Apple TV+『モスキート・コースト』シーズン2もスリリング!フォックス家の秘密がついに明かされる

出典元:https://hiddenremote.com/

映画『モスキート・コースト』をリメイクした、Apple TV+製作のサスペンス・ドラマ。メキシコで新たなトラブルに巻き込まれたフォックス家は、南米のジャングル奥地へと逃げる!シーズン2のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック♪(シーズン2のネタバレはありませんが、シーズン1のあらすじなどを含むためまだ視聴されていない方はご注意を。)



『モスキート・コースト』シーズン2あらすじ

メキシコでカルテルの一味を射殺したチャーリーは、アリーに救出され一家は船で南米のジャングルへと逃げる。アリーの友人イゼラがいる集落カーサ・ロハに到着した一家は、ジャングルで新たな生活を始める。

マーゴとディナはジャングルでの生活が気に入らず、逃げようと計画するが、チャーリーはカルテルの男を殺害したことがショックで落ち着かない。

カーサ・ロハにマーゴのかつての友人リチャードが現れ、ディナとチャーリーは家族が逃亡している本当の理由を知ってしまう。

アリーは地主のギレルモに移送業のルート開拓を依頼され、かつて自分が開発したプログラム「サンドパイパー」を使うことになる。

リチャードはジャングルを伐採し観光開発しようとするヴィリド社を監視し、マーゴに一緒に妨害しようと持ち掛ける。

シーズン1のキャスト&レビューはこちらをチェック↓

『モスキート・コースト』シーズン2を視聴した感想

シーズン2は映画同様南米のジャングルが舞台になり、内容は異なるものの映画版の雰囲気に近づいた印象です。シーズン1では逃亡の理由は明かされず、引っ張りまくった挙句やっとシーズン2で逃亡理由が明かされます。

アリーとマーゴの過去が描かれているのもおもしろく、全編を通して家族内でうごめく心理劇がスリリングです。

可哀相で仕方がないのがディナとチャーリーの子供達で、親の事情に巻き込まれてまともな青春時代が送れないのは見ていて不憫でなりません。

自分が親なのでどうしても親目線になってしまうのですが、アリーとマーゴの身勝手さに本当に腹が立ち子供達のことを一番に考えて、もっといい選択はできなかったのか?と思ってしまいます。

アリーの過去の偉業がジャングルの生活にも影響するなど、物語の付線も絶妙でおもしろい!映画版とはまた違うおもしろさがあり、カーサ・ロハに到着するまでの冒険もハラハラどきどき。

すごいアクションがあるわけではないのに、何だかすごくスリルを感じてしまうドラマです。

ただシーズン2で番組がキャンセルになったため、最終話は駆け込み的な展開で中途半端感がありましたが、クリフハンガーで終わるよりはよかったかもしれません。


『モスキート・コースト』シーズン2の新キャスト

リチャード・ボーモント(アリヨン・バカレ)

マーゴの昔の知り合い。環境問題に取り組み、ジャングルでの観光開発を阻止しようとする。

イゼラ(ナタリア・コルドバ=バックリー)

カーサ・ロハの住人。アリーの昔からの知り合いで、南米のジャングル奥地でワケありの住人達をまとめている。

ギレルモ(ダニエル・レイモント)

カーサ・ロハの地主。他にも移送業を営み、仕事に協力するようアリーを仲間に引き入れようとする。

アドルフォ(アレハンドロ・アカラ)

カーサ・ロハに物資を運ぶ手伝いをしている青年で、ディナと仲良くなる。

JJ・レイバン(マット・マッコイ)

アリーとマーゴを執拗に追いかける捜査官。逮捕しようとするあまり、同僚を巻き込んでしまう。

 

『モスキート・コースト』シーズン2見どころ・解説・考察

アリーとマーゴの秘密

シーズン1では引っ張るだけ引っ張ってとうとう明かされなかった、フォックス家逃亡の謎。

どうしてこんなに逃げまくっているのか?相当ヤバいことをしたんだろうな…、という想像はついたし、シーズン1の内容からどうやらマーゴの方に問題があったのが何となく伝わってきました。

逃亡理由がシーズン2の物語とうまくリンクしている構成が絶妙で、実はエリートだったアリーの過去が意外でおもしろい。

秘密を長い間子供達に伏せてきましたが、シーズン2ではついに子供達も知ることになります。

特にディナの怒りはすざましく、親の身勝手さに振り回されついに堪忍袋の緒が切れてしまうことに。子供に罪はないのに親の犠牲になってしまう、ディナとチャーリーが不憫でなりません。

ジャングルの開発

フォックス家はアリーの友人イゼラを頼り、南米のジャングルにある集落へ辿り着きます。村というよりワケありの人達が集まる収容所のようなところで、このエリア全体が観光業の開発に直面しています。

開発業者のヴィリド社がこの辺りの森林を伐採し、リゾートや観光目的の施設を建設しようと計画中。

マーゴの昔の友人で環境保護活動家のリチャードが現れ、ヴィリド社の開発を阻止するべく動き出すことに。リチャードの登場でマーゴの過去が再び引きずり出され、マーゴの秘密が子供達にに衝撃を与えます。


家族の問題

逃亡生活に嫌気がさしているディナとチャーリーでしたが、チャーリーはカルテル射殺事件を起こし自分の問で手一杯。ディナはジャングルでの生活が気に入らず、逃げることしか頭に浮かびません。

16歳の楽しい時期にこんなジャングルで生活させられたら、そりゃキレますって。

マーゴとアリーは全て子供達のためといつも言っていますが、結局は自分のため。マーゴは捕まりたくないし、アリーは家族をコントロールし続けたいわけです。

どこに住んでも、アリーとマーゴが根本的に変わらなければ何も変わりません。二人の子育ては明らかに子供達に影響を及ぼし、特にチャーリーの様子がどんどんヤバくなっていくのが怖い。

自己中すぎるアリーとマーゴにイラっ!とさせられることが多く、愛の在り方、家族の在り方を改めて考えさせられるドラマでもあります。

アリーの才能

アリーは発明家でさまざまなものを作り、カーサ・ロハでもその才能を発揮します。実に頭のいい人で、アリーが過去に開発したプログラムがシーズン2の大きな鍵となります。

あまりにもアリーの能力が時代を先取りしてしていたがために、人生を狂わされたとも言えるかもしれません。

便利なシステムも使い方次第では凶器に成り得ることもあり、自分の発明が間違ったことに使われる悔しさをアリーは味わうことになります。

シーズン3の製作は?

残念ながらApple TV+はシーズン2をもって、番組をキャンセルすることを発表しました。個人的にはすごくおもしろかったので、次シーズンがないのはすごく残念です。

同シリーズは批評家や視聴者から賛否両論で、意見が別れたのがシリーズ更新の可否に影響したと言えそうです。原作本と映画があるため、ドラマ版と比較するファンが多かったのが原因のひとつかも…。

駆け込み的な展開のラストでしたが一応物語に決着はついたので、クリフハンガーのままキャンセルになるよりよかったのではないでしょうか。


『モスキート・コースト』シーズン2のネット上での評判は?

『モスキート・コースト』シーズン2まとめ

映画版も見応えがありましたが、ドラマ版もおもしろくてかなり楽しめたドラマのひとつです。アリーとマーゴには全然共感できないけれど、ストーリー自体はハラハラどきどきの連続でおもしろい!

スリリングなドラマや見応えのヒューマン・ドラマを観たいときにおすすめで、Apple TV+に加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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