ロサンゼルスを舞台にモテモテ小説家の赤裸々な日常を描いた、デヴィッド・ドゥカヴニー主演のコメディ・ドラマ。エッチでかなり笑えるストーリー展開は、観だしたらハマってしまうおもしろさ。シーズン1のキャストや見どころを、ネタバレなしでレビュー!
『カリフォルニケーション』シーズン1あらすじ
ハンク・ムーディは過去にベストセラーを出した作家だが、現在はスランプで作品が書けずにいた。元妻のカレンに未練たらたらで娘のベッカを心から愛しているものの、酒とセックスに溺れる自堕落な生活から抜け出せずにいる。
昔のハンクの小説が映画化されて話題になっていたが、友人でエージェントのチャーリーに新作を書くように会うたびに催促されることに。
ある日書店で出会ったミアという女性と一夜を共にするが、そのことがハンクの人生を大きく狂わせていくことになる。
『カリフォルニケーション』シーズン1を視聴した感想
好き嫌いが別れるドラマなのかもしれませんが、筆者はめちゃ大好きです!くだらないとか薄ぺっらいという感想の人もいると思いますが、気楽に見られるしコメディなのでかなり笑えてとにかくおもしろい!
エッチな笑い満載で相当エロいですが、爆笑シーンも多くシリアスなドラマを続けて見た後ライトなコメディを観たい気分のときにピッタリかもしれません。
何と言っても、主役のハンクを演じるデヴィッド・ドゥカヴニーの魅力に尽きます!『Xファイル』の奇人変人モルダー捜査官のイメージが強いけれど、こういうチョイ悪エロ親父がこんなにハマるとは驚きでした。
下半身がだらしないダメ人間なのに、なぜか憎めなくてどんどん好きになってしまう妙な魅力の持ち主。
出版業界の裏側も描かれているのも興味深く、特に筆者は昔ロサンゼルスに住んでいたのでLAが舞台のドラマはテンションが上がります。
『アントラージュ☆俺たちのハリウッド』のような、ちょっとエッチなコメディ・ドラマが好みの人は楽しめると思いますよ♪
『カリフォルニケーション』を視聴できる動画配信サービスは?
現在『カリフォルニケーション』を視聴できる動画配信サービスは、Huluのみになっています。
Huluは100,000本以上の映画・ドラマ・アニメ・バラエティを楽しめるオンライン動画配信サービスで、人気の作品が見放題で視聴可能です。
※紹介している作品は、2023年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
『カリフォルニケーション』キャスト
ハンク・ムーディ(デヴィッド・ドゥカヴニー)
過去にベストセラーを出した人気作家だが、7年間新作を出しておらずスランプに陥っている。元妻のカレンに未練がありながらも、酒とセックスに溺れる自堕落な生活から抜け出せずにいる。
カレン(ナターシャ・マケルホーン)
ハンクの元妻だが、籍は入れておらず事実婚だった。婚約者のビルと同棲中で、ハンクとは何でも話せる間柄だがハンクの自分に対する未練に戸惑っている。
ベッカ(マデリーン・マーティン)
ハンクとカレンの一人娘で、音楽に夢中でバンドをやっている。両親が復縁してみんなで一緒に暮らすことを願っているが、ハンクのダメっぷりを見て半ば諦めている。
チャーリー(エヴァン・ハンドラー)
ハンクのエージェントで親友。妻のマーシーとはセックスレスで、セクシーな秘書のダニーに興味を持ったことで足元をすくわれてしまう。
マーシー(パメラ・アドロン)
ハンクの妻で、カレンの友人で良き相談相手。チャーリーとの関係を改善させるためある提案をするが、それがトラブルの元になってしまう。
ミア(マデリーン・ジーマ)
ハンクが書店で知り合った美女で、ハンクと関係を持つが彼女には秘密がある。ハンクのことを散々振り回し、手玉に取っておもしろがる魔性の女。
『カリフォルニケーション』シーズン1の見どころ
オヤジ版『アントラージュ☆俺たちのハリウッド』
デヴィッド・ドゥカヴニー演じるセックスとお酒が大好きなハンクが、出版業界を生き抜き自分の問題や家族の関係に直面していくコメディ・ドラマ。
チョイ悪親父のセックス・ダイアリーといった感じのライトなコメディで、LAが舞台、業界裏ネタ、エッチなシーン満載でテイストは異なるけれどオヤジ版『アントラージュ☆俺たちのハリウッド』のような仕上がり。
チョイ悪モテ親父が引き起こす騒動が笑えるし、1話30分と短いのでサクッと観られるのがいい!おいしいお酒を片手に、大人のコメディを楽しみたいときにぴったりのドラマです。
カリフォルニケーションとは?
