Amazon『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』スターダムを駆け上がったバンドの栄枯盛衰物語

出典元:https://raynbowaffair.com/

70年代を舞台に、架空のロック・バンド「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス」の結成から解散までを描いたドラマ。70年代の音楽シーンへのオマージュが満載で、音楽ファンはきっと楽しめるはず♪本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』概要

製作・配給:Amazon
配信日:2023年3月3日
ジャンル:音楽、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約45~50分
日本語吹き替え:あり

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』あらすじ

ビリー・ダンは高校生の頃に弟と友人とバンドを結成し地元で人気バンドになるが、もっと大きな夢を求めてロサンゼルスへ引っ越す。

LMRレコードのテディと知り合い、バンドはアルバム制作へとこぎつけツアーに出る。デイジー・ジョーンズは小さい頃から曲作りをしていて、友人のシモーヌを通してテディと知り合う。

テディはデイジーの曲に魅了され、ビリーと引き合わせてデュエットさせると大反響を呼ぶ。デイジーをバンドに迎え成功の階段を上り始めるが、ツアー中にバンド内で不協和音が生じていく…。

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア69% 視聴者スコア81%
IMDb:8.1(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★☆☆

ロック・ミュージックをテーマにしたドラマは意外に少ないので、楽しみにしていたのですが期待通りすごくおもしろかったです。

筆者はミュージックライフやロッキンオンを読みあさっていた大の洋楽ファンなので、ストーリーやパフォーマンスなどすべてが刺さる感じでグッときてしまいました。

70年代の架空のバンドの結成から解散までを描き、酒やドラッグに溺れたりバンド内で軋轢が起きたりと、実際のロックバンドでよくある話のまんまという感じ。

既定路線のストーリーですが、デイジーとビリーの音楽を作っていく過程がおもしろく、二人の関係をじっくり描いていてドラマとして見応えがありました。

バンドメンバーのキャラも個性的でいいし、サブキャラの物語も上手く織り交ぜて描いていて退屈せずに最後まで楽しめます。

70年代の音楽が満載で、デイジー、カミラ、カレンが着こなすレトロなファッションがとってもおしゃれ♪

特に最終回はまさに神回と絶賛したくなるエピソードで、思わず涙…。ドラマの最終回としては、傑作と呼べる仕上がりだったと思います。

70年代の洋楽ファンはもちろん、70年代のカルチャーや映画『あの頃ペニーレーンと』が好きな方にぜひおすすめです。



『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』を無料視聴できる動画配信サービスは?

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』はAmazonオリジナル・ドラマのため、視聴できるのはAmazonプライムビデオのみになっています。Amazonプライム・ビデオは30日間の無料お試し期間があり、お試し期間中に視聴可能です!

Amazonプライム:月額料金600円と低価格!

・30日間の無料お試し期間
・月額料金600円と低価格(2023年8月24日よりプライム月額料金が600円に改定されます。)
・Amazonオリジナル・ドラマが豊富
・送料無料やお急ぎ便の利用が可能

月額たった600円で動画配信サービスを利用でき、クオリティの高いAmazonオリジナル・ドラマが豊富!送料無料やお急ぎ便の利用が可能が可能で、Amazonでよく買い物をする方にもおすすめ。30日間の無料お試し期間中に解約すると、一切料金はかかりません。

30日間無料お試しで『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』を視聴する >>

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』キャスト

デイジー・ジョーンズ(ライリー・キーオ)

子供のころから曲作りをしていて、レコード会社のテディに見い出される。自分の曲作りに人一倍プライドを持っている。

ビリー・ダン(サム・クラフィン)

弟と友人と共に「ダン・ブラザーズ」を結成し、ボーカルとギターを担当。ツアー中に酒とドラッグに溺れ、メンバーに迷惑をかけてしまう。

グラハム・ダン(ウィル・ハリソン)

ビリーの弟でバンドのリード・ギターを担当。ビリーと違い控えめで真面目な性格で、キーボードのカレンに惹かれている。

カミラ・アルバス(カミラ・モローネ)

ビリーの恋人で、一緒にロサンゼルスへ移住する。音楽は演奏しないが、バンドを陰で支える縁の下の力持ち。

カレン(スキ・ウォーターハウス)

バンドに加わるキーボード奏者。カミラと仲良しで、デイジーがメンバーに加入することを推薦する。

エディ・ラウンドリー(ジョシュ・ホワイトハウス)

バンドのベーシストでギターもこなす、はっきりとした物言いで遠慮のない性格。

ウォレン・ロハス(セバスチャン・チャコン)

バンドのドラマー。人懐っこい性格で、バンド内のムードメイカー。

テディ・プライス(トム・ライト)

LMRレコードのプロモーター。ビリーーとデイジーを引き合わせた人物で、自分のことのようにバンドのことを応援している。

シモーヌ・ジャクソン(ナビヤ・ビー)

デイジーの友人でシンガー。デイジーと一緒に暮らしているが、LAでの活動に限界を感じている。

ロッド・レイエス(ティモシー・オリファント)

ビリー達がロサンゼルスで活動する足掛かりを作るツアー・マネージャー。バンドの2回目のツアーで、ツアー・マネージャーを務める。

 

