Netflix映画『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』怪奇的連続殺人事件を敏腕刑事が追う!重厚なサスペンス・ミステリー

出典元:https://www.tvinsider.com/

2010年から英BBCで放送されている、イドリス・エルバ主演のサスペンス・ミステリーをNetflixが映画化。敏腕刑事が執念で難事件に挑む、重厚で見応えのある作品に仕上がっています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!



『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年3月10日
ジャンル:クライム、サスペンス、ミステリー
製作国:イギリス
話数:2時間10分
日本語吹き替え:あり

『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』あらすじ

カラムという掃除夫が誰かから脅迫され忽然と姿を消し、事件現場の野次馬のなかにいる男が捜査に当たるジョン・ルーサーの姿を眺めていた。

捜査半ばでルーサーは、過去の容疑者の脅迫、証拠改ざんなどの違法行為で逮捕されてしまう

ルーサーは有罪判決を受け刑務所に収監されるが、刑務所内でカラムの死に関する手がかりを受け取り、捜査のために脱獄を計画する。

ロンドンではカラムの事件と関連した怪奇的な連続殺人や自殺事件が相次ぎ、世の中を震撼させていた。昔の仲間に頼み脱獄に成功したルーサーは、レイン警部補と協力しながら事件を解決するべく動き出す。

『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア68% 視聴者スコア85%
IMDb:6.4(10点中)
総合評価:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★☆☆☆

2010年から英BBCで放送され、エミー賞やゴールデン・グローブ賞に多数ノミネートされた人気ドラマの映画化です。筆者はドラマ版は視聴したことがないのですが、ドラマ版を観ていなくても問題なく楽しめました。

主人公のルーサーが特異的な洞察力と分析力で事件を解決へと導いていき、ルーサーを演じるイドリス・エルバのいぶし銀のような魅力が光っています。

ルーサーの扱う事件が胸くそ悪くなる系のためその点は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ルーサーがピンチに陥っても事件に食らいついていく姿がかっこいい!

重厚でシリアスなサスペンス・ミステリーで、犯人との心理戦もありサイコ・スリラー的な魅力も併せ持っています。見応えのあるサスペンスが観たいときに、ぴったりのドラマに仕上がっていておすすめです。


『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』キャスト

ジョン・ルーサー(イドリス・エルバ)

カラム失踪の事件を担当する刑事。過去の違法行為が明るみになり逮捕され、刑務所に収監されてしまう。

デヴィッド・ロービー(アンディ・サーキス)

事件被害者支援会のメンバーで、火事のため大やけどを負った妻の面倒を見ている。

オデッテ・レイン警部補(シンシア・エリヴォ)

ルーサーが刑務所に収監された後に、カラムの事件を担当する刑事。ルーサーの身勝手な行動に腹を立てているが、事件解決のため協力することになる。

マーティン・シェンク(ダーモット・クロウリー)

ルーサーの上司。脱獄したルーサーと連絡を取り合い、刑事としての能力を認めている。

アーニャ・レイン(ローリン・アジューホ)

レイン警部補の娘。仕事で忙しい母親と、まめに連絡を取り合っている。

 

『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』見どころ・解説・考察

怪奇的連続殺人事件


物語は掃除夫のカラムが、誰かに脅迫され失踪するところから始まります。カラムの失踪を皮切りに、行方不明者の集団遺体発見、ピカデリーサーカスでの集団飛び降りなど怪奇的な事件が相次ぎます。

誰が何の目的でこんなことをやっているのか、愉快犯なのか誰かに恨みがあるのか…?

ルーサーが真相に近づくにつれ恐ろしい事実が明らかになっていき、ネット社会がもたらす闇に切り込んでいきます。

正直胸くそ悪くなるような事件で見ていて辛くなるのですが、普通の人が簡単に事件に巻き込まれてしまうネットの恐ろしさを描いているように感じました。

ルーサーの脱獄

ルーサーは過去の違法行為が明るみになり刑務所に収監されてしまいますが、カラム失踪事件の手がかりを刑務所内で得たことから脱獄を考えるようになります。

普通脱獄する理由は刑務所生活に耐えられないとか、自由になるためといった自分のための動機です。ルーサーはそれとは全く違い、事件を解決するために脱獄するのだからその刑事魂が本当にすごい。

特にカラムの母親と事件を解決すると約束し、その約束を守るために行動する義理人情のある人物です。絶対に自分で事件を解決するという信念を持ち、脱獄して捜査に挑む姿がひたすらかっこいい!

ルーサーの洞察力

ルーサーはものすごい洞察力を持ち、千里眼であらゆる視点から物事を分析していく能力の持ち主です。見事なプロファイリングで事件を解決へと導く手腕は、上司のマーティンも一目置いています。

脱獄はよくないけれどルーサーが自由に捜査することで、事件が倍速で解決されていくという利点をよく分かっているわけです。

刑事とは洞察力があるかないかでこうも違うものかと驚かされ、メンタリストのようなルーサーの洞察力が物語に面白味をプラスしています。


『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』のネット上での評判は?

『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』まとめ

重厚なサスペンス・ミステリーで、ドラマ版を視聴していなくても充分楽しめます。シリアスで見応えのあるサスペンスが好きな方にお勧めで、筆者はこの機会にドラマ版も視聴したいなと思いました。

Netflixに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

 

 

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