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Amazonプライムの大人気シリーズ『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4は、ライアンがメキシコとミャンマーの犯罪組織を相手に活躍します。シーズン4のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしでレビュー♪
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4概要
配信日:2023年6月30日
ジャンル:アクション、スリラー、サスペンス
製作国:アメリカ
話数:全6話、1話約55分
日本語吹き替え:あり
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4あらすじ(ネタバレなし)
第1話:選択
ライアンCIAの副長官代理となり、改革を任されたジャックは直接的な影響を伴う難しい決断を下すことになる。ミャンマーの犯罪組織「銀蓮会」が、メキシコのカルテルとつながり巨大な供給網を構築しようとしていた。ジャックはある男に、プルート作戦を復活させるようにと脅される。
第2話:統合
ライアンは元CIA長官のミラーの裏の作戦を深く調査するうちに、シャベスという男の存在を知る。シャベスと接触したライアンは、ミラーがある組織と関わっているのではと疑いの目を向ける。
第3話:犠牲
ライトはナイジェリアへ大統領暗殺事件を解決すべく、ロビイストのアデ・オソジと共にナイジェリアへ向かう。ノーベンバーはシャベスの居場所を探し、後で合流したジャックと共に、銀蓮会のチャオが現れる「市場」の情報を得るためメキシコへ行く。
第4話:ベセスダ
ジャック、シャベス、ノーベンバーは銀蓮会の市場に潜入するため、クロアチアのドゥブロヴニクへ向かう。グリーアはビズハブについて調べ、ダミー会社を調べるためドミニク・サンダーソンを訪ねる。
第5話:ウーコン
ライアン、ノーベンバー、シャベスはミャンマーへ行き、チャオと接触する。キャシーもゼヤラと共にミャンマーへ着くが、ライアンの問題に巻き込まれてしまう。グリーアはビズハブ社へ行き、自分を狙った男を探し出す。ライトはドミニクの支援者を探しに行き、ある人物の関与を知る。
第6話:実証
ライアンを救うため、ライトとグリーアは協力して情報を集め、ノーベンバーとシャベスは現地でライアン救出の計画を実行に移す。CIAは国内でのテロ攻撃を阻止するためチームは国境へ向かい、ある人物の関係が明るみになる。
シーズン3のあらすじ&レビューはこちらをチェック↓
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4感想&評価(ネタバレなし)
IMDb:8.0(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★★☆☆
最終シーズンとなるシーズン4も、ストーリーがややこしい!
スパイものは話が複雑なことが多いですが、本作も舞台の国があちこちに飛んであまり説明がないままたくさんの登場人物が出てくるので話に追いつくのがやっとです(笑)。
シーズン4は全体的にアクションが少なかったのが物足りない印象で、シーズン1がおもしろ過ぎたせいか、シーズンを重ねるごとにトーンダウンしていくように感じました。
全話視聴してみて黒幕の正体が分かったものの、おお!という驚きはなくふーん、そうかという感想でした。よくできているスパイ・アクションですが、グイっとストーリーに引き込む吸引力が足りない気がします。
最終話になってやっと複雑だった付線がつながりますが、ストーリーを追いかけるのが大変で疲れてしまう感じもしました。
それに主役のライアンより、いつもノーベンバーがおいしい見せ場を持っていくのはどうして⁉脚本家はライアンじゃなくてノーベンバーのファンなのかしら…?
