日本人のハリウッド進出の先駆者、工藤夕貴は今どうしてる?

出典元:https://www.cinemacafe.net/

日本でドラマや映画で活躍後、ハリウッドに渡って映画デビューした工藤夕貴。最近ではあまりスクリーンで姿を観なくなったので、現在はどうしているのか彼女のプロフィールや出演作品と共に紹介したいと思います!



工藤夕貴のプロフィール

本名:工藤夕貴
生年月日:1971年1月17日
出身:東京都八王子市
デビュー作:逆噴射家族(1984年)

父親は演歌歌手の井沢八郎で、渋谷でスカウトされたのをきっかけに芸能界入りします。1984年に映画『逆噴射家族』で映画デビューし、『台風クラブ』『花園の迷宮』などの映画に出演。次第にハリウッドに憧れを抱くようになり、英語を猛勉強しハリウッドデビューを目指しました。

1989年にジム・ジャームッシュ監督の、オムニバス映画『ミステリー・トレイン』に永瀬正敏と共に出演。その後写真花嫁としてハワイに渡る女性を描いた日米合作映画『ピクチャーブライド』、ラッセル・クロウと共演した『ヘヴンズ・バーニング』、スコット・ヒックス監督作の『ヒマラヤ杉に降る雪』、ロブ・マーシャル監督作の『SAYURI』、ジャッキー・チェン主演の『ラッシュアワー3』など、数多くの海外作品に出演しています。

日本人でハリウッドで成功した有名俳優と言えば?

出典元:https://www.superiortelegram.com/

ハリウッドで活躍する日本人俳優と言えば渡辺謙。映画『ラスト・サムライ』でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、その後も数多くのハリウッド作品に出演しています。渡辺謙が『ラスト・サムライ』でハリウッドデビューしたのが2003年。

工藤夕貴は1999年の『ヒマラヤ杉に降る雪』で、イーサン・ホークの相手役としてヒロインで映画出演しています。『ヒマラヤ杉に降る雪』は1996年の『シャイン』で各賞を総なめにしたスコット・ヒックス監督作で、当時は日本人女優の快挙として大きく報じられました。渡辺謙より4年も前にヒロイン役でハリウッド映画に出演していたのは、意外に知らない人が多いかもしれません。


日本人のハリウッド進出の難しさ

出典元:https://www.gettyimages.co.jp/

Netflix、Amazon、Huluなど、動画配信サービスが当たり前になった現在では、日本人俳優をはじめアジア系俳優の活動の場が広がりドラマや映画への出演チャンスが広がっています。

工藤夕貴がハリウッド映画に出演し始めた1990年代は、動画配信サービスもなくアジア系俳優の枠も少ないのが実情でした。しかも日本人にとっては言葉の問題があり、言葉と人種の壁を超えるのは至難の業。その二つを乗り越え、ハリウッド映画で活躍した彼女の功績はとても大きなものがあります。

 

工藤夕貴の英語力

16歳でハリウッドを夢見て英語の勉強を開始しました。ほぼ英語を話せないレベルから猛勉強し、ハリウッドデビューできる英語力を培ったのですからその努力は相当なものだったでしょう。

20代でハワイ出身のアメリカ人男性と3年ほど結婚していた時期があり、この時に結婚を通じて英語がさらに上達したのかもしれません。

映画を観ても分かる通り、工藤夕貴の英語は本当に発音がきれいでとても流暢!セリフだけなくインタビューからも、彼女の英語力がしっかりと分かりますよね。言葉の壁を乗り越えて、ハリウッドデビューした彼女の努力には感銘を受けます。


工藤夕貴は、現在はどうしている?

 

View this post on Instagram

 

A post shared by Youki Kudoh (@youkikudoh)

海外作品を含め日本のドラマや映画でもほとんど見かけなくなり、どうしているのかと思っていました。2018年の阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』で、佃製作所の殿村経理部長の妻役で久しぶりにドラマ出演していました。なんと民放の連続ドラマに出演するのは16年ぶりだったそうで、道理で見かけなかったはずですよね。

ハリウッドで俳優活動を続けていましたが、父親の病気が理由で2005年に帰国。現在は父親の出身地である静岡県で、自然農法による農家を経営し、食材にこだわった『Cafe Naturel』も経営しています。

