Netflixで配信中のイギリス製ドラマ『ボディガード -守るべきもの-』。何度も叫んでしまうほどの驚きの展開に、スリリングなストーリーは鳥肌が立つくらいおもしろい!全6話と短くイッキ見できるので、週末のドラマ鑑賞にもぴったりの超おすすめの傑作ポリティカル・スリラー。これは観なくちゃ絶対損ですよ~!
『ボディガード -守るべきもの-』の魅力
タイトルが『ボディガード -守るべきもの-』なので、アラフィフ世代はケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演の映画『ボディガード』を思い浮かべてしまうのでは?
筆者もついラブロマンス系のアクションドラマかと思いきや、まったく違う超スリリングなポリティカル・スリラーでビックリ。いい意味で期待を裏切ってくれて、あまりにもおもしろくて画面に食い入って観てしまいました!テロの脅威を描いた緊迫感あふれる演出に、先の読めないストーリー展開は絶対ハマること間違いなし!
『ボディガード -守るべきもの-』のあらすじ
デビッド・バッドはPTSDに悩むアフガニスタン帰還兵。イギリスに帰国後は警視庁の巡査部長として働き、ある日乗り合わせた列車で自爆テロを察知します。
犯人を説得して自爆を阻止したバッドは、その功績を認められ内務大臣モンタギューの警護に任命されます。モンタギュー暗殺も阻止したバッドでしたが、モンタギューを警護するうちに二人は男女の仲に…。
テロ事件を独自に捜査するうちに、保安局が絡んでいるらしき証拠をつかんだバッド。逆にバッドはテロ事件に何度も居合わせたことから警察にテロ関与を疑われ、保安局の罠にハメられ窮地に立たされることになります。
主役を演じるのはリチャード・マッデン
主役のデビッド・バッドを演じるのは、イギリス人俳優のリチャード・マッデン。『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役で知られています。
勇敢で凛々しいロブ・スターク役とは異なる、PTSDに悩む警官という難しい役どころをみごとに演じて新境地を開拓しました。この演技でゴールデングローブ賞ドラマシリーズ部門の主演男優賞を受賞して、そのみごとな演技に脱帽です!
『ゲーム・オブ・スローンズ』ではかっこいいな~、くらいにしか思わなかったけれど、彼の素晴らしい演技にすっかりファンになってしまいました!
『ボディガード -守るべきもの-』のみどころ
テロリストとの戦い
第1話のしょっぱなから電車での爆弾テロのシーンが出てきて、もう緊張感が半端ないです!銃撃戦も爆発シーンもないのにこの緊迫感…、バッドが自爆テロ犯を説得するシーンがもう鳥肌立つくらいスリリング。
その後もモンタギュー暗殺未遂や、爆弾テロなどテロのシーンが次々に出てくるんですが、もう不意打ちでくるのであまりにビックリして何度も叫び声をあげてしまいました!心臓に悪い…。
ハリウッド製の映画やドラマに比べると断然ドンパチが少ないのに、鳥肌立つくらいの緊張感出せるってスゴイ。世界中でテロが日常的に起こっている現在だからこそ、テロの脅威のシーンはいつどこで起こってもおかしくない怖さを思い知らされます。
巧みなストーリー展開と演出
バッドが警護に当たるモンタギューとの関係、テロリスト、犯人を追う警察、裏で陰謀を操る保安局…、と軸になる人物が絶妙に絡んでストーリーが進んでいきます。
ドラマが進むにつれてバッドの本当の正体は?スパイ?テロリスト?果たして正義の味方なのか?主役のバッドの正体がつかめない絶妙な演出に、視聴者は翻弄されてしまうはず。
最後の方になるまで一体どうなのこの人は?という疑念を持ち続けることになるので、ほんとにハラハラどきどきですよ!
禁断の関係
バッドは内務大臣モンタギューを警護するうちに親密になり、男女の仲になってしまいます。そりゃあ自分のことを命を張って守ってくれて、しかもこんなイケメンなら堅物のモンタギューでもクラクラ~、ときてしまいますよ。禁断の関係だからこそさらに燃え上がる二人、と最初は思うんですが…。
あれ?これってバッドの計算済み?それともほんとに惹かれ合ってこうなっちゃったの…?って、よく分からないんですよ。視聴者を巧みに誘導する、リチャード・マッデンの演技に翻弄されっぱなしです。
一番怖いのは誰?
最初から最後まで手に汗握る展開で、最後の最後までどうなるのか予測不可能です!ああ、これで終わった…、と思った矢先に一番怖い展開がラストで待っています。果たして一番怖いのは誰なのか、ぜひドラマを観て確かめてください!