世界中の注目を集めた、ハリー&メーガンの結婚。二人の婚約から王室離脱までを追う、Netflix製作のオリジナル・ドキュメンタリー。本作の見どころをサクッと紹介します♪
『ハリー&メーガン』作品紹介
ハリーとメーガンの出会い、婚約、結婚までの道のりを、二人の生い立ち、家族との関係、キャリアと共に過去の映像やインタビューを基に描いています。
世界中から祝福された結婚から、メーガン妃が集中砲火を浴びるようになった理由は何だったのか?二人の出会いから王室離脱までを、分かりやすく描いたドキュメンタリー・シリーズです。
『ハリー&メーガン』を視聴した感想
世界中が注目したドキュメンタリーですが、結果的には賛否両論だったようです。イギリスでの評価はすこぶる悪いのに反し、メーガン妃の出身国アメリカでは擁護派が多く二人を応援する声が多いよう。
個人的にはどっちもどっち?という印象で、ハリー&メーガン側が製作したのだから、もちろん二人が悪く見えるような作り方にはなっていません。
インタビューに登場する人達も、二人の友人や擁護派といったチーム・メーガンの一員なので悪く言うわけがない。一方の言い分だけ聞かされても説得力に欠けて、実際のところは分からないままというのが正直なところ。
ドキュメンタリーよりリアリティショーに近いという声が多いようで、確かに王室問題を深く追及するというよりは、二人の馴れ初めから王室離脱までをそつなくまとめただけという印象です。
個人的にはメーガン妃のことを野心的で自己中な人物で、ハリー王子を操っているという印象を持ってたのですが、本作を観るとそれはメディアが作り上げたメーガン像だったのかも…⁉という気もしてしまいます。
全体的にはドキュメンタリーを見た後では、ハリー&メーガンに対する印象がガラリと変わる、と言うより変わってしまうはず。
もちろんそれを狙って作っているのかもしれませんが、メーガン妃が実に魅力的で輝いている女性に見えたのは事実です。
これ以上二人の印象が悪くならないとも言えて、ハリー&メーガンが自身の評判を上げるツールとしては役立ったのかもしれません。本作を見てただひとつ言えることは、やっぱり「普通」が一番です!
『ハリー&メーガン』見どころ
現代のおとぎ話?
Congratulations to Harry & Megan on their beautiful wedding #RoyalWedding pic.twitter.com/Lpd1wTHtYn
— Damien O’Brien (@DamienMagician) May 19, 2018
メーガン妃は、人気ドラマ『SUITS/スーツ』に出演していたアメリカ人女優です。アメリカ人の女優が王室に嫁ぐことになり、世界中が注目し現代のおとぎ話とも言われました。
王室入りは一見おとぎ話のように見えるけれど、メーガン妃にとってはまったく違ったものになってしまいます。
最初はハリー&メーガンの結婚を祝福していた人達も、二人を攻撃するようになっていくことに。ドキュメンタリーを通して観ると、確かにある時点から急にメーガン妃に対する悪評が増えた、という印象はあります。
おとぎ話から王室離脱するまでの過程が語られ、王室という特殊な世界に入ることがどれだけ大変なのかということが分かります。
英国王室とメディア
Netflix’s ‘Harry & Megan’ Is Going Disastrously For Harry And Megan https://t.co/CGgrcC5Qmx pic.twitter.com/PnnJMqtRsz
— Forbes (@Forbes) December 13, 2022
本作では英国王室とメディアの癒着が描かれているのも見どころで、王室がタブロイド紙やメディアとここまで密着しているのかと驚いてしまうはず。
メディアやSNSによる攻撃がどれだけ人を傷つけるか、という恐ろしさも描かれていていろいろ考えさせられました。
あくまでメーガン側の言い分なので、ドキュメンタリー内で説明されているような王室やメディアによる情報操作が本当にあったのかどうかは分かりません。
ただ王室やメディアはダイアナ妃のときの失敗から学んでいないのか?という気もして、メーガン妃が第二のダイアナ妃のような結末になる可能性もあったかもしれません。
ハリー王子がメーガン妃への集中砲火で王室と英国メディアに不信感を抱くようになり、王室離脱への大きなきっかけになったのは間違いないようです。
人種差別問題
ドキュメンタリーで多くの部分を占めているのが、人種差別についてです。メーガン妃の母親はアフリカ系アメリカ人で、王室で初めての有色人種ということもあり世論やメディアでさまざまな意見が上がりました。
