『THE LAST OF US』シーズン1 謎の寄生菌によって崩壊した、パンデミックの世界を描くポスト・アポカリプス・ドラマ

出典元:https://www.dstv.com/

寄生菌によるパンデミックの世界を舞台にしたHBOのオリジナル・ドラマ。荒廃した世界で生き残った人類がサバイバルしていく姿を描く、見応えのあるヒューマン・ドラマに仕上がっています。シーズン1のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『THE LAST OF US』あらすじ

2003年、謎の寄生菌により感染した人間は他の人間を襲い、感染が世界中に広がっていた。

建設業者として働くジョエルは娘のサラと弟のトミーと幸せに暮らしていたが、感染者の拡大で町がパニックになり逃げる途中で大切な人を失ってしまう。

20年後ジョエルはボストンで暮らし、反政府グループ「ファイアフライ」のリーダーのマーリーンに、エリーという少女をファイアフライの基地へ送り届けてほしいと頼まれる。

事情が重なりジョエルはエリーと共に旅に出ることを決め、送るついでに行方不明の弟トミーを探す。

感染者、軍、反乱グループ、物資を狙う人間が襲い掛かる危険極まりない旅を通して、ジョエルとエリーは親子のような絆を築いていく。

『THE LAST OF US』を視聴した感想

ビデオゲームが原作になっていますが、思った以上に人間ドラマに重点を置いた見応えのあドラマに仕上がっていて、いい意味で期待を裏切ってくれました。

ゾンビのような寄生菌の感染者も思うほど登場せず、ジョエルとエリーの関係を中心に、パンデミックの世界における人間ドラマをがっつりと描いています。

アメリカでの評価がものすごく高く、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の記録を上回ったのも納得の仕上がりです。

HBOはまたすごいドラマを作ったなと感心することしきりで、たかがビデオゲームと侮ることなかれ。

筆者はゲームをしないのでゲーム自体は未体験なのですが、レビューを見ると「THE LAST OF US」のゲーム・ファンの間でも傑作の呼び声が高いようです。

よくあるゾンビ系作品とは一線を画す仕上がりになっていて、視聴者を引き付けるストーリー構成がものすごくうまい!

ラストではジョエルの気持ちはすごくよく分かるものの、あの選択でよかったのか…?エリーとこれから問題にならないのか続きが気になってしまいます。

エリー役のベラ・ラムジーがすごく上手かったし、ペドロ・パスカルが渋くてカッコよすぎ!シーズン2の製作が既に決定しているので、次シーズンが早くも待ちきれません♪


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『THE LAST OF US』キャスト

ジョエル・ミラー(ペドロ・パスカル)

寄生菌による感染者の騒動のなか、大事な人を失ってしまう。パンデミック後はボストンの隔離地域で暮らし、エリーをファイアフライの基地に送るかたわら弟のトミーを捜す。

サラ・ミラー(二コ・パーカー)

ジョエルの娘。父親との関係は良好で、裕福ではないが幸せに暮らしている。

エリー・ウィリアムズ(ベラ・ラムジー)

寄生菌に対して耐性を持ち、ファイアフライによって保護されている14歳の少女。ジョエルと共に、ファイアフライの基地まで旅をすることになる。

テス(アナ・トーヴ)

ジョエルの恋人。ジョエルと一緒に、エリーを基地まで送り届ける旅に同行する。

トミー・ミラー(ガブリエル・ルナ)

ジョエルの弟。元ファイアフライのメンバーで、突然音信不通になりジョエルを心配させる。

ビル(ニック・オファーマン)

マサチューセッツ州でただ一人で暮らす、天才的なサバイバル能力で生き残っている人物。ジョエルとテスに以前会ったことがある。

フランク(マレー・バートレット)

ビルの家の罠にかかってしまう男性。旅の途中だったが、ビルと一緒に暮らすことになる。

マーリーン(マール・ダンドリッジ)

ファイアフライのリーダー。エリーが寄生菌に耐性があることを知り、ワクチンを作るため基地へ連れて行こうとする。

ライリー(ストーム・リード)

エリーのFEDRA訓練生時代の友人。エリーが唯一信頼できる友人だったが、ファイアフライのメンバーになる。

ラトナ博士(クリスティン・ハキム)

インドネシアの菌類学者。ジャカルタで初めて感染者が見つかり、ラトナ博士が解剖を担当する。

 

『THE LAST OF US』見どころ・解説・考察

パンデミックの世界

謎の寄生菌により人間がゾンビ化し、荒廃した世界を描くポスト・アポカリプス・ドラマです。ゾンビ化した保菌者に噛まれると感染してしまうため、生き残った人々は隔離地域で規則に従って生活しています。

