『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4 ついに最終章、ロイ家の後継者争いの結末は⁉

出典元:https://video.unext.jp/

現代版リア王と称されている、巨大メディア企業をめぐる争族ドラマ。世界的大富豪ロイ家の骨肉の争いを、裏切りや復讐たっぷりに描いたスリリングな展開が見逃せません。シーズン4のあらすじ・キャスト・感想・見どころなどを、ネタバレあり&なしでレビューします。



『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4概要

製作・配給:HBO 日本はU-NEXTで配信
配信日:2023年3月27日
ジャンル:ヒューマンドラマ、ビジネス
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約60分
日本語吹き替え:なし

『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4あらすじ(ネタバレなし)

ローガンの誕生日パーティーが開かれるがGoJo社の買収の件で子供達と対立中で、ケンダル、シヴ、ローマンはパーティーに現れなかった。

ローガンはPGM社を買収しようとするが、再び子供達が買収の邪魔をする。コナーの結婚式の日、ローガンはGoJo社のマットソンに会いに飛行機に乗るが、思いがけない事態が起こってしまう。

ウェイスター・ロイコで暫定CEOを決めることになり、誰が引き継ぐかでケンダル、シヴ、ローマンの意見が対立する。GoJo社の買収を巡っても兄弟妹の間で意見が分かれ、シヴは秘密裏に単独で動く。

ケンダルたちは大統領選で買収に有利に働く共和党候補メンケンを支持するが、選挙結果を巡りアメリカ各地で暴動が起き、選挙結果をいち早く報道したATNも標的となる。

GoJo社の買収を巡る会議で、ウェイスター・ロイコ社の運命に決着が着く…。

シーズン3のキャストや見どころはこちらをチェック ↓

『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4感想&評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア97% 視聴者スコア89%
IMDb:8.9(10点中)
おすすめ度:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

最終シーズンとなるシーズン4も、見応えがあってすごくおもしろかったです。ロイ家の後継者争いと熾烈なビジネス戦争がスリリングで、誰が生き抜くのか先の読めない展開にハラハラどきどきしっぱなし。

ストーリーはおもしろいのですが、登場人物がみんなクズ過ぎて好きなキャラが誰もおらず全く共感できないので正直しんどくなることも…。

お金持ち過ぎる人たちの価値観が平民の筆者には全く理解できず、100億ドル失ってもボクたちお金持ちって言われても、その感覚に全くついていけません(笑)。

ロイ家は裏切りや復讐の連続で最後は誰を信じていいのか分からなくなってしまい、このなかに居たら完全に人間不信に陥ってしまうはず。

ケンダルは相変わらずの最凶の男っぷりを発揮し、ある意味シーズン1から全然成長していないのかも…。ドロドロとした家族の確執と骨肉の争いは、他人事だからこそ安心して楽しめます。

争族ドラマとしてはもちろん、ビジネス・ドラマとしても非常にクオリティが高く、見応えのある重厚な海外ドラマが好きな方におすすめです。


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『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4キャスト

ローガン・ロイ(ブライアン・コックス )

超巨大企業ウェイスター・ロイコの創始者でCEO。巨大メディア企業を一代で築き上げ、傲慢な性格でビジネスのためならどんな手も使う策士。

ケンダル・ロイ(ジェレミー・ストロング )

ロイ家の長男。ローガンが倒れた後代理で会社のCEOになったものの、ローガンが復帰したことでないがしろにされてしまう。それ以来たびたびCEOの座を狙い、クーデターを起こす。

ローマン・ロイ(キーラン・カルキン)

ケンダルの弟で、ローガンが倒れた後はウェイスター・ロイコのCOOとなる。口が悪くゲスな性格だが、一番の父親思いで意外に純粋な一面がある。

シヴォーン・ロイ(サラ・スヌーク )

ロイ家の紅一点で政治コンサルタントとして働いていたが、後継者争いに参戦していく。裏で糸を引く策士で、計算高い性格。

コナー・ロイ(アラン・クック)