個人的には普通におもしろかったという感じで、最終シーズンとしては多少物足りない印象でした。
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『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4キャスト
ジャック・ライアン(ジョン・クラシンスキー)
CIA分析官で、現在はCIA副長官代理。プルート作戦を調べていくうちに、CIAの関与を疑っていく。
ジェームズ・グリーア(ウェンデル・ピアース)
CIAでのライアンの上司で、前カラチ支局長。ライアンの信頼が厚く、お互いを頼りにしている。
マックス・ノーベンバー(マイケル・ケリー)
元CIAベネズエラ支局長。引退してギリシャで暮らしているが、ライアンの危機を救う心強い助っ人。
エリザベス・ライト(ベティ・ガブリエル)
前CIAロシア支局の支局長で、現在はCIA長官代理。ジャックの無謀な行動に頭を悩ませるも、信頼を置いている。
キャシー・ミュラー(アビー・コーニッシュ)
感染症内科の医者でライアンの恋人。しばらく別れていたが、ヨリを戻す。
ドミンゴ・シャベス(マイケル・ペーニャ)
CIAの諜報員。南米のカルテルで潜入捜査をするなど、伝説的な仕事ぶりで有名。
チャオ・ファ・セイン(ルイ・オザワ)
ミャンマーの犯罪組織を仕切っている人物。南米と太いパイプを作り、強力なネットワークを作ろうとしている。
ゼヤラ・レモス(ズレイカ・ロビンソン)
ナイジェリア支援団体の主演者で、キャシーと一緒に仕事をする。
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)
What to Watch Friday: #JackRyan’s Final Season Begins, #Silo Wraps, #EssenceFest on Hulu and More https://t.co/AdEXeMzH8M
— TVLine.com (@TVLine) June 30, 2023
第1話&第2話全あらすじ
現在ライアンは副長官代理となり、前CIAロシア支局の支局長のエリザベス・ライトがCIA長官代理を務めている。ナイジェリアの大統領官邸でウドー大統領が殺害される事件が起き、CIAは不安定なナイジェリア情勢を注視する。モサディク首相は資源の国有化で名を挙げたが、資源の分配化を求め争いが絶えず、黒幕は軍事指導者のイーコン・アメーが有力視されていた。メキシコのユカタン半島でドミンゴ・シャベスがペレス・カルテルのボスの手首を切り取り、マルケス・カルテルのところへ運んだ。
ミャンマーの犯罪組織を仕切るチャオ・ファ・セインは追跡不可能な供給網を築いてアメリカへの輸出を伸ばし、世界中に拡大させることを目論んでいる。チャオはマルケス・カルテルと取引するためカンクンへ行き、ドラッグより大きなビジネスをするのが目的だった。ライアンはライトに連絡し、ナイジェリアの大統領暗殺事件の黒幕を明らかにするには、全ての作戦を中止して資金を絶つ必要があると説得する。
カンクンでチャオはマルケスと会うはずだったが、外国の諜報員の襲撃を受け命からがら逃げる。ライアンのアパートでドミンゴ・シャベスが待ち伏せしていて、プルート作戦を復活させろと脅す。ジャックはオフィスでプルート作戦について知らべ、シャベスが作戦に参加していたことを知る。ジャックはシャベスと再び会い、シャベスに指示を出しているのはCIAのウォルターズだと聞かされ、作戦の資料全てに前CIA長官のミラーのサインがあった。
ジャックはシャベスにミラーの関与をつきとめたいと言い、シャベスはミラーへの復讐のため危険な任務をこなしているとジャックに話す。シャベスはミラーに自分の部隊を利用され7人の部下を失ったため、復讐しようとしていた。ジャックはノーベンバーに助けがいると連絡し、ミラーはチャオに電話しライアンが手を回して自分が長官を解任されたと話すが、そこへシャベスが現れライアンに全て知っていることを話せと脅す。
ライアンとライトは大統領にプルート作戦と、ミラーが銀蓮会とつながっていると説明する。ミラーは銀蓮会の強豪組織を排除しひとつのカルテルに集約し、メキシコの流通を独占するのが目的だった。ライアンはカルテルとテロ組織が統合し無限の資金を使い、あらゆる資源の供給源になる可能性があると説明する。ミラーは自宅で待ち伏せしていたウォルターズに襲われて殺害され、後からやって来たシャベスがミラーの遺体を発見する。
第3話&第4話全あらすじ
