Netflixドラマ『クイーンメーカー』女の戦いがスゴイ!大手企業のフィクサーが選挙戦に挑む

出典元:https://www.netflix.com/

大手企業のフィクサーが人権弁護士を市長にすべく、選挙戦に挑むNetflix製作の韓国ドラマ。女同士の戦いが凄まじい、見応えのある仕上がりになっています。本作のキャスト・感想・あらすじ・見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『クイーンメーカー』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年4月14日
ジャンル:政治、ヒューマン・ドラマ
製作国:韓国
話数:全11話、1話約60~70分
日本語吹き替え:あり

『クイーンメーカー』あらすじ

ファン・ドヒは大手企業ウンソン・グループの戦略室長を務め、会社内の問題を処理するフィクサー的存在。ドヒは会社内で起きた出来事がきっかけで、ウンソン・グループのやり方に嫌気が指してしまう。

次期市長選にウンソン・グループ会長の嫁息子ペク・ジェミンが出馬することになり、ドヒは人権弁護士のオ・ギョンスクを、ジェミンの対抗馬として出馬しないかと持ち掛ける。

利害が一致した二人は選挙選に挑むことになるが、ウンソン・グループはドヒとギョンスクを潰すべく宣戦布告し戦いは泥沼化していく…。

『クイーンメーカー』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア 評価不明 視聴者スコア89%
IMDb:7.9(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★★☆☆

本ブログはほとんどが欧米ドラマのレビューなのですが、『イカゲーム』以来欧米でも韓国ドラマ人気に火がついているそうで、Netflix製作の韓国ドラマはチェックしようかなと思い視聴してみました。

感想を一言で言うとめちゃくちゃおもしろかったです!結構ドロドロした内容ですがストーリーが実によく練られていて、細かい付線を張り巡らし最後にきれいに回収する緻密な脚本が素晴らしかったです。

大企業のフィクサーが自分の職場に見切りをつけ、人権弁護士と共に私腹を肥やすウン一族を倒すためあの手この手を使う戦略がおもしろい。

ウンソン・グループの報復とも言える逆襲も凄まじく、政治の世界は恐ろしい!と思わず震え上がってしまいました。一筋縄でいかない者同士の頭脳戦と仁義なき戦いは、一見の価値ありです。

ただ1話60分〜70分全11話と、尺がすごく長かったのがマイナス・ポイントかな…。Netflixの魅力はドラマの全話一気配信にこだわり、イッキ見できるビンジ視聴ができるところ。

この尺だとイッキ見するにはかなり長く感じてしまうので、もう少し短くしたほうがよいのではと思いました。

それでもすごくおもしろかったし、普段欧米作品中心に視聴している海外ドラマ・ウォッチャーの方にもおすすめです。シーズン2もありそう?な終わり方だったので、次シーズンも期待したいです。


『クイーンメーカー』キャスト

ファン・ドヒ(ムン・ソリ)

ウンソン・グループの戦略室長で、会社の問題に対処するフィクサー的存在。ある出来事がきっかけで、ウンソン・グループを倒そうと決める。

オ・ギョンスク( ムン・ソ)

ウンソン・グループに対して、抗議運動を行っている人権弁護士。ドヒに頼まれソウル市長選に出馬することになる。

ペク・ジェミン(リュ・スヨン)

ウンソン・グループの娘婿で、女癖が悪く周りから評判が悪い。ソウル市長選に出馬を表明する。

ソン・ヨンシム(ソ・イスク)

ウンソン・グループ会長。ドヒに信頼を置いていたが、敵側についたことで徹底的に潰そうと対抗する。

ウン・チェリョン(キム・セビョク)

ソン会長の娘で、短気な性格で問題を起こす人物。ジェミンの妻だが、夫婦関係は冷めきっている。

ウン・ソジン(ユン・ジヘ)

ソン会長の娘。自分が母親からあまり評価されていないと感じている。

クク・ジヨン(オク・ジャヨン)

ドヒの後任として、ウンソン・グループの戦略室長となる。ドヒに教えられた戦略で徹底的に攻撃する。

ソ・ミンジョン(チン・ギョン)

