アメリカで高い評価を受けている、Amazonドラマ『ジャック・リーチャー』。ベストセラー小説を元にした骨太なドラマは、目の肥えた海外ドラマファンも満足すること間違いなし!本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビューします♪
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』あらすじ
ジャンル:アクション、サスペンス、ミステリー
製作国:アメリカ
話数:全8話、1話約50分
日本語吹き替え:あり
『ジャック・リーチャー』あらすじ
ジャック・リーチャーは195センチの身長に、筋肉隆々の肉体を持つ元陸軍捜査官で各地を放浪している。
アトランタ州の町マーグレイヴを訪れるが、リーチャーはある殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。
誤認逮捕だったと分かり釈放されるが、警部のフィンリーに元陸軍捜査官の過去を知られその見事な観察眼を買われて捜査に協力することになる。
マーグレイヴ警察の警察官ロスコーも捜査に加わり、ジャック達は実業家クライナーによる町の都市開発に隠された秘密と陰謀を突きとめていく。
『ジャック・リーチャー』感想&評価
IMDb:8.1(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆
すごくおもしろかったです!アメリカでもかなり高評価だったので期待して視聴しましたが、期待通りのおもしろさで楽しめました。
田舎町を舞台に無口な元陸軍捜査官のリーチャーが、メンタリストばりの観察眼と分析力で事件の真相に近づいていく過程がスリリング。
相棒のフィンリーとの掛け合いもおもしろく、ハードボイルドなのに間の取り方が絶妙で思わず笑ってしまうシーンが多いのも魅力です。
リーチャーの過去のフラッシュバッグを描きながら、リーチャーの人物像が次第に見えていくところも興味をそそります。
Amazonプライムのドル箱シリーズになるのは間違いなさそうで、見応えのあるアクション・ドラマが好きな方におすすめです。
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『ジャック・リーチャー』キャスト
ジャック・リーチャー(アラン・リッチソン)
元陸軍捜査官で各地を転々と放浪し、195センチの身長にマッチョな体格が人目を引く。鋭い観察眼で事件や人物を分析する能力に長け、子供の頃の経験が現在に大きく影響している。
オスカー・フィンリー( マルコルム・グッドウィン)
ボストンからマーグレイヴに移住してきた警部。とっつきにくいリーチャーと嫌々ながらコンビを組むが、次第にリーチャーの良さに気付いていく。
ロスコー・コンクリン( ウィラ・フィッツジェラルド)
マーグレイヴ警察の警察官。子供の頃に両親を事故で亡くし、警察官のグレイに面倒を見てもらい恩を感じている。リーチャーとフィンリーと共に、陰謀を暴くため捜査に加わる。
ポール・ハブル (マーク・ベンデヴィッド )
マーグレイヴの銀行員。事件の鍵を握る人物だが、捜査の途中で逃亡し行方が分からなくなる。
KJ(クリス・ウェブスター)
マーグレイヴの都市開発を行う実業家クレイナーの息子。素行が悪くロスコーに付きまとい、ジャック達の捜査を妨害する。
フランセス・ニーグリー ( マリア・ステン)
陸軍憲兵隊で、リーチャーの隊にいた部下。現在は私立探偵をしており、リーチャーの捜査に協力する。
『ジャック・リーチャー』原作と映画
『ジャック・リーチャー』シリーズは、イギリスの小説家リー・チャイルドによる人気小説シリーズ。現在25作の小説が発表されており、本作は1997年刊行の『キリング・フロアー』を元に製作されています。
ドラマ版が製作される前に、トム・クルーズ主演で『アウトロー』『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の2作が製作されました。
大男という設定のリーチャーを小柄のトム・クルーズが演じたことに、原作ファンはイメージと違うと批判的な意見もあったようです。Amazonドラマ版は原作のイメージにより近い、アラン・ハッチソンがキャスティングされています。
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『ジャック・リーチャー』見どころ
リーチャーとフィンリーの凸凹コンビ
The Wheel of Time was the most-watched series Amazon had ever aired…until Jack Reacher came along last month and breezed right by it. https://t.co/DOguztbhap
— Winter is Coming (@WiCnet) March 9, 2022
リーチャーとコンビを組むことになる、警部のフィンリーとのコンビがおもしろい!
超無口なリーチャーは事件の話と相手の分析の時だけ能弁になるものの、自分の言いたいことを言ったら後はだんまり…、と基本的におもしろい性格ではありません。
フィンリーも融通が利かない頑固な性格でユーモアのセンスもいまいちながら、二人がコンビを組むことでおもしろいケミスリーが生まれています。
全体的にハードボイルドですが台詞にウィットがあり、思わず笑ってしまうシーンが多いのも魅力です。二人がお互いの本音を語るシーンがとってもよくて、男の絆にしびれます!
アクションがスゴイ!