タイトルの「カリフォルニケーション」の由来は、カリフォルニア(California)と、情事を交わす(fornicate)二つの単語を組み合わせた造語。
タイトルからしてエッチなので、かなりきわどい本作の内容も頷けます。アメリカの人気バンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の1999年にリリースされた7枚目のアルバム・タイトルが「カリフォルニケイション」。
「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のウィキペディアを見るとこのアルバム・タイトルもカリフォルニア(California)と、情事を交わす(fornicate)二つの単語を組み合わせた造語と説明がありました。
ドラマよりレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム・リリースの方が先なので、アルバム・タイトルからドラマ名を拝借した形になるのでしょうか?
デヴィッド・ドゥカヴニーの魅力
本作はなんと言っても、デヴィッド・ドゥカヴニーの魅力に尽きます!下半身がだらしなくて正直こんな奴が周りに居たらはた迷惑なのだけれど、ハンクは裏表がない性格で行動力がしっかり伴っているので見ていると何だかスカッとした気分にさせてくれます。
元妻カレンと娘のベッカに対するひたむきな愛情を隠すことなく、ストレートにぶつけてくるところがいいんですよね。
いい意味で人たらしなハンクを魅力たっぷりに演じる、デヴィッド・ドゥカヴニーの存在感がすごい!
本作で第65回ゴールデングローブ賞テレビ・コメディ部門主演男優賞を受賞したほか、ドラマ自体も多くの賞にノミネートされるなどかなり評価の高い作品。
薄っぺらいようで実は奥が深く、全7シーズン製作されたのも納得の魅力に溢れたドラマです。
ハンク&チャーリー
ハンク以外の登場人物もクセがあっておもしろい!特にハンクの友人チャーリーを演じるエヴァン・ハンドラーがはまり役。
『セックス・アンド・ザ・シティ』のシャーロットの夫ハリー役で有名です。坊主頭にぽっちゃり体型なのに、『セックス・アンド・ザ・シティ』や本作でもなぜか美女との絡みが多いおいしい役どころ。ハンクとチャーリーの凸凹コンビが織りなす騒動が最高に笑えます!
『カリフォルニケーション』のネット上での評判は?
『カリフォルニケーション』シーズン1全12話を観る。デヴィッド・ドゥカブニーにちょっと”変”なキャラクターを演じさせると抜群に上手いが、こういう”才能あるダメ男”も意外にハマるとは…!理想の男だ!ということで真似しようとしたヤローが続出したらしいが、誰もドゥカブニーにはなれない(笑) pic.twitter.com/2mSHqk4qIF
— 梶研吾 (@kajiken7) September 13, 2018
【海外ドラマ】「カリフォルニケーション」ってどのシーズンが最も良かったっけ。シーズン1の後半辺りからグングン面白くなってずっと良かった印象でどこが一番かは覚えてない
— ドミニカゾンビ◆CFCPDCMCJ (@zombiedominica) July 1, 2014
『カリフォルニケーション』シーズン1まとめ
こういう大人向けのエッチなコメディっておもしろい!筆者は『アントラージュ☆俺たちのハリウッド』に超ハマったので、男性目線の恋愛コメディは大好物です。
『アントラージュ』は20代が主役だったけれど、本作はアラフォー親父が主役なのでさらに楽しめました。
男性と女性では楽しむポイントがまた違うのかもしれませんが、男性はチョイ悪親父がひたすらモテまくる日常をサクッと楽しめるのではないでしょうか。
リアリティは追求せずおもしろいコメディ・ドラマで平凡な日常を忘れたい、というときにぴったりのドラマです。