ロサンゼルスを舞台にモテモテ小説家の赤裸々な日常を描いた、デヴィッド・ドゥカヴニー主演のコメディ・ドラマ。エッチでかなり笑えるストーリー展開は、観だしたらハマってしまうおもしろさ。シーズン2のキャストや見どころをネタバレなしでレビュー!(シーズン2のネタバレはありませんが、シーズン1のネタバレを多少含むのでまだ視聴されていない方はご注意を。)
『カリフォルニケーション』シーズン2あらすじ
カレンとハンクはパーティーの帰り、警察に車を止められハンクはトラブルを起こして留置所に入れられてしまう。
パーティーで知り合った音楽プロデューサーのルー・アシュビーもその夜留置所に入れられ、二人は親しくなりルーはハンクに自分の本を書いて欲しいと頼む。
以前一回だけ関係を持ったソーニャが妊娠していることが分かり、父親はハンクかもしれないと言われてカレンとハンクは動揺することに。
マーシーはコカインにはまりリハビリ施設に入るが、チャーリーは知り合ったポルノ女優のデイジーのことが気になってしまう。
ハンクはルーの本を書くためルーの元恋人ジェニーに会うが、ジェニーはハンクに興味を示しデートしようと誘われる。ミアの本が出版され出版記念パーティーがルーの家で開かれるが、そこで思ってもいない出来事が起こってしまう…。
シーズン1のキャスト&レビューはこちら ↓
『カリフォルニケーション』シーズン2を視聴した感想
シーズン2は音楽プロデューサーのチョイ悪親父ルーがキャストに加わり、さらにハチャメチャ振りがヒートアップ!おもしろ過ぎる~。
ポルノ業界に足を突っ込むチャーリーの迷走ぶりも楽しかったし、大人になり切れないアラフォー親父達のムチャぶりが最高です。
笑えるのだけど時々ほろっとさせてくれるエピソードを挟みつつ、テンポよくストーリーが進むので全く飽きることなくイッキ見できます。
ハンクとカレンの関係、娘ベッカの成長など家族の物語もおもしろく、一見薄っぺらく見えるけれど噛めば噛むほど味が出るスルメイカのようなドラマです。
『カリフォルニケーション』を視聴できる動画配信サービスは?
現在『カリフォルニケーション』を視聴できる動画配信サービスは、Huluのみになっています。
Huluは100,000本以上の映画・ドラマ・アニメ・バラエティを楽しめるオンライン動画配信サービスで、人気の作品が見放題で視聴可能です。
※紹介している作品は、2023年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
『カリフォルニケーション』シーズン2の新キャスト
ルー・アシュビー
成功している音楽プロデューサーでハンクと親しくなり、自分の本を執筆してほしいと頼む。昔の恋人ジェニーのことが忘れられないと言いつつ、パーティー大好きなチョイ悪親父なところがハンクとそっくり。
デイジー
マーシーのサロンのお客で、売れないポルノ女優。チャーリーと親しくなり、ポルノ女優として成功するためチャーリーにエージェントになってほしいと頼む。
ジェニー
ルー・アシュビーの元恋人で、結婚して豪邸で何不自由のない生活をしている。本の取材のために知り合ったハンクに興味を持ち、デートに誘う。
『カリフォルニケーション』シーズン2の見どころ
ハンクが再び父親に⁉
ハンクと以前一回だけ関係を持った、カレンの友人ソーニャが妊娠していることが判明します。父親はどうもハンクらしいということになり、うまくいきかけたハンクとカレンの関係に水を差すことに。
シーズン1ではビルと結婚式を挙げた後にハンクと一緒に車に乗って逃げたカレンですが、やはりハンクのような男性と人生を歩むのは大変!と改めて自覚することになります。
どうしようもない奴なのに何だかほっておけなくて、裏表がなく実は紳士で真っすぐなところがハンクの魅力。カレンもそんなハンクの魅力に毎回負けて誘惑に乗ってしまうのだけど、果たして二人の関係はどうなっていくのか注目です。