ケンダル、ローマン、シヴォーンと異母兄弟。後継者争いには参戦しないが、大統領選に出馬するなど行動が迷走しがち。

トム・ウィムズガンズ(マシュー・マクファディン)

シヴの夫でウェイスター・ロイコの社員。いつも強い方の側につき、会社内では虐げられるも意外に世渡り上手。

グレッグ・ハーシュ(ニコラス・ブラウン)

ローガンの兄の孫で、ロイ家の親戚にあたる。挙動不審な態度が目立ち、ロイ家のメンバーにいつもいじり倒されるも次第に知恵をつけてうまく立ち回っていく。

ルーカス・マットソン(アレクサンダー・スカルスガルド)

動画ストリーミング企業GoJo社のCEO。ウェイスター・ロイコが買収を狙っていたが、逆にロイコ社を買収しようとする。

 

『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

ローガンの誕生日パーティーが開かれるがGoJo社の買収の件で子供達と対立し、ケンダル、シヴ、ローマンはパーティーに現れなかった。ケンダル、ローマン、シヴは新しいメディア「ハンドレッド」の立ち上げを準備していたが、ローガンがPGM社を買収しようと交渉に入ったと聞き、「ハンドレッド」を中止してPGM社の競りに参戦する。ローガンとの競りに勝ちPGM社を獲得し、ローガンの怒りを買う。

コナーは大統領選で苦戦中であらゆる策を講じ、ウィラとの結婚式も選挙の宣伝に利用しようとする。ローガンはウェイスター・ロイコをGoJo社に売却することを決めるが、サンディとスチューイは会社の売却に反対票を入れようと持ち掛ける。コナーの結婚式の日、ローガンはGoJo社のCEOのマットソンに会いに行くが、飛行機の中で心臓発作を起こし亡くなってしまう。

次期CEOを巡り役員会とケンダル、ローマン、シヴの間で意見が別れるが、ケンダルとローマンが共同CEOになることで話がまとまる。マットソンからノルウェーに来るよう連絡があり、役員達とケンダル達はノルウェーに向かう。ケンダルとローマンはGojo社への売却に反対だったが、シヴは秘密裏にマットソン側につきケンダルたちの様子をマットソンに報告する。

ケンダルとローマンはローガンが進めていた新事業「リビング・プラス」を発表し、企業価値を図り買収交渉の決裂を目論む。シヴとトムの結婚生活は破綻していたが、シヴの妊娠が分かりシヴはトムとヨリを戻す。大統領選でケンダルたちは規制で買収を阻止してくれそうな共和党候補メンケンを支持し、選挙結果をATNでいち早く報道する。シヴはウェイスター社の買収を手伝う代わりに、自分にアメリカ人CEOのポジションを用意するようマットソンに頼む。

ケンダルたちはGoJo社がインドの会員数を偽っていた情報を掴み、GoJo社の買収に踏み切る決心をする。大統領選の投票場が火事となり結果に不正があるとして、アメリカ各地で暴動がおきニューヨークもデモ隊が集まり一触即発の事態となってしまう。ローガンのお葬式でローマンはスピーチで言葉が詰まり話せなくなり、ケンダルが代わりにスピーチする。シヴは自分がGoJo社のCEOになれないと分かると心変わりし、ケンダル側につく。

マットソンはアメリカ人CEOを立てることで買収を推し、GoJo社買収の役員会議でローマンはケンダルを支持し反対票に入れる。シヴの最後の一票で買収結果が決まることになり、シヴはケンダルはCEOの器ではないと思い、反対票に入れる。GoJo社によるウェイスター・ロイコの買収が決定し、アメリカ人CEOにはトムが決まる。ケンダルは最後に家族に裏切られ、セントラル・パークを歩きながら物思いにふけっていた。


『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

最凶の男と世渡り上手な男

シーズン1から一貫して最凶の男ぶりを発揮しているのがケンダルで、シーズン4も哀れなほどの駄目っぷりでした。弁が立ちビジネス戦略にも長けていて、一見CEOの器がありそうなのに最後の詰めが甘いのが弱点です。

