盲目のヒーローがニューヨークにはびこる悪に立ち向かう、超カッコいいヒーロー・ドラマ。既定路線のマーベル作品と違い、ダーク&ディープな世界観が最高にクール!シーズン3のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしでレビューします。
『デアデビル』シーズン3概要
ジャンル:アクション、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全13話、1話約55分
日本語吹き替え:あり
『デアデビル』シーズン3あらすじ(ネタバレなし)
マットはビルの爆破に巻き込まれるが何とか生き延び、ラントム神父のところへ運ばれ、マットが幼少期を過ごした児童養護施設でシスター・マギーに介抱される。
フィスクの尋問を担当したFBI捜査官のナディームは、フィスクから得た情報でニューヨークの大物悪党を逮捕していく。
FBIに協力したフィスクは別の場所へ移送されることになるが、アルバニア人ギャングに襲撃され、FBI捜査官のポインデクスター(デックス)が、フィスクを救出する。
マットはデアデビルスーツを封印し再び夜の街で悪党たちと戦うが、以前のような感覚が完全に戻ってこない。
フォギーはフィスクを追い詰めるため検事選挙に立候補し、カレンはフィスクが資金洗浄を行っている銀行について調査を開始する。
偽物のデアデビルが現れ、マットは偽物の正体を暴こうとする。ナディーム捜査官は、FBIがフィスクによって操られていると確信し告発しようとする。
シーズン2のあらすじ&レビューはこちらをチェック↓
『デアデビル』シーズン3感想&評価(ネタバレなし)
IMDb:8.6(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★★☆
シーズン2ではパニッシャーやエレクトラといったインパクトのある新キャラが登場し、ダークなヒーロードラマの魅力が満載でした。
シーズン3はマットやカレンの過去にも焦点を当て、新たな秘密が明らかになるなどインパクトのある展開がおもしろかったです。
デアデビルとフィスクの対立が激化していき、そこへFBI捜査官のナディームとデックスが絡む絶妙なストーリーが見事でした。
偽物のデアデビルが登場し、マットが偽物に翻弄されながら、本物VS偽物対決へとなだれ込んでいくストーリーが見応えたっぷり。
デビルスーツを封印して以前よりパワーダウンしたマットが、さらに人間臭くなっていたのもよかったです。
FBIを操っていくフィスクの手腕も悪役としての貫禄たっぷりで、ダークなヒーロードラマのおもしろさをギュッと凝縮した仕上がりです。
個人的にはシーズン2よりシーズン3の方が、ストーリー的に見応えがあっておもしろかったように思います。
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『デアデビル』シーズン3キャスト
マット・マードック(チャーリー・コックス)
子供の頃に事故で視力を失う。弁護士となりフォギーと弁護士事務所を立ち上げ、昼は弁護士として働き夜はデアデビルとしてヘルズ・キッチンの悪者と戦っている。
フォギー・ネルソン(エルデン・ヘンソン)
マットの大学時代からの親友。一緒に弁護士事務所を立ち上げ、困っている人を助けるために戦う弱い者の味方。
カレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)
男性殺害の罪で逮捕されてしまうが、マットとフォギーに救われる。二人の弁護士事務所で働いていたが、事務所の閉鎖でブレティン社の記者となる。
ウィルソン・フィスク ( ヴィンセント・ドノフリオ)
ニューヨークを牛耳る組織のボス。つらい少年時代に大きなトラウマを抱え、精神的に不安定。
レイ・ナディーム(ジェイ・アリ)
FBI捜査官。フィスクと取引をして犯罪者摘発に一役買う。FBIがフィスクに操られているのではと疑問を抱くようになる。
ベンジャミン・ポインデクスター(ウィルソン・べセル)
FBI捜査官。元軍人で子供の頃に大きなトラウマを抱えたため、精神のバランスを崩しやすい。
シスターマギー(ジョワンヌ・ワーリー)
マットが幼少期を過ごした児童養護院のシスター。怪我をしたマットを介抱して助ける。
ラントム神父(ピーター・マクロビー)
マットを子供の時から知っている神父。マットの相談役として、長い間彼を支えてきた。
ブレット・マホニー(ロイス・ジョンソン)
デアデビルと接触する唯一の警察官で、パトロール警官から刑事に昇格。デアデビルと情報を共有する、持ちつ持たれつの関係。
『デアデビル』シーズン3全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)
