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コロンビアで消息を絶った科学者を救出するため、夫と兄が立ち上がるアクションたっぷりのサスペンス・スリラー。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビューします♪
『エコー3』あらすじ
アンバーは科学者で、大富豪のエリックと結婚している。母親が薬物依存症のため依存症治療薬を研究し、研究に役立つ植物を探しにコロンビアへ赴く。
アンバーを心配するエリックは、荷物の中に軍用の追跡ビーコンを忍ばせる。
アンバーはコロンビアとベネズエラの国境近くのジャングルで民族解放軍に捕らわれ、軍用のビーコンを持っていたことからCIAなのではと疑われる。
アンバーを救出するため兄のバンビとエリックはコロンビアへ行くが、あと一歩のところでアンバーを取り逃がしてしまう。
アンバーはベネズエラ軍が仕切るコカイン製造基地へ連れて行かれ、つらい捕虜生活を強いられる。CIAや政府はアンバー救出作戦に消極的で、バンビとエリックは自分達だけで助けようと自らチームを結成する。
コカイン基地へ乗り込む計画を実行するが、救出作戦が思わぬ展開を招いてしまう…。
『エコー3』を視聴した感想
感想を一言で言うと、長かった!コロンビアで消息を絶ったアンバーを救出するというストーリーなのですが、本当にただそれだけ…。救出作戦を延々と10話分たっぷり描いて、しかも1話が60分と尺が長い。
特にストーリーにひねりがあるわけでも、驚きの展開があるわけでもないので、全6話程度でよかったのでは?という気がします。
救出作戦やアンバーが脱走計画を練るところなどはスリルがあってそれなりに見応えはありますが、ストーリー的にもう少しツイストが欲しかったかなという印象です。
ドラマ構成もアンバーの捕虜生活と救出作戦をきっちりと分けて描きすぎていて、シンクロ率が悪い!
アンバーの捕虜生活ばかりまとめて描くと、救出作戦が置いてけぼりになってしまい、上手くストーリがリンクしていない感じに思えてしまいました。
長かったけれど最終話まで完走できたのは、ルーク・エヴァンスとミキール・ハースマンのイケオジ2人の力が大きかったです(笑)。
後半からコロンビアとベネズエラの政治的衝突…、という流れになっていったので、次シーズンがあるのならシーズン2の方がストーリー的にはおもしろくなりそうな予感がします。
一番の見どころはアクションなので、直球型のアクション・ドラマが好きな方にはいいかもしれません。
『エコー3』キャスト
アンバー・チェスボロー(ジェシカ・アン・コリンズ)
科学者で、大富豪のエリック・ハースと結婚している。母親が薬物依存症で、依存症の治療薬に必要な植物を探すためコロンビアへと赴く。
アレックス・チェスボロー(ルーク・エヴァンス)
アンバーの兄で通称バンビ。軍の特殊部隊に20年所属しているベテランで、アンバーとは強い絆で結ばれている。
エリック・ハース(ミキール・ハースマン)
アンバーの夫で、父親は武器を扱う会社で成功している大富豪。バンビの影響で軍の特殊部隊に入る。
ヴィオレッタ・マティス(マルティナ・グスマン)
コロンビア人のジャーナリスト。ジャングルで消息を絶ったアンバーに会うため、民族解放軍と接触する。
ミッチ(ジェームズ・ウドム)
CIA局員。アンバー達と家族ぐるみの付き合いをしていて、アンバー救出作戦に協力する。
マギー・チェスボロー(ヴァレリー・マハフェイ)
アンバーとバンビの母親で薬物依存症。行方不明の娘を心配し、コロンビアへ行く。
ナタリー・フォスター(エリザベス・アンワイズ)
アメリカ大使館のコロンビア支局長。バンビと個人的に連絡を取り合い、アンバー救出作戦を手助けする。
『エコー3』見どころ・解説・考察
アンバーの救出作戦
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物語のメインはアンバー救出作戦、というかそれしか描いていないドラマです。救出作戦のみにたっぷり10話分使っているのですが、途中でモタモタと余計な寄り道が多くて時間がかかりすぎ(笑)。
