なるためドラマを観る前にあえて映画版を視聴する必要はないように思います。

それでも『アダムス・ファミリー』の家族構成や世界観を、ドラマを視聴する前にチェックしておくとさらに楽しめるのは確かです。

かなりダークでホラーな展開で結構グロいシーンも登場するため、小さいお子さまと一緒に視聴するのはおすすめできないかも。

映画版でウェンズデーを演じたクリスティーナ・リッチが、マリリン・ソーンヒル役で出演しているのにも注目です。

ウェンズデー&イーニッド

本作の見どころの一つが、ウェンズデーとルームメイトのイーニッドの関係。黒の服しか着ず友人を作らないウェンズデーと違い、イーニッドはカラフルでキュートなものが大好きな女子高生。

明るい性格のイーニッドを最初はうざがるウェンズデーですが、一緒に時間を過ごすうちにイーニッドの存在が次第に大きくなっていきます。

二人の間に次第に友情が芽生えていく過程がとってもよくて、ウェンズデーが学園生活を通して変化していくところも見どころです。

ホラー・ミステリー

ネヴァーモア学園を舞台にした青春物語にプラスして、主軸で描かれるのが謎の連続殺人事件です。

殺人事件の容疑者として恐ろしいモンスターが浮上し、ウェンズデーの両親が過去に起こした事件、ウェンズデーの祖先などが物語に絡んでいきます。

モンスターの見た目が超グロくて恐ろしいうえに、思わず目を覆いたくなる怖いシーンも登場するので要注意です。

独自に調査を進めるウェンズデーの捜査能力の高さが素晴らしく、ガルピン保安官との掛け合いもおもしろい。

ハンドが可愛い♡

 

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筆者の一番のお気に入りの登場人物が、アダムス家のメンバーのハンド。

フランケンシュタインのような縫い痕があり、見た目はちょっとグロいですが、言葉を発さず指によるジェスチャーだけで表現するのがとってもユニークです。

ウェンズデーを応援するための気の利いた行動が、とっても粋なんですよね♡見た目は可愛くないのに、ハンドの取る行動がとっても可愛らしい♡

小さくて動きが速いため、ウェンズデーの殺人事件の調査でも大活躍します。ウェンズデーのピンチを救う影の立役者で、筆者もぜひハンドが欲しい!と思ってしまいました。


シーズン2への更新が決定!

Netflixは『ウェンズデー』のシーズン2への更新を発表しました。同シリーズは累計視聴時間11.9億時間を記録し、Netflixプラットフォーム史上2番目に視聴された英語版ドラマ・シリーズとなりました。

奇才ティム・バートンが手掛けるドラマ・シリーズとあり、配信前から期待度が高かっただけにこの記録は納得と言えるのではないでしょうか。シーズン2に関する情報はまだ何も明らかにされていませんが、分かり次第更新したいと思います。

『ウェンズデー』のネット上での評判は?

『ウェンズデー』まとめ

期待度が高かっただけにミステリー部分は多少ガッカリ感があったものの、ティム・バートンらしい世界観は楽しめました。

ユニークで一味違う学園ドラマや、ホラー・ミステリーが好きな方におすすめです。Neflixに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

 

 

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