2004年~2009年まで全6シーズン放送された恋愛ドラマ。レズビアンの世界を濃密に描き、当時アメリカで話題沸騰した人気作です。あまりの刺激度に、クラクラしてしまうこと間違いなし!『Lの世界』シーズン1の、キャストや見どころなどを紹介したいと思います♪
『Lの世界』あらすじ
作家を目指すジェニーは、恋人のティムがいるロサンゼルスに引っ越して同棲を始めます。ティムの家の隣人はベットとティナのレズビアン・カップルで、二人が開いたパーティーでジェニーはカフェのオーナー・マリーナと知り合う。
マリーナにキスされたジェニーは彼女のことが気になって仕方がなくなり、ティムに隠れてマリーナと関係を持ってしまいます。
ベットとティナは子供を作ろうと、精子ドナーを探すもなかなか上手くいきません。ティムとマリーナの間で揺れるジェニーは、新しい性に目覚めていくことになります。
ベットとティナの友人のシェーン、アリス、デイナ達は、マリーナが経営するカフェ「プラネット」でおしゃべりするのが日課。ジェニー、ベット、ティナを中心に、レズビアンの恋愛や通常が描かれていきます。
『Lの世界』を観た感想
筆者は2000年代に長い間ロサンゼルスで暮らしていて、『Lの世界』をリアルタイムで視聴していましたが日本語字幕でもう一度観たかったのでリピート視聴♪
17年ぶりに観ましたが、いや~今観ても本当に超~刺激的で新鮮でした!レズビアンのリアルな恋愛事情を垣間見ることができて、ストレートの人達にとってはかなり刺激を受けると思います。
しかもラブシーンが超濃厚で刺激度が凄すぎる~、毎回ドキドキして観てしまいますね。本作はR-15指定なのですが、R-18の方がいいんじゃないの?と思うほどラブシーンがスゴイ。
異性愛者からすると禁断の愛が描かれているように感じるかもしれませんが、ゲイもレズビアンも人を好きになる気持ちは同じだし恋愛の悩みはみな同じ。
ただ異性愛者とは違う見方をされてしまう点や偏見にさらされたり…、と異性愛者にはない悩みも描かれています。LGBTが親になることやレズビアンとして生きることの風当たりの強さを描き、社会的なメッセージも込められています。
今でこそ多様性が求められてドラマや映画でもLGBTをテーマに扱っている作品が増えていますが、17年前に本作が作られたというのが本当に衝撃的。当時ロサンゼルスでは街中のビルボードが『Lの世界』だらけで、全米女子が熱狂したのも分かる鮮烈な仕上がりです。
『Lの世界』を視聴できる動画配信サービスは?
現在『Lの世界』を視聴できる動画配信サービスは、Huluのみになっています。
Huluは100,000本以上の映画・ドラマ・アニメ・バラエティを楽しめるオンライン動画配信サービスで、人気の作品が見放題で視聴可能です。
※紹介している作品は、2023年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
『Lの世界』キャスト
『Lの世界』は登場人物が多く、個性的で濃いキャラなのできっとお気に入りのキャラが見るかるはず!シーズン1のキャストを紹介します♪
ジェニー・シェクター(ミア・カーシュナー)
作家志望で恋人のティムと暮らすため、ロサンゼルスに引っ越してきます。
マリーナにキスされて初めて女性に恋をして戸惑いますが、ティムを振り回す勝手さが少しイラっとするかも…。
男性と女性の両方を惑わす、大きな瞳のキュートなルックスが特徴。
筆者はジェニー演じるミア・カーシュナーにLAで偶然会ったことがあるのですが、小柄に華奢なシルエットで超可愛かったです♡
ベット・ポーター(ジェニファー・ビールス)
美術館のアート・ディテクターを務め、恋人のティナとは交際歴7年と落ち着いた生活をしています。ティナと一緒に子供を作ろうと精子ドナーを探しますが、なかなか思うようにいきません。
ティナとの関係は順調ながらもセックスレスで、ティナと子供を養っていくプレッシャーでストレスが溜まっていくことに。
ティナ・ケナード(ローレル・ホロマン)
ベットの恋人で妊娠計画のために仕事を辞めて、現在は専業主婦。ベットと一緒に精子ドナーを探すのに必死ですが、レズビアンが子供を持つことの大変さを痛感することに。
仕事が忙しいベットと時間を持て余している自分とのギャップが原因で、二人の関係がぎくしゃくしていくことになります。
ティム・ハスペル(エリック・メビウス)
ジェニーの恋人で大学で水泳コーチをしている好青年。ジェニーに夢中でまさか女性と浮気されるとは思わず大ショックを受け、自分に原因があってジェニーがレズビアンになったのではと悩んでしまいます。
ジェニーに振り回される可哀想な役が印象的な、唯一の男性メインキャスト。キュートなルックスも好みだし、筆者はいつもティムの味方です。
シェーン・マッカチョン(キャサリン・メーニッヒ)
美容師アシスタントをしている超モテモテのハンサム・ウーマン。950人~1200人と寝たと豪語する千人斬りの超イケメンレズビアンで、ストレート女子でもシェーンにナンパされたら絶対ふらふらと付いて行ってしまうことでしょう。
筆者もシェーン推しで、『Lの世界』のキャストで一番人気なのでは?スレンダーなボディに、中性的なルックスが超カッコよくて思わず振り返ってしまうオーラの持ち主です。
アリス・ピエゼッキー(レイシャ・ヘイリー)
ロサンゼルス・タイムズのライターで、男性と女性どちらもOKなバイセクシャル。おしゃべり好きなサバサバとした男前な性格で、本作で友達になりたいキャストNo.1。
かつて短期間ながら、ベットと交際していたことも。バイセクシャルという微妙な位置づけに悩んで、自分のアイデンティティーを模索中。
デイナ・フェアバンクス(エリン・ダニエルズ)
プロのテニス選手でアスリートという立場上、レズビアンというのを隠していることに悩んでいます。恋愛下手でいつも空回りしてしまい、友人たちに呆れられるのが日常茶飯事。飼い猫のピドルスを溺愛している愛猫家。
マリーナ・ファーラー(カリーナ・ロンバード)
みんなが集まるカフェ「プラネット」のオーナー。文学好きで作家のジェニーと好みが一致して意気投合し、ジェニーをレズビアンの世界に引き入れることに。
スレンダーボディにスタイル抜群の美女で、イタリアのアクセントがとってもセクシー。ジェニーとティムの仲を裂いたことで、自分も傷つくことになります。
キット・ポーター(パム・グリア)
ベットの異母姉で歌手をしていますが仕事はあまり上手くいっておらず、飲酒問題を抱えて禁酒中ながらたびたびお酒に手を出してしまいます。
キットはストレートながらシーズン1後半でレズビアンのアイヴォンに猛アプローチされて、少しずつ気持ちが揺らいでいきます。
『Lの世界』の見どころ
刺激的なレズビアンの世界
本作はプロデューサーのアイリーン・チェイケンや脚本家のほとんどがレズビアンで、実体験がベースになっているだけにかなりガチなLGBTドラマに仕上がっています。
レズビアンとバイセクシャルの世界をディープに描き、超濃厚なラブシーンが刺激的!今までタブー視されてきた世界を真っ向から捉え、斬新かつ新鮮なドラマに仕上がっています。
ファッションに注目!
ロサンゼルスは気候が温暖なので一年中Tシャツにジーンズといったゆるいファッションで、あまり流行がないのが特徴。
17年前のドラマなのにあまり違和感なく見れて、特にシェーンが着こなすファッションがとってもおしゃれ!ゆるいシャツの着こなしや、ジャケットの合わせ方とかレズビアンのおしゃれなファッションを楽しめます。
ドラマでも分かる通り、ロサンゼルスは本当にノーブラが多い!筆者はLAに住んでる時、最初目のやり場に困りました(笑)。
みんなのお仕事
『NYガールズ・ダイアリー』『ライザのサバヨミ大作戦』『アグリー・ベティ』など人気のガールズ・ドラマは、お仕事ドラマとしても楽しめます。
しかしながら『Lの世界』はアート・ディレクターのベット以外、一体みんないつ仕事しているの?というくらい仕事をしてるシーンが出てきません。みんな昼からカフェにたむろしているけれど、実際LAはほんとにこんな感じです。
ハリウッド周辺はほとんどエンタメ業界関係者や業界を目指す新人ばかりなので、スーツを着ている人すら見かけません。実際ビジネスランチと言いながらビールを大瓶3本開けたりして、ゆる~い感じがロサンゼルスならではです。
ロサンゼルスはゲイが多いのか?
本作は人口の3分の1がLGBTと言われているウェスト・ハリウッドが舞台。実際本当にゲイが多いのか?と言われると、確かに多いです。街中やビーチでも、よくゲイやレズビアンのカップルを見かけました。
筆者が人生で初めてゲイの友達ができたのもロサンゼルスだったし、LGBT人口が多いのでゲイの人は住みやすいエリアだと思います。
ドラマ内でアリスがレズビアン相関図を作成していて、レズビアンは絶対どこで繋がっている!と力説していました。ゲイ・コミュニティが大きいと言われながら、やはりLGBTの世界は狭いということでしょうか。
『Lの世界』のネット上での評判は?
HuluでLの世界全部見れるから
また見てる☺️🤍
マリーナ推し💋 pic.twitter.com/IbDCcn13xb— Maria 𓅿 (@maria_0011_) January 31, 2021
Huluで『Lの世界』を最近見始めた!
まだシーズン1で、1日1話くらいしか見れない😂
2004年にもうレズビアンを取り上げてるのは凄いと思う。#Lの世界 #LGBTさんと繋がりたい pic.twitter.com/H3J7FWM1aE— まい🏳️🌈 (@erubianTv) September 22, 2020
『Lの世界』まとめ
『Lの世界』は『NYガールズ・ダイアリー』『ライザのサバヨミ大作戦』などが好きな方に、ぜひ観て欲しいガールズ・ドラマ。
サクッと観られるガールズ・ドラマを期待すると少し違うかもですが、新しい世界を垣間見れてかなり刺激を受けるはず。
ストレートもレズビアンも恋の悩みは同じなので、共感する部分もたくさんあります。おもしろいガールズ・ドラマを観たい!という方にぜひおすすめですよ♪