あんなに家族に裏切られても、やっぱり家族を信じてしまうところが二代目のボンボンたるところ。

あれだけ自分もローガンを裏切りクーデターを起こしてきたのだから、トップに立ちたいのなら父親くらい卑劣になるべきなのに、そうなれないのがケンダルの弱さでもあります。

ラストでセントラル・パークを歩く、ケンダルの後ろ姿の何と寂しいことよ…。

一方一番世渡りが上手なのは、シヴの夫のトム。シヴの夫でなかったら相手にもしてもらえないような立場ですが、いつも強い側につき、それが駄目になっても狙った相手の懐に入り込むのがものすごく上手い。

トムの腰ぎんちゃくのグレッグとのずっこけコンビが、本作の見どころのひとつでもありましたが、グレッグもトム側について最後はうまい具合に自分のポジションをゲット。

最凶の男と世渡り上手な男の差がおもしろく、これもビジネスをうまく渡り歩くためのスキルと言っていいかもしれません。

登場人物のキャラ立ち&キャラ変

シーズン1を観た時、筆者が一番嫌いだった登場人物がローマンでした。ローマンはとにかく口が悪く下品なゲス男という印象でしたが、シーズンを重ねるごとに意外な一面が見えていきます。

実は一番父親思いで純粋な面があり、シーズン4でもケンダルとシヴがローガンの誕生日を完全無視しても、ローマンだけはこっそりお祝いのメッセージを残していました。

ローマンのこういった行動は計算高いシヴやトムと違い、純粋に父親のことを思っているから。ローガンのお葬式でも打ちひしがれてまったく言葉が出ず、スピーチができないほどでした。

ビジネス面でも最後までケンダルをサポートし、ゲス男からかなり成長しておもしろいキャラ変を遂げます。

ロイ家の親戚でキョドっていたグレッグも、ウェイスター・ロイコ社で働くようになってからは、次第にワルな一面が出てきてキャラ立ちしていきます。

トムにいびられながらも一緒に修羅場を潜り抜けるうちに、切っても切れない相棒になっていくところがおもしろい。

最後にトムはグレッグを見捨てず、しっかり自分の傍に置いてくれたのもこれまでの経緯があったからこそ。

クズばっかりで共感できるキャラがいないものの、シーズンを通してキャラクターのキャラ変とキャラ立ちを楽しめるのも本作の魅力のひとつです。

ビジネス・ドラマの傑作

本作はロイ家の後継者争いのほかに、ビジネス・ドラマとしても見応えたっぷりで非常にクオリティが高い。シーズン4ではGojo社の買収を巡って、すったもんだの展開になります。

ローガンはGojo社に会社を売却しようとしますが、ケンダルはGojo社の弱点を突いて逆に買収を目論むことに。いつも裏で糸を引くシヴはGojo社のマットソン側につき、アメリカ人CEOの座を狙います。

陰謀と裏切りの連続の熾烈なビジネス戦争が最高におもしろく、ローガン亡き後のCEOの座を巡る展開も右往左往して一体どうなるのやらとハラハラさせられることに。

父親と対立してロイコ社から離れていたのに、ローガンが亡くなったとたん会社に戻って次はCEOの座を狙うケンダル、ローマン、シヴたちの見の代わりの早さはさすがです(笑)。

シーズン4はビジネス戦争に大統領選を絡めたさらにスケールの大きい展開で、世界最大のメディア企業のドロドロとした部分をたっぷりと見せてくれます。


『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4のネット上での評判は?

『メディア王 〜華麗なる一族〜』シーズン4まとめ

ロイ家の骨肉の後継者争いもついに終わりを迎え、見応えがあってすごくおもしろかったです。好きになれるキャラがまるでいないのがイタイですが、ビジネス戦争とロイ家の人間ドラマは本当におもしろい。

骨太で重厚な海外ドラマが好きな方におすすめで、U-NEXTに加入されている方はぜひチェックしてみてください。

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