音楽ネタ満載
シーズン2の新キャスト、ルー・アシュビーは音楽プロデューサー。ハンクとそっくりなチョイ悪親父で、さっそくお互い意気投合して仲良くなります。
ルーの登場でシーズン2は音楽ネタが満載で、当時のロサンゼルスの人気ロックスポット、RAINBOWやトルバドールも登場。
バンド名もたくさん出てくるしフォールアウトボーイのピート・ウェンツがカメオ出演していたりと、洋楽ファンにはたまりません。ルーとハンクの友情もおもしろく、シーズン2の見どころになっています。
ハリウッド業界人のリアルな姿
日本で普通に暮らしていたら『カリフォルニケーション』で描かれる世界は全然リアルに思えませんが、ハリウッドの業界裏はまさにこういう感じ。
筆者はLAの業界人やセレブがよく来るレストランで働いていたので、ルーやハンクのような業界人をたくさん見てきました。
レストランで働くウェイターやバーテンダーは全員俳優志望で、業界を目指す人達もハンクやルーのようなライフスタイルの人が多かったです。
同僚の話を聞いていると業界のパーティーで誰々と○○した××した~、とかもう耳を塞ぎたくなるような話ばかり。
仕事にドラッグをキメてラリって来る人もいて、マーシーがコカインにハマっていく過程も筆者からするとすごくリアルでした。
『カリフォルニケーション』は絵空事ではなく、かなり事実に近いドラマと思って楽しんでください!
チャーリーの迷走
シーズン2ではチャーリーの迷走が笑わせてくれます。マーシーのお店で知り合ったポルノ女優デイジーと親しくなったことから、未知の世界のポルノ業界へ足を踏み入れていくことに。
コカインにはまってリハビリ施設に入ったマーシーとの関係もギクシャクしてしまい、仕事と人間関係が迷走しまくり。
コメディパートを一身に背負った、渾身の演技が笑いを誘います。シーズン2はチャーリーの見せ場が盛りだくさんで、チャーリーファンは大満足間違いなし!
ハンクとカレンの出会い
第10話「ラブレター」はシーズン2の神回!ハンクとカレンの出会いと娘のベッカが生まれるまでのいきさつが描かれ、作家らしく自分の気持ちを言葉ではなく手紙でしたためるハンクの行動が女心をわしづかみにします。
女好きなハンクだけれど、カレンと一緒だった十数年は一回も浮気していないんですよね。別れた後は女遊びが激しくなったけれど、本当はカレン一筋なハンクの気持ちがよく分かる手紙がとっても素敵。
二人のなれそめとベッカが生まれるまでの物語を、ニルヴァーナとパールジャムの曲に合わせて描いていて印象的でした。
『カリフォルニケーション』のネット上での評判は?
『カリフォルニケーション』シーズン1全12話を観る。デヴィッド・ドゥカブニーにちょっと”変”なキャラクターを演じさせると抜群に上手いが、こういう”才能あるダメ男”も意外にハマるとは…!理想の男だ!ということで真似しようとしたヤローが続出したらしいが、誰もドゥカブニーにはなれない(笑) pic.twitter.com/2mSHqk4qIF
— 梶研吾 (@kajiken7) September 13, 2018
【海外ドラマ】「カリフォルニケーション」ってどのシーズンが最も良かったっけ。シーズン1の後半辺りからグングン面白くなってずっと良かった印象でどこが一番かは覚えてない
— ドミニカゾンビ◆CFCPDCMCJ (@zombiedominica) July 1, 2014
『カリフォルニケーション』シーズン2まとめ
シーズン1に負けず劣らずのおもしろさで大満足!ダメ親父なのにハンクの魅力にどんどんハマっていってしまいますね。
ハンクが娘のベッカに説教されてしまうシーンとか、もうちょっと大人になって娘を安心させてあげて!と思うのだけれど、ハンクが落ち着いてしまうとドラマがおもしろくなくなる…、と内心複雑(笑)。
シーズン2のラストはハンクの新生活がスタートする終わり方だったので、シーズン3を観るのが楽しみです!