Netflixドラマ『ナルコス メキシコ編』カルテル内の対立が激化、シーズン2も文句なしにおもしろい!

出典:https://www.celebstoner.com/

麻薬カルテルとDEA(麻薬取締局)との攻防戦を描いたNetflixドラマ。コロンビア編からメキシコに舞台を移し、実在した人物をモデルにリアリティーたっぷりのドラマに仕上がっています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!(シーズン2のネタバレはありませんが、シーズン1のネタバレを含むのでまだ視聴されていない方はご注意を。)


『ナルコス  メキシコ編』シーズン2概要

製作・配給:Netflix
配信日:2020年2月13日
ジャンル:犯罪、サスペンス、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約60分
日本語吹き替え:あり

『ナルコス  メキシコ編』シーズン2あらすじ

DEA捜査官キキ・カマレナ殺害の犯人逮捕を誓ったDEAの捜査官達は、レジェンダ作戦を立てキキ殺害に関わった関係者を捕えて殺害を指示した人物を割り出そうとする。

プラサ連合をまとめていたフェリクスだったが、シナロア、ティフアナ、フアレスの各プラサが対立していきフェリクスの統率力に陰りが見え始めていく。

フェリクスのかつての愛人イサベラは、ティフアナ・カルテルと組んでアメリカにコカインを輸出し始める。

フェリクスを裏切る人物も現れ麻薬の押収が増えて財政的にひっ迫するなか、カリ・カルテルのパチョから20トンのコカインをアメリカに空輸する任務を請け負う。

フェリクスはライバルのガルフ・カルテルの指導者が、メキシコの新大統領になるのを防ぐため不正行為を行い選挙を妨害する。

フェリクスはナチョを陥れてアメリカでのコカイン販売権を得て、フェリクスはプラサ連合を集めて会議を開く。

シーズン1のキャスト&レビューはこちら ↓

『ナルコス  メキシコ編』シーズン2感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア90% 視聴者スコア79%
IMDb:8.4(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

メキシコ編は全体的にスローテンポな分、各人物に焦点を当てながら描く緻密な脚本が素晴らしい。登場人物が多く、顔と名前が一致するのに多少時間がかかりますが(笑)。

カルテルとDEAの抗争、プラサの対立、メキシコの大統領選挙といったテーマを絡めながら、スリリングにストーリーが進んでいきます。

DEAがカルテルを罠にはめたり、その逆のことが起こったりと終始ハラハラどきどき。命を懸けた男の戦いがかっこよくて、しびれてしまいます。

『ナルコス』は熱い男のドラマなのですが、シーズン2はイサベラやベンハミンの妹エネディナなど、女性達もコカイン・ビジネスを始めるところがおもしろかったです。

シーズン1はメキシコ・カルテルを牛耳っていたフェリクスの全盛期を描き、シーズン2はフェリクスの影響力が衰えていく様を描いています。

実在した人物や事件をモデルにしており、シーズンを通じて実際の画像やニュース映像が使われているところもリアリティたっぷり。

コロンビア編に比べるとメキシコ編はイマイチという声が多いようですが、すごくおもしろいので絶対おすすめです!


『ナルコス  メキシコ編』シーズン2の新キャスト

ウォルト・ブレスリン(スクート・マクネイリー)

DEA捜査官で、レジェンダ作戦を率いる指揮官。キキとは面識がなかったが、DEA捜査官殺害に関わった人物を捕えるため全力を注ぐ。

ミミ(ソシー・ベーコン)

フアレス・カルテルの指導者であるパブロ・アコスタの恋人。パブロを麻薬ビジネスから引退させるため、ウォルトに協力する。ミミ役のソシー・ベーコンはケヴィン・ベーコンとキーラ・セジウィックの娘として知られています。

 

『ナルコス  メキシコ編』シーズン2の見どころ

フェリクスという男

 

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シーズン1では仲間を裏切る浅はかな性格として描かれたフェリクスですが、シーズン2では保身のためにあらゆるものを利用する人間味の足りなさがさらに顕著に描かれます。

コロンビアの麻薬王エスコバルは家族を愛し、側近の仲間を大切にする情に厚い人物でした。エスコバルと逆の人間味の足りなさが、結果的にフェリクスを破滅に追い込むことになってしまいます。

人間的な魅力に欠ける分、彼の頭の良さと策略が周囲を驚かせることに。策士としての才能を発揮してトップまで上り詰め、大統領選まで操作するあざとさがある意味フェリクスの魅力と言えるかもしれません。

プラサの対立

シーズン2の見どころはプラサ同士の対立。フェリクスがまとめるプラサ連合は、元々それぞれのシマで密売をしていた異なるグループの寄せ集めです。

フェリクスの力があった頃はうまくまとまっていたものの、カリ・カルテルのコカイン密輸の仲介人になったころから連合に亀裂が入っていくことに。

フェリクスへの不満やプラサとしてのプライドなど、それぞれの思いがぶつかり合いプラサの対立へとなだれ込んでいきます。

DEA捜査官の絆

『ナルコス』の見どころのひとつはDEA捜査官同士の絆。パートナー同士以外でも、DEA捜査官みんなの絆がとても強いところが男気を感じて熱い!

「女の友情はハムより薄い」なんて言われる分、女性から見ると羨ましく感じるくらいです。麻薬を取り締まることへの熱意と、仲間を大切に思う気持ちが全編に溢れています。

シーズン2ではDEAに協力するメキシコ警察の面々との絆も描いていて、命を懸けてでも仲間を裏切らず守ろうとする固い絆にしびれっぱなし!

ウォルト・ブレスリンは実在の人物?

 

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コロンビア編に登場したDEA捜査官のマーフィー、ハヴィエル、ファイストル、メキシコ編のキキ、ハイメは全員実在したDEA捜査官です。

シーズン2の主人公ウォルト・ブレスリンは実在しておらず、当時活動していた複数の本物のDEA捜査官から着想を得た架空の人物です。

ショーランナーのエリック・ニューマンは『ナルコス』の約半分は事実に基づいていおり、ウォルトは架空の人物ながらカルテルを追うために取った行動は事実に基づいていると語っています。

コロンビア編のキャストも登場

シーズン2ではコロンビア編に登場したキャストが、ちょこっと出演しているのもうれしい。

コロンビア編のシーズン3で大活躍したホルヘ・サルセドや、名前を忘れましたがカルテルの一員で金髪長髪のコロンビア人が出演していましたね。

『ナルコス』はコロンビア編とメキシコ編が、少しクロスオーバーしているところも見どころです。


『ナルコス  メキシコ編』シーズン2のネット上での評判は?

『ナルコス  メキシコ編』シーズン2まとめ

シーズン2もすごくおもしろかった!筆者はどうも熱い男のドラマにハマりやすいようです(笑)。

基本的に悪い奴を正義がやっつけるというテーマも好きだし、カルテルとDEAとの攻防戦が一筋縄でいかないところも見応えがあります。

実在の人物や事件をベースにして、当時のニュース映像を使うなどリアリティがありどれをとっても文句なしの仕上がり。見応えのあるおもしろいドラマを観たいという方は、絶対おすすめですよ。

 

 

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