マットはビルの爆破に巻き込まれるが何とか生き延び、ラントム神父のところへ運ばれ、マットが幼少期を過ごした児童養護施設でシスター・マギーに介抱される。怪我のせいで前のような感覚が戻らず、デビルスーツも破損してしまうが、マットは再び覆面男姿で夜の街で悪党相手に戦う。フィスクの尋問を担当したFBI捜査官のナディームは、フィスクから得た情報でニューヨークの大物悪党を逮捕していく。
フィスクが刑務所で襲われ、FBIに協力していたフィスクはホテルへ移送され軟禁されることになるが、移送中にアルバニア人ギャングに襲撃されてしまう。フィスクはFBI捜査官のポインデクスター(デックス)に救出される。フォギーは何もしないパワー検事に失望し、フィスクを再び刑務所に入れるため自分が地方検事選挙に出馬することを決める。マットはフィスクがわざとジャスパー・エヴァンスという囚人に自分を襲わせ、エヴァンスはフィスクが手を回して出所した情報を掴む。エヴァンスを探し出し証人になってもらえば、フィスクの不正を暴くことができる。
カレンはナディーム捜査官にフィスクが軟禁されている高級ホテルは、フィスクのダミー会社が購入したものだと伝える。ナディームはフォギーに話を聞きに行き、カレンとフォギーの話からマットが悪者ではないと信じるようになり、FBIがフィスクに操られていると確信する。カレンはマットに頼まれエヴァンスを探し出し証言を約束させ、仕事場のブレティン編集部へ連れていく。デアデビルに扮したデックスが編集部を襲撃し、エヴァンスはデックスに殺されてしまう。
マットはデビルスーツを作るメルヴィンにスーツを作った相手を聞き、FBIの人間だと分かる。マットは覆面姿でナディームに会いに行き、フィスクに操られていると言い、ブレティン編集部を襲ったのはFBI捜査官だと話す。ナディームはデックスが怪しいと目を付け調査を開始する。マットはシスターマギーが自分の母親だと知りショックを受け、ずっと真相を知ってたのに秘密にしていたラントム神父を責めてしまう。
ナディームはFBIの上司にフィスクの不正やFBIの関与を話すが、FBIの上層部がフィスクと関わっていることを知り、弱みを握られフィスクの言いなりになるよう強要される。自由の身となったフィスクは、カレンがジェームズ・ウェスリーを殺したことを知り、デックスに彼女を殺すようにと命令する、デックスは教会にいるカレンを襲うが、ラントム神父が身代わりとなり刺殺されてしまう。ナディームと家族が自宅で襲われるがマットが救出し、フィスクの恋人のヴァネッサがアメリカへ戻り二人は結婚式を挙げることになる。
マットとフォギーはナディームの弁護人になり、ナディームはパワー検事にフィスクとFBIの癒着を話す。ナディームの大陪審が始まるが、陪審員は全員フィスクに買収されていた。ナディームは自分が生きている限り家族の命が狙われると思い、デックスに自分を殺させる。ナディームは死ぬ前、妻にすべてのことを話す動画を残しており、妻はその動画をフォギーに渡す。
フィスクとヴァネッサの結婚式の日、ナディームの告発の動画が参列者のスマホから流れ騒然となる。デアデビルに扮したデックスが現れマットと対決し、マットはデックスを倒してフィスクを捕らえ刑務所へ送る。ラントム神父のお葬式の後、マット、フォギー、カレンは3人でまた事務所を再開しようと話す。
『デアデビル』シーズン3見どころ・解説・考察(ネタバレあり)
デアデビルがデビルスーツを封印
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マットはビル崩壊に巻き込まれて大怪我を負い、耳が上手く聞こえなくなりそれ以来前のような感覚が完全に戻らなくなります。
徐々に良くなるもののデビルスーツも破損してしまい、以前の覆面男姿に戻って活動することに。スーツもなく能力的にもパワーダウンして、前のような圧倒的な強さがなくなったところへ、偽物のデアデビルが登場。
フィスクに操られたFBI捜査官のデックスは、フィスクと同じような幼少期のトラウマを抱えており、フィスクの右腕として活躍していくことになります。
偽物のデアデビルVS本物のデアデビルの対決が見どころで、デックスの心の闇は相当深く新たなヴィランとしての存在感抜群です。
パワーダウンしてしまったマットは、デックスのトラウマを利用し心理戦へと持っていくところもおもしろい。
ヒーローが自らスーツを投げ捨てるという展開が意外性たっぷりで、偽物VS本物の対決がシーズン3の大きな見どころとなっています。
フィスクの脅威
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シーズン2ではあまり出番のなかったフィスクですが、シーズン3で再び復活!FBIに協力してわざと情報を流し、ニューヨークの悪者を一掃させます。
