Netflixドラマ『リンカーン弁護士』テンポがよくて見応えのある、おすすめ弁護士ドラマ !

出典:https://news.newonnetflix.info/

マイクル・コネリーの小説を基に、製作総指揮・脚本をデヴィッド・E・ケリーが手掛けた弁護士ドラマ。事故のためブランクの空いた弁護士ミッキーが、メディアが注目する裁判に挑む超おもしろいドラマに仕上がっています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック!



『リンカーン弁護士』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2022年5月13日
ジャンル:法廷、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約50分
日本語吹き替え:なし

『リンカーン弁護士』あらすじ

刑事弁護士のミッキー・ハラーは、事故のためしばらく弁護士業から遠ざかっていた。ミッキーは昔の知人である弁護士のジェリー・ヴィンセントから、彼の弁護士案件の権限を移管される。

ミッキーの2番目の妻で同僚のローラと調査員のシスコの力を借りて、ジェリーから移管された数多くの案件をこなすことになる。

なかにはメディアが注目する、トレヴァー・エリオットの殺人事件裁判もあった。複数の案件の処理に奔走するミッキーだったが、過去のトラウマと戦いながらどの事件も手を抜かずに見事な手腕でこなしていく。

一番大きい事件であるトレヴァー・エリオットの裁判は、時間がないなかみんなの協力を経て準備しついに裁判が開かれる。

『リンカーン弁護士』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア79% 視聴者スコア81%
IMDb:7.7(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

個人的にあまり弁護士ドラマは観ない方なのですが、大好きなドラマ『アグリーベティ』のキャスト、ベッキー・ニュートンとクリストファー・ゴーラムが出演しているため視聴しました。

ものすごくおもしろくて、観てよかった!というのが一番の感想です。人気小説を基にヒットメーカーのデヴィッド・E・ケリーが手掛けているので、おもしろくないわけがないですよね。

主人公のミッキーの仕事さばきも見事だしテンポよく進むストーリーがおもしろく、メインの事件となるトレヴァー・エリオットの事件も、真相は一体…?と最後まで謎でスリリングでした。

これはかなりハマったので、ぜひ続編を期待したいです♪弁護士ドラマを好きな方はもちろん、普段あまり観ない方にもぜひおすすめです。


『リンカーン弁護士』キャスト

ミッキー・ハラー(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)

事故が原因でしばらく弁護士業から遠のいていたが、突然ジェリーから仕事を移管されて復帰することになる。偉大な弁護士だった父親を持ち、弁護士業に誇りを持っている。

マギー・マクファーソン(ネーヴ・キャンベル)

ミッキーの最初の妻で検事。ミッキーとの間に娘がいて、娘のためにもミッキーといい関係を築こうと努力している。

ローナ・テイラー(ベッキー・ニュートン)

ミッキーの2番目の妻で、事務所で共に働く同僚。さばさばとした性格で離婚後もミッキーと共に働き、いい関係を築いている。

シスコ(アンガス・サンプソン)

ミッキーの事務所で働いている調査員。元バイカーギャング団にいたが、調査の腕はピカイチ。ローナと恋人関係にある。

トレヴァー・エリオット(クリストファー・ゴーラム)

成功を収めているゲームデザイナーで、妻とその愛人を殺害した罪で起訴される。ジェリーから仕事を移管されたミッキーの手腕を最初疑っていたが、次第に信頼を寄せるようになる。

イジー(ジャズ・レイコール)

ミッキーの元顧客で、その後事務所に雇われる。ミッキーと同じトラウマを抱えていることから、二人はプライベートについても相談するようになる。

 

『リンカーン弁護士』見どころ

ミッキーの手腕がすごい

しばらく仕事のブランクのあったミッキーですが、いきなり大量の案件を受け継ぎてんやわんやの状態になってしまいます。

それでも持ち前のスキルと頭脳で見事に仕事を片づけていく手腕がお見事で、移動の時間がもったいないと愛車リンカーンの後部座席で仕事をこなしていく姿がとってもクール。

こんな風に仕事ができたらカッコいいよな、と憧れること間違いなし。ただミッキーは過去にトラウマを抱え、そのことをかなり引きずっていてすごく人間臭いところもいい。

仕事はできるけれど、悩みを抱えた普通っぽさに共感してしまいます。

ミッキーの元妻二人

本作の見どころのひとつが、ミッキーの元妻二人との関係。ミッキーは一番目の妻で検事のマギーとの間に娘がおり、今も頻繁に会っています。

2番目の妻ローナとは同じ仕事場ですが、いい同僚に徹しています。堅実なマギーと派手でサバサバ系のローラは全く違うタイプで、ミッキーとの関係もマギーとローラの性格が表れているのがおもしろい。

離婚後も元妻といい関係を築いているところにも、ミッキーの人間性のよさが出ているように思います。

ミッキーのトラウマ

ミッキーは過去の事件で大きなトラウマを抱えていて、彼の抱える問題が物語に大きく影響していきます。

トレヴァー・エリオットの事件や他の案件に大忙しですが、トラウマになった事件を解決するべく真摯に向き合うミッキーの姿がまさに弁護士の鏡!

