『デアデビル』シーズン2 デアデビルが謎の組織ヤミノテに立ち向かう!スリル満点のヒーロー・ドラマ

出典元:https://www.tvstyleguide.com/

盲目のヒーローがニューヨークにはびこる悪に立ち向かう、超カッコいいヒーロー・ドラマ。既定路線のマーベル作品と違い、ダーク&ディープな世界観が最高にクール!シーズン2のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしでレビューします。



『デアデビル』シーズン2概要

製作・配給:Netflix 日本ではDisney+
ジャンル:アクション、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全13話、1話約55分
日本語吹き替え:あり

『デアデビル』シーズン2あらすじ(ネタバレなし)

アイルランド人ギャング「ブラニガン」が襲撃される事件が起こり、警察はギャングを襲った謎の自警団を調査し、グループではなく単独犯の「パニッシャー」の犯行だと判明する。

マットとフォギーはパニッシャーの裁判を担当することになり、マットの前に元恋人のエレクトラが現れ、ロクソン社について調べてほしいと依頼される。

マットを子供の時に訓練した盲目の老人スティックが現れ、謎の組織ヤミノテについて話す。パニッシャーは自分の家族を殺した黒幕「ブラックスミス」を探し出そうとする。

シーズン1のレビュー記事はこちらをチェック↓

『デアデビル』シーズン2感想&評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア99% 視聴者スコア93%
IMDb:8.6(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★★☆

シーズン1はあまりのおもしろさに感動してしまいましたが、シーズン2も期待を裏切らない仕上がりで大満足。

パニッシャーやエレクトラといった個性的なキャラが登場し、二人が関わるストーリーが絶妙に絡んでいく過程がスリリングで最高におもしろい!

人を殺さないデアデビルと違い抹殺しまくるパニッシャーの登場で、流血度がさらにアップ。壮絶なバイオレンスと猛烈にかっこいいファイトシーンのオンパレードで、息もつかせぬスリリングな展開に目が釘付け。

日本のヤクザ組織や忍者がたくさん登場し、日本人が完全悪役ですが(笑)。日本の描写がひど過ぎだし、日本人役の俳優達のヘンテコ日本語も勘弁してほしいですが、それを差し引いてもトータルでかっこいいんですよ、ほんとに!

アクションやバイオレンスだけではない緻密なストーリーも魅力で、登場人物を掘り下げたキャラ設定も見事で、トータルでクオリティの高い仕上がり。

マーベル作品は大味でおもしろ味に欠けると決めつけていた筆者を驚かせた作品で、普段マーベル作品やヒーローものを観ない方にもぜひ視聴してほしいおすすめドラマです!



『デアデビル』を視聴できる動画配信サービスは?

現在『デアデビル』を視聴できる動画配信サービスは、Disney+のみになっています。

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『デアデビル』シーズン2キャスト

マット・マードック(チャーリー・コックス)

子供の頃に事故で視力を失う。弁護士となりフォギーと弁護士事務所を立ち上げ、昼は弁護士として働き夜はデアデビルとしてヘルズ・キッチンの悪者と戦っている。

フォギー・ネルソン(エルデン・ヘンソン)

マットの大学時代からの親友。一緒に弁護士事務所を立ち上げ、困っている人を助けるために戦う弱い者の味方。

カレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)

マットとフォギーの弁護士事務所で働いている弁護士助手。調査能力に長けており、事務所の即戦力として活躍している。

クレア・テンプル (ロザリオ・ドーソン)

怪我をしたマットを助けた看護婦。マットの無茶振りをいつも心配している。

フランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)

アイルランドギャングやバイカーギャングを抹殺していく自警団、通称パニッシャー。

エレクトラ・ナチオス(エロディ・ユン)

マットの元恋人。突然マットの前に現れ、ロクソン社の調査に協力して欲しいと頼む。

ウィルソン・フィスク ( ヴィンセント・ドノフリオ)

ニューヨークを牛耳る組織のボス。つらい少年時代に大きなトラウマを抱え、精神的に不安定。

スティック(スコット・グレン)

