海賊王になるのが夢のルフィが仲間たちと共に、ひとつなぎの秘宝「ONE PIECE/ワンピース」を探す大ヒット漫画の実写版。アクション満載の冒険活劇は、子供から大人まで楽しめる仕上がりです。『ONE PIECE』のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしで早速チェック!
『ONE PIECE』ワンピース概要
配信日:2023年8月31日
ジャンル:冒険、アドベンチャー、アクション
製作国:アメリカ
原作:尾田栄一郎
話数:全8話、1話約50分
日本語吹き替え:あり
『ONE PIECE』ワンピース・あらすじ(ネタバレなし)
ルフィは子供の頃から海賊に憧れ、海賊王になることを夢見ている。小さい時に間違って食べたゴムゴムの実のせいで、体がゴムのように伸びるようになってしまう。
伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが残したひとつなぎの大秘宝「ONE PIECE/ワンピース」を探しに出かけ、ルフィはゾロ、ナミ、ウソップ、サンジといった仲間に出会う。
ルフィの祖父ガープは、ルフィを海兵隊に入れるべく彼の後を追いかける。
ルフィはさまざまな海賊たちと出会いながら、子供の頃の憧れのヒーローだったシャンクのような海賊になるべく、海賊の世界へと足を踏み入れていく。
『ONE PIECE』ワンピース・感想&海外評価(ネタバレなし)
IMDb:8.6(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★☆☆
最初に断っておきたいのですが、筆者は『ONE PIECE』の漫画やアニメなどこれまで一切読んだり観たことがありません。そのため漫画やアニメと比較することができないため、純粋にNetflixのドラマ版のみを視聴した感想となります。
『ONE PIECE』の漫画やアニメを観たことがない人が、ドラマ版を視聴してどう感じたか?という点で読んでもらえたらと思います。一言で感想を言うなら、思っていた以上におもしろくて楽しんで視聴しました。
海外での評価もIMDbが8.6、ROTTEN TOMATOESが批評家スコア82%、視聴者スコア94%と高評価。想像以上にアクションが迫力があり、冒険活劇らしいエンタメ作に仕上がっていると思います。
ルフィが仲間と出会い海賊団としてまとまっていく過程と仲間との絆が見応えがあったし、キャラクター・アークもよかったです。
ルフィやゾロといった主要キャラの過去と現在をうまくシンクロして描き、ルフィと対立する魅力的な海賊たちが登場するのもおもしろい。原作ファンの方はまた違う感想なのかもしれませんが…。
配役もよかったし、主役のルフィを演じたイニャキ・ゴドイもうまく雰囲気にハマっていました。新田真剣佑は、王子様ルックのアクションができるアジア系俳優として、これから注目されそうな予感!
原作うんぬんを抜いて言うなら、純粋に楽しめる娯楽エンターテイメント作で、幅広い世代で楽しめると思います。
『ONE PIECE』ワンピース・キャスト
モンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ)/吹替:田中真弓
海賊王になることを夢見て、麦わらの海賊団としてゴールド・ロジャーが残したひとつなぎの大秘宝「ONE PIECE」を探す旅に出る。子供の時にゴムゴムの実を食べたことで、体がゴムのように伸びるようになる。
ロロノア・ゾロ(新田真剣佑)/吹替:中井和哉
世界一の剣豪になることを目指している剣士。海賊狩りを生業にしていたが、ルフィの仲間になりONE PIECEを探す旅に出る。無口でお酒が好き。
ナミ(エミリー・ラッド)/吹替:岡村明美
海図を描くのが得意な航海士で、元泥棒で子供の時に辛い目にあった。世界地図を作るのが夢。
ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)/吹替:山口勝平
話を盛って大袈裟に話すのが好きな狙撃手。パチンコ玉で攻撃するのが得意。ルフィの仲間の中で一番弱いが、お調子者でメンバー間のムードメーカー的な存在。
サンジ(タズ・スカイラー)/吹替:平田広明
海上レストラン「バラティエ」のシェフ。イケメンで武術の腕もすごく、ゾロに対するライバル意識が強い。ルフィの仲間になり、料理を担当する。
コビー(モーガン・デイヴィス)/吹替:土井美加
ルフィが海に出て最初に出会う青年。海軍に入隊した後、ことごとくルフィと遭遇する。
ヘルメッポ(エイダン・スコット)/吹替:永野広一
海軍大佐モーガンの息子。ゾロに恨みを持っていたが、コビーと共に海軍に入隊し成長していく。
ガープ(ヴィンセント・リーガン)/吹替:中博史
ルフィの祖父で、海賊王ゴールド・ロジャーを追っていた。ルフィが海賊になることを認めず、ルフィの後を追う。