アンバーの夫エリックと兄のバンビは軍の特殊部隊に所属しているので、人質救出作戦はお手のもの、なはずなのですが…。
エリックが余計な作戦を考えたせいで相手を怒らせてしまうし、救出作戦自体が身勝手過ぎて人が死に過ぎ!アンバーを救出するために、あんなに多くの人を殺害していいわけがない…。
しかも最後の救出作戦のせいでコロンビアとベネズエラの両国を巻き込むことになり、それでいいの⁉とクエスチョンマークだらけです。視聴者はもっといい作戦考えろー!とツッコミたくなってしまうはずです。
アンバー&バンビの絆
アンバーとバンビは他の兄妹に比べると、ものすごく強い絆で結ばれています。
決して恵まれた子供時代でなかったことは過去のフラッシュバックで予想できますが、二人の絆の強さはそれだけが理由ではないことが後半に判明することに。
兄妹の絆の強さはこれが理由だったのか…、と納得。そのためアンバーとエリックの夫婦の絆より、兄妹の絆の方が断然強くエリックはいつも出る幕がありません。
救出作戦でも、おいしいところは全てバンビに持って行かれてしまうのが何とも悲しい…。
アンバー&エリックの関係

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富豪で苦労知らずのエリックと、貧しい子供時代を過ごし苦労の多かったアンバーは、根本的に育った環境が全く異なります。
違うからこそ惹かれあうとも言えますが、育ちの違いが二人の関係に影響していくことに…。
バンビにいつもおいしいところ持っていかれてしまうのも、エリックがアンバーのことを完全に理解しておらず心から共感できていないからかもしれません。
次シーズンが製作されるのなら、二人の関係が今後どうなるのかも気になるところです。
アクションがスゴイ!
Apple TV+’s #Echo3 features incredibly gripping action set pieces in every episode: https://t.co/4QQVlgS0FP pic.twitter.com/rYyLL1Rwu4
— Decider (@decider) December 2, 2022
本作の見どころは何と言ってもアクションがすごいところ。軍の特殊部隊に属していたバンビとエリックは、アンバー救出作戦のためにありったけの武器を投入して作戦に挑みます。
銃器を探知する小型のドローンなど最新機器も登場して、今はあんなすごい機能が備わったのがあるのかと驚きました。
武器マニアの人や戦闘アクションが好きな方は、かなり満足するドラマなのではないでしょうか。
『エコー3』のネット上での評判は?
エコー3観了。
特殊部隊の白人マッチョ2人が、誘拐された家族を救うため、コロンビア、ベネエゼラで大暴れする話。
気楽にサスペンスアクションを楽しめそうな展開から、終盤に突き落とされる感じ。最終話は評価低いけど、好きな結末だった。 pic.twitter.com/Wq909P1vhp— ゴライアス (@my6oliath) February 16, 2023
「エコー3」
コロンビアにて反政府ゲリラに拉致された妻を救うべく、デルタフォース隊員である彼女の兄と夫が奮闘する姿を描いたドラマ
リアリティのある戦闘描写、コロンビアとベネズエラの国際的対立などの要素が詰め込まれていて、中々面白い作品
トム・クランシー等の作品が好きな人にオススメです pic.twitter.com/x5W4XI46q9— Glock (@12007Glock) February 13, 2023
『エコー3』まとめ
この内容で全10話は長かったし、もう少しストーリーを魅力的にするひねりが欲しかったです。逆に言えば複雑なストーリーが一切なく、アクションをたっぷり楽しめるドラマと言えるかもしれません。
直球型のアクション・ドラマが好きな方におすすめで、Apple TV+に加入されている方はチェックしてみてください♪