Netflixドラマ『愛をこめて、キティより』シーズン1 恋のキューピッド役キティは、自分の恋を成就できるのか⁉ドキドキが詰まった胸キュン青春ドラマ♡

出典元:https://www.netflix.com/

『好きだった君へのラブレター』のスピンオフ・ドラマで、ララ・ジーンの妹キティの物語。韓国に留学したキティの恋の大騒動を、胸キュンいっぱいに描いた青春ドラマです。シーズン1のあらすじ・キャスト・感想・解説などを、ネタバレあり&なしでレビューします。



『愛をこめて、キティより』シーズン1概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年5月18日
ジャンル:青春、恋愛
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約30分
日本語吹き替え:あり

『愛をこめて、キティより』シーズン1 あらすじ(ネタバレなし)

キティは以前家族と行った韓国旅行で出会ったデイと、ペンパルとしてずっと連絡を取り合っている。

キティは幼いときに亡くなった母親の遺品を見ているとき、母親が学生時代に留学していた学校とデイの通っている学校が同じことを知る。キティは同じ学校の留学制度に申し込み合格し、韓国へ一年留学することになる。

デイに内緒で韓国へ行き驚かすつもりだったが、思いもよらない展開にショックを受けてしまう。

最初から撃沈の韓国生活が始まるが、持ち前のバイタリティとキューピットの才能を発揮して、学園生活をサバイバルしていく。

『愛をこめて、キティより』シーズン1 感想&評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア79% 視聴者スコア66%
IMDb:6.7(10点中)
おすすめ度:★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★☆☆☆

映画『好きだった君へのラブレター』3部作の最終章、『好きだった君へ: これからもずっと大好き』で、キティが家族旅行で行った韓国で出会ったデイと再会する物語。

映画版が好きだったので期待していたのですが、うーん、なんかイマイチ?海外の青春映画や青春ドラマは親世代でも楽しめる作品がたくさんあるのですが、本作は完全ティーン向けで大人が楽しむには物足りない印象です。

『好きだった君へのラブレター』の原作者ジェニー・ハンの小説を基にしたAmazon製作のドラマ『私たちの青い夏』がすごく好きなので、今回も期待していたのでちょっと残念…。

それでもティーンや若い世代の方は絶対楽しめると思うし、恋するキティの騒動を描いた胸キュンいっぱいのキラキラ感満載の仕上がりです。

ノリが軽すぎて大人世代は多少引いてしまいますが、恋愛以外にキティの亡き母親を知ろうとルーツを探る過程も描かれストーリーとしては楽しめました。

映画版を観ていてもいなくても楽しめますが、観ている方がキティのバックグランドなどが分かるため、両方観た方がさらに楽しめると思います。

若い世代の方や青春ドラマが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。


『愛をこめて、キティより』シーズン1 キャスト

キティ・ソン・コビー(アンナ・カスカート)

韓国人の母親のルーツ探しと、恋人のデイに会うため韓国へ留学する。恋のキューピット役が得意。

キム・ディホン(チェ・ミニョン)

キティと長年ペンパルをしている韓国人青年。学校へは奨学金で通っている。

ハン・ユリ(キム・ジア)

ホテルチェーンを経営する、富豪の父親を持つセレブ。自分の秘密を守るため、デイを利用する。

イム・ジナ(キム・ユンジン)

インターナショナル・スクールKISSの学長。ユリの母親でもあり、母子関係は上手くいっていない。

Q(アンソニー・ケイヴァン)

デイの親友でルームメイト。ゲイのスポーツマンで、キティと親友になる。

ミンホ(イ・サンホン)

デイとQのルームメイト。母親が有名女優で、自分もプレイボーイの遊び人。

アレックス・フィナティ(ピーター・サーンウォルド)

オーストラリアから来た学校の先生。トラブル・メーカーのキティと意気投合する。

イ先生

英文学の先生。堅物で生徒に厳しく、みんなから疎まがられている。

 

『愛をこめて、キティより』シーズン1 全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

キティは以前家族と行った韓国旅行で出会ったデイと、ペンパルとしてずっと連絡を取り合っている。キティは母親が学生時代に留学していた学校とデイの通っている学校が同じことを知り、奨学金制度で1年間韓国に留学することになる。

道中キティはユリというセレブな高校生と知り合い、ユリもキティと同じ学校の生徒で、ユリの母親は学長でキティの母親とかつて同級生だった。

ユリが友人のジュリアナと抱き合っていた話を聞いた母親は、裏から手をまわしジュリアナを転校させる。キティはデイには内緒で韓国へ行き驚かそうと計画していたが、歓迎パーティーでデイがユリと付き合っていると知りショックを受けてしまう。

ユリはレズビアンでそのことを隠すため、奨学金で通っている苦学生のデイの学費を全額払い、恋人のふりをするよう協定を結んでいた。

何も知らないキティは打ちひしがれるが、名前の誤解から間違って男子寮へ入れられデイ、Q、ミンホとルームメイトになってしまう。

Qはゲイで同級生のフロリアンが好きで、キティがキューピット役となり二人をくっつける。キティは持ってきた母親の写真アルバムに、赤ちゃんの入院バンドを見つけ、母親が韓国で子供出産していたのではと疑う。

キティは赤ちゃんの情報を見つけようと病院に侵入するが見つかり、学校のアレックス先生に助けを求める。アレックス先生と話をしたキティは、彼が養子で自分のルーツである韓国に親を探しに来たことを知る。