インスタグラムを見ると、自然に囲まれた場所でのびのびと暮らしていて人生を満喫されているようです。Cafe Naturelは富士山を望む場所にあり、工藤夕貴もよく顔を出しているそうなので訪れる際は会えるチャンスがあるかもしれませんね。

工藤夕貴のおすすめ映画4選

ミステリー・トレイン

1989年のジム・ジャームッシュ監督作。メンフィスのホテルを舞台に繰り広げられるオムニバス映画で、工藤夕貴は日本から観光にやって来たミツコ役。

アメリカに憧れるカップルを永瀬正敏と共に演じ、セリフは日本語ながら工藤夕貴のれっきとしたハリウッドデビュー作。ジム・ジャームッシュの世界観をたっぷりと味わえる作品で、インディ映画が好みの方にもおすすめです。

ピクチャーブライド

1995年のサンダンス映画祭観客賞を受賞した秀作。第二次大戦前にハワイへ写真花嫁として渡った女性の映画。リヨ(工藤夕貴)は両親を亡くし、16歳の時に1枚の写真を頼りにハワイに行くことになります。写真の青年は実際は随分と年上で、サトウキビ畑での作業も想像以上に厳しくハワイに来たことを後悔することに…。

かつて写真1枚で遠い外国まで花嫁として渡っていた人達がいたことを話では聞いていても、実際にこうして観ると色々と考えさせられます。映画を通じて日系一世の移民の歴史を学ぶことができるのも、この映画の魅力です。

ヒマラヤ杉に降る雪

ベストセラー小説が原作の映画で、オーストラリア人のスコット・ヒックス監督作。第二次大戦後の1950年代のワシントン州の小さな島で、日系人のカズオ(リック・ユーン)が同僚の漁師を殺害した容疑で逮捕されました。

新聞記者のイシュマエル(イーサン・ホーク)が、この殺人事件の取材を行うことになります。カズオの妻ハツエ(工藤夕貴)はイシュマエルのかつての恋人で、戦争で引き裂かれた二人の当時の様子が殺人事件とシンクロして描かれます。

雪が降り注ぐ美しい景色を背景に、戦争によって叶わなかった二人の恋がとっても切ない。日本人の移民の様子や歴史的背景も丁寧に描かれ、ラストシーンにグっとくる感動作。

SAYURI

スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の2005年の映画。日本の京都を舞台に9歳の少女さゆり(チャン・ツィイー)が人気芸者になっていく物語。

小さい頃に親切にしてくれた電気会社会長の岩村(渡辺謙)に憧れ、さゆりはいつか会う日を夢見て芸者になるための厳しい稽古に励み再び岩村会長と再会します。

工藤夕貴はさゆりの親友おカボ役で出演し、小さい頃から仲良しのさゆりを最後は裏切る役を演じています。日本の芸者という独特の世界を上手くアメリカ流に仕上げた作品で、日本人から見ると多少の違和感はあるものの映画としては見応えたっぷりです。

映画を視聴するのにおすすめの動画配信サービス

U-NEXT:毎月1,200ポイント付与される

・31日間の無料お試し期間
・21万本の作品が見放題
・HBOの作品が見放題で視聴可能
・無料お試し期間に600円分のポイントが付与される

月額料金2,186円で毎月1,200ポイントが付与され、見放題対象以外のレンタル料金に利用できるのが魅力。なんといってもクオリティの高いHBOの作品が観られるのは、国内でU-NEXTのみ!31日間の無料お試し期間中に600円分のポイントが付与され、レンタルに使用可能。お試し期間中に解約すれば一切料金はかかりません。

31日間無料でU-NEXTを体験する >>

hulu:2週間の無料お試し期間あり

・2週間の無料お試し期間
・10万本の作品が見放題
・FOXチャンネル・リアルタイム配信

月額料金を支払えば定額見放題で、海外ドラマや洋画のラインナップが豊富。海外ドラマファンに根強い人気を誇っている動画配信サービスで、FOXチャンネルをリアルタイムで観られる「FOXチャンネル・リアルタイム配信」も好評です。2週間の無料お試し期間中に解約すれば、一切料金はかかりません。

2週間無料でhuluを体験する >>

 

スポンサーリンク
俳優&監督
DraMagazineをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
DraMagazine