マットが子供の時に彼を訓練した盲目の老人で、ときどきマットの前に現れる。

ブレット・マホニー(ロイス・ジョンソン)

デアデビルと接触する唯一の警察官で、パトロール警官から刑事に昇格。デアデビルと情報を共有する、持ちつ持たれつの関係。

サマンサ・レイエス(ミシェル・ハード)

マット達を敵に回すやり手の検事補。パニッシャーを有罪にして、政界進出を目論んでいる。

ノブ(ピーター・シンコダ)

日本のヤクザ組織に属し、忍者に扮してデアデビルの前に現れる。

 

『デアデビル』シーズン2全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

アイルランド人ギャング「ブラニガン」が襲撃される事件が起こり、マットとフォギーは襲撃で生き残ったグロットの証人保護プログラムを担当することになる。警察も謎の自警団を調査し、グループではなく単独犯「パニッシャー」の犯行だと判明する。カレンが病院に入院中のグロットと一緒にいるとき、自警団の男「パニッシャー」がグロットを殺しに現れ、二人は命からがら逃げる。マットはデアデビルに扮している際パニッシャーと対決し、悪者と戦うことについて議論になるが二人の意見は合い入れない。

アイリッシュギャングに捕らえられたパニッシャーをデアデビルが救いだし、マホニー刑事に身柄を引き渡した。マットが家に戻ると元恋人のエレクトラが待っており、父親が投資したロクソン社を調査するのを手伝ってほしいと頼む。エレクトラに協力することになったマットだったが、ロクソン社が送り込んだヤクザ組織に狙われてしまう。マットたちはパニッシャーの裁判の弁護を引き受けることになるが、エレクトラの案件で忙しいマットは裁判の準備がおろそかになり、エレクトラの余計なおせっかいで裁判の流れが変わりフォギーとの間に溝ができていく。

マットはエレクトラと共にロクソン社の調査を進めるが、忍者集団に襲われエレクトラが致命傷を負うが、スティックが現れ窮地を救った。スティックは日本の組織ヤミノテについて話し、ヤミノテを倒すための組織を作り、エレクトラは彼が鍛えた兵士の一人であることを話す。パニッシャーは裁判で司法取引をするはずだったが、自分は無実で正気であると主張し刑務所へ行くことになる。パニッシャーは刑務所でウィルソン・フィスクと対面し、パニッシャーの家族が殺されたセントラルパーク乱射事件に関わっている囚人ダットンを殺せという。

ダットンはセントラルパーク乱射事件にはFBIがギャング組織に潜入していたおとり捜査が関係していて、ブラックスミスが関わっていると話す。フィスクの計らいでパニッシャーは刑務所を脱獄し、カレンは身元不明の遺体が潜入捜査官だったということを突き止める。マットとエレクトラはファームと呼ばれる施設へ行き、血を抜かれている犠牲者を発見しクレアが働いているメトロ病院へ運ぶ。マットたちはレイエス検事補に呼び出され、パニッシャーの家族が亡くなった乱射事件は、おとり捜査の失敗が原因で市民を巻き添えにしたことを知る。

その時レイエスは何者かに狙撃されて命を落としパニッシャーが犯人と思われたが、カレンの前に姿を現したパニッシャーはレイエスを殺したのは自分ではないと言う。パニッシャーはブラックスミスをおびき出すが現れたのは偽物で、船もろとも爆破されデアデビルとパニッシャーは何とか脱出した。デアデビルとエレクトラはヤミノテのアジトを見つけ、死んだはずのノブが現れヤミノテが探していたブラックスカイは武器で、それがエレクトラだと話す。カレンはパニッシャの海兵隊の元上官のところへ行くが、パニッシャーに恨みを持つ上官はカレンを拉致するがパニッシャーが救出する。

デアデビルとエレクトラはノブと忍者の一団と対決するが、エレクトラが刺されて死んでしまう。ネルソン&マードック弁護士事務所は閉鎖され、フォギーは大手事務所に仕事が決まりカレンはジャーナリストとして再出発することになる。マットはカレンのもとを訪れ、自分がデアデビルだということを話す。マットとスティックはエレクトラを埋葬するが、ヤミノテが墓を掘り返しエレクトラの遺体を蘇生装置に入れて生き返らせようとする。


