1998年に放送された日本アニメを、ジョン・チョー主演でNetflixがドラマ化!アニメの世界観を活かして、さらにスケールアップした仕上がりになっています。本作のあらすじ・キャスト・見どころなどを、ネタバレなしでレビューします。アメコミ系が好きな方は要チェックですよ♪
『カウボーイビバップ』あらすじ
スパイク・スピーゲルは宇宙船「ビバップ号」で、相棒のジェットとバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)を生業にしている。
かつてはフィアレスと名乗り組織に所属していたが、スパイクは自分の過去をジェットには秘密にしていた。3年前に死んだことになり名前を変えて、強盗やテロリストを捕まえる賞金稼ぎをして生計を立てることになる。
途中でフェイという賞金稼ぎの女性とコーギー犬のアインが仲間に加わることになるが、賞金稼ぎの仕事はトラブル続き。
かつての相棒で親友だったビシャスと元恋人のジュリアが、スパイクが生きていることを知り後を追ってくる。ビシャスの魔の手がスパイクに迫り、ついに対決の時がやってくる…。
『カウボーイビバップ』を観た感想
筆者はアニメ版は視聴したことがなかったので、すんなりとドラマ版の世界観にハマれました。本来はSFやアメコミ系は苦手なジャンルながら、大好きなジョン・チョーが主演だしかなり楽しんで視聴。
アニメ版ファンには賛否両論のようですが、オリジナル版の再現度が高くリスペクトを感じる!という声も多いようです。あまりオリジナルとは比較せずに、これはもうエンターテイメントとして純粋に楽しんだ方が正解なのかも。
アニメ版はドラマ版を視聴した後にチェックしたのですが、オリジナルはもっとハードボイルド&サイバーパンクな雰囲気でドラマ版はB級アメコミ風の仕上がりです。
アニメ版の持つ新しいのか古いのか判別しにくい時代感覚とミックス・カルチャーな世界観はそのままに、スケールアップして楽しませてくれました。アクションもすごかったしテンポが良くて、かなりおもしろかったです♪
『カウボーイビバップ』キャスト
スパイク・スピーゲル(ジョン・チョー)
かつて組織の殺し屋としてフィアレスと名乗っていたが、現在は相棒のジェットと共にビバップ号に乗って賞金稼ぎをしている。
少しキザな性格で、仕事と船の整備はジェットまかせのことが多い。過去の恋人ジュリアのことが忘れられずに、想い引きずっている。
ジェット・ブラック (ムスタファ・シャキール)
スパイクの相棒でかつて警官だったが、罠にはめられ刑務所に収監された過去がある。自分をはめたウダイを追うが、意外な事実が明らかになることに。
フェイ・ヴァレンタイン ( ダニエラ・ピネダ)
相棒を持たない女性の賞金稼ぎだったが、スパイクとジェットの仲間になりビバップ号のメンバーになる。自分の生い立ちを知るために、手掛かりを見つけようとする。
ビシャス (アレックス・ハッセル)
組織のメンバーでかつてスパイクの親友で相棒だった。クラブの歌手ジュリアに一目惚れして恋人になるが、ジュリアが原因でスパイクと仲たがいすることになる。
ジュリア ( エレナ・サチン)
クラブの歌手で歌っているところをビシャスに見初められ恋人になるが、彼の残虐性を恐れるようになる。スパイクと時間を過ごすうちに、気持ちが傾いていく。
アイン(コーギー犬)
金持ちのペットとして飼われていたところを誘拐され、スパイク達に救助された。ビバップ号のメンバーになるが、実はただのワンコではないことが判明する。
『カウボーイビバップ』見どころ
日本のアニメを元に制作!
筆者はドラマ版を観てからアニメ版をチェックしたのですが、アニメ版もめっちゃカッコよくてびっくり!普段アニメは全然見ないのですが、これはカッコいい~!
確かにアニメ版とドラマ版は作風は異なりますが、時代設定やミックス・カルチャーな世界観を共有しているしどちらもクールな仕上がり。アニメ版ファンには賛否両論のようですが、これはこれでいいのでは?と思いました。
日本がいっぱい!
