著名な外科医が息子の恋人に取り憑 つかれていく、激しいラブシーン満載のNetflix製作のリミテッド・シリーズ。本作のキャストや見どころなどを、辛口のメッタ斬りレビューで紹介します。
『オブセッション』概要
配信日:2023年4月14日
ジャンル:ヒューマン・ドラマ、官能、サスペンス
製作国:イギリス
話数:全4話、1話約30~45分
日本語吹き替え:あり
『オブセッション』あらすじ
ウィリアム・ファローはイギリスの著名な外科医で、難しい手術を成功させ注目を浴びている。パーティーでアンナ・バートンと知り合い惹かれあうが、彼女は息子のジェイの恋人だった。
息子の恋人と知りながらもウィリアムはアンナへの想いが止められず、二人は逢瀬を重ねる。ウィリアムはアンナとの関係をほのめかすメールを受け取るようになり、アンナは友人のペギーを疑う。
妻のイングリッドはジェイより年上で、掴みどころのないアンナをあまり好きになれないでいる。アンナはジェイとウィリアムの両方の関係を楽しんでいたが、二人は破滅への道を辿ることになる…。
『オブセッション』感想&評価
IMDb:5.1(10点中)
総合評価:★☆☆☆☆
ストーリー:★☆☆☆☆
エンタメ性:★☆☆☆☆
感動:☆☆☆☆☆
本ブログの感想は甘口が多いのですが、今回はもうメッタ斬りの辛口レビューで失礼します。あまりにもつまらなさ過ぎて登場人物の誰にも共感できないし、これまで観たドラマのワースト1位に決定!
ジェレミー・アイアンズ主演の映画『ダメージ』のドラマ化ということですが、映画版は大昔に観たものの全く内容が記憶にない…。記憶に残らないくらい映画版もつまらなかったということなのか?
著名な外科医が息子の恋人と知りながら自分の欲情を止められない展開も理解できないし、見どころのはずの官能的なラブシーンもウィリアムがおじさん過ぎるし、エロスを感じず全く盛り上がりに欠ける!(笑)。
官能をテーマにするなら、Netflixの『セックス/ライフ』くらい刺激的に描いたほうがよかったのではと思います。
息子の恋人と平気で寝る父親もキモいし、アンナにも全く共感できないし、ジェイと付き合っている理由も病的過ぎます。
1話40分全4話とすごく短いので何とか最後まで観ましたが、全8話だったら完全に離脱していたと思います。全くおすすめしませんがあくまで個人的な感想なので、どんなドラマか確かめたい方はぜひ!
『オブセッション』キャスト
ウィリアム・ファロー(リチャード・アーミテージ)
一流の腕を持つ著名な外科医。息子ジェイの恋人アンナに惹かれ、秘密の情事に没頭するようになる。
アンナ・バートン(チャーリー・マーフィ)
ジェイの恋人。自分の家族や過去をあまり語らず謎が多い。ジェイとウィリアムの父子と付き合い、二人との関係を楽しむ。
イングリッド・ファロー(インディラ・ヴァルマ)
ウィリアムの妻。掴みどころのないアンナをあまり好きになれず、ウィリアムの変化にも気付いていく。
ジェイ・ファロー(リッシュ・シャー)
ウィリアムの息子。自分より年上で謎の多いアンナに夢中で、結婚を考えている。
ペギー(ピッパ・ベネット=ワーナー)
アンナの友人。アンナとウィリアムの関係を、唯一知っている人物。
サリー・ファロー(ソネラ・エンジェル)
ウィリアムの娘。
エリザベス・バートン(マリオン・ベイリー)
アンナの母親。
『オブセッション』見どころ・解説・考察
息子の恋人に対するオブセッション
タイトルの『オブセッション』には妄想、強迫観念、恐怖観念などに取り憑かれるといった意味があります。
ウィリアムの息子の恋人アンナに対する異常なまでの執着心を燃やす過程が描かれ、最初二人が出会った時の視線の絡み合いがスゴ過ぎる。
初対面の瞬間から火花が散るくらいのケミストリーを感じる二人ですが、アンナの方から誘ったとはいえ、息子の恋人と知りつつ肉体関係を持つ節度のなさが信じられない!この時点でもう気持ち悪すぎる…。
ウィリアムのアンナへの想いも恋というより執着心に近く、息子の恋人という存在に妙なスリルを感じてしまったのかもしれません。
二人が関係を持つまでの過程はものすごくセリフが少なく、二人の気持ちの盛り上がりも何だか説明不足。ストーリーに感情移入できなかったのは、二人が恋に落ちたのではなく体の関係だけだったからなのか…?
ウィリアムがここまでアンナに取り憑かれる理由がよく分からないまま、あっという間に物語が終わってしまった印象です。
アンナという人物
アンナは自分の家族や過去について語らず、謎の多い人物です。掴みどころのなさが逆に男性にはミステリアスに映るのかもしれませんが、一緒にいて楽しい相手とも思えません。
ジェスはアンナに夢中ですが、気分屋でツンデレ度が激しいし、ウィリアムの扱いも女王様気取りで常に命令口調です。
アンナがジェイと付き合う理由も病的過ぎて、共感度が完全ゼロ!二人の男を翻弄する魔性の女という魅力にも欠け、アンナという人物像にも説得力がなかった印象です。
官能的なラブシーン
本作の見どころは官能的なラブシーンのはずなのですが、主役のリチャード・アーミテージがおじさん過ぎるし、しかも肝心のラブシーンが、えー、これで終わり⁉と、思わず吹き出してしまうくらいどれも短い(笑)。
確かにラブシーンは多いし激しいですが、ロマンチック度が全くなく盛り上がりに欠けてキャー♡的な仕上がりではなかったです。エロスを感じないのは、二人の気持ちが通じていないという解釈でいいのでしょうか。
『オブセッション』のネット上での評判は?
Netflix 「オブセッション -執着-」
魔性の女ってのはいるんだよねえ。
えろすなシーンはいっぱい出てきたけど、いやらしく感じなかったのは私が妻の立場だからか?
嫌なドラマだった。モヤモヤした。でも全話一気観してしまったのは、私もobsessedだったのだろう。
https://t.co/CRklMrDdQr— ようかん (@madajp) April 14, 2023
Netflix 「オブセッション」
息子の婚約者との情事に溺れる
お父さん。昔の映画バージョンの方がキャストはいいかも、、
お父さん😅がそこまで執着するほどの
魔性を感じさせない女性というか…髪型のせいかなあ?
ミステリアスさに欠けるような…短いしわかりやすいので楽しめました😊 pic.twitter.com/85HKokVemE
— うつみえま (@emabag) April 13, 2023
『オブセッション』まとめ
本ブログ始まって以来のメッタ斬りレビューになりましたが、あくまで個人的な感想なので参考までに….。
全4話と短いリミテッド・シリーズなので、短い時間で観られるドラマを探している方はチェックしてみてください♪