『デアデビル』シーズン2見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

パニッシャーの登場

 

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シーズン2の見どころは何といってもパニッシャーの登場です。フランク・キャッスルことパニッシャーは昔セントラルパーク乱射事件に巻き込まれ、妻と子供二人を失ってしまいます。

家族を巻き込んだ犯人を探すフランクは、街の悪者を一掃するため自警団として悪者を容赦なく殺害していきます。

元海兵隊員のフランクは狙撃や武器の扱いはお手の物で、一人で多くの敵を倒していく圧倒的な強さを持っているのが特徴です。

そのため最初はグループの犯行と思われていたのが、単独犯とわかり世間は驚愕することになります。

悪者とはいえ無慈悲に相手を殺していくパニッシャーを、世間は極悪非道な殺人鬼としてモンスター呼ばわりすることに。

彼の元海兵隊員の経歴や家族を失った過去を知ったカレンだけが、フランクは決してモンスターではないと信じ、交流を深めていく下りが興味深い。

命を奪わないのがモットーのデアデビルと、情け容赦なく悪者を手にかけていくパニッシャーという、真逆の自警団を対比させたストーリーがおもしろく、スリリングな展開から最後まで目が離せません。

デアデビルとエレクトラ

出典元:https://biffbampop.com/

パニッシャーに次ぐ見どころのひとつがエレクトラで、マットの元恋人で戦士でもあり、まだ気持ち的にマットのことを引きずっている様子。

マットとカレンは同僚からいい雰囲気になり、やっとデートをしてくっつきそうになったところへエレクトラが現れて邪魔する結果となってしまいます。

エレクトラ自身はマットとカレンの関係を邪魔するつもりはなかったものの、エレクトラが依頼したロクソン社の調査にマットが時間を取られたことで関係がぎくしゃくしていくことになってしまいます。

パニッシャーの裁判の準備に追われるフォギーはマットの助けが必要なのに、マットはロクソン社やデアデビルの活動で忙しく裁判がおろそかになってしまうことに。

結果フォギーとマットの間にも亀裂が入ることになり、エレクトラはマット、フォギー、カレンの関係を引き裂いてしまうことになります。

エレクトラ自身にも彼女が知らなかった事情がいろいろと絡むことになり、ややこしい事態になっていく過程も見どころです。

ネルソン&マードックの危機

出典元:https://comicbook.com/

夢だった弁護士事務所を立ち上げたマットとフォギーは、困った人たちを助ける弱い者の味方の弁護士として活躍してきました。

シーズン2ではパニッシャーの大きな裁判を抱え、弁護士としての将来が大きく左右されることになりますが、大切な裁判を前にマットはエレクトラの手伝いやデアデビルの活動で忙しく裁判に身が入りません。

裁判に遅刻したり欠席したりと頼りにならず、フォギーは予行演習なしで冒頭陳述に挑みますが、フォギーの実力で陪審員の心を掴むことに成功。それなのにマットの弁護と、エレクトラの余計なおせっかいで裁判の流れが変わってしまうことに…。

この辺りからマットとフォギーの間に溝ができてしまい、もともとマットのことが心配でデアデビルの活動に反対だったフォギーはマットのことが分からなくなってしまいます。

仲たがいしてもやっぱり親友の二人ですが、ついに別々の道を歩むことになってしまうのが何とも残念。

それでもマットがカレンに自分がデアデビルだと打ち明けたことで、今後3人が何らかの形で揃うのではないでしょうか。


『デアデビル』のネット上での評判は?

『デアデビル』シーズン2まとめ

シーズン2も見応えがあっておもしろかったです!特にパニッシャーが登場したことで、流血度がさらにアップしてかなりダークでヘビーなヒーロードラマに仕上がっています。

アクションもさらに磨きがかかり、マーシャルアーツを彷彿させる生身のフィストファイトが猛烈にかっこいい!

普段マーベル系やヒーローものを観ないという、海外ドラマウォッチャーにも絶対おすすめです。Disney+に加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

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