筆者はいつもイントロは飛ばして観るのですが、『カウボーイビバップ』のイントロは日本語を多用したデザインがおしゃれなのでお見逃しなく!
スパイクの情報屋が寿司屋の親父だったり、カップヌードルや日本語の看板が出てくるなど日本のアイテムがたくさん登場します。スパイクもバーで日本語でお酒を注文していました。
主役のスパイク役ジョン・チョー
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筆者の大好きな俳優ジョン・チョーが主役を務めているので、とっても楽しみにしていました。映画『アメリカン・パイ』の頃から応援している俳優で、コメディもシリアスもこなすハリウッドのアジア系俳優を代表する存在。
49歳のアラフィフ世代で、あの髪型とスーツを着こなせる人はなかなかいないはず。鍛え抜かれた肉体とアクションを披露して、スパイク役を見事に体現してますますファンになってしまいました。
音楽に注目♪
タイトルにビバップが付く通り、アニメ版もドラマ版も全体にジャズをフューチャーして、音楽が最高にクール。
ジャズだけでなくテクノやロックも満載で、ジェットによるジャズのうんちくがドラマ内で語られるなど音楽へのこだわりを前面に押し出しています。
アニメ版で音楽を担当した菅野よう子が、ドラマ版でも音楽を担当しているこだわりも魅力。ドラマのサウンドトラックには、実写版のために書き下ろされたオリジナル曲も収録されています。
吹き替えはアニメ版のオリジナル声優を起用
原作アニメの声優が、ドラマ版の吹き替えを担当しているのも話題になっています。スパイク役の山寺宏一、ビシャス役の若本規夫、フェイ役の林原めぐみ、ジュリア役の高島雅羅など、オリジナル版の声優が吹き替えを担当しているのも魅力。
海外のビバップ・ファンはアニメ版の声優が吹き替えを担当していると知って、日本語吹き替え&英語字幕で視聴した人もいるそうです。筆者は日本語字幕版で視聴しましたが、アニメ版ファンの方は吹き替え版で楽しむのもいいですね♪
コーギー犬アインが可愛い♡
本作で超キュートな姿を披露してくれるのがコーギー犬のアイン。ビバップ号に途中から加わるメンバーで、フェイに抱っこされて一緒にダンスするところとかもう可愛くって目が釘付け。短いアンヨにモフモフなボディがたまりません♡
『カウボーイビバップ』のネット上での評判は?
『カウボーイビバップ』原作への大きな愛情とリスペクト注入の実写remix。お馴染みのキャラ含めた…絶妙な人物背景追加。拘りのモブ演出・ガジェットやマシン・美術も原作に負けず劣らず…SF世界観の創り方も素晴らしく。バイオレンス度はNetflixレベルへ。宇宙規模でノーボーダーな家族の物語に胸熱。 pic.twitter.com/rXosPvRB7H
— Keinosuke Okada (@HIP_K) November 22, 2021
カウボーイビバップ実写版、一話だけ見たけどなかなかええやんけー!
「「賞金稼ぎ西部劇+サイバーパンクSF+ワイドスクリーン・バロックが好き」なおれが好きなものを作りました!」って感じで大変好感が持てる。— wen000 (@wen000) November 22, 2021
『カウボーイビバップ』まとめ
アニメの実写版とあってオリジナル版のファンの間では賛否が分かれているようですが、純粋にエンターテイメントとして楽しめる作品に仕上がっていたと思います。
クールなB級アメコミ風がおしゃれでカッコよかったし、アクションも楽しめました。いかにも日本的なエンディングもよかったし、この終わりだとシーズン2も作れるんじゃ?と早くもシーズン2の期待が高まってしまいます。シーズン2は制作されるのかしら?また情報が入り次第追記したいと思います♪
追記:Netflixが『カウボーイビバップ』のキャンセルを発表
Netflixが11月19日にシーズン1を配信したばかりの『カウボーイビバップ』を、配信から1ヶ月も経たないうちにキャンセルすることを発表しました。原作アニメのファンからは賛否両論だったようで、シーズン2への更新には残念ながら至りませんでした。
『カウボーイビバップ』のキャンセルの理由はこちら ↓