ゼフ(クレイグ・フェアブラス)
サンジが働いている海上レストラン「バラティエ」のオーナー兼シェフ。元海賊でサンジと共に壮絶な経験をした過去を持つ。
バギー(ジェフ・ウォード)/吹替:千葉繁
バギー海賊団の船長で、ピエロのような鼻を持つ人物。バラバラの実を食べたことから、体がバラバラになる能力を持っている。
アーロン(マッキンリー・ベルチャー)
赤髪海賊団の船長で魚人。人間より魚の能力を持つ魚人の方が、優れていると豪語する。
アルビダ(イリア・イソレリス・パウリーノ)/吹替:松岡洋子
強大な金棒を振り回す女海賊。ルフィに痛い目にあい、彼のことを追っている。
ミホーク(スティーヴン・ウォード)/吹替:掛川裕彦
世界最強の剣士で、ゾロと格闘する人物。
『ONE PIECE』ワンピース・全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)
海賊王のゴールド・ロジャーはひとつなぎの秘宝「ONE PIECE」を隠したまま処刑され、多くの海賊たちがONE PIECEを狙い宝探しを始める。ルフィは子供の頃から海賊にあこがれ、仲良しの海賊シャンクスに大きな影響を受けていた。ルフィは間違ってゴムゴムの実を食べたことから、体がゴムのように伸びるようになってしまう。ルフィは一人で宝を探しに出かけるが途中で女海賊アルビダの船に拾われ、船員のコビーと出会いアルビダの船を脱出する。
海賊狩りのロロノア・ゾロはモーガン大佐の息子ヘルメッポと格闘して負かすが、大佐に捕まり張り付けにされてしまう。そこへルフィが現れ、成り行きからゾロを助けたことから、二人は行動を共にするようになる。ルフィは海軍基地へ宝が眠っていると言われるグランドラインの海図を探しに行くが、そこでナミと知り合う。海図を奪ったルフィ、ナミ、ゾロは海へ逃げるが、海賊のバギーの一団に捕まってしまう。タンクに入れられ水攻めにあったルフィは、子供の頃シャンクスと海に出たとき、シャンクスが腕を失った時のことを思い出す。
ナミとソロが助けに現れ、ルフィたちは捕らわれていた町の人々の鎖を外して逃がす。海軍に入隊したコギーは海軍中将のガープに気に入られ、ルフィは船探しをしているときウソップと知り合う。ウソップが手入れをしている船を気に入ったルフィは、ウソップの案内で船のオーナーのカヤの家へ行く。カヤの執事クラハドールはカヤの財産を狙う海賊で、正体を見破ったルフィ達はクラハドールと格闘してカヤを助けた。お礼に船をもらい、ゴーイングメリー号と名付ける。ゾロは子供の頃くいなという少女と世界一の剣豪になるのを競っていたが、くいなは事故死してしまいゾロの大切にしている名刀はくいなの持ち物だった。
海軍がゴーイングメリー号を追ってくるが、ガープはルフィの祖父で海賊になりたいルフィを海軍に入隊させようと追っていた。ガープの追跡をかわした後、ルフィたちは船上レストラン「バラティエ」へ到着し食事を楽しむ。そこへ世界一の剣豪のミホークがレストランに現れ、ゾロはミホークと格闘するが体を斬られ意識を失ってしまう。バラティエに助けを求めに行ったルフィを助けたのが、サンジとレストラン・オーナーのゼフで傷の手当てをしてくれた。ゼフは元海賊でサンジと無人島に漂着し、サンジと共に85日間をサバイバルした壮絶な過去があった。
ナミは実は魚人の海賊アーロンに忠誠を誓っていて、海図を持ち出しルフィたちを裏切る。ナミが子供の頃、住んでいた町がアーロンの一味に襲撃され、ナミは仲間にさせられ1憶ベリーを集めればナミと町を自由にすると言われた。ナミは集めた1憶ベリーを土の中に隠していたが、掘り出したところへアーロンが現れ持ち逃げしてしまう。ルフィ、ナミ、ゾロ、ウソップ、サンジは村人と共にアーロン一味と戦うことを決め、アーロンパークへ乗り込む。
アーロンに捕まっていたバギーは、ゾロに加勢すると嘘をついて隙を見て逃げてしまう。ルフィたちはアーロン一味を倒し、ガープはルフィが海賊になることを認める。ガープはコギーとヘルメッポを直々に訓練することに決め、ルフィは夢だった指名手配所に顔写真が載り賞金がかけられる。ミホークは手配書を持ってシャンクの元を訪れる。ルフィたちはゴーイングメリー号の上で、これからの展望を語り夢を叶えることを誓い合う。
『ONE PIECE』ワンピース・見どころ・解説・考察(ネタバレあり)
麦わらの海賊団ができるまで
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実写ドラマ版のシーズン1は、ルフィが麦わらの海賊団を作り上げるまでの過程を、アクショ満載にテンポよく描いています。
ルフィがゾロ、ナミ、ウソップ、サンジと出会い、次第に海賊団らしくまとまっていく過程がおもしろい。それぞれの子供時代の話が絶妙に現在の話とシンクロしていき、メンバーそれぞれの夢と野心が描かれています。
