Netflixドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3 裏稼業から足を洗うのは楽じゃない、トミーの試練は続く…

出典元:https://www.mytrustworth.com/

20世紀初頭の英バーミンガムを舞台に、熾烈なギャング抗争を描いた見応えたっぷりの犯罪ドラマ。ギャングものや見応えのある犯罪ドラマが好きな方におすすめ!シーズン3のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしで紹介します♪



『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3概要

製作・配給:Netflix
ジャンル:犯罪、ヒューマン・ドラマ、アクション
製作国:イギリス
話数:全6話、1話約55分
日本語吹き替え:あり

『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3あらすじ(ネタバレなし)

トミーとグレースの結婚式が執り行われ、二人は息子のチャールズに恵まれる。トミーはチャーチルが仲介人となっている、グルジアの共産主義と戦う武器をロシア人が売買する仕事を担当することになる。

内容は戦車を輸送する仕事で、トミーは亡命者のペトロヴナ大公、エコノミックリーグの一員のヒューズ神父とジャービス下院議員と組むことになる。

トミーはこの仕事の報酬で裏稼業から足を洗い、合法ビジネスのみに切り替える計画を立てていた。ジョンはリジーが交際している、イタリア・ギャングのシャングレッタ家の息子アンジェロが経営するパブに放火する。

そのことからピーキー・ブラインダーズの運命が大きく狂い始め、戦車輸送の仕事もトラブルが続出することになる。

シーズン2のあらすじ&レビューはこちらをチェック↓

『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3感想&評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア100% 視聴者スコア94%
IMDb:8.0(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

トミーはチャーチルから請け負った仕事に翻弄されますが、裏稼業から足を洗って合法ビジネス一本へと舵を切ろうともがくことになります。

特に結婚して子供にも恵まれたトミーは、守るべき存在ができたため危ないビジネスから手を引きたいのが本音です。

それでもこれまでさんざん敵を作ってきただけにそうは問屋は下ろしてくれず、さんざんな目に合うことに…。

しかもピーキーズのメンバーや家族の結束と秩序が乱れがちで、トミーの悩みは尽きません。ギャングのボスは、命がいくつあっても足りない!

毎シーズンのラストは大きな見せ場となって盛り上がるのですが、シーズン3もトミーは家族を守るため決死の行動に出ることになります。

もうこのシーンのテンションと緊迫感が高すぎるし、緻密なストーリーがおもしろすぎて観だしたら止まりません。

シーズンを重ねるごとにバイオレンスシーンが増していき、英国ギャングの危ない世界をこれでもかというくらい見せてくれます。シーズン3も期待を裏切らない仕上がりで、めちゃくちゃおもしろくて大満足でした。


『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3キャスト

トーマス・シェルビー(キリアン・マーフィー)

ピーキー・ブラインダーズのリーダー、通称トミー。常にポーカーフェイスで、冷静さを失わない。グレースと結婚し、息子のチャールズに恵まれる。

ポリー(ヘレン・マックローリー)

トミー達の叔母。息子のマイケルと再会するが、マイケルがピーキー・ブラインダーズの仕事をするようになり不安が尽きない。

グレース・バーグス(アナベラ・ウォーリス)

キャンベル警部補の送り込んだ元スパイ。トミーと愛し合うようになり、トミーの子を妊娠し結婚する。

アーサー・シェルビー(ポール・アンダーソン)

トミーの兄。トミーほど頭が切れず、弟に対して劣等感を抱いている。戦争経験の後遺症で精神的に不安定。

ジョン・シェルビー(ジョー・コール)

トミーの弟。若い男やもめで4人子供持ちだったが、リー家のエスメと再婚し幸せな結婚生活を送っている。

エイダ・シェルビー(ソフィ・ランドル)

トミーの妹。共産主義者で夫のフレディ亡き後は、息子のルーカスを一人で育てている。

マイケル・グレイ(フィン・コール)

ポリーと生き別れた息子。母親と再会し、ピーキー・ブラインダーズで帳簿係をするようになる。

アルフィー・ソロモンズ(トム・ハーディ)