ミッキーの大きなトラウマが大軸の背後の物語として、今後も描かれていくと思われます。

トレヴァー・エリオットは無罪なのか?

本作の軸となるのが妻とその愛人を殺害した罪で起訴される、リッチなゲーム会社の社長トレヴァー・エリオットの事件。

トレヴァーは無罪を主張しミッキーは彼を信じて弁護を担当しますが、果たしてエリオットは本当に無罪なのか?というのも大きなポイントです。

アメリカの司法制度は疑わしきは罰せずという推定無罪が基本ですが、たとえ弁護士が依頼人を信じていても真実が分かるまではグレーゾーンのまま。

エリオットの事件は謎が多くさまざまな疑問点があり、ミッキーが弁護のために疑問点を明らかにしていく過程がスリリングで見応えたっぷりです。

陪審員制について

アメリカの裁判は陪審員制に基づいていますが、陪審員制についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

本作は裁判のための陪審員選びについての詳しいエピソードがあり、その回がものすごくおもしろかったです。

無罪か有罪かを決定するのは陪審員のため、検事と弁護士が自分側に有利な陪審員を選ぼうとまさにゲームのような心理戦を繰り広げます。

陪審員はどうやって選ばれるのかというのがよく分かり勉強になるし、裁判を左右する陪審員を選ぶ戦略などまさにコンゲームの様相で本作のハイライトのひとつになっています。


映画『リンカーン弁護士』との関連性は?

出典:https://tvseriesfinale.com/

本作はマイクル・コネリーの「ミッキー・ハラー」シリーズの2作目である、2007年の小説『The Brass Verdict(原題)』に基づいて製作されています。

2011年にマシュー・マコノヒー主演で映画『リンカーン弁護士』が公開されましたが、映画版は2005年の1作目を基に製作されました。

ドラマ版は同じ小説シリーズを基にしていますが、続編でもリメイクでもないため映画版とは直接関係ありません。

筆者も映画版は視聴していませんが、全く問題なく楽しめました。ドラマ版がおもしろかったので、映画版も視聴したいなと思います。

シーズン2の製作は?

『リンカーン弁護士』は配信されたばかりなので、シーズン2の製作については現時点で何も発表されていません。最終話がいかにも続きがありそうなラストだったので、ぜひシーズン2も製作してほしいです。

人気小説シリーズがベースでデヴィッド・E・ケリーが手掛けているし、クオリティが高くおもしろかったのでシーズン2への更新の可能性は高いのではないでしょうか。シーズン2の情報が入り次第、報告したいと思います。

追記:シーズン2への更新が決定!

Netflixは『リンカーン弁護士』のシーズン2への更新を発表しました。『リンカーン弁護士』は配信初週にNetflixで最も視聴された英語シリーズとなり、現在も視聴数トップ10にランクインしています。

高視聴率からすると更新はほぼ間違いないと思われていましたが、年配層やリーガル・ドラマファンに受け入れられたのも次シーズンへの更新の理由のひとつと言われています。

シーズン2はマイケル・コネリーの同名小説シリーズの4作目「The Fifth Witness」をドラマ化する予定です。新番組のプロットやキャストの詳細は不明ですが、シーズン2も10エピソードで構成されるとのこと。

シリーズレギュラーのマヌエル・ガルシア=ルルフォ、ネーヴ・キャンベル、ベッキー・ニュートン、ジャズ・レイコール、アンガス・シンプソンがシーズン2に戻ってくる予定です。

『クイーン・オブ・ザ・サウス 〜女王への階段〜』のデイリン・ロドリゲスが、新シーズンでテッド・ハンフリーと共に共同ショーランナーを務めることが決定しています。

『リンカーン弁護士』ネット上での評判は?

『リンカーン弁護士』まとめ

これはすごくおすすめです!事件の真相が分かっていく過程、法廷シーン、陪審員の選定など見どころがたっぷりですが、散漫な印象がなくすっきりとまとまって見やすかったです。

骨太のおもしろいドラマが好きな方にぴったりで、幅広い世代の方が楽しめるのではないでしょうか。Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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