ポジティブに捉える人とネガティブに捉える人の両方が存在し、人種問題がメーガン妃をひどく傷つけたとしてドキュメンタリー内で大きく取り上げられています。
メーガン妃の騒動を通して、世界における人種差別の根深さを考えさせられるはず。
イギリス連邦国の多くが有色人種の国を含むため、多様性が求められる現代だからこそ、メーガン妃の王室入りは本来ならばプラスになったはず。
王室であれどこであれ、人種差別は絶対にあってはならないこと。人種問題に上手く対応できなかった王室の手腕のなさが目立ち、どうにかできなかったのか?と思わずにいられません。
メーガン妃という人物
ドキュメンタリーを観るまではメーガン妃は自己主張の強いハリウッド女優で、王室離脱も彼女が操ったというイメージを少なからず持っていました。
それが本作を見るとすっかり印象が変わり、芯が強くて行動力があり献身的に社会活動に貢献するパワフルな女性という印象を持ちました。
奉仕活動に対する信念が素晴らしいと思ったし、ハリー王子が恋に落ちたのも何だか頷けます。
それでも一方では王室でメーガン妃によるいじめやスタッフの解雇が報じられていたし、本当のことは分かりませんが…(笑)。
結局何が真実なのかは分からないというのが本音で、ドキュメンタリーはメーガン妃が自身のイメージを回復するのには大いに役立ったと言えるかもしれません。
二人の結婚生活
Just completed the final three episodes “Harry & Megan” on @netflix @netflixuk WHAT DID YOU ALL THINK?????? 🤯🤯🤯 can’t wait to see what you all thought 🙏🏻🙏🏻🙏🏻 #harryandmeghan #princeharry #meganmarkle #netflix #documentary #opinion pic.twitter.com/2k8p6osKll
— LISA RILEY (@Reallisariley) December 16, 2022
本作の見どころの一つが二人の結婚生活について。二人の馴れ初め、婚約、結婚、出産、子育てを二人のプライベートを追いながら描いていて、二人の関係がよく分かる仕上がりになっています。
二人とも王室問題で傷つき大変な思いを経験しましたが、ある意味そのことにより確固たる絆を築いたと言えるのかも…。
絶対にお互いは味方という頼れる存在で、特に誰も信じられないメディアの渦中にさらされている状況ではなおさらかもしれません。
二人を見ているととっても幸せそう!というのが第一印象で、夫婦として親としての相性は抜群の様子。ハリー王子がメーガン妃と出会っていなかったら、恐らく王室から離脱することはなかったかもしれません。
王族が王室を離脱するのは大きな問題ですが、それでもハリー王子のすがすがしい笑顔と王室離脱は自分の決断!ときっぱり言い切る姿を見ると、本人が幸せならそれでいいのかも?と思えてしまいます。
『ハリー&メーガン』のネット上での評判は?
Netflixで『ハリー&メーガン』観始めました。
E1はハリーとメーガンの惚気(出逢いはインスタ、MとHと呼び合う関係、3回目のデートはボツワナでテント生活etc..)が微笑ましく映されているが、他方で、母ダイアナに対する想いも語られている。
『ザ・クラウン』では描かれない今の王室の物語。 pic.twitter.com/7uAncww5Id— suzu (@nezimaki49081) December 8, 2022
Netflixでハリー&メーガンを見た。TVのある番組では良いように言ってなかった。
でも観て私は勉強になった。王室、黒人への人種差別、パパラッチ、ダイアナ、ハリーとメーガンの生い立ち、ボランティア活動
黒人の人種差別と精神疾患特に統合失調症への差別の根底は同じだ。哀しく思う。— kazumyu (@kazumyu2) December 14, 2022
『ハリー&メーガン』まとめ
ドキュメンタリーとしての完成度と言われれば、正直褒められる仕上がりではありません。それでも個人的には普通におもしろかったし、見て損はないかもという印象です。
物事にはさまざまな味方と意見があり、あくまで本作はハリー&メーガンの主張に偏っています。
当然王室は反論していますが、二人もいろいろと言いたいことがたくさんあったのよね、という気持ちは分かる気がします。
サクッと観られるので、普段ドキュメンタリーは観ないという方にもおすすめです。Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