1975年のロバート・レッドフォード主演映画『コンドル』をリメイクしたドラマ・シリーズ。シーズン2は元CIA分析官が、二重スパイの正体を暴くストーリーになっています。シーズン2のキャストや見どころをネタバレなしでレビュー!
『コンドル ~裏切りの諜報~』あらすじ
ジョー・ターナーはCIAを辞職後、イタリアやハンガリーなどヨーロッパを転々としていた。音信不通になっていた叔父のボブから久しぶりに連絡があった後、ロシア対外情報庁のヴァシリ・シリンという男が現れる。
ヴァシリはボブがロシア対策のために雇っていた二重スパイで、ジョーにCIA内にいる二重スパイの正体を明かす代わりにアメリカに亡命するのを助けるよう頼む。
ヴァシリを助けることにしたジョーは共にアメリカに渡るが、ジョーの元にある人物の悲報が届く。ジョーはボブの家でゴードン・パイパーというCIA局員の情報を発見し、ゴードンが二重スパイの可能性が浮上する。
CIAに出向中のFBI捜査官ロビン・ラーキンに協力を依頼され、ジョーは二重スパイの件に関わっていくことになる。
シーズン1のキャスト&レビューはこちら ↓
『コンドル ~裏切りの諜報~』を観た感想
シーズン2も頭脳戦がすごく、少し話が複雑で何回か巻き戻して確認するなどややこしかった印象です。
ぐっと物語に引き込む要素が足りないのが少し残念だったけれど、サスペンス・スリラーとしては楽しめました。
誰が二重スパイなのか、誰がいつ裏切るのかが予想できない展開で、サスペンスとしてはなかなかの仕上がり。
スパイ・スリラーとして観るより、良質のサスペンス・ドラマとして観る方が正解かもしれません。
主演のマックス・アイアンズがめちゃくちゃかっこよかったのも、最終話まで完走できた理由ですね。シリアスでダークなテイストのドラマが好きな人におすすめです!
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『コンドル ~裏切りの諜報~』の新キャスト
メイ・バーバー(クリスティン・ヘイガー)
シーズン1でも登場したジョーの親友サムの妻。ヨーロッパに渡ったジョーの身を案じ、ジョーとは昔からの友人で兄弟のような存在。
サム・バーバー(サム・マッカーシー)
メイの息子で、父親サムの死にCIA副長官のアボットが関わっていると思い恨みを抱いている。父親が亡くなって以来、ジョーとの関係もぎくしゃくして反抗的な態度を取ることに。
トレイシー・クレイン(エリック・ジョンソン)
CIAの防諜員でメイの恋人。昔アテネで赴任中に大きな失敗をして、キャリアに傷がついたことを後悔している。
ゴードン・パイパー(トビー・レナード・ムーア)
二重スパイの疑いがかかるCIA局員。キャリアが頭打ちで金銭問題を抱えているが、妻のエヴァとは喧嘩しつつも強い絆で結ばれている。
ヴァシリ・シリン(アレクセイ・ボンダール)
ロシア対外情報庁のスパイで、CIA内のスパイの正体を明かすことを切り札にアメリカに亡命しようとする。
ヴォルク(ジョナサン・ケルズ・フィリップス)
ロシア対外情報庁に勤めているヴァシリの親友で、二重スパイの正体を知っている人物。部下のキャットのことを気に入っている。
キャット(イシドラ・ゴレシュテル)
ヴォルクの部下で、かつてヴァシリと付き合っていた。ヴァシリとヴォルクのどちらの味方なのか読めない人物。
『コンドル ~裏切りの諜報~』見どころ
スリリングなサスペンス・スリラー
シーズン1がバイオテロを扱ったスパイ・スリラーなのに対し、シーズン2はジョーがCIAを辞めて民間人になったことからスケール的に少し縮小感がありました。
カテゴリー的にはスパイ・スリラーですが、観た感想としてはサスペンス・ドラマの仕上がり。
スパイものにしてはシーズン1同様アクションが少な目で、何度か巻き戻して確認するくらい話が複雑だったのが少しマイナス点。
それでも続きが気になる展開なので、途中脱落せずに完走できるおもしろさです。
アメリカVSロシア
シーズン2の軸になるのが二重スパイで、ドラマ内では「モグラ」と呼ばれるCIAに潜む二重スパイの正体は誰なのか?というのが最大の見どころです。
ロシアとアメリカの両方に情報を流すスパイを巡って、ロシア側とアメリカ側が駆け引きと裏切りを繰り返します。
この展開がハラハラどきどきで、誰が味方で誰が裏切者なのか?味方でもいつ裏切られるか分からない状況が続く、スリリングな展開がおもしろい!
悪役アボット
シーズン1&2でジョーやサラの恨みを買うのが、CIA副長官のアボット。年寄りで髪の薄い小さいおじさんという印象で、全然悪い人に見えないのですがこの人が超曲者です。
底意地悪い古だぬきという人物で、最初から最後まで視聴者をムカつかせてくれます。
マックス・アイアンズがかっこいい!
シーズン2はマックス・アイアンズがとにかくかっこよかった!シーズン1では逆三角形のむっちりマッチョだったのが、シーズン2ではスリムな細マッチョに変身してかっこよさが倍増!
シーズン1ももちろん素敵でしたが、シーズン2はもうマックスのイケメン度が高すぎて見とれてしまった女性ファンは絶対多いはず。
シーズン2ではマックスの恋愛ネタがゼロで、ストイックなカッコよさが際立っていました。
シーズン3の制作は?
シーズン2の最終話のジョーの選択が意外で、クリフハンガーな終わり方がシーズン3へ続くことを期待させてくれました。
本作はシーズン2からプラットフォームが変更しEpix TVで配信されるようになった経緯があり、HBOがコンドルのシリーズを引き継ぐという報道もありました。
プラットフォームがまた変更になるのか定かではなく、シーズン3は更新かキャンセルかはまだ公式に発表されていません。またニュースが報じられ次第、情報を更新したいと思います。
『コンドル ~裏切りの諜報~』のネット上での評判は?
コンドル。
シーズン2が面白い。
二重スパイやCIAなどが
どんどん疑心暗鬼になって
心も環境も壊れていく姿が
印象的だった。
このキーパーソンだった
女優役柄がかっこよかった。 pic.twitter.com/CtFrDPrZ2F— t1nkerbell4 (@cherryt1me) December 6, 2020
「コンドル」シーズン2見終わった。1の方が面白かった。
マックス・アイアンズ、ジェイムズ・ボンドに立候補すればいいのに。スパイの世界のモグラ探しの話でした。ロシアの面々が個性的で魅力的だったな。— Kaoru (@kn_wonderland) September 20, 2020
『コンドル ~裏切りの諜報~』まとめ
シーズン1&2ともにぐいぐいと引っ張っていくストーリー展開ではありませんが、やっぱり続きが気になって最後まで見てしまうドラマです。
物語自体はよくできているしおもしろいのだけど、シリアスで重い展開がスローテンポに感じさせるのかも。CIAものやダークなスパイ・スリラーやサスペンスが好きな方におすすめです!