ソウル市の議員。過去に議員に3回当選したことがあり、ソウル市長選に出馬する。

ユン・ドンジュ(キ・ドフン)

ギョンスク弁護士の部下。数少ない男性メンバーで、頼りになる存在。

マ・ジュンソク(キム・テフン)

ソ・ミンジョンの選挙戦のリーダー。ドヒの元夫で、ドヒの父親を見舞うなど家族関係を続けている。

カール・ユン(イ・ギョンヨン)

ペク・ジェミンの選挙戦を仕切る人物で、選挙戦におけるフィクサー的存在。

 

『クイーンメーカー』見どころ・解説・考察

女同士の戦い

出典元:https://www.express.co.uk/

本作の主役はなんと言っても女性で、たくさんの強い女性が登場します。

主役のドヒはウンソン・グループのフィクサーとして長年活躍してきましたが、ある出来事がきっかけでこのままでいいのかと自分の生き方を考え直します。

ウン一族は他人のことなどまるで考えない欲の深い人達で、そんな一族の尻拭いを続ける自分のキャリアに疑問を感じることに。

ギョンスク弁護士は、ウンソン・グループに不当解雇された人達のために抗議運動を続ける正義の人。ギョンスクの最初から最後までブレない、芯の強さと闘志がカッコいい!

その他にもウンソン・グループの会長、ドヒの後任として戦略室長となるクク・ジヨン、ギョンスクの選挙戦を手伝うメンバーもほとんどが女性と、強い女性達が総出演。女同士の壮絶な熱いバトルが見応えたっぷりです。

ドヒとギョンスクの絆

ウンソン・グループの不法解雇に抗議するギョンスクと元戦略室長のドヒは、元は敵対する者同士でした。ギョンスクは市長選に出馬するよう頼まれ、最初はドヒを信用できずにいます。

ドヒもウン一族を潰すためにギョンスクに近づき、最初はお互い利用していたようなもの。それが選挙戦をサバイバルしていくうちに、二人はお互いを信用し揺るぎない絆で結ばれていきます。

ギョンスクの人のために行動するブレない生き方が、ドヒに影響を与えていきドヒの最後に選ぶ勇気ある行動も、ギョンスクと出会ったからこそと言えるかもしれません。

女同士のバトルだけでなく、二人の熱い友情も見どころのひとつです。


選挙戦の戦略がスゴイ

出典元:https://www.express.co.uk/

ソウル市長選でドヒとギョンスクは、ジェミンと議員のソ・ミンジョンを負かす必要があります。候補者の弱みを握り情報操作して、執拗に追い詰めていく過程がとにかく凄まじい。

勝つためなら手段をいとわない頭脳戦ともいえる戦略がおもしろく、ドヒのフィクサーとしての手腕が見事です。

一方ジェミン側の戦略は怒りを感じるほどの陰湿さで、腹立たしいこと気まわりなく巻き添えを食う人たちが可哀相過ぎる…。

やられたらやり返す攻防戦はスリル満点で、人間のダークサイドを炙り出していくことなります。選挙戦を通して、ドロドロしたヒューマン・ドラマを楽しめるのも魅力です。

悪役の魅力

出典元:https://www.hancinema.net/

本作の悪役はウンソン・グループを仕切るウン一族。政界や警察にも顔が効くソウルを牛耳る存在で、私利私欲に走る血も涙もない一族です。

ウン一族はみんな胸くそ悪くなるほど性格が悪いので、徹底的にやっちまえ!と、ドヒとギョンスクを心から応援できます。

いい人と悪い人の線引きが明らかな水戸黄門的ドラマで、観終わった後は爽快感すら感じるはず。徹底的にワルな存在感たっぷりのウン一族が、ドラマをさらにおもしろくしています。

『クイーンメーカー』のネット上での評判は?

『クイーンメーカー』まとめ

韓国ドラマと言えば『イカゲーム』しか観たことがなかった韓国ドラマ・オンチの筆者ですが、すごくおもしろくて楽しめました。

ドロドロしたヒューマン・ドラマや政治ドラマが好きな方におすすめで、Netflixに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

 

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