Netflixで大ヒット中の『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。幅広い世代に人気のSFホラードラマで、いよいよシーズン4のティーザー映像が解禁され期待は高まるばかり。改めて本ドラマの魅力を探ってみたいと思います!
シーズン4のティーザー映像「イレブン、聞いてるか?」
シーズン1でイレブンことエルが登場した時のように、坊主頭にホーキンス研究所の実験着を着た子供たちが登場。ブレナー博士と思われる男性の後ろ姿に、子供たちが「パパ」と呼ぶ声がします。
11と書かれたドアが映り、「イレブン、聞いてるか?」 というブレナー博士の声が…。何とも言えない不気味な雰囲気を醸し出していて、シーズン4は以前よりダークな雰囲気になるのでしょうか?
『ストレンジャー・シングス』概要
ジャンル:SF、ファンタジー、ホラー、青春ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全44話、1話約50分(全4シーズン)
日本語吹き替え:あり
『ストレンジャー・シングス』が大ヒットしたワケ
『ストレンジャー・シングス』が大ヒットした理由は、それはもう単純な説明ですがおもしろいから!この一言につきます。筆者はどちらかというとSFやホラー系は苦手で、正直面白いと評判ながらしばらく観るのをためらっていました。ところが実際観てみると、めっちゃおもしろい!と感動。
少年たちが主人公なのでティーンの友情、初恋、恋愛、家族の絆が描かれ、ミステリー、サスペンス、アクションをプラスしてドラマに必要な要素をたっぷりと詰め込んでいます。
詰め込みすぎても散漫にならず、ていねいにまとめていてとっても見やすい!子供ティーンから大人まで楽しめる内容で、幅広い世代に支持されるのも納得です。
『ストレンジャー・シングス』のあらすじ
アメリカの田舎町ホーキンスに暮らす、中学生のウィル、マイク、ルーカス、ダスティンの仲良し4人組が主人公。舞台は1980年代で、4人はコミックやボードゲームが大好きなオタク少年たち。ある日ウィルが行方不明になり、家族や警察が総出で捜索するも行方は分からないまま。
マイク、ルーカス、ダスティンの前に、町にあるホーキンス研究所から逃げ出してきたイレブンと名乗る少女が現れます。イレブンは3人にエルと名付けられ、エルの証言でマイクの失踪がホーキンス研究所と関係していることが判明。
3人とウィルの家族、警察署長のホッパーはホーキンス研究所を調べ始め、研究所が作り出した「裏側の世界」にウィルが囚われていることをつきとめます。「裏側の世界」から誕生したモンスターたちが町を恐怖に陥れ、マイクたちはモンスター相手に戦うことになります。
『ストレンジャー・シングス』評価
IMDb:8.7(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆
『ストレンジャー・シングス』の見どころ
オタク少年たちが主人公
本作のドラマの主人公は、中学生のマイク、ウィル、ルーカス、ダスティンの仲良し4人組。正直イケてるとは言えないオタク少年ながら、ウィルが行方不明になってからはオタクの知恵を絞って捜索に乗り出します。
SFホラーながら子供たちが主役なので、コメディタッチで描かれているので笑ってみられるのがポイントです。ダークなホラーファンタジーがテーマですが、暗くなりすぎずティーンドラマとしてのおもしろさもたっぷり。
少年たちが自転車を乗り回してモンスターから逃げ回ったり、モンスター相手に壮絶な戦いを繰り広げる展開がたまらなくおもしろい!
ワクワクするようなSFホラーの世界
SFホラーというと、ダークでおどろおどろしい雰囲気を想像してしまいます。本作は確かにモンスターも登場するし、怖いシーンもありますが定番のSFホラーの枠に収まらない魅力にあふれています。
少年たちの成長、家族の絆、初恋といった人間の物語がしっかりと描かれていて、次はどうなるんだろうとワクワクして観られるのが魅力。ティーンらしい青春ドラマとホラー展開が絶妙に絡んで進む物語に、目が離せません!
主人公4人の友情がとっても素敵で、4人を取り巻く家族の絆や胸キュンの恋などがテンポよく描かれるワクワクするような完成度の高いSFホラーに仕上がっています。
ハラハラどきどきのミステリー展開
超能力を持つエルの秘密や、ホーキンス研究所の謎、軍や政府の関与といった、少年たちが予想もしなった大きな陰謀に巻き込まれていくミステリー展開がとってもスリリング。
恐ろしい出来事に巻き込まれながらも、困難の中で成長していく子供たちの成長ぶりも見どころ。ドラマ内の登場人物がキャラ変を遂げたりと、観ていて飽きさせない展開がおみごとです。
80年代へのオマージュ
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1980年代が舞台なので、ドラマ内で80年代へのオマージュがたくさん登場するのも本作の魅力。『E.T』『スタンド・バイ・ミー』『グーニーズ』『ゴーストバスターズ』など、80年代に大ヒットした映画のオマージュを含め当時のポップカルチャーが散りばめられています。
どれだけ80年代のオマージュを見つけられるか、試しているのもおもしろいかも。ドラマ内で登場する学校のダンスパーティーは、80年代を代表するジョン・ヒューズ監督の『プリティ・イン・ピンク』を彷彿させます。
ウィルの母親のジョイスの恋人役で、『グーニーズ』のショーン・アスティンが出演しているのも粋なキャスティングですよね。
アナログ感
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1980年代はネットもスマホもない時代。4人の通信手段はウォーキー・トーキーだったりと、ドラマ全体に溢れるアナログ感がノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
モンスターの撃退もバットに釘を打って武器を作ったり花火を使ったりと、アナログ感満載でそれがかえってとっても新鮮。コンピューターゲームより、ボードゲームやコミックに夢中なのも可愛らしい。舞台を1980年代にしたことで、作品に特別感を与えて一気に盛り上がる感じがします。
製作者のザ・ダファー・ブラザーズとは?
『ストレンジャー・シングス』の製作・監督・脚本を手掛けるのが、マット&ロスの双子の兄弟「ザ・ダファー・ブラザーズ」。小さい頃から自主製作映画を製作し、チャップマン大学で映画製作について学び多くの短編を製作します。
二人が自主制作した映画『Hidden』を観て気に入ったM・ナイト・シャマランにスカウトされ、シャマランの監督するテレビシリーズ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』の脚本を担当。
『ストレンジャー・シングス』の企画をテレビ局に持ち込んだダファー兄弟ですが、ことごとく断られてしまいます。最終的に『ナイト ミュージアム 』の監督で知られるショーン・レヴィがパイロット版の脚本を気に入り、Netflixに話を持ち掛けドラマ化が実現しました。写真見ると若い~、イケメン!これからのさらなる活躍が楽しみですね♪
シーズン4の展開はどうなる?
新型コロナウィルスのパンデミックの影響を受けて、シーズン4の撮影が延期になったり中断されたりとなかなか完成しない様子。ティーザー映像が解禁になったということは、今年か来年には放送されるのでしょうか?
シーズン3では怒号の展開のクリフハンガーなラストだったので、続きが気になって仕方ありません!最近観た『ゴジラvsコング』にエル役のミリー・ボビー・ブラウンが出演していたんですが、びっくりするくらい成長していました。
ティーンの時期の成長ってほんと早くて驚きですよね。他のキャストもきっと成長してるんだろうなと思うと、そちらも楽しみですね!