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』見どころ・解説・考察

バンドの結成~解散までの物語

本作はテイラー・ジェンキンス・リードによる、ベストセラー小説を基に製作されています。

人気バンドの結成から解散までを、バンドメンバーや関係者たちのインタビューで振り返るドキュメンタリー風の仕上がりがおもしろい。

世界的に人気のバンドで、結成時からメンバーチェンジなしで長い間活躍するバンドはほんの一握り。エゴがぶつかり合うミュージックシーンでは、メンバーの不仲、脱退、解散といった話が後を絶ちません。

スターダムを駆け上がったことでお酒やドラッグにおぼれるケースも多く、デイジー・ジョーンズ&ザ・シックスもまさに既定路線の運命をたどります。

最盛期が短かいからこそ余計にまぶしく輝いて見えることもあり、燃え尽きるように消えて行ったバンドの栄枯盛衰の物語は一見の価値ありです。

デイジー&ビリーが作る音楽

デイジーが加入するまでのバンドはツアーも行いそれなりに人気があったものの、可でもなく不可でもなくといった普通の印象。

レコード会社のテディがビリーとデイジーを引き合わせたことで、驚くべき化学反応が起こります。

デイジーとビリーはプライベートでは最初ソリが合わず喧嘩ばかりですが、二人の演奏中のケミストリーがとにかくすごい!

デイジーのビリーの作詞に関するツッコミが鋭く、お互いの曲作りや作詞を分析して刺激を与え合います。

二人ともプライドが高く自分の作曲に自信があるけれど、二人のアイディアとセンスを合わせると何倍も素晴らしい曲ができあがることに気付いていきます。

デイジーとビリーの曲作りと、二人の関係に変化が生じていく過程も興味深い。二人に思わず嫉妬してしまうカミラの気持ちもよく理解でき、3人の感情が入り乱れるストーリーが見応えたっぷりです。



最終話が神回!

最終話となる第10話はみんなの不満や悩みが一気に爆発して、全員感情のローラーコースターのままシカゴ公演へのステージへ…。

メンバーの気持ちがステージ上でのパフォーマンスにも影響されまくり、全員の感情を見事に表す演出が視聴者の心をぐっと鷲掴みにします。

まさに神回と呼べる最終話で、ラストでここまで気持ちを盛り上げてくれるドラマはなかなかありません。

おもしろかったけどラストがイマイチというドラマが少なくないなか、本作の最終話は傑作と言える仕上がりなのではないでしょうか。

プレスリーの孫娘ライリー・キーオ

主役のデイジー・ジョーンズを演じるライリー・キーオは、エルビス・プレスリーの孫娘なのは周知の事実です。本作を観て遺伝子とは本当にすごい!と改めて驚かされました。

ライリーの歌声や堂々としたパフォーマンスが素晴らしくて、思わず見入ってしまうこと間違いなし。エルビスの面影は少ないけれど、モデルになれるくらいの美人でスタイルも抜群、と天は二物を与えずなんて絶対嘘…(笑)。

2010年から女優活動をしているもののイマイチ存在感が薄い印象でしたが、ついに当たり役を見つけ本作がライリーの代表作になるのではないでしょうか。

どのバンドがモデルになっている?

 

この投稿をInstagramで見る

 

Fleetwood Mac(@fleetwooddmac)がシェアした投稿

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』は架空のバンドですが、原作者のテイラー・ジェンキンス・リードは、テレビで観たフリートウッド・マックのパフォーマンスにインスパイアされたと語っています。

フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスがデイジーで、ギタリストのリンジー・バッキンガムがビリーということになるのでしょう。

ドラマではビリーのバンドにデイジーが後から加入しますが、フリートウッド・マックは1960年代末に結成され、1974年後半に当時恋人同士だったスティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入しました。

バンドのファッションやバンドロゴも、何となく似ている気がします。

シーズン2の製作はある?

本作はリミテッド・シリーズのため、次シーズンを意識したクリフハンガーのラストではなく一つのバンドの物語として完結しています。

それでもストーリー的に次シーズンを製作できる余地は十分あり、ショーランナーのスコット・ノイスタッターとウィル・グレアムはインタビューでシーズン2が用意されているのかという質問に対して、ドアを開けたままにしていると答えています。

デイジー・ジョーンズ&ザ・シックスのオリジナル・サウンドトラックは、架空のバンドによるアルバムとして初めてiTunesチャートで首位を獲得。

大きな盛り上がりを見せていることからも、シーズン2が実現する可能性は十分にありそうです。

現代を舞台にして再結成コンサートを行うストーリーもありで、ツアーマネージャーのロッドが意味深な一言をインタビューでもらしていたのも気になり、他のバンドを主役にしたアンソロジー・シリーズというアイディアもありかもしれません。


『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』のネット上の評判は?

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』まとめ

久しぶりにバンドがテーマのドラマだったし、すごくおもしろくて気に入りました。洋楽ファンとしては、70年代の音楽やカルチャーが満載なのもよかったです。

音楽ファンや音楽がテーマのドラマを観たいというときにおすすめで、Amazonプライムに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

スポンサーリンク
海外ドラマAmazon Prime
DraMagazineをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
DraMagazine