Netflixドラマ『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』 シーズン1 壮大なスケールで描く、ダイナミックなスペクタクル巨編は迫力満点!

出典:https://www.megabayt.com/

ヒストリー・チャンネルのヒット作『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』の100年後を舞台に描くスピンオフが、Netflixオリジナル・ドラマとして登場!ヴァイキングの世界を壮大なスケールで描いた、迫力満点の仕上がりになっています。本作のキャストや見どころなど、ネタバレなしでご紹介!


『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1概要

製作・配給:Netflix
配信日:2022年2月25日
ジャンル:歴史、時代劇、冒険、アクション、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全8話、1話約45~50分
日本語吹き替え:あり

『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1あらすじ

11世紀のヨーロッパ、ヴァイキングはイングランドにあるデーンローと呼ばれる居住区に定住していた。イングランド王エセルウッドは異教徒のヴァイキングを虐殺し、デーンローを焼き払い一掃してしまう。

虐殺の知らせを受けたデンマークのクヌート王は全ヴァイキングを招集し、カテガットで軍隊を編成する。

レイフとフレイディス兄妹はグリーンランドからカテガットを訪れるが、フレイディスが問題を起こしてしまう。

フレイディスを無罪釈放にするため兄のレイフがヴァイキングの船長に雇われ、ノルウェーのハーラル王子やオラフ首長らと共にイングランドへ行き戦うことになる。

『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア95% 視聴者スコア57%
IMDb:7.3(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

筆者はオリジナルの『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』を視聴していないのですが、舞台が100年後とありオリジナル版を観ていなくても全く問題なく楽しめました。

イングランドとヴァイキングの壮絶な戦いを描くスペクタクル・ドラマで、戦闘シーンやアクションが迫力満点。

11世紀のヨーロッパが舞台とありかなりグロいシーンが多いのが難ですが、それを差し引いてもかなり見応えがありました。

ファンタジーではないけれど王座奪還、国や民族戦争といったテーマが『ゲーム・オブ・スローンズ』に通じるものがあり、GOTのファンはかなり好みなのではないかと思います。

実在している国が舞台なので分かりやすく、ストーリーもシンプルで入り込みやすいのも魅力。

キリスト教徒と異教徒の確執、国の侵略といった政治的な策略のおもしろさもあり、かなりクオリティの高いドラマとして楽しめます!


『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1キャスト

レイフ・エリクソン(サム・コーレット)

グリーンランド出身で、異教徒の旧家の子孫として育てられた船乗り。ある十字架を持つ男を探しカテガットを訪れたことで、ヴァイキングの世界に足を踏み入れることになる。

ハーラル王子(レオ・スーター)

ノルウェー王子でキリスト教徒。ヴァイキングを一掃したイングランドに復讐するため軍隊に入り、船長のレイフと親交を深めていく。

フレイディス(フリーダ・グスタフソン)

レイフの妹で、レイフと一緒にカテガットにやって来る。昔ある男に汚され背中に十字架の傷を負わされて以来、その男に復讐するためべく探し続けている。

クヌート王(ブラッドリー・フリーガード)

デンマーク王で、スカンジナビアのバイキングの支配者。ヴァイキングを一掃したイングランドに復讐するため軍隊を編成するが、彼の野望はイングランドでより大きな力を求めることである。

オラフ首長(ヨハネス・ヨハネソン)

ハーラルの異父兄弟でキリスト教徒。異教徒を認めず、カテガットで異教徒の集団改宗をさせようと目論んでいる。

エマ王妃(ローラ・ベルリン)

イングランド王の後妻で、エドマンド王子の継母。ノルマン人でヴァイキングの血を引き、伝説のラグナル・ロズブロークの弟ロロの子孫とされている。抜け目のない賢い政治家であり、侮ることはできない人物。

ゴドウィン伯爵(デヴィッド・オークス)

国王の最高顧問兼アドバイザー。政治や戦争にアドバイスしながらあらゆる政治的危機を乗り越える手腕の持ち主で、手段を選ばない策士でもある。

『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1見どころ

ダイナミックなスペクタクル巨編

本作は全編を通してアクションが本当に迫力満点!CGに頼り過ぎない人間同士のぶつかり合いを真っ向から描き、戦士の息づかいを感じるほど真に迫った戦闘シーンが壮絶です。

陸上のシーンだけでなく、ヴァイキングが主役なだけに海での戦闘シーンも見応えたっぷり。

イングランド、ノルウェー、デンマークといった11世紀のヨーロッパを舞台に、国同士の権力争いを描いたストーリーも魅力です。

主人公のレイフとハーラル王子の友情、ライフの仲間達の絆などヒューマン・ドラマも見ごたえがあり、トータルで楽しめるドラマに仕上がっています。

宗教の確執

シーズン1を通じて描かれるのが、キリスト教徒と異教徒の確執と対立。ヴァイキングは古語の神々を信じ神オーディンを崇める異教徒で、イングランドに定住していたヴァイキングが一掃されてしまったのも宗教が原因です。

イングランドとヴァイキング間だけでなく、ヴァイキング同士でも異教徒とキリスト教徒が原因で対立し問題になっていきます。

同じヴァイキングの部隊でもハーラル王子やオラフ首長はキリスト教徒、レイフやフレイディスなどグリーンランドから来た仲間は全員異教徒です。

ヴァイキングの信仰する宗教は生贄を捧げたり儀式も独特で、キリスト教と全く異なる宗教であることが描かれています。

異教徒を嫌うオラフ首長がカテガットの民を集団改宗させようとするなど、宗教の確執が壮絶に描かれドラマの重要なテーマになっているのもポイントです。


ヴァルハラとは?

ドラマのタイトルになっている「ヴァルハラ」は、劇中でもヴァイキングの異教徒がよく口にする言葉です。

見ていると何となく意味が分かりますが、「ヴァルハラ」とは北欧神話における主神オーディンの宮殿のことで、ヴァイキングはオーディンが居る死後の世界を信じています。

戦いで亡くなった者は「ヴァルハラ」に連れていかれ、「ヴァルハラ」はヴァイキングにとっての天国とされているのだとか。

「ヴァルハラに行ける」「ヴァルハラで会おう」という台詞が出てきますが、ヴァイキングの戦士にとって闘いで死んでヴァルハラに行けることは名誉であり誇りでもあるのです。

主演キャスト二人に注目!

本作を観てレイフ役のサム・コーレットとハーラル王子役のレオ・スーターがかっこいい!と、思った方は多いのではないでしょうか。

端正なルックスと鍛え抜かれたボディに、目が惹きつけられること間違いなし!本作をきっかけに大ブレイクしそうな予感です♪

主役のレイフ役を演じるサム・コーレットはオーストラリア出身で、Western Australia Academy of Performing Artsを卒業し、演劇のトレーニングを受けた経歴の持ち主です

オーストラリアのミステリー・スリラー『The Dry(原題)』でエリック・バナと共演し、『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』にカリバン王子役で出演しています。

オリジナル版の主役ラグナル・ロズブロークを演じたトラヴィス・フィメルも、同じオーストラリア出身。オリジナル版とスピンオフの両方を、オーストラリア出身の俳優が演じているのも不思議な縁ですね。

ハーラル王子役のレオ・スーターはイギリス出身で、『女王ヴィクトリア 愛に生きる』でロバート・ピール首相の秘書ドラモンドを演じ、その他に『ビーチャム・ハウス』『Intelligence(原題)』などに出演しています。

二人ともまだハリウッドでは新人ですが、これから大活躍しそうな期待の新人です。

国際色豊かなキャスティング

ヨーロッパを舞台にした本作は、キャスティングが国際色豊かなのも特徴です。

レイフ役のサム・コーレットはオーストラリア、ハーラル王子役のレオ・スーターはイギリス、フレイディス役のフリーダ・グスタフソンはスウェーデン、クヌート王役のブラッドリー・フリーガードはウェールズ、オラフ役のヨハネス・ヨハネソンはアイスランド、エマ王妃役のローラ・ベルリンはドイツ出身です。

オリジナル版を観ていなくても楽しめる?

筆者はオリジナルの『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』を視聴していないのですが、全く問題なく楽しめました。

もちろんオリジナル版を視聴している方が、ヴァイキングの世界観や歴史をより理解できておもしろいと思います。続編を観て気に入った方が、オリジナル版を視聴するのもいいのではないでしょうか。

 

シーズン2の製作は?

シーズン1が配信されたばかりですが、なんとシーズン2は既に撮影終了しているとのこと。Netflixは2019年に『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』を24話分発注しており、シーズン3の製作も決定しています。

シーズン2の撮影はアイルランドのウィックロー州で行なわれ、一時新型コロナウィルスのパンデミックで撮影が中断されたものの2021年8月にアイルランドで再開され既に撮影は終了しています。

製作者のジェブ・スチュアートは、5シーズンの製作する計画を立てている語っています。オリジナル版は全6シーズン製作されたので、『ヴァルハラ』も長いシリーズが製作される可能性がありそうです。

シーズン2のリリース日は2022年後半になるのではと予想されており、同じ2月のスロットをキープするのであれば2023年2月の配信になるかもしれません。

いずれにせよシーズン2がシーズン1から、1年以内にリリースされる可能性はかなり高いと思われます。


『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』のネット上での評判は?

『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』シーズン1まとめ

思っていた以上におもしろくてかなり満足!アクションも見応えがあったし、CGに頼り過ぎない真に迫った人間同士のぶつかり合いが迫力満点でした。

ストーリーもシンプルで分かりやすく、政治的な目論みや裏切りなどスリリングな展開もあってかなりクオリティの高い仕上がり。

スペクタクルなドラマやアクションが好きな方、中世を舞台にしたドラマが好きな方におすすめです!

 

 

 

参照記事:‘Vikings: Valhalla’ Season 2 Has Wrapped Production in Ireland

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