『THIS IS US 36歳、これから』は、2016年からNBCで放送されてているヒューマンドラマ。アメリカでは高い評価を受けて、各賞を総なめにして大ヒット中。日本でも動画配信サービスで配信されているものの、ほとんど話題になっていないのがとっても残念。今回は『THIS IS US 36歳、これから』のシーズン1の魅力を紹介します!
『THIS IS US 36歳、これから』のあらすじ
ジャックとレベッカは、もうすぐ三つ子が生まれてくる若い夫婦。出産間際まで妊娠は順調だったものの、出産時に問題が起き二人は無事に生まれましたが三人目は死産になり夫妻は悲しみにくれます。
子供二人は男の子と女の子の双子で、ケビンとケイトと名付けられました。ジャックはレベッカが出産した病院に、消防署に捨てられていた黒人の赤ちゃんが預けられていることを知ります。
ジャックはそれを運命と感じ、夫妻は黒人の赤ちゃんを亡くなった三人目の赤ちゃんの代わりに養子として受け入れることを決意しランダルと名付けました。
物語はジャックとレベッカの関係や三つ子の成長を中心に、過去・現在・未来をシンクロしながら語られていきます。
『THIS IS US 36歳、これから』シーズン1のみどころ
家族の悩みと葛藤をみごとに描写
シーズン1は三つ子の誕生・ジャックとレベッカが36歳で三つ子たちが8歳の頃・36歳になった三つ子の現在の様子、が交互に描かれます。黒人の赤ちゃんを養子に迎える白人夫婦、と聞くと美談のように思えますが、実際はそんなに簡単ではない、家族の複雑な心境がていねいに描写されていて見ごたえたっぷり。
人種の違う兄弟のいる三つ子の気持ち、実子と養子という事実、家族のそれぞれの葛藤の描き方が素晴らしい!36歳になった三つ子の現在も、肥満に悩むケイト、俳優のキャリアに行き詰まりっているケビン、実父を探し出して再会するランダル、とそれぞれの悩みをリアルに描いています。
巧みなストーリーテリングが魅力!
三つ子の出産を担当した医師や消防署に捨てられたランダルを病院に預けた消防士など、三つ子の誕生に関わった人々のエピソードも織り込んで、ものすごく深いドラマに仕上がっています。家族がずっと知らなかったレベッカの秘密が明らかになるなど、スリリングな展開も見逃せません。
「36歳、これから」というタイトル通り、ジャックとレベッカの36歳、三つ子の36歳の時期を上手くシンクロさせながら物語が展開し、それぞれの個性や生き方を鮮明に描いているのが魅力。
大風呂敷を広げていろいろなエピソードを散りばめながらも、絶妙に伏線を回収して物語をまとめあげるストーリーテリングの巧みさが圧巻!ジャックとレベッカの子供達へのぶれない深い愛情が感動的で、涙なしでは観れないヒューマンドラマの傑作です。
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『THIS IS US 36歳、これから』のキャスト
ジャック・ピアソン(マイロ・ヴィンティミリア)
実子の双子と養子のランダルを分け隔てなく、愛情をたくさん注いで育てる父親。悪い父親のせいで自分自身も問題を抱えながらも、いい父親であろうと努力する素晴らしいお父さん。
レベッカ・ピアソン(マンディ・ムーア)
三つ子を育てるために歌のキャリアを断念するも、子育てが一段落すると再び歌の仕事を開始したことでジャックとの間に亀裂が生じます。
長年家族が知らなかった秘密を抱えていたことが明らかになり、いい母親であろうとするあまり子供達との間に少しずつ溝ができていたことを知り後悔します。
ケイト・ピアソン(クリッシー・メッツ)
ケビンの双子の妹で、俳優のケビンの付き人を担当。かなりの肥満体で体重を気にしてダイエットに励むも、なかなかうまく行かず悩みます。
トビーという恋人ができ、ケビンの再出発を機会に自分の将来についても考え始めます。
ケビン・ピアソン(ジャスティン・ハートリー)
高身長のナイスバディなイケメン俳優ながら、納得のいかないシットコムの仕事を辞めて再出発しようともがきます。
双子の妹のケイトと一心同体というくらい仲が良く、ケイトに依存しすぎなところが玉にきず。キャリアの再スタートでケイトとの関係にも変化が訪れます。
ランダル・ピアソン(スターリング・K・ブラウン)
白人の両親と兄妹の家族のもとで育てられ、黒人という自分のアイデンティティを模索しながら成長します。
大人になってから実の父親を探し出して関係を築いたことで、自身のルーツを取り戻しランダルにも大きな変化が起きます。
べス(スーザン・ケレチ・ワトソン)
ランダルの妻で夫を深く愛し、いつもサポートしてくれる理想の妻。
ランダルの父親のウィリアムが家にやって来たことで最初は戸惑うも、予想に反してウィリアムと深い絆で結ばれていくことに。
ウィリアム(ロン・シーファス・ジョーンズ)
ランダルの実父で息子を捨てたことを深く後悔し、大人になったランダルと父子の関係を築こうと努力します。
ウィリアムにも大きな秘密があって、ひとつの秘密が明らかになったかと思うとさらにもうひとつ大きな秘密が!
