出典元：https://geekdad.com/
盲目のヒーローがニューヨークにはびこる悪に立ち向かう、超カッコいいヒーロー・ドラマ。既定路線のマーベル作品と違い、ダーク＆ディープな世界観が最高にクール！シーズン1のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり＆なしでレビューします。(Netflixオリジナル・ドラマですが、現在はDisney＋で配信中)
『デアデビル』シーズン1概要
ジャンル：アクション、ヒューマン・ドラマ
製作国：アメリカ
話数：全13話、1話約55分
日本語吹き替え：あり
『デアデビル』シーズン1あらすじ（ネタバレなし）
マット・マードックは子供の時事故で視力を失うが、弁護士になり親友のフォギーと弁護士事務所を立ち上げる。
マットは視力がない代わりに異常なまでに聴覚や第六感が発達しており、夜はニューヨークのヘルズ・キッチン周辺の悪者と戦っていた。
カレン・ペイジという女性が男性を殺害した容疑で逮捕され、マットとフォギーが代理人となる。カレンはユニオン・アライド社の財務部勤務で、ある不正に気付いたことで事件に巻き込まれたことが分かる。
ユニオン・アライド社の背後には、ウィルソン・フィスクという男が絡んでいることが分かり、マットはフィスクのことを調べ追い詰めていく…。
『デアデビル』シーズン1感想＆評価（ネタバレなし）
IMDb：8.6(10点中)
おすすめ度：★★★★★
ストーリー：★★★★★
エンタメ性：★★★★★
感動：★★★★☆
個人的にマーベル作品に全く興味がないのですが、姉が『デアデビル』は他のマーベル作品と違ってダークな世界観がカッコいいし、ストーリーも超おもしろいから絶対観たほうがいいと勧めてくれたので視聴。
すごくおもしろかったし、ダーク＆ディープな世界観が筆者の好みドストライクで、もっと早く観ればよかったと後悔したほどです。
ROTTEN TOMATOESの批評家スコアが99%と、すこぶる高いのも納得のクオリティの高さでおもしろさもお墨付き。
盲目のマットが昼は弁護士、夜はデアデビルとして活躍するストーリーが魅力的だし、ヘルズ・キッチンの悪者を退治しながら巨大なフィスクの組織に立ち向かっていくスリリングな展開から目が離せません。
何よりもアクションがすごい！銃撃戦やカー・アクションよりも生身のフィスト・ファイトが中心のため、CGに頼らない迫力のあるリアルなアクションがめちゃくちゃかっこいい！
治安の悪いヘルズ・キッチンのダークなシネマトグラフィーも素晴らしく、総じてクオリティの高い仕上がりです。
いい意味でマーベル作品らしからぬところが魅力で、他のマーベル・ヒーローとは一線を画すドラマと言えます。
普段マーベル系は観ないという方も、『デアデビル』は絶対におすすめ！アクション・ドラマが好きな方や、海外クライム・サスペンスが好きな方にもぴったりの作品です。
『デアデビル』を視聴できる動画配信サービスは？
現在『デアデビル』を見放題視聴できる動画配信サービスは、Disney＋のみになっています。
『デアデビル』を視聴するなら、HuluとDisney＋のセットプランがおすすめ！月額1,490円(税込)でHuluとDisney＋の両方の作品を見放題視聴できます。（Huluの2週間無料トライアルは、2023年8月30日をもって終了しました。 ）
セットプランに申し込めば約26%割引となり、526円安く利用できます。（Huluの月額料金は1,026円(税込)、Disney＋の月額料金は990円(税込)となっており、別々に申し込むと計2,016円(税込)となります。 ）
※紹介している作品は、2023年9月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はDisney＋公式ホームページにてご確認ください。
『デアデビル』シーズン1キャスト
マット・マードック（チャーリー・コックス）子供の頃に事故で視力を失う。弁護士となりフォギーと弁護士事務所を立ち上げ、昼は弁護士として働き夜はデアデビルとしてヘルズ・キッチンの悪者と戦っている。
フォギー・ネルソン（エルデン・ヘンソン）マットの大学時代からの親友。一緒に弁護士事務所を立ち上げ、困っている人を助けるために戦う弱い者の味方。
カレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)男性殺害の罪で逮捕されてしまうが、マットとフォギーに救われる。二人の弁護士事務所で働くことになる。
クレア・テンプル (ロザリオ・ドーソン)怪我をしたマットを助けた看護婦。マットの無茶振りをいつも心配している。
ウィルソン・フィスク ( ヴィンセント・ドノフリオ)ニューヨークを牛耳る組織のボス。つらい少年時代に大きなトラウマを抱え、精神的に不安定。
ジェームズ・ウェスリー(トビー・レナード・ムーア)フィスクの秘書。フィクサー的な存在で全てのトラブルに対処し、フィスクから信頼されている。
リランド・オウルズレイ(ボブ・ガントン)フィスクの組織の金庫番。
ベン・ユーリック(ヴォンディ・カーティス＝ホール)フィスクを追うジャーナリスト。マットやカレンと協力して、調査を進める。
ヴァネッサ・マリアンナ(アイェレット・ゾラー)アートギャラリー経営者。フィスクと知り合い親しい関係となる。
『デアデビル』シーズン1全あらすじ・ラスト結末（ネタバレあり）
この投稿をInstagramで見る
マット・マードックは子供の時の事故で視力を失うが、弁護士になり親友のフォギーと弁護士事務所を立ち上げる。マットは視力がない代わりに異常なまでに聴覚や第六感が発達しており、夜は「覆面の男」としてニューヨークのヘルズ・キッチン周辺の悪者と戦っていた。カレン・ペイジという女性が男性を殺害した容疑で逮捕され、マットとフォギーが代理人となる。カレンはユニオン・アライド社の財務部勤務で、ある不正に気付いたことで事件に巻き込まれたことが分かる。
マットは怪我をして倒れているところを少年に発見され、看護師のクレアに手当を受けるが、顔を見られたため自分の正体は話す。ユニオン・アライド社のジェームズ・ウェスリーが、マットの事務所に傷害事件を起こしたヒーリーという男の弁護を依頼しに現れるが、ヒーリーはウィルソン・フィスクに雇われたと話す。ジャーナリストのベン・ユーリックは埠頭で起きた事件に関わった謎の人物を調べフィスクをマークし、カレンはアライド社の情報を持ってユーリックに協力を求めに行く。
フィスクはロシア・マフィアと組んでいたが、マットはマフィアのメンバーの殺害の罪をなすりつけられマフィアに目をつけられてしまう。カレンとフォギーは都市開発による立ち退きに反対している老女エレーナの代理人となるが、都市開発にはフィスクが関わっていた。フィスクはロシア・マフィアと手を切るためマフィアのアジトすべてを爆破し、マットはマフィアの一味のウラジミールにフィスクが裏切った事実を告げる。マットはウラジミールからフィスクのことを探るのなら、金庫番のリランド・オウルズレイを狙えと言われる。
マットの前に子供の時彼の超人的な能力を引き出した老人スティックが現れ、ヤクザのノブが運ぶブラック・スカイを破壊するのを手伝ってほしいと頼む。フィスクはロシア・マフィアのアジトの爆破は覆面の男の仕業とメディアに話し、覆面の男は世間で悪者にされてしまう。フォギーとカレンは都市開発業者と戦う姿勢を見せたことで、エレーナがフィスクの手下に殺されてしまい自責の念にかられる。マットはヤクザのノブと格闘するが大怪我を負い、アパートで倒れているのをフォギーに見つかり正体がバレてしまう。
カレンはフィスクの母親を見つけユーリックと共に会いに行くが、フィスクにバレてユーリックが殺されてしまう。マットはノブが来ていた特注の忍者服の仕様に感心し、特注防護服を作った男に接触しフィスクを倒すことを条件に防護服の製作を約束させる。カレンはウェスリーに拉致されるが、隙をみて彼を射殺してしまう。マットはフィスクが組んでいるマダム・ガオのヘロイン工場を見つけ、リランドはフィスクに金を半分よこせと脅したせいで殺されてしまう。
フォギーは元恋人のマーシが働いている弁護士事務所がフィスクの代理人のため、フィスクの資料をコピーするよう頼む。警察署の警官の協力により、フィスクと癒着している警官や政治家が次々と摘発される。フィスクは汚職が明るみになり逮捕され、移送中に逃亡するがマットがフィスクを打ちのめし警察に引き渡す。新しい防護服が完成し、新聞では覆面の男をデアデビルと称していた。
『デアデビル』シーズン1見どころ・解説・考察（ネタバレあり）
人間味溢れるヒーロー
View this post on Instagram
マットは昼間は弁護士として弱者を助ける良心の人で、夜はヘルズ・キッチンの悪者と戦う覆面の男の二つの顔を持っています。
マットは「人を殺さないこと」をモットーにしていて、どんな悪党でも命は奪いません。
盲目のため聴覚が発達して第六感が鋭いという意外では普通の人間で、他のマーベル・ヒーローと違い目から光線が出たり怪力だったりというスーパーパワーは持ち合わせていないのが特徴です。
そのためファイトシーンでも怪我をしまくりで、いつも看護師のクレアに傷を縫ってもらい世話になることに。傷だらけの生身のヒーローは実に人間味溢れていて、共感しやすいのも本作の魅力のひとつです。
デアデビルができるまで
この投稿をInstagramで見る
マットは夜のパトロール用の服は黒づくめで、ニット帽のようなスカーフで顔を半分隠し、黒の上下の服はいたって普通。フォギーに正体がバレた後は、黒のパジャマとディスられていました(笑)。
マーベルヒーローはみんな特殊なスーツに身を包んでいるのに、マットの場合はものすごく質素。殴ったり切られたりでいつも服が破れて怪我を負ってしまうため、マットも何とかしなくては…と思ったようです。
後半になって敵対するヤクザのノブの忍者スーツに感心し、制作者を見つけて作ってくれ！とお願いすることに。
最初から特殊防護服に身を包んでいるわけではなく、防護服ができるいきさつや誰が使ったのかが分かるのもおもしろい。
デアデビルと呼ばれるのもシーズン1のラストになってからで、それまではずっと「覆面の男」呼ばわりなのもユニークです。
マットとフォギーのブロマンス
View this post on Instagram
全体的にかなりシリアスなクライム・アクションとなっていますが、唯一ほっこりさせられるのがマットとフォギーの絆と仲の良さ。
二人の出会いや一緒に事務所を立ち上げるまでの過程もフラッシュバックで描かれ、二人のブロマンスが最高に素敵♪
特にフォギーがめちゃくちゃいい奴で、こんないい人が親友のマットは超幸せ者です。少しお調子者だけれど根が本当にやさしくていい人のフォギーと、少し影があるけれど自分の信念を曲げないマットは最高の組み合わせ。
利益は二の次で弱い者を助けたいという二人の信念が素晴らしく、二人の絆とパートナーシップがよりドラマをおもしろくしています。
アクションが超クール！
マーベル作品は派手なアクションが売りですが、本作は銃撃戦やカー・アクションに頼らない生身のフィストファイトが中心で、アクションがめちゃくちゃクールでかっこいい！
マーシャル・アーツを彷彿させる格闘シーンは本当にかっこよくて、思わず前のめりになって見てしまうほど。
日本のヤクザが登場し頭のノブが忍者みたいな格好で現れるヘンテコ・シーンがあるものの、それすらもカッコよく見えるシネマトグラフィーの出来も最高！
ダーク＆クールな世界観と最高にカッコいいアクションが魅力で、シリアスなクライム・ストーリーと合わせて楽しめる極上のエンターテイメント作品になっています。
『デアデビル』シーズン1のネット上での評判は？
デアデビル見始めた
めっちゃおもしろい
今のDisneyPlusのドラマの尺と比べると
ちょっと長い尺なのでいい満足感と疲労感舞台はトムホスパイディと同じアース199999なのね pic.twitter.com/V6qx56kTD9
— Shimada Ryo (@rcreativejp) July 8, 2023
Netflixデアデビルが評価されたのって、MCUでは描かれない血生臭さじゃないの？アベンジャーズが活躍する裏でローカルヒーロー達の暗い戦い、って感じが良かったんじゃねーの？
— ゴロ民 (@5656min) July 5, 2023
『デアデビル』シーズン1まとめ
マーベル系が好きではないため完全スルーしていたのがもったいなかったくらい、素晴らしい仕上がりのドラマです。
いい意味でヒーロードラマらしくなく、シリアスなクライム・アクションとして観たほうが正解かもしれません。
普段マーベル作品は観ないという海外ドラマ・ウォッチャーの方にも、ぜひ観てほしいドラマです。
アクション系やクライム・ドラマが好きな方におすすめで、Disney＋に加入されている方はぜひチェックしてみてください♪
Hulu＆Disney+セットプランで『 デアデビル』を視聴する