ロンドンのユダヤ人ギャングのボス。ラム酒の醸造&密売を行っており、宝石鑑定士としてトミーに協力する。

ヒューズ神父(パディ・コンシダイン)

エコノミックリーグのメンバーで、トミーと一緒に戦車輸送の仕事をする。

タティアナ(ガイテ・ジョンソン)

ロシア貴族の亡命者で、ペトロヴナ大公の姪。

 

『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

出典元:https://peaky-blinders.fandom.com/

トミーとグレースの結婚式が執り行われ、二人は息子のチャールズに恵まれる。トミーはチャーチルが仲介人となって動いている、グルジアの共産主義と戦う武器をロシア人が売買する仕事を担当することになる。

内容は戦車を輸送する仕事で、トミーは亡命者のペトロヴナ大公、エコノミックリーグの一員のヒューズ神父とジャービス下院議員と組むことになる。トミーはこの仕事の報酬で裏稼業から足を洗い、ボストンの埠頭を買い合法ビジネスのみに切り替える計画を立てていた。

ジョンはリジーが交際している、イタリアンギャングのシャングレッタ家の息子アンジェロが経営するパブに放火する。エンジェルの父親からの警告を無視してジョンがエンジェルを病院送りにしたことから、シャングレッタ家から報復を受け、流れ弾に当たったグレースが死んでしまう。

アーサーは入院中のエンジェルを殺害し、トミー達はエンジェルの父親のヴィセンテを殺害する。トミーはヒューズ神父が戦車輸送の情報をロシア側に流しているスパイだと気付き、ペトロヴナ大公の姪のタチアナにヒューズ殺害の許可を求める。

ポリーは教会の神父にキャンベル警部補を殺害した罪を告白し、ヒューズ神父の命が狙われていることも告げるが、ヒューズにそのことが伝わってしまう。アーサーはリンダと結婚し裏稼業から足を洗いたがっており、戦車輸送が終わったらカリフォルニアへ移住することを計画していた。

ヒューズ神父は自分の命を狙うトミーを襲い、ペトロヴナ大公への誤解を解かないと息子を殺すと脅す。トミーはアーサーにヒューズ神父が戦車輸送を妨害するつもりだと伝え、エイダの家でソビエト領事館の顧問に亡命した元白軍のロシア人と英国組織が戦車の強盗を共謀していることを話す。

英国領土でソビエトが暴力事件を起こせば英国政府はソビエトと国交を断絶できるため、戦車強盗はそのエサだと説明する。トミーは殴られた怪我のせいで、脳内出血を起こして病院へ運ばれる。3ヶ月後トミーはソロモンズと再会し、ロシア人は信用できないため自分たちの取り分を確保するため協力が必要だと言う。

トミーは大公の屋敷の地下でソロモンズに宝石の価値を鑑定させ、トンネル堀りを雇い屋敷の地下に通じるトンネルを掘り宝石を盗む計画を立てる。ピーキー・ブラインダーズの慈善団体の孤児院が完成しパーティーが開かれるが、トミーの息子のチャールズがヒューズ神父にさらわれてしまう。

助けたければトミーが戦車を輸送する列車を爆破しろと言われ、トンネルを掘って宝石を盗むことも神父にバレていて盗んだ宝石をすべて渡せと脅される。トミーは家族の誰かが密告者なのではと疑うが、犯人はソロモンズだった。

それを知らないポリーは交際中の画家のルーベンを疑ってしまったが、犯人でないと分かり彼と静かに暮らしたいと本音を漏らす。マイケルはヒューズ神父を殺しに行き、トミーはマイケルが殺せなかった場合、ヒューズに渡す宝石を用意するため死に物狂いでトンネルを掘り屋敷から宝石を盗み出す。

マイケルはヒューズ神父を殺害しチャールズを救い出したため、列車爆発の必要はなくなる。フィンがアーサーとジョンに爆破中止を伝えに行くが間に合わず、列車は爆破され死者が出る。トミーは盗んだ宝石をタチアナに渡して現金を受け取り、家族に仕事の報酬を配る。