サバイバルするのにやっとの生活で、人々は生きるのに必死で他人へのやさしさなど微塵もありません。

隔離地域は軍によって統制され、反乱グループ「ファイアフライ」やレジスタンスといった対抗グループが戦う恐ろしい世界です。

パンデミック前の平和だった世界の名残として、本やカセットテープが生き残った人々の心のよりどころとして登場します。

エリーが好きなダジャレの本は、ジョエルとエリーの距離を縮める小道具として役立ち、ドラマのなかで唯一笑いを取るスパイスになっています。

ジョエルとエリーのロード・トリップ

 

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本作はジョエルとエリーがファイアフライの基地へ行くまでの、サバイバル・ロード・トリップのような仕上がりです。車が手に入りにくいパンデミックの世界で、徒歩や馬でゆっくりと歩を進める過酷な旅が超スリリング。

モンスター化した感染者はもちろん、軍やレジスタンスが次々と襲い掛かかる危険きわまりない旅です。物資が不足している世界では普通の人間ですら脅威の存在で、誰も信用できません。

過酷な現実の中でジョエルとエリーが絆を築き、父娘のような頼れる相棒になっていく過程が見応えたっぷりです。


ビル&フランクの物語

 

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ジョエルとエリーは道中でたくさんの人と出会いますが、登場人物が多い割にすぐに死んでしまうため主役二人とあまり深く関わっていかないのが特徴です。

それでも登場人物の独自のエピソードが印象的で、第3話では本筋に関係ないようなビルとフランクの物語が丸々1エピソードを使って描かれます。

寄り道的な印象のビルとフランクの物語が実に傑出した仕上がりで、シーズン1で大切な役割を担っているストーリーです。

孤独な男性ビルのもとに現れたフランクが愛し合い共に年を取っていく姿は、パンデミックの世界で誰かを愛し生きる意味を見出すメッセージになっているように感じました。

ビルとフランクの物語はジョエルとエリーの関係にも反映されていて、今まで愛する者を守れなかったジョエルが、エリーと出会い愛する人を守って生きる意味を見つける物語へと受け継がれます。

ビルとフランクの物語はジョエルとエリーの物語を映し出す鏡のようで、悲劇的ながらロマンチックなストーリーはパンデミックで光り輝く希望となっています。

ゲームの声優がドラマ版に出演

ゲーム版『THE LAST OF US』の俳優がドラマ版に出演しており、ゲーム・ファンを喜ばせています。

ファイアフライのリーダーのマーリーン役のマール・ダンドリッジは、ゲーム版でマーリーンを演じ、ドラマ版でも同役を務めています。確かによく似ていて、雰囲気ぴったりですよね。

ゲーム版でジョエルを演じたトロイ・ベイカーは、第8話で牧師のデヴィッドと行動を共にするジェームズ役で出演。

トロイ・ベイカーは出演依頼が来た時、予想外の出来事に驚いたものの素晴らしいことでうれしかったと語っています。

ゲーム版でエリーを演じたアシュレー・ジョンソンも、最終話で重要な人物で登場しています。

シーズン2の製作は?

HBOは第3話が配信される前に。シーズン2を更新することを正式に発表しています。シーズン1の第6話までのエピソードの平均視聴者数は3040万人で、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の平均視聴者数2900万人を上回り記録を破りました。

最終話はアカデミー賞の授賞式とバッティングしたものの、シリーズ最高視聴率を記録したことからもその人気ぶりが分かります。

シーズン1では感染者についてあまり詳しく語られませんでしたが、『THE LAST OF US』の共同制作者であるクレイグ・メイジンは、シーズン2では感染者の集団心理をさらに掘り下げることを明らかにしました。

シーズン2では前作の出来事から5年後を舞台にした、2020年の続編ゲームがベースになることが示唆されています。

そのためシーズン2ではタイムジャンプを行うのか、高い評価を得ているエリーを演じたベラ・ラムジーをそのまま起用するのか、さまざまな憶測が飛び交っていました。

共同制作者のメイジン氏とドラックマン氏は、キャスティングを変更するのではなく再びベラ・ラムジーを起用すると断言しています。


『THE LAST OF US』のネット上での評判は?

『THE LAST OF US』まとめ

いい意味で期待を裏切ってくれる、見応えのあるヒューマン・ドラマでおもしろかったです。

作品の世界観、映像、音楽、キャスティングがどれも素晴らしく、クオリティの高いドラマに仕上がっています。

HBOの底力を見せてくれる秀作で、ビデオゲームやゾンビものという枠にとらわれずぜひ多くの方に観てほしい作品です。U-NEXTに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

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