キティは先生が母親が産んだ子供なのではと思い、自分たちが異父兄弟なのではと思う。ミンホ主催のパーティーが開かれ、DJでパーティーを盛り上げるユリを見てキティは今までに感じたことがない感情がこみ上げてくる。

アレックス先生はキティに実の父親は、学校の嫌われ者のイ先生だと打ち明ける。何かと言い争いの絶えないユリとキティだが、二人の母親の繋がりを探るため休戦し、その間に急速に親しくなっていく。キティは自分の母親ではなく、学長がアレックス先生の母親なのではと思う。

母親がジュリアナを転校させたことを知ったユリは、母への見せしめのためパパラッチの前でデイと別れ、デイとキティは誤解を解いて初キスをする。

学校のキャンプでユリはキティに、デイと協定を交わし恋人のふりをしていて、自分がレズビアンだと告白する。アレックスは学長に自分が息子だと打ち明け、学長はイ先生は出産したことも子供がいることも知らないと話す。

学長はユリにアレックスのことを話し、アレックスが自分の兄だと知る。学長はジュリアナを学校に戻すことに同意し、キティは男子寮に住んでいたことがバレて退学処分になる。

キティがアメリカに帰る日、デイは空港まで追いかけるが、キティは自分はユリが好きだと告白する。キティはジュリアナを空港に迎えに来ていたユリと遭遇するが、ユリとジュリアナが抱き合う姿を見て意気消沈して飛行機に乗る。

飛行機の中でキティは母親の昔の手紙を読み、母がサイモンという男の子について書いているのが気になってしまう。飛行機の隣の席にミンホが座っていて驚くが、ミンホはキティのことが好きだと告白する。


『愛をこめて、キティより』シーズン1 見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

キティの恋の大騒動


いつも周りの恋のキューピットを務めるキティですが、長年のペンパルであるデイとの初キスを夢見て意気揚々と韓国へ留学します。

歓迎パーティーで夢にまで見た再会を果たすも、デイが学校のセレブ女子ユリと付き合っていることが判明して大ショック。ユリとデイは偽カップルで、ユリはレズビアンであること隠すためデイと協定を結んでいました。

そんなことは知らないキティは深く傷つきますが、持ち前のバイタリティと行動力で学園生活をエンジョイしていくことに。

キティの起こす恋の大騒動をコミカルにテンポよく描いて、コロコロと状況が変わる高校生たちの身の代わりの早さがおもしろい。誰と誰がくっつくのか、意外な展開もあってキティの恋の行方から目が離せません。

母親のルーツ探し

本作で一番よかったのが、キティの母親のルーツ探し。幼い頃に母親を亡くしたキティは少しでも母親のことを知りたいと、母の故郷である韓国の同じ学校へ留学することになります。

キティにとってデイに会いに行くだけなく、母親のルーツを知ることは大切な韓国留学の目的です。デイとユリが恋人と知ってショックを受け、アメリカへ帰ろうとしたキティを思いとどまらせたのも母親への想いです。

キティのルーツ探しが、ユリの母親の過去の秘密を明かしていくことになります。関係者が同時期に一か所に会してしまうのがいかにもドラマあるあるですが、キティのルーツ探しが離れ離れだった家族をひとつにしたとも言えます。


キティの学園生活

キティのキラキラとした学園生活が描かれているのが楽しく、男子寮で暮らすことになる展開もおもしろい。それにしても学生寮の部屋が、おしゃれで広くて贅沢過ぎる(笑)。

アメリカで成績に問題なかったキティですが、ハイレベルの韓国の教育では全て落第点になってしまうのが何ともリアル。

日本や韓国の学校のレベルと勉強量は欧米の高校の比ではないので、それはもう大変でしょう…。それなのにキティは恋と母親のルーツ探しに忙しく、全然勉強しないし、韓国語もろくに話せないまま(笑)。

シーズン2があるなら、そのときまでキティにもう少し韓国語を勉強しておいてほしいです。

LGBTQと多様性


LGBTQの設定は海外ドラマで当たり前になっていますが、韓国が舞台の本作もしっかりLGBTQが活かされています。

キティのルームメイトのQはゲイで、キティはQとフロリアンの恋のキューピットになり、お互い恋愛相談に乗るうちに親友同士に。

恋愛関係に絶対ならない、男女の友情くらい心地いいものはないかもしれません(笑)。完全に韓国男子狙いのキティでしたが、女性のユリを好きになってしまう展開にビックリ。

唐突過ぎる展開の気もしましたが、性別に関わらず好きな人が好き、というパンセクシャルに当てはまるのでしょうか?

そのことを相談された父親は、そのパン何とかは分かんないと言っていたのに思わず笑ってしまいました。親世代はどんどん増えるLGBTQ用語に、全くついていけないのが実情です。

本作は軽めの青春映画ながら、韓国で母親のルーツを探すという民族の多様性と、LGBTQを上手く描いている作品。韓国人キャストは、全員韓国人で揃えているのもよかったです。


シーズン2の更新が決定!

Netflixが『愛をこめて、キティより』のシーズン2の更新を発表しました!シリーズ最終回ではキティがユリへの想いに葛藤し、飛行機の中でミンホの隣に座っているところで終了しました。キティがどのようにして学校に戻るのかも描かれるはずで、シーズン2がどうなるか楽しみですね♪。

『愛をこめて、キティより』シーズン1 のネット上での評判は?

『愛をこめて、キティより』シーズン1 まとめ

完全にティーン向けで筆者の世代では物足りなかった印象ですが、若い世代は絶対楽しめると思います。

1話30分と短くサクッと観れて、恋愛ドラマや青春ドラマが好きな方におすすめです。Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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