ライトはロビイストのアデ・オソジと共にナイジェリアへ向かい、オコリ大統領と面会するが、ウドー大統領暗殺に関与していると言われているイーコン・アメーが現れて驚く。イーコンは暗殺に関与していないと言い、オコリと共にウドー大統領を暗殺した犯人を捕まえるようにと頼む。シャベスは行方をくらませていたが、ノーベンバーが居場所を見つけジャックと合流し、チャオと接触できるのはお前だけだと説得する。
ジャックは大統領に副長官を退任したいと申し出て、グリーアが後任の副長官に任命される。シャベスはマリンがチャオと会うはずだった「市場」が唯一の手掛かりだと言い、ジャック、シャベス、ノーベンバーはメキシコへ向かう。チャオは義理の弟のソー・ワイから組織を抜けるつもりなのではと言われ、彼を射殺する。ジャックたちはマリンから「市場」の情報を聞き出し、クロアチアのドゥブロヴニクに闇市場があり、責任者のヨシップ・オラフスキーの情報を得る。
突然グリーアの家にウォルターズが現れ、手を引かないと家族に危害を加えると脅されてしまう。ジャック達はクロアチアへ向かい、ノーベンバーの知り合いの情報屋から闇市場へ潜入できるよう手引きしてもらう。グリーアはビズハブについて調べ、ダミー会社のサウスウェスト・ペトロに目をつける。ペトロ社はミラーが退任した日に廃業しており、定款の署名はドミニク・サンダーソンとなっていた。チャオはジュネーブへ向かい、ティンがドゥブロヴニクへ行く。ジュネーブでチャオが面会した人物は、ライアンの恋人キャシーと仕事をしているゼヤラ・レモスだった。
グリーアはドミニクを訪ねに行くが、ドミニクはまだ子供で病院で寝たきり状態だった。誰かが彼の入院費を払い名前を借りているらしいと分かるが、グリーアは後をつけていたウォルターズに襲われ橋から川へ飛び降りて逃亡する。闇市場に潜入したライアン達はオラフスキーと会い、世界を変えるものだとあるものを見せられる。ライアン達は市場から脱出し移動中の船の中で、マリンから奪った携帯にチャオからの入金情報を目にする。ライアンは入金額が座標を示していることに気付く。
第5話&第6話全あらすじ
ライアン、ノーベンバー、シャベスはチャオと接触するため、ミャンマーへと向かう。組織を抜けたいチャオはライアン達に協力し、トリガーをすべて破壊してほしいと頼む。チャオはゼヤラが組織に関わっていること、ゼヤラがキャシーをおとりとして利用するためミャンマーに連れてきたことを話す。グリーアは自分を襲った人物のウィリアム・タトルを探し出す。ライアン達はチャオの手引きでウーコン・パレス・カジノの金庫へ辿り着き、チャオを人質にしている状況をビデオ通話で見せ、キャシーを開放しないとトリガーを破壊すると脅す芝居を打つ。
おとりになっていたキャシーは銃を奪って逃走し、ノーベンバーが操縦するヘリコプターに乗る。チャオは家族を助けにライアンとシャベスと自宅へ向かうが、チャオはティンに狙撃されてしまう。ライアン達はチャオの妻と娘を救出し、チャオはティンが現れたタイミングで自爆する。ライトはドミニクの支援者を探しに行き、記念の棚にアデ・オソジが写っている写真を見つけ彼が黒幕だと知る。キャシーはライアンと再会しチャオの家族と共に飛行機に乗り込み脱出するが、追手が現れライアン達は応戦しヘリコプターで逃げる。
途中ヘリコプターが燃料切れでタイの海岸に着陸するが、追手の襲撃に遭いライアンが拉致されてしまう。ライトはCIA長官代理から正式に長官となり、グリーアはライアンの居場所をタトルから聞き出す。ノーベンバーとシャベスはライアンを救出するため、シャベスは現地へ向かい、ノーベンバーは飛行機を手配する。キャシーはチャオの娘のうさぎのぬいぐるみの中に機密情報が入ったUSBメモリを見つけ、シャベスは敵のアジトへ乗り込みライアンを救出してゼヤラを射殺する。
USBメモリの情報からミャンマーからメキシコの中継地がナイジェリアのラゴスで、港を確保するためウドー大統領が殺されたと理由が判明。タトルに送られた郵便物の車の鍵から、国境の車会社の情報から爆弾の輸送方法が判明する。爆弾が仕掛けてあるらしいトヨタのトラックを探すため、ライアン達は国境へ向かい。無事に爆弾を解除することに成功。車会社の情報からテキサスのヘンショウ上院議員とアデ・オソジの癒着が明らかになり、ライアンは上院議員を公開審議で告発する。
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4見どころ・解説・考察(ネタバレあり)
ライアンの仲間たち
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本作の楽しみのひとつがライアン、グリーア、ノーベンバーの男の絆。一緒に修羅場を潜り抜けてきた熱い男の絆がとっても素敵で、困ったときはすぐに駆けつける仲の良さが何だか可愛くもあります。