アーサーとリンダは報酬を持ってアメリカ行きの船に乗ると言うが、トミーはアーサーとジョンに殺人罪や爆破陰謀罪で逮捕状が出ているため遠くへは行けないと告げる。ポリーはキャンベル警部補殺害、マイケルはヒューズ神父殺害の逮捕状が出ていると言う。リンダは逃げられないようにわざとやったのかと詰め寄るが、警察が現れアーサー、ジョン、ポリー、マイケルを逮捕する。


『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

トミーの新しい家族


シーズン3で一番びっくりしたのが、グレースが死んでしまったこと。冒頭からトミーとグレースの結婚式が描かれ、息子のチャールズにも恵まれて幸せいっぱいだったのに…。

第2話であっけなく死んでしまって本当に驚きました。トミーは妻子ができて逆にそれが弱みとなり、家族の安全のためにも裏稼業から足を洗って合法ビジネスに切り替えようと考えていたところでした。

そんな矢先の出来事で、トミーもショックから抜け出せません。それでもグレースの死後すぐにリジーと都合のいい時だけ体の関係を持ったり、タチアナとすぐにベッドインしたりと女性関係は相変わらず派手なんですけどね(笑)。

トミーの息子のチャールズが誘拐されたときはもう半狂乱!息子を助けるためヒューズ神父に渡す宝石を盗むため、わき目も降らずトンネルを掘り続けるトミーの形相がすごい。トミーがすっかりお父さんの顔になっていて、新たな一面を垣間見ることができました。

合法ビジネスへの舵取り

トミーはチャーチルを介して厄介な戦車輸送の仕事を頼まれますが、断ろうにも断れません。関わりたくないのが本音ですが、断ったら過去の罪を問われて絞首刑になる可能性もあるからです。

報酬が桁違いのためこの仕事を片付けた後は、報酬を元手に裏稼業におさらばしてボストンに埠頭を買い、合法ビジネスに切り替えることを計画しています。

トミーのビジネス方針はピーキーズのメンバーの立ち位置にも影響することになり、裏稼業担当のアーサーとジョンより、合法ビジネス担当のマイケルのほうを優先することに…。

アーサーとジョンはそれが気に入りませんが、トミーにとってはいつまでも裏稼業に足を突っ込むより早く合法稼業へと舵取りしたいわけです。

ボストンに埠頭を買うのを計画しているということは、将来はアメリカ進出を狙っているようです。果たしてそんなに簡単に裏稼業から足を洗えるのでしょうか?

まさかのエンディング

シーズン3でアーサーは妻のリンダとカリフォルニアへ移住することを計画していましたが、列車爆破と殺人罪の逮捕状が出てしまい、計画が流れてしまいます。

ジョンも同罪の罪に問われ、ポリーはキャンベル警部補殺害、マイケルはヒューズ神父殺害の罪で、警察に連行されるというまさかのエンディング!

リンダはトミーがみんながどこへも行けないようにわざとやったと詰め寄りますが、トミーは敵が司法当局に手を回し警察を操り裁判官や陪審員も支配していると言います。

それでも議会だけは動かせないと説明し、トミーは議会と取引して敵を議会に売ったと言い、取引相手は敵をしのぐ力を持っているから大丈夫だと説得。

さっき渡した報酬を預かると言い、みんな騒然とする中警察が乗り込んできてアーサーたちは逮捕されてしまいます。トミーはどういうつもりなのかよく分からず、みんなは本当に大丈夫なのか気になるところです。


『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3のネット上での評判は?

『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン3まとめ

シーズン3も期待を裏切らない仕上がりでおもしろかったです。ギャング抗争に終わりはないし、裏稼業を抜け出したくてもそう簡単にいかないところが見どころでもあります。

ギャング映画が好きな方や、スリリングな海外ドラマが好きな方にぜひおすすめです。Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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