They probably should have left. #ReacherOnPrime pic.twitter.com/pnQz52htsE
— Skydance (@Skydance) January 18, 2022
爆破シーンやカーチェイスは少な目で素手の殴り合いが多いのが特徴で、見ていて思わず痛い!と声を上げそうになるシーンの連続です。
生身のアクションが好きな方はかなり満足する仕上がりで、バイオレンスが苦手な方は少し覚悟して見た方がいいかもしれません。
アクションだけが派手なドラマではなく、事件の真相を暴いていく過程や、リーチャーの人物像の描き方、人間関係などを深く掘り下げたプロットが見事で骨太なドラマに仕上がっています。
小ネタが効いた脚本
本作はジャックとピーチパイ、可愛そうなワンコ、フィンリーのジャケット、音楽ネタといった、本編とは一見関係なさそうな小ネタがたくさん登場します。
この小ネタがいいアクセントになって笑いを誘い、最後にいい感じで締めくくってくれるのが気持ちいい!
こういう小ネタが効いたドラマはあまりないので、リーチャー・シリーズの特徴として次シーズンへ受け継いでいってほしいです。
『ホイール・オブ・タイム』の記録を抜いた!
ニールセン社の調査によると『ジャック・リーチャー』は公開3日間で18億4000万分の視聴時間を記録し、『ホイール・オブ・タイム』の初週11億6000万分の視聴時間を抜く新記録を立てました。
この数字はわずか3日間で達成されたことを考えると、本作がどれだけ注目され高い評価を得たかが分かります。
アラン・リッチソンに注目
“Obviously a writer includes a lot of autobiography – #Reacher is me in my dreams. Of course he is!” – Lee Child
Lee interviews Alan Ritchson, or is it the other way around? For @squaremile_com >> https://t.co/owMlKCUiJ2 pic.twitter.com/i7TGSA5q57
— Jack Reacher Books (@LeeChildReacher) February 23, 2022
本作で主役のジャック・リーチャーを演じるアラン・リッチソンは、本作で大注目の俳優になりました。
アバクロンビー&フィッチのカタログモデルとしてキャリアをスタートし、その後俳優活動を開始して『ヤング・スーパーマン』『CSI:マイアミ』『新ビバリーヒルズ青春白書』などのテレビドラマに出演。
2018年DCユニバースのシリーズ『タイタンズ』でハンク・ホール役を演じ、シーズン2でシリーズレギュラーに昇格しました。
映画では『ハンガー・ゲーム』『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』などに出演し、2020年『ジャック・リーチャー』の主役に抜擢。
リーチャーは195センチの大男という設定ですが、実際のアラン・リッチソンの身長は188センチ。筋肉隆々のマッチョな体格なので、実身長より大きく見えます。
現在39歳に見えない若々しいルックスとマッチョボディを武器に、本作で一気にファンを増やしたのではないでしょうか。今後の活躍がさらに楽しみな俳優の一人です。
シーズン2の製作は?
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本作は2月4日にAmazonプライムで配信されましたが、3日後の2月7日にはシーズン2の製作が決定しています。
原作自体もシリーズ数が多いため、Amazonもシリーズ化することを目的にして製作した模様。辛口批評サイトRotton Tomatoesでは、視聴者スコア90%を獲得しておりかなりの高評価。
平均が60~70%くらいなのを考えると、かなりの高スコアと言えます。リーチャーは放浪癖があるため、シーズンごとに舞台になる町が変わるよう。
インスタグラムのシーズン2の告知でも、ヒッチハイクしている画像が使われています。ヒロインや相棒もシーズンごとに変わるのでしょうか?
フィンリーとのコンビが最高だったので、フィンリーの出演がシーズン2でも実現しますように!
『ジャック・リーチャー』のネット上での評判は?
Amazonプライム「ジャック・リーチャー 正義のアウトロー」鑑賞開始。トム・クルーズ版の「小振り」なイメージを刷新する、原作者お墨付きの「デカくて賢い」新リーチャーが予想以上にハマり、気付けば前半4話を一気見。複雑な陰謀絡みのミステリー展開も実に鮮やかで、これはかなり…行けるぞ! pic.twitter.com/zqXFSckEOW
— Takeman (@takeman75) March 3, 2022
アマプラの『ジャック・リーチャー』観終わった。大変面白い。ど田舎で起きる組織犯罪と大虐殺。90年代アクション映画のようなラストもいい。これ年一でシリーズ化してくれないものか。アラン・リッチソン最高。
— せんきち (@SENKICHI71) March 7, 2022
『ジャック・リーチャー』まとめ
想像以上におもしろくて、すっかり気に入ってしまいました。ハードボイルドながらウィットの効いたセリフと小ネタが笑えて、リーチャーのキャラもおもしろく一気に物語に引き込まれてしまいました。
体を張ったアクションも見応えがあり、かなり男性ウケする骨太なアクションドラマに仕上がっていると思います。流れ者のリーチャーが、次はどこの町でどういう事件に巻き込まれるのか楽しみです!
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