キャシーはグリーアのことを、ライアンのボーイフレンドNo.1と呼んでいました(笑)。シーズン3では引退したノーベンバーはギリシャで隠居生活を送っていたものの、ライアンの危機を救って大活躍。
第2話ではライアンからの電話を、待ってました!とばかりの表情でとってもうれしそう。3人がタッグを組んで巨大な組織に立ち向かっていく過程がスリリングで、グリーアはアメリカからライアン達をしっかりサポートして、安定の活躍ぶりです。
シーズン4の新キャラ、ドミンゴ・シャベス
‘Jack Ryan’ Season 4: Michael Peña Addresses Spin-Off Reports https://t.co/imWBCtEYnn
— Collider (@Collider) June 27, 2023
ドミンゴ・シャベスはトム・クランシーの22の小説に登場し、そのうちジャック・ライアンの7つの小説に登場する登場人物です。
マイケル・ペーニャ演じるシャベスは、自分の仲間を7人もミラーのせいで失ったことから復讐しようとプルート作戦を復活させるようジャックに接触してきます。
シャベスは危険なカルテルへの潜入捜査をするなど、多くの作戦で活躍してきたまさにレジェント的な存在。ラテン系らしい情の厚さと熱血さを持ち合わせながら、任務中は冷静さを失わず正確な判断で任務を遂行していきます。
シャベス、ライアン、ノーベンバーがメキシコやミャンマーで見せる連携プレイが見事で、初タッグとは思えないほど息がぴったりです。
分析官ジャック・ライアン
第3話ではライアンは自らCIA副長官代理の座を退き、グリーアに後任を託します。退任の理由は自分が副長官だと上院情報委員会がライアンのことを勘ぐっているため、ライトを巻き添えにしてしまうからという理由でした。
ライトの身を案じてのことですが、CIAの副長官といえばキャリア的に大出世で超自慢できるのに、自ら退任したのは案外自分の性にあっていなかったからでは?という気もしなくもありません。
案の定分析官に戻ったライアンは、再びメキシコやクロアチアへ赴いて大活躍。ライアンが分析官に戻ったとたんアクション・シーンも倍増し、やっぱりライアンはこうでなくっちゃ!と思わせる活躍ぶりです。
『ジャック・ライアン』のスピンオフはどうなる?
シーズン4では新たな登場人物のドミンゴ・シャベスが登場し、シャベスを主役にしたスピンオフが企画中と報じられていました。
スピンオフの企画についてシャベス演じるマイケル・ペーニャは、米サイトColliderにスピンオフ番組の状況について最新情報を提供しています。
確かにスピンオフの可能性はまだ大いにあるようですが、ペーニャはそれを確実なものとは言えないとコメントしています。
「まだ分からないし、ファン次第だし、アマゾン次第だ。でももしみんなが気に入ってくれたら、『もっと見たい!』って言ってくれるかもしれないし、彼らの手に委ねるよ。」
ドミンゴ・シャベスはトム・クランシーの『レインボーシックス』シリーズで、中心的な役割を果たしているキャラクターです。
Amazonがすでに『ウィズアウト・リモース』をリリースし、『レインボーシックス』の映画化を設定していることを考えると、シャベスのキャラクターは2つのフランチャイズをつなぐ助けになるかもしれません。
『レインボー・シックス』の映画はマイケル・B・ジョーダンが再出演し、『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ監督がメガホンをとることですでに進行していることが確認されています。
『レインボーシックス』映画が舞台裏でどの程度開発が進んでいるかは不明ですが、もしペーニャのキャラクターが『ジャック・ライアン』シーズン4でヒットすれば、『レインボーシックス』が公開される前に彼のスピンオフが公開される可能性もあるかもしれません。
そうなればこのスピンオフが『レインボーシックス』の舞台となり、『ジャック・ライアン』とAmazonが築き上げようとしているより大きなクランシーの世界をつなぐ架け橋となる可能性があります。
参照記事:Jack Ryan Spinoff Reports Get Surprising Response From Michael Peña
『CIA分析官ジャック・ライアン』シーズン4まとめ
最終シーズンとしてはアクションの少なさやストーリーなど多少物足りなさがあったものの、全シーズンを通してみると絶対に見逃せないスパイ・アクションという仕上がりです。
海外アクション・ドラマやCIAなどのスパイものが好きな方におすすめで、Amazonプライムに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