『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』女性起業家が転落していく様を描いた、リアルなスタートアップ物語!

出典:https://www.whathifi.com/

女性版スティーブ・ジョブズと呼ばれた、医療ベンチャー企業「セラノス」を創業したエリザベス・ホームズの人生を描いた実録ドラマ。夢を持って起業した女性が、詐欺師と呼ばれ転落していく様をリアルに描いています。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでチェック♪ Disneyプラスで配信中!



『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』あらすじ

エリザベス・ホームズはスタンフォード大学在学中に、200種類以上の血液検査ができる小型血液検査機を発明しようと思いつく。

大学を中退し家族や親族から資金を集め、医療ベンチャー企業「セラノス」を創設する。集めた資金はすぐに底をつき、ベンチャーキャピタルから投資を募るが思うようにいかない。

血液検査機エジソンの試作品完成にこぎつけるが、企業のプレゼンテーションの日にエジソンがうまく作動せずエリザベスはデータを改ざんしてプレゼンしてしまう。

投資金が集まり昔からの友人サニーがセラノスに加わり、研究が進められるがエジソンの完成がいつのなるのかは分からない状況。

メディアはエリザベスを女性版スティーブ・ジョブズと崇め時代の寵児ともてはやすも、彼女が成し遂げたとされる偉業は事実から程遠かった。

エリザベスは投資家に嘘をつきデータを改ざんし続け、現実と理想のギャップに挟まれ次第に理由をつけては投資家や社員達を遠ざけるようになっていく…。

『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』を視聴した感想

エリザベス・ホームズの詐欺ニュースは大きく報じられたので、覚えている方が多いのではないでしょうか。

本作はホームズがセラノスを創業し資金調達に奔走し、時代の寵児に祭り上げられたものの詐欺師と呼ばれ転落していくまでをリアルに描いています。

事実を忠実に描きながらも全体的にテンポがいいので見やすく、スタートアップ物語としてもおもしろく最後まで飽きずに楽しめました。

理想を掲げながらも思うように結果を出せない理想と現実のギャップを、見事に演じたアマンダ・セイフライドの演技が素晴らしかったです。

スタートアップは本当に大変!というのがよく分るドラマで、ジャンルは異なりますがHBOドラマの『シリコンバレー』が好きな方はきっと楽しめるはず。

Netflixドラマの女性詐欺師を描いた、『令嬢アンナの真実』が好きな方にもおすすめです!


『ドロップアウト』を視聴できる動画配信サービスは?

現在『ドロップアウト』を見放題視聴できる動画配信サービスは、Disney+のみになっています。

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『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』キャスト

エリザベス・ホームズ(アマンダ・セイフライド)

スタンフォード大学を中退し、医療ベンチャー企業「セラノス」を創業する。血液検査機エジソンが完成しないままローンチしたことから、投資家、医療機関、社員を騙し続けることになる。

サニー・バルワニ(ナヴィーン・アンドリュース)

エリザベスの学生時代に北京で知り合った、かなり年上のパキスタン人。自ら起業し成功を収めていたが、エリザベスと交際するようになり「セラノス」のCOOとなる。

イアン・ギボンズ(スティーヴン・フライ)

「セラノス」の創業メンバーの一人で、エジソン開発に関わる化学者。成功を手に入れてからのエリザベスと、意見が対立するようになってしまう。

リチャード・フース(ウィリアム・H・メイシー)

エリザベスの実家の近所に住む実業家。エリザベスに「セラノス」の特許取得の件で連絡するが相違があり、執拗なまでに「セラノス」について調べエリザベスを陥れるネタを探す。

ジョージ・シュルツ(サム・ウォーターソン)

元国務長官で、エリザベスが政府とパイプを作るための橋渡し役となる。エリザベスに心酔し周りが見えなくなり、孫のタイラーの忠告にも耳を貸さない。

タイラー・シュルツ(ディラン・ミネット)

ジョージ・シュルツの孫で、スタンフォード大学卒業後「セラノス」で働き始める。同僚のエリカと働くうちに、会社内のデータがおかしいと気付く。

 

『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』見どころ

ドロップアウト

 

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タイトルのドロップアウトとは「中退」「脱落」という意味で、エリザベスはスタンフォード大学を中退して起業します。

スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグも、大学を中退して起業し大成功を収めたのは有名。

エリザベスも彼らに続けと大学を中退して起業しますが、厳しい現実を突き付けられることに…。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは既に成功を収めているからこそ、「大学中退」をウリにできますが成功を収めるまではただの高卒扱いです。

どんな有名大学に通っていても卒業しなければ、最終学歴は高卒のまま。エリザベスは資金集めに奔走する際に、その現実の厳しさを身をもって感じることになります。

タイトルの「ドロップアウト」は大学中退という意味だけでなく、詐欺師と呼ばれシリコンバレーから脱落していったエリザベスの人生そのものを表現しているようにも思えます。

見応えのある実録ドラマ

本作はエリザベスのスタンフォード在学時代から「セラノス」を起業し、偽りの成功を手に入れ転落していくまでの物語を忠実に描いたドラマです。

一体何が起こったのか?という視聴者の興味にしっかりと応える、実録ドラマの秀作ではないでしょうか。

エリザベスという人物像に迫ると共に、血液検査機エジソンが完成しない苛立ちと虚栄の成功に溺れていく姿を、エンターテイメント性を失うことなく描いています。

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エリザベスの理念と現実

 

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エリザベスはシリコンバレー最大の詐欺師と言われ、7億ドルもの投資金を失うことになります。

エリザベスの掲げる理念は、大切な人とすぐに別れを言わないで済む世界を作ることでした。

1滴の血液で検査できる小型の血液検査機があれば、人々が薬局や自宅で気軽に血液検査ができ、病気や疾患の早期発見ができるという考え自体は素晴らしい。

ただエリザベスの理念は時期早々で時代の技術が追い付かず、会社を経営するエリザベス自身も人間的に未熟でCEOの器ではなかったと言えます。

エピソードを追うごとにエリザベスの未熟さが顕著になって現れるようになり、理想と現実のギャップにはまっていく姿が何とも痛々しい。

エリザベスは詐欺師なのか?

 

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最初エリザベスは誰かを騙すためではなく、人々を救いたいという気持ちから起業します。

もちろんベンチャー企業で成功して一旗揚げたいという気持ちもあったと思いますが、初めは詐欺師ではなかったと言えるのではないでしょうか。

「セラノス」の血液検査機エジソンが思うような結果を出せず、評判ばかりが先歩きして研究が追い付いていないのを取り繕うようになってからエリザベスの中で何かが変わっていったように思います。

研究結果を出すよりも、どうやって投資家や社員達をごまかすかという方に意識が集中するようになってからは後戻りできなくなっていくことに…。

データ改ざん、投資家への嘘、社員を騙す、という行動は立派な詐欺で、未完成の検査機を使って血液検査することで誤診を招くことにもなる恐ろしい行為です。

エリザベスは詐欺師になるつもりではなくても、結果的にシリコンバレーという巨大な波に飲み込まれ自分を見失ってしまったように思えます。


『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』ネット上での評判は?

『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』まとめ

やっぱり実録ドラマはおもしろい!と言わしめる、見応えのあるドラマに仕上がっていました。

有名な詐欺事件がどう始まりどう幕を閉じたかを忠実に描き、視聴者の興味をしっかりと掴まえて最後まで離しません。

おもしろい実録ドラマが好き!という方に、イチオシのおすすめドラマです!

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