Netflixドラマ『ザ・クラウン 』知られざる英国王室の物語がおもしろい!シーズン1の見どころをチェック♪

出典:https://pioneer.hu/films

本年度の第73回エミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優勝など主要6部門を総なめにした、Netflixオリジナル・ドラマ『ザ・クラウン』。世界中で高い評価を受けている本作のキャストや見どころなど、シーズン1の魅力にネタバレなしで迫ります♪


『ザ・クラウン』シーズン1概要

製作・配給:Netflix
配信日:2016年11月4日
ジャンル:ヒューマン・ドラマ、王室ドラマ
製作国:イギリス
話数:全10話、1話約55分
日本語吹き替え:あり

『ザ・クラウン』シーズン1あらすじ

エリザベス王女はデンマーク王子フィリップと結婚し子宝に恵まれますが、ジョージ6世が病気のため死去した後26歳という若さで王位を継承する。

まだ子供達も小さく妻として母親として生きることを望んでいたエリザベスですが、王位を継承し君主として生きていくことの重責に苦しむことになります。

女王になったことでフィリップとの関係にも変化が起き、妹のマーガレットのスキャンダルにも悩まされることに。

君主として一人の女性としてさまざまな物事の板挟みになり、激動の時代を生き抜くエリザベスの人生は苦難の連続だった…。

『ザ・クラウン』シーズン1感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア86% 視聴者スコア90%
IMDb:8.6(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

すごくおもしろかったし、今まで全然興味のなかった英国王室にすごく興味がわきました。若くして即位したエリザベス女王の重責や苦悩、王室の人々の人間模様、女王とフィリップ殿下の関係など、史実を織り交ぜて見事なエンターテイメントに仕上げていてハマってしまいました!

序盤は少しスローテンポながら、じっくりと人間関係を描いた壮大なドラマは見応えたっぷり。実在の人物がモデルになっているので、リアリティがあって楽しめましたね。

勝手に王室=華やかというイメージを抱いていたので、女王の苦悩が浮き彫りになっていたのがすごく意外で興味深かったです。

一人の女性として共感する部分も多く、すっかりエリザベス女王のファンになってしまいました。スケールも大きく、「さすがNetflix!」なクオリティの高い仕上がりです♪


『ザ・クラウン』キャスト

エリザベス2世(クレア・フォイ)

ジョージ6世が死去した後、26歳で王位を継承し君主として生きていくことになる。女王即位後に夫のフィリップとの関係に溝が生じ、公私ともに苦悩することになります。

フィリップ殿下(マット・スミス)

エリザベスと結婚するデンマーク王子。エリザベスの即位後は女王の影になって生きることに苦悩し、葛藤することになる。

マーガレット王女(ヴァネッサ・カービー)

エリザベスの妹で真面目な姉と正反対で、明るく奔放な性格。離婚歴のあるタウンゼント大佐と恋仲になり、国を揺るがすスキャンダルに発展しエリザベスを大いに悩ますことに。

ピーター・タウンゼント(ベン・マイルズ)

マーガレットと恋に落ちる年上の大佐。妻の浮気が原因で離婚するが、倫理観に厳しい英国国教会と内閣に結婚を猛反対されることになる。

ジョージ6世(ジャレッド・ハリス)

兄のエドワードが離婚歴のある女性と結婚するため王位を退いた後、国王を継承する。自分が王になったことで、将来娘につらい思いをさせることを危惧することに。

エドワード8世:ウィンザー公爵(アレックス・ジェニングス)

離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンと結婚するため王位を退位し、国を揺るがす一大スキャンダルになった。退位後は国外で暮らし、国の行事などがある時だけ許可を得てからイギリスに帰国している。

ウィンストン・チャーチル(ジョン・リスゴー)

イギリスの最も著名な政治家の一人で、エリザベスが王位を継承した時の首相を務めていた。若くして女王になったエリザベスのよき相談者として女王を支え、エリザベスからも絶大な信頼を寄せられている。

 

『ザ・クラウン』シーズン1の見どころ

実在の人物が登場する史実ドラマ

 

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イギリス王室をはじめチャーチル首相といった歴史上の人物が登場し、史実を織り交ぜながら進むストーリが興味深い。

エリザベスだけでなくフィリップ、マーガレット王女、チャーチル、エドワード8世など、それぞれの人生を深く描いた見事な構成がとにかく素晴らしい!

知られざる世界を垣間見れるのもおもしろく、今まで抱いていた王室のイメージを覆されるのではないでしょうか。

王室のスキャンダル

本作にも登場する離婚女性と結婚するために王位を退位した、エドワード8世の「王冠を賭けた恋」はあまりにも有名。

エドワードは結構いけ好かない奴なのだけれど、最終話で経験者だからこそ分かる的確なアドバイスを女王に提言していたのが印象的でした。

女王の妹のマーガレット王女の恋など、王室のスキャンダルを描いているのも本作の見どころ。最近ではメーガン妃とヘンリー王子、小室圭さんと眞子さんの結婚が問題になり、王族や皇族の恋はどこの世界でもスキャンダラスですよね。

エリザベス女王の重責

本作で一番の見どころは王位を継承したエリザベスの重責。女王に即位したのがたったの26歳で、その若さで一国の君主になるのですからその重責は計り知れません。

女王の影になり支えていくだけの人生になってしまったフィリップの苦悩も深く、結婚生活にも影響していきます。

君主として一人の女性としての間でいつも決断を迫られ、結果的にいつも君主として決断せねばならない葛藤は相当深い…。

エリザベスの苦悩と決断を見事に描いて、本当に見応えありました。当時の首相ウィンストン・チャーチルと女王との関係が素敵で、時には叱咤し時には励まし女王を導いていくチャーチルとの関係も見どころです。

ファッションに注目♪

 

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本作で女性が一番楽しめるのが、王族のファッション。行事やパーティーでのドレス姿から、プライベートで着こなすファッションまでどれも華やかで観ているだけで楽しい♪

時代の移り変わりで変化していくのもおもしろく、アフリカなど外遊で訪れる国に合わせたファッションも見どころです。


『ザ・クラウン』シーズン1のネット上での評判は?

『ザ・クラウン』シーズン1まとめ

正直こんなにおもしろいと思わなかったので、うれしい驚きでした。さすがエミー賞を多数受賞しただけあって、クオリティの高さとスケールの大きさはお墨付き。

知られざる世界を見られるのもおもしろく、世界史の勉強にもなりました。英国王室への見方も変わって、独特の世界に生まれ生きていかなければならない王族の苦悩も知ることができ興味深かったです。

評判とは裏腹に王室メンバーの評判はイマイチのようで、エリザベス女王はシーズン1は視聴したそうですがキャラクターの描き方に不満だったそう。

フィリップ殿下やウィリアム王子は、本作を視聴すらしていないのだとか(笑)。王室メンバーとしては物申したい部分は多そうですが、一般視聴者はかなり楽しめると思いますよ♪

 

 

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