トビー(クリス・サリヴァン)
ケイトの恋人でケイト同様肥満に悩むも、ユーモラスなお調子者で周りを和ませるムードメーカー。ケイトと本気の恋をして、自身のトラウマからも開放されていきます。
ミゲル(ジョン・ウエルタス)
ジャックの親友で、困ったときはいつも助けてくれるピアソン家のよき友人かつ相談相手。現在はレベッカと結婚。
涙腺崩壊間違いなし!毎回泣けるエピソードの連続
このドラマの魅力は何と言っても父親のジャック!とにかく素敵過ぎるくらい、本当にいいお父さんなんです!子供達への深い愛情はもちろん、いい父親でありいいお手本でいようと努力する理想の父。
特にシーズン1の9話でジャックの取る行動がもう涙腺崩壊で、今こうやって書いていても思い出して涙が溢れてきそうになってしまうほど。
ジャック自身も個人的な問題を抱えているのだけど、それを乗り越えようと努力する人間臭さもとってもいい!
『THIS IS US 36歳、これから』を見ると、しばらく家族に会っていない人は連絡したくなること間違いなし。
泣ける感動系のドラマといっても、さあ泣いてください!と言わんばかりのくさいドラマとは一線を画す、本当に感動できるヒューマンドラマです。
こんなにドラマ観て泣いたの久しぶり!というくらい泣いたので、ドラマ見てめちゃ泣きたい!という人は絶対おすすめですよ。
シーズン1最後まで引っ張りまくる”あること”
シーズン1を観ていると視聴者は”このことはどうなったの…?”と、絶対思ってしまう”あること”が出てきます。
あらゆるエピソードで話題になり、ヒントが出てくるもなかなか語られず結局シーズン1最後の最後まで引っ張った挙句、やっぱり語らないままシーズン1終了!もう気になって仕方ないじゃないですか!
シーズン2で”あること”は明らかになるのでしょうか…。
『THIS IS US 36歳、これから』が、全米でここまで支持された理由
日本では全然盛り上がってない『THIS IS US 36歳、これから』ですが、アメリカでは大ヒット中でゴールデングローブ賞やエミー賞をはじめ、世界中のあらゆる賞にノミネートされ多数受賞しています。
『THIS IS US 36歳、これから』は一見地味そうに見えるドラマですが、ここまで支持された理由は家族の絆と愛といった普遍的なテーマだからではないでしょうか。
素晴らしい脚本と演出、キャストの見事な演技など、ドラマとしての完成度が高いのももちろん、シンプルに人間関係を描いた感動的なヒューマンドラマが意外に今の時代にマッチしたのでは?
ドラマブームでドラマにお金をかけるようになった分、凝りに凝った内容のドラマが増えて意外にシンプルな人間ドラマが最近減っていたように思います。
疲れた心を癒してくれる、温かみのある人間ドラマが多くの人に受け入れられたのがヒットの要因かもしれません。