『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』兄弟の確執がとんでもない事件に発展!ツッコミどころ満載のサスペンス・ドラマ

出典:https://www.heavenofhorror.dk/

コメディアンのケヴィン・ハート主演、『ナルコス』のクリエイターが手掛けるNetflixのリミテッド・シリーズ。『ナルコス』とは全く異なる、ツッコミどころ満載のサスペンス・ドラマに仕上がっています。本作のあらすじや見どころなどを、ネタバレなしで紹介します!


『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』あらすじ

コメディアンでハリウッド・スターのキッドは、アメコミ・ヒーローの大作映画に出演し人気絶好でキャリアは順調。コメディ・ツアーで地元のフィラデルフィアにやって来た際、久しぶりに兄のカールトンと再会する。

成功しているキッドと比べカールトンはレストラン経営に失敗し多額の借金を抱え、いつもキッドの足を引っ張る存在だった。

パーティーでキッドは美しい女性ダフネと知り合い、一晩を一緒に過ごす。翌朝キッドが目覚めるとダフネは死んでおり、カールトンは知り合いのギャングのアリに遺体の処理を頼むがそこからとんでもない事件へと発展していく…。

『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』を観た感想

『ナルコス』のクリエイターであるエリック・ニューマンが脚本・制作を手掛けているとあって、すごく期待して観たのですが…。

普通におもしろかったですが、サスペンスとしては中途半端な印象でした。ストーリー自体は悪くなかったしテンポがいいので、サクッと観るのにはいいかも。

それにしてウェズリー・スナイプスとケヴィン・ハートの兄弟がクズ過ぎて、中盤少し観るのが苦しくなりました。どうにかしろこの兄弟~!と思いながら見進めましたが、やっぱり二人とも最後まで救いようがなかったな。

ツッコミどころが多くて、ツッコミをスルーして観れる人は楽しめるかも。かなりバイオレンスがすごいので、ギャングものが好きな方や短いエピソードのサスペンス・ドラマを観たいときにおすすめです。


『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』キャスト

キッド(ケヴィン・ハート)

スタンダップコメディアンで、ハリウッドの大作映画に出演する人気スター。兄のカールトンとは確執があるが、表面的にはいい関係を保っている。離婚後は一人息子のクリスチャンと離れて暮らしているが、まめに連絡を取り合っている。

カールトン(ウェズリー・スナイプス)

キッドの兄でレストランを経営していたが倒産して多額の借金を抱え、キッドに資金提供を頼む。かつては刑務所に服役していたこともあり、キッドのお荷物的な存在。

トッド(ポール・アデルスタイン)

キッドのマネージャーでキッドの人間関係やスケジュールが円滑に進むよう、常に気を配っているできる人物。イエスマン的なところがあり、キッドに逆らえずいつも言うとおりにしている。

ジーン(テオ・ロッシ)

キッドの追っかけをしている熱狂的なファンで、ある出来事がきっかけでキッドに深く関わるようになっていく。

アリ(ビリー・ゼーン)

キッドが一晩過ごした女性の遺体の処理を、カールトンに頼まれるギリシャ・ギャングのメンバー。金にがめつく、とんでもない金額をふっかけてくる。

サバス&ニコ(クリス・ディアマントポロス、ジョン・アレス)

アリの兄弟でギリシャ・ギャングに属している。カールトンが借金している相手で、執拗にカールトンに返済を催促してくる。

 

『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』見どころ

ウェズリー・スナイプスのクズっぷりがスゴイ

 

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本作で兄のカールトン役を演じているウェズリー・スナイプスが、刑務所上がりのダメダメ兄貴役を好演しています。

ウェズリー・スナイプス本人も所得税の虚偽申告による脱税で刑務所に収監された過去があるだけに、堂にいった演技が見どころです。

弟のキッドの足を引っ張りまくるクズっぷりがすごくて、観ていて少しイタイほど。ウェズリー本人は刑務所出所後は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』『星の王子 ニューヨークへ行く2』などに出演し、昔と変わらない活躍ぶり。

刑務所に入ってもその後再び俳優として活躍できるのがハリウッドのすごいところで、日本の芸能界ではあり得ないですよね。

ハリウッド・スターがカメオ出演

主役のケヴィン・ハートの人脈なのか、本作ではあるハリウッド・スターがカメオ出演してビックリさせてくれます。誰が登場するかは見てからのお楽しみ♪

熱狂的ファンのジーン

 

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本作で大きく物語に関わってくるのが、キッドの熱狂的ファンのジーン。キッドの熱狂的ファンが白人男性というのが設定に無理がある!と思ってしまいましたが、観ていくとジーンを演じるテオ・ロッシの演技が素晴らしくてしっかりと説得力を持たせてくれました。

熱狂的ファンという危うさと普通のいい人のギリギリのラインを絶妙に演じていて、本当にうまい!『サンズ・オブ・アナーキー』のフアン・カルロス・“ジューシー”・オーティスで知られている俳優で、彼の演技の素晴らしさが本作の一番の収穫でした。

プリズン・ブレイクのケラーマンが!

マネージャーのトッド役を演じていたのが、大ヒット・ドラマ『プリズン・ブレイク』でポール・ケーラマンを演じたポール・アデルスタイン。

本作を観ている時はこの人観たことあるけど誰だったかな?と思いながら観ていたものの、最後まで誰だか分かりませんでした。

記事を書き始めてキャストを調べたら、『プリズン・ブレイク』のケラーマンだ!と気付いてビックリ。

久しぶり~という感じで、白髪混じりで眼鏡をかけていたし全然気づきませんでした。こういう懐かしの俳優の出演を見られるのも、海外ドラマを観る楽しみのひとつですね。


『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』のネット上での評判は?

『トゥルー・ストーリー ~嘘と真実~』まとめ

サスペンスとしては普通の印象ですが、テンポがいいので飽きずに観れると思います。ツッコミどころ満載で結局何を言いたいのか分らないドラマでしたが、あまりドラマに意味を求めずエンターテイメントとして楽しんじゃいましょう。

リミテッドシリーズなので全7話と短く、第2話以降は1話30分と短いのでサクッと観たいときにおすすめです。

 

 

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