Netflix映画『トゥルー・スピリット』史上最年少でヨットによる世界一周単独航海に挑む!実話を基にした感動ストーリー

出典元:https://www.historyvshollywood.com/

16歳でヨットで単独世界一周に挑んだ、オーストラリア人少女の実話。自分の力を信じ、夢に挑戦する少女の勇気と行動力に感動せずにいられません。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『トゥルー・スピリット』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年2月3日
ジャンル:ファミリー、冒険、青春、ヒューマン・ドラマ
製作国:オーストラリア
話数:1時間49分
日本語吹き替え:あり

『トゥルー・スピリット』あらすじ

ジェシカ・ワトソン(通称ジェス)は、オーストラリアのサンシャイン・コーストで暮らす16歳。小さい頃から家族と一緒に車でオーストラリアを一周し、ヨットに乗り冒険に親しんできた。

セーリングが大好きなジェスは、10代でヨットによる単独世界一周を成し遂げたジェシー・マーティンに影響を受け、自分も世界一周に挑戦しようと思い立つ。

3度の単独世界一周を経験しているベン・ブライアントに指南役を頼み、ジェスの挑戦が始まる。

まだ16歳という年齢もあり、クイーンズランド州政府や児童福祉局からも反対され、世間の風当たりは思った以上に強い。

ついにジェスは家族に見送られ、2009年10月に無寄港無支援による単独世界一周の挑戦へと旅立つ。

『トゥルー・スピリット』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア79% 視聴者スコア73%
IMDb:6.8(10点中)
総合評価:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★★☆

筆者はオーストラリア在住なので当時のニュースをリアルタイムで見ていたため、すごく本作を楽しみにしていました。

ニュースで見て知っていても改めて映画を観ると、本当にスゴイ!と心から感動。ヨットによる世界一周を夢見て行動し、それを実現してしまうジェスの熱意と行動力が本当に素晴らしい。

ジェスはもちろん、16歳の娘を危険な大海原に一人で行かせる親もすごいな、と感心してしまいました。

自分に子供がいるとつい親目線で見てしまい、我が子を同じように送り出せるだろうか?と自問自答してしまうはず。

7ヶ月間無寄港無支援で大海原にたった一人で航海するのは、想像を超える大変さです。

大人でも肉体的にも精神的にも試練を強いられる大冒険を、たった16歳の女の子が挑むこと自体がもう全然普通ではありません。

ジェスを信じて送り出す家族と指南役のベンとの絆も素晴らしく、純粋に感動して涙してしまいました。

構成的には多少粗削りでもっと深掘りしてもよかった点が多いものの、ファミリー向け映画ということを考慮すると総じて合格点と思います。

夢は叶う!と信じて行動する大切さを改めて教えられたように感じたし、ぜひ家族で一緒に観て欲しいおすすめ映画です。


『トゥルー・スピリット』キャスト

ジェシカ・ワトソン(ティーガン・クロフト)

サンシャイン・コーストで暮らす16歳の高校生。セーリングが大好きで、ヨットで単独世界一周に挑戦しようと、ベンに指南役を頼む。

ベン・ブライアント(クリフ・カーティス)

3度の単独世界一周に成功した船乗り。無口でぶっきらぼうな性格だが、ジェスの熱意にほだされセーリングのコーチを引き受ける。

ジュリー・ワトソン(アンナ・パキン)

ジェスの母親。世界一周をしたいというジェスの夢をサポートして後押しする。

ロジャー・ワトソン(ジョシュ・ローソン)

ジェスの父親。家族で車でオーストラリアを一周したりヨットでセーリングしたり、子供たちに幼いころから冒険を経験させる。

エミリー・ワトソン(ブリジット・ウェブ)

ジェスの姉。航海中のジェスのブログを担当する、妹のよき相談相手。

トム・ワトソン(ステイシー・クローソン)

ジェスの兄。妹をいつもからかうが、ジェスの冒険を心から応援する。

ハンナ・ワトソン(ヴィヴィアン・ターナー)

ジェスの10歳の妹。勝気な性格でマスコミ対応もお手のもの。

 

『トゥルー・スピリット』見どころ・解説・考察

ジェスの挑戦

幼いころからヨットに親しんできたジェスは、10代で単独ヨット世界一周を成し遂げたジェシー・マーティンに影響を受け、自分も単独で世界一周したいと夢見るようになります。

夢を見るのは簡単でも、それを実行に移すのは並大抵のことではありません。コーチのベンに教わり長い間訓練を積み、着実に夢へと近づいていくジェスの行動力と熱意がスゴイ!

ヨットに乗って実際に航海するだけでなく、それまでの訓練と準備を考えると本当に長い期間がかかるわけです。

絶対に諦めずに夢に向かって突き進むジェスを見ていると、がんばって!と純粋に応援したくなるはず。

ジェスの両親

出典元:https://theplaylist.net/

16歳は未成年であり精神的にまだ未熟で、何か問題に直面しても一人で対応するのは難しい年頃です。

まだ少女の我が子を、単独世界一周という危険な航海に送り出したジェスの両親はすごい!と感心してしまいました。

海では嵐や高波に遭遇することもたくさんあり、転覆や沈没の危険と常に隣りあわせです。病気や怪我をしても、誰もそばにおらず一人で対処しなくてはいけません。

そんな状況に自分の子供を置けるかどうか?と考えると、自分だったら絶対無理かも…と思ってしまいます。

子供が挑戦したいという気持ちは応援しなくてはいけないけれど、ジェスの挑戦は命にかかわるため他の挑戦とはレベルが違い過ぎます。

ジェスを後押しする両親も実に勇気があると言えるし、娘を信じる確固たる気持ちがなければ無理なはず。

ある意味娘をそこまで強い人間に育てたと誇れるものがあるんだろうな…と、それだけですごい親だなと素直に感心してしまいました。

航海中で最大の難関に直面した時も、ジェスが下す船のキャプテンとしての決断を尊重するところが素晴らしい。筆者だったら今すぐ帰ってきなさい!と絶対叫んでしまいます(笑)。

航海中の様子

ジェスは航海中も家族やベンと電話で連絡を取り、ヨットでの様子をネットで配信します。それでも7か月間ヨットで一人…、というのは肉体的にもメンタル的にかなりしんどいはず。

ヨットは本当に小さくまるで海に浮いた木の葉のようで、そんな狭い船でずっと一人で航海するジェスのメンタルは本当に強い。

それでも途中で寂しくなったりと16歳の少女らしさも見せて、改めて航海の大変さが分かります。

エンドクレジットでは実際のジェスの航海中の映像が流れ、映画で描かれている内容が誇張ではないことがよく分かります。


『トゥルー・スピリット』のネット上での評判は?

『トゥルー・スピリット』まとめ

ニュースを見て知っていても実際の航海の様子やそれまでの努力を知ると、本当にすごいなと感動しました。夢は叶うと信じて努力することの大切さを改めて考えさせられ、勇気と元気をもらえるはず。

純粋に感動できる映画が観たいというときにピッタリで、ぜひ家族と一緒に観てほしい素敵な映画です。Netlixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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