FBIにとっては悪者を逮捕できるためフィスクの情報に頼っていきますが、フィスクにしてみればFBIを利用して自分のライバルたちを排除できるわけです。
うまくFBIを操りながら、刑務所内で自分をわざと襲わせて高級ホテルへ移送させるなど策士としての手腕は健在。
ナディームやフォギーの家族にも近づいて操っていたことが分かり、知らない間に人の弱みを握り操る才能に長けています。
ナディームの大陪審でも陪審員を先に買収したり、自分を襲わせたエヴァンスを殺害して証言できないようにしたりと、人の一歩先を行く行動はマットでさえ翻弄されることに。
フィスクの脅威と影響力を存分に描くことで、ヴィランとしてのフィスクの存在感を際立たせ物語をさらにおもしろくしています。
3人の絆と過去の秘密
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マットの母親については謎のままでしたが、シスター・マギーが母親だと判明して驚きました。しかもラントム神父は真相を知っているにも関わらず秘密にしていたことにショックを受け、マットはすっかりやさぐれてしまいます。
一方カレンの過去も描かれ、弟が亡くなったいきさつや父親との関係などつらい過去が明らかに…。二人の秘密が描かれることで、よりカレンとマットの孤独感の強さが浮き彫りになることになります。
シーズン3ではフォギーは大手弁護士事務所務めで、カレンはブレティンの記者、マットはデアデビルに専念とそれぞれのフィールドで戦っていました。
これまでいろいろあったものの、困ったときやピンチを助け合う3人の絆は本物です。この3人の友情は絶対壊れないという、確固たる強さを見せてくれて一安心。
最後は3人でまた事務所を再開しよう、と話しているところで幕を閉じるいいラストでした。
シーズン4の製作は?
『デアデビル』はMCUで『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』として復活する予定ですが、Netflix版のシーズン4ではないとのこと。
Netflix版はダークな世界観でしたが、ボーン・アゲインはかなり明るいトーンになるようだと示唆されています。
Netflix版の世界観が好きだったファンは、次作で作品のトーンが変わることを心配する人もいるようです。
「法廷ミステリー調の作品になり、弁護士マット・マードックを掘り下げる」内容になるようで、Netflix版ではあまり法廷シーンは登場せずアクションに重点を置いた構成になっていたため、かなり作風が変わるのは必至のようです。
Netflix版からは主役のマットを演じるチャーリー・コックス、ウィルソン・フィスク役のヴィンセント・ドノフリオ、パニッシャー役のジョン・バーンサルが続投で出演することが決定しています。
残念ながらフォギー役のエルデン・ヘンソンとカレン役のデボラ・アン・ウォールは出演しないとのことで、これはかなりガッカリ!
3人のチームワークがよかったのに…、と残念でなりません。『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』は、2024年にDisney+での配信が予定されています。
『デアデビル』シーズン3のネット上での評判は?
デアデビル シーズン3全部観ました。
なかなか面白かった🎵ポインデクスターってアダマンチウムなくてもやたら強い😥ブルズアイになるとこ見たかったなぁー。しかしこれだけ毎回ボロボロのマーベルキャラってデアデビル位だよね😁#netflix#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/rKwCdIWRm1— rocket25 (@rocket2513) January 15, 2022
デアデビル全シーズン2周目完走したけどやっぱりクオリティが化け物だった。特にシーズン3、どうしたらこんな神ドラマ作れるんだ…。 pic.twitter.com/N1eLdVVI98
— プロフェッサーMM (@ProfesMM) October 14, 2022
『デアデビル』シーズン3まとめ
ヒーロードラマらしい仕上がりだったシーズン2とは違うアプローチがおもしろく、偽物のデアデビルに翻弄される展開がよかったです。
各シーズンで違う魅力があるドラマ・シリーズに仕上がっていて、『デアデビル』は本当におもしろい!アクションもカッコよく、緻密なストーリーが最後まで飽きさせません。
普段ヒーローものを観ない方にもおすすめで、Disney+に加入されているか方はぜひチェックしてみてください♪
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