麦わらの海賊団のメンバーではないけれど、海軍に入隊しルフィの祖父ガープと親交を深めていくコギーのストーリーなどサブキャラのストーリーも魅力的。
個人的にはサンジとゼフの無人島での話が印象的で、ゾロに変な髪型にされるヘルメッポのキャラ変が好き。漫画が原作なだけに、それぞれのキャラクター・アークがしっかりできていて見応えがありました。
ルフィと仲間たちの絆
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ルフィが何よりも大切にしているのが、仲間たちとの絆。出会ってすぐにその人の持つ人間性を見抜くルフィは、この人は!と思った人を仲間に引き入れ麦わらの海賊団をまとめていきます。
本人は自分がリーダーだとか船長という意識がまるでないながらも、人を引き寄せる才能があり、一匹狼だったゾロもルフィにどこまでもついていくと忠誠を誓います。
ナミが自分を裏切っていたことが分かっても、ナミの人間性と資質を信じて、アーロンから救おうと立ち上がるリーダーシップが素晴らしい。
仲間を一番に考えるルフィだからこそ、麦わらの海賊団にはいいメンバーが集まっていきます。ルフィ達は悪い海賊ではなく、困った人たちを助ける義賊的な存在で、まるでロビンフッドのようでもあります。
祖父のガープがルフィが海賊になることを最後に認めてくれたのも、ルフィが他の海賊とは違うと悟ったからこそではないでしょうか。
魅力的な海賊たち
Mihawk passing by to check if you’re still up 👀 pic.twitter.com/maz81oWvwl
— ONE PIECE(ワンピース) Netflix (@onepiecenetflix) August 31, 2023
『ONE PIECE』シーズン1では、バギー、アーロン、ミホーク、アルビダという多くの海賊が登場します。みんな首に懸賞金の掛かったワルですが、どこか魅力のあるユニークな海賊ばかり。
それぞれのエピソードがさらに『ONE PIECE』をおもしろくしていて、個人的には体をバラバラにできるバギーがお気に入り。
ルフィは自分が指名手配書に載り懸賞金をかけられるのが夢で、最後にはついに自分がお尋ね者の手配書に載ることに。
海賊たちの紹介アイテムとして、手配書をうまく使っているのがおもしろく、次にどんな海賊が登場するのかも『ONE PIECE』の楽しみのひとつです。
アクション満載の冒険活劇
『ONE PIECE』はアクションが迫力満点で、思った以上に見応えがありました。三刀流のゾロの刀さばき、ゴムのような体を使ったルフィの手脚長アクション、サンジとナミのマーシャルアーツ・アクションと見どころいっぱい。
少し戦闘能力に欠けるウソップの存在が笑わせて、絶妙なバランスでアクションを見せてくれます。海賊が主人公の冒険活劇らしい、エンターテイメント作品に仕上がっていて見応えたっぷり。
『ONE PIECE』について
『ONE PIECE』は既刊106巻となった漫画で、全世界の累計発行部数はなんと5億部以上というから本当にすごい。日本のコミックとしては最高記録で、まさにモンスター級の人気漫画です。
テレビアニメは1999年に始まり2021年に放送1000話を迎え、劇場版は2000年から計15作が制作されています。
Netflix版の吹き替え版ではアニメと同じく、ルフィ役を田中真弓、ゾロ役を中井和哉、ナミ役を岡村明美、ウソップ役を山口勝平、サンジ役を平田広明が務めています。
『ONE PIECE』ワンピースのネット上での評判は?
#ONEPIECE Netflixで遂に配信開始の実写版ワンピース!1話観ました!これは予想以上に面白いぞ!まず圧倒的な世界観作りが最高!街並みからキャラビジュまで完成度が高いのと、心配してた配役がどれも結構ハマってて違和感が殆どない!そして全話一挙配信もめちゃくちゃありがたい!続き観ます! pic.twitter.com/l3dKS4LxYZ
— かける (@bluetree_1226) August 31, 2023
Netflixの「ワンピース」第1話を鑑賞。面白かった❗漫画の実写化としてこれ以上は望めないのでは。ルフィは見事にルフィだったし、容赦なく敵を斬殺するゾロは笑えた。そしてナミはとってもセクシー😍#OnePieceNetflix #実写のワンピ pic.twitter.com/qgHEKHeNal
— yuiori (@yuiori3) August 31, 2023
『ONE PIECE』ワンピースまとめ
アクション満載の冒険活劇エンターテイメント作という印象で、純粋に楽しめました。原作コミックやアニメを観ていない方が、逆にまっさらの状態で楽しめるかもしれません。
子供から大人まで幅広い世代で楽しめるドラマで、Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください。