Amazonドラマ『シェルター』転校生が事件に巻き込まれる青春サスペンス・スリラー、渦巻く謎の真相は⁉

出典元:https://www.amazon.co.jp

ハーラン・コーベンの小説を基に制作された、見応えたっぷりの青春サスペンス・スリラー。転校先で新生活を送る青年が、過去の失踪事件に巻き込まれていくスリリングな展開から目が離せません。本作のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしで早速チェック♪



『シェルター』概要

製作・配給:Amazonプライム
配信日:2023年8月18日
原題:Shelter
ジャンル:サスペンス、ミステリー、青春、ヒューマンドラマ
製作国:アメリカ
原作:ハーラン・コーベン
話数:全8話 1話約50分
日本語吹き替え:あり

『シェルター』あらすじ(ネタバレなし)

ミッキー・ボラルターは家族の事情で叔母のシーラと暮らすため、ニュージャージー州カッセルトンへ越してくる。

ミッキーは同じ日に転校してきたアシュリーに好意を持つが、アシュリーはすぐに学校に来なくなってしまう。町には薄気味悪い屋敷があり、バット・レディと呼ばれる老女が暮らし、都市伝説ような存在になっていた。

ミッキーはアシュリーの失踪を友人のアーサーとイマと調べ始めるが、27年前に起きたディラン・シェイクスの失踪事件と関連があるのではと疑う。ミッキーたちはある組織に辿り着くが、そこには思いもよらない真相が隠されていた…。

『シェルター』感想&海外評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア88% 視聴者スコア72%
IMDb:6.6(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★☆☆
感動:★★★☆☆

本作は人気ミステリー作家のハーラン・コーベンの小説を基に制作されています。ハーラン・コーベンの小説はたくさんドラマ化されていて筆者もお気に入りのものがたくさんあるのですが、本作もすごくおもしろくて大満足♪

ハーランの作品は一見関連のないような支離滅裂な出来事が次第にリンクしていく展開が実に見事で、点と点が繋がり線になっていく過程がおもしろい!

本作も過去と現在の失踪事件が絶妙に交差していきながら、それぞれの物語を緻密に描いていて見応えたっぷり。

ティーンが主人公なので、思春期らしい友情や恋愛展開もうまく盛り込みながらテンポがよく進んでイッキ見してしまうこと間違いなし。

最後まで物語の真相が見えてこない、スリリングな展開から目が離せません。見応えのある海外サスペンスやミステリーが好きな方におすすめです!


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『シェルター』キャスト

ミッキー・ボライター(ジェイデン・マイケル)

家族の事情で叔母の家で暮らすことになる高校生。好意を寄せたアシュリーが失踪したことから、現在と過去の失踪事件に巻き込まれていく。

アーサー・スピンデル(エイドリアン・グリーンスミス)

引っ越してきたミッキーと友人になる隣人の高校生。大人しいが仲間想いで、大切な友人のためなら何でも協力する。

エマ・ウィンスロウ(アビー・コリガン)

通称イマ。学校で浮いた存在で友達がいなかったが、ミッキーとアーサーと事件を通じて親しくなっていく。

シーラ・ボライター(コンスタンス・ジマー)

ミッキーの叔母で弁護士。子供がおらず思春期のミッキーの世話に手を焼くが、次第に打ち解けていく。

レイチェル・コールドウェル(Sage Linder)

ミッキーの学校のチアリーダー。美人で人気者だが鼻にかけたところがなく、アシュリーの捜索を手伝う。

バット・レディ(Tovah Feldshuh)

カッセルトンの町にある不気味な屋敷に住む老女。引っ越してきたばかりのミッキーのことを知っている。

アシュリー・ケント(Samantha Bugliaro)

ミッキーと同じ日に転校してきた高校生。ミッキーと仲良くなるが、突然学校に来なくなってしまう。

ハンナ(ミッシー・パイル)

シーラの高校の時の同級生。警察官の夫との結婚生活に嫌気がさしている。

ブラッド(クリストファー・ポラーハ)

ミッキーの父親。ずっと家族と共に海外で暮らしていたが、ミッキーの学業とスポーツキャリアのためにアメリカへ戻って来る。

 

『シェルター』全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

出典元:https://variety.com

ミッキー・ボライターは車の事故で父親を亡くし、ニュージャージー州カッセルトンの叔母のシーラの家で暮らすことになる。転校先の学校で同じ日に転校してきたアシュリーと親しくなるが、突然学校に来なくなってしまう。町には不気味な屋敷がありバット・レディという老女が住んでいるが、バットはミッキーに父親は死んでいないと意味深なことを言う。カッセルトンでは27年前にディラン・シェイクスが失踪し、ミッキーの父親のブラッドはディランと同じ野球チームで友人だった。ミッキーは友人のアーサーとイマと共に、アシュリーの失踪を調べ始める。

アシュリーの家を突き止めるが、家の住人のケント医師が襲われて搬送され、夫人はアシュリーという子供はいないと言う。夫人はケント医師を襲った人物は顔にタコの入れ墨があったと話す。アーサーが学校のセキュリティカメラをチェックすると、チアリーダーのレイチェルがアシュリーのロッカーから荷物を出しているのが映っていた。ミッキーは父親が死んだ夜のことを思い出し、父を連れて行った救命士には顔に大きな傷があり彼について調べる。ケント医師は行方不明のディランの主治医で、ディランは父親に虐待されていたことが分かる。

ミッキーはレイチェルにアシュリーのロッカーのことを問いただすと、アシュリーが男に拉致されそうになったのを助け、事情を聞いて家にかくまっているという。ミッキーはレイチェル宅へ行くが、アシュリーの姿はなかった。ミッキーはイマの肩に蝶々の入れ墨があるのを見て問いただすと、刺青師のエージェントが勝手にデザインを選んだと説明し、蝶々の名前はアべオナだと言う。アべオナはミッキーの両親が経営していた団体の名前で、子供を助ける活動をしていた。ミッキーはタコの刺青の男の情報を探すためエージェントのオフィスを探るが、ファイルにタコフェイスと父親が一緒に映っている写真を見つける。

タコフェイスを尾行すると、クラブのようなところへ辿り着いた。ディランを偲ぶ会が開かれるが、ディランの父親が現れディランの目にタバコの火を押し付けたことが判明する。ミッキーはバットのお付きの黒服がディランだと気づく。片目が失明しているため、いつもサングラスをかけていたのだった。バットは煙草を押し付けられたディランが助けを求めて屋敷にやってきた日以来、彼をずっとかくまっていたと話す。バットは子供たちを助ける活動をしており、ミッキーの父親はバットの元で働いていた。ミッキーはタコフェイスが訪れていたクラブを探りに行くが、そこでアシュリーの友人のキャンディと出会い、アシュリーが地下牢にいる情報をもらう。

ミッキーは組織に捕まり撃たれそうになるが海に飛び込んで逃げ、アーサーとイマは追跡アプリでミッキーの居場所へ駆けつける。レディはブラッドが子供の時にレディの屋敷に閉じ込められた日、屋敷にいるディランと再会し事のすべてを知ることになったと話す。レイチェルが仲間に加わり、3人はタコフェイスのいるクラブへ行くがアーサーが捕まってしまう。キャンディの手引きでアーサーは逃げ切るが、キャンディは撃たれて死んでしまう。イマとレイチェルはアシュリーを助け出すが組織に見つかってしまい、危機一髪でミッキーが助けに現れる。タコフェイスは実はアべオマの組織の一員で、子供を誘拐する組織に潜入捜査していて、アシュリーを安全な所へ逃がす。

ミッキーがバットの家へ行くと顔に傷のある男が現れ、バットを刺してミッキーを部屋に閉じ込めて家に火をつける。ミッキーはバットを背負って家から脱出しようとするが、途中で倒れてしまい後で救助される。バットは傷がある男がルーサーという名前で、弟のリッキーが喘息の薬を持たないまま地下にかくまわれている間に死んでしまい、計画を仕切っていたブラッドに恨みを持っていたことを話す。ミッキーは父親が地下のどこかに閉じ込められているのではと探しに行き、リッキーが亡くなったシェルターの鍵をこじ開けると父が中にいた。


『シェルター』見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

見応えたっぷりの青春サスペンス・スリラー

『シェルター』は高校生が主人公の青春サスペンスで、ミステリーだけでなく恋や友情をうまくストーリーに絡めながらテンポよく進んでいきます。

冒頭からさまざまな出来事が支離滅裂に起きるのですが、うまく付線を回収しながら最後に点と点が繋がっていき一本の線に繋がっていく過程がおもしろい。何の関係もないと思っていた小さなことが、大きな意味を持っていたりと細かい設定が実にうまい。

予想不可能な展開の連続で、高校生が危ない事件に足を踏み入れていくのが何ともスリリング。青春サスペンス・スリラーの秀作で、やっぱりハーラン・コーベン原作のドラマはおもしろい!と、さすがだなという印象でした。

過去と現在の失踪事件

物語の軸となるのが27年前に起きたディラン・シェイクスの失踪事件と、現在のアシュリーの失踪事件です。小さな町で起きた二つの失踪事件には、何か関連性があるのか?

ミッキーたちが友人のアシュリーの失踪を調べ出したことから、さまざまな事実が明らかになっていきます。ディランは生きているのか死んでいるのかも不明で、事件は未解決のまま。

アシュリーも町に引っ越してきたばかりで忽然と姿を消すことに…。ミッキーの父親のブラッドがディランの友人だったこと、不気味な屋敷に住むバット・レディの正体、ディランの行方の謎、といくつもの秘密と謎が重なり合い真相へと導いていきます。

学校の授業で学ぶアウシュビッツから子供を救ったリジー・ソベックの話が、ストーリーに大きく関わっていく展開もおもしろい。

一見関連性のないような二つの失踪事件が、すべての出来事を繋げる接着剤のような役割を果たす極上のミステリーに仕上がっています。

ミッキーの父親の真相

タイトルの『シェルター』は避難場所という意味で、本作では子供たちの避難場所という意味あいを示唆しています。

すべての始まりはディラン・シェイクスの失踪事件で、父親に虐待されていたディランがバット・レディに助けを求め、それ以来ずっと屋敷にかくまわれていたのです。

バットは虐待されたり性的搾取される子供たちを助ける活動をしていて、ミッキーの父親はディランが屋敷にいるのを偶然知り、バットの活動を手伝っていたことが判明します。

ブラッドは十代から団体の手伝いをしていましたが、不慮の事態でシェルターにかくまわれてたリッキーという少年が亡くなってしまいます。

リッキーの兄のルーサーは計画を仕切っていたブラッドに恨みを持ち、復讐の機会をずっと狙っていたのです。

ブラッドはルーサーに捕まり、子供たちの避難場所のシェルターに長い間閉じ込めていましたが、ミッキーが無事父親を救出すると言うラストで幕を閉じました。

まだルーサーの居場所は分かっておらず、シーズン2が制作されるのであれば、ルーサーとの対決が描かれることになりそうです。

蝶々の意味

『シェルター』で全編を通して登場するのが、蝶々のシンボル。アシュリーのロッカーの扉、イマの肩の刺青、ミッキーの父が聴いていた音楽のアルバムジャケットと意味深に登場し続けます。

この蝶はTisiphone Abeonaという種類で、オーストラリアの固有種でかなり大きいのが特徴です。このアべオナはブラッドとバット・レディが働く誘拐された子供たちの救出活動のシンボルでもあり、団体の名前になっています。

このシンボルはナチス・ドイツの強制収容所から、脱走した人々を安全な場所に誘導するために木に刻まれたことに由来しているのだとか。

バット・レディの本名がリジー・ソベックで、バットが収容所から子供たちを逃がした話とリンクしています。


『シェルター』のネット上での評判は?

『シェルター』まとめ

ハーラン・コーベンの作品はやっぱりおもしろい!というのを再び証明してくれた、見応えたっぷりの青春サスペンス